三枝三七子の作品一覧
「三枝三七子」の「よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純」「ワルルルさん」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
化学物質過敏症を発症してから、改めて日本の公害の歴史についてあれこれ本を読むようになった。この本は児童書で一人の医師の伝記でありながら、非常に幅広い分野を網羅している。戦争や公害などによって苦しめられるのは、いつも弱い立場の人々で、その人たちは貧困から脱するために働き、働く中で体を蝕まれ病に苦しむ。そして差し伸べられる手がないまま苦しむうちに一生を終える人もいる。
人生の晩年に発された言葉を引用する「ほとんどの人間は公害病と付き合っていくしかないと思っとるところもあるんです。みんな何らかの形で、文明ー便利なものを使い、便利な体験をしとるからね。でも胎児性水俣病の子たちだけは、何も文明のいいこ
Posted by ブクログ
子供たちにとって、「教科書の中だけの話」になりつつある、水俣病をはじめとした公害病。
でも、今現在も、その病気に苦しんでいる人、取り組んでいる人はいます。
戦争の話もそうですし、昨今では放射能汚染の問題もそうですが、目を背けたくなるような現実について書かれた本は、なかなか読まれません。
学校で勉強している、という理由でもない限り、子供たちはなかなか手に取らない。
私たち司書がお勧めの本を紹介するときにも、やはり、楽しみのための読書として提供しようと思うと、楽しい気持ちだけでは読めないこの本なんかは、どうしても進めにくいのが現実です。
でも、こうやって、本を通してでもそれを読み、それを知ることは
Posted by ブクログ
弱い者を踏みつけにしている社会に生きていることが、つらい。平等に生きようと思っている人間なんて一人もいない。誰もが人より上に立とうと努力している。自分より下の人間はいないか必死で探し回っている。
『公害の起きたところに、差別が生まれるのだと思っていたけれど、ちがうね。もともと差別のあるところに、公害が起きる』本当にその通りだ。もしも水俣病にかかったのが総理大臣などだったら、必死で原因を究明して措置を講じただろう。被害にあったのが何の権力も持たない民草だったから踏みつけにされたのだ。
こんな昔から、国の不正に気づいて動いていた人がいたのに、また福島で同じような構造の差別が起きている。何をどうすれ