三枝三七子のレビュー一覧
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子供たちにとって、「教科書の中だけの話」になりつつある、水俣病をはじめとした公害病。
でも、今現在も、その病気に苦しんでいる人、取り組んでいる人はいます。
戦争の話もそうですし、昨今では放射能汚染の問題もそうですが、目を背けたくなるような現実について書かれた本は、なかなか読まれません。
学校で勉強し...続きを読むPosted by ブクログ -
弱い者を踏みつけにしている社会に生きていることが、つらい。平等に生きようと思っている人間なんて一人もいない。誰もが人より上に立とうと努力している。自分より下の人間はいないか必死で探し回っている。
『公害の起きたところに、差別が生まれるのだと思っていたけれど、ちがうね。もともと差別のあるところに、公害...続きを読むPosted by ブクログ -
中学年、課題図書。
生涯、水俣病の患者に立ち続けた医師の50年ものノンフィクション。
この50年は、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく、カネミ油症など様々な公害の50年でもあり、これらも紹介されている。
被害者たちが、おざなりにされてきた過去。害があると分かっていながら、動かない政府。読め...続きを読むPosted by ブクログ -
四大公害病については、小学生のころから教科書で学んだり、受験の知識として覚えたり、資料書籍の中で考えを深めたりしてきたが、現代においては特に大人の社会の中では風化してきてしまっているように感じる。
改めて水俣病のことを考えることで、様々な社会問題に目を向けることの大切さを再確認した。Posted by ブクログ -
2014年度青少年全国読書感想文コンクール中学年課題図書。
他の方も書いているとおり、なぜこれが中学年?
公害について学ぶ5年からが適切だと思うのに。
『カブトムシ、山にかえる』と交換すれば良かったと思う。
選書者のうちだれも気づかなかったのか?
本当にこの課題図書の選定をする人たちって
一体誰な...続きを読むPosted by ブクログ -
中学年向けの課題図書になっていますが、3年生では難しい気がします。4年生以上かな。ホントは5年生で環境問題を扱うからその時にブックトークできるといいのでしょうね。グループワークに適した題材を扱っているのかな今年の課題図書は?しかしこれらの問題はやはり誰かから伝えられないと気づかない問題でもあると思う...続きを読むPosted by ブクログ
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水俣病認定の活動に長年携わった医師原田正純氏の伝記。作者は,原田氏との交流によって絵本「みなまたの木」を著す。その交流での内容がこの本のベースになっている。小中学生向けかな。Posted by ブクログ
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文章がときたま前後したり、あれ?と思う部分もあったのですが、
「この本を通して何が言いたいのか」ということが
最後までブレずにまっすぐ伝わってきました。
中学年の課題図書というのは確かに疑問です。
公害に関心を持つきっかけにはなるかもしれませんが。
課題図書の選定って本当にふしぎです…。Posted by ブクログ -
小学校中学年の課題図書。ちょっと難しいんでは?と思いました(^-^;
でも、水俣病、公害問題の現状を学べる良い本です。
本の中に出てきた絵本も読んでみたい。Posted by ブクログ