中野健太の作品一覧
「中野健太」の「108年の幸せな孤独 キューバ最後の日本人移民、島津三一郎」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「中野健太」の「108年の幸せな孤独 キューバ最後の日本人移民、島津三一郎」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
著者の中野健太さんが、映像ジャーナリストとして、フリーランスになって初めて撮ったのが、キューバに移民として渡った108歳になる島津三一郎さんにスポットをあてたルポ番組で、その内容を更に詳しくドキュメンタリー調に纏めた本書。
昨今、欧州や米国など移民(難民)が沢山きて各国政策で対応に追われているが、日本も20世紀初頭、貧困にあえぐなか夢を抱いて移民として新天地へ海を渡った多くの国民がいた。
新潟県出身の島津さんもその中の一人で、20歳で単身キューバの地を踏んだ。そんな彼の80年以上にも及ぶ時代に翻弄された壮絶な人生が描かれいた。
カストロやチェゲバラなど歴史上の人物が出てきて、キューバや社
Posted by ブクログ
キューバ本島西部南岸のバタバノ湾から南西に約100Km。「青年の
島」との意味を持つフベントゥ島の老人ホームに、その人はいた。
島津三一郎さん。現在の新潟県新発田市の出身。太平洋戦争以前
に農業移民として20歳でキューバへ渡った。
お金を貯めて日本に戻る。アメリカやカナダ、ブラジルなど、多くの
日本人移民が抱いた夢を、三一郎さんもまた抱いていた。
キューバへ渡った日本人が作るスイカは、大きくて甘いと評判がよく、
高い値段でアメリカに売れた。勤勉な移民たちは荒れた土地を耕し、
3年ごとに土地を変え、スイカを作り続けた。
しかし、太平洋戦争がすべてを変えた。親米政権だった