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夏目漱石『門』を読む(文芸漫談コレクション)
文学、面白いよ! ヒカルがボケて、いとうがツッコむ。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。世界的な文豪・夏目漱石の『門』を読む。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2016年7月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。 -
夏目漱石『吾輩は猫である』を読む(文芸漫談コレクション)
文学、面白いよ! ヒカルがボケて、いとうがツッコむ。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。世界的な文豪・夏目漱石の『吾輩は猫である』を読む。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2017年2月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。 -
夏休みの空欄探し
本に挟まれた暗号。 謎解きに挑む姉妹。 忘れらない夏が始まる。 「役立たたない」ことが好きなクイズ研究会会長の高校2年・ライと、大学受験に向けて効率重視で「役立つこと」が好きな同級生のキヨ。対照的な性格の二人だが、夏休みの間、謎解きに挑む姉妹を手伝うことになる。謎解きの先で待つものとは――。 すべての謎が明かされた時、切なさと温かさが胸を満たす、青春恋愛ミステリー。 -
夏休みの空欄探し
本に挟まれた暗号。謎解きに挑む姉妹。忘れられない夏が始まる。 会員が2名しかいないクイズ研究会会長の高校2年生・成田頼伸(ライ)は、クラス内で「じゃない方」と呼ばれている。ライと同じ姓で、ダンス同好会に所属する人気者・成田清春(キヨ)がいるからだ。クラスで「成田君」といえば、キヨのこと。「役立たたない」ことが好きなライと、大学受験に向けて効率重視で「役立つこと」が好きなキヨ。性格も対照的で、クラスでは決して交わることのなかった二人だが、夏休みの間、ひょんなことから、謎解きに挑む姉妹を手伝うことになる。謎解きの先で待つものとは――。 すべての謎が明かされた時、切なさと温かさが胸を満たす、青春恋愛ミステリー。 -
夏を殺す少女
酔った元小児科医がマンホールにはまって死亡。市会議員が山道を運転中にエアバッグが作動し、運転をあやまり死亡。どちらもつまらない案件のはずだった。事故の現場に、ひとりの娘の姿がなければ。片方の案件を担当していた先輩弁護士が、謎の死をとげていなければ。一見無関係な出来事の奥に潜むただならぬ気配。弁護士エヴェリーンはしだいに事件に深入りしていく。一方ライプツィヒ警察の刑事ヴァルターは、病院での少女の不審死を調べていた。オーストリアの弁護士とドイツの刑事、ふたりの軌跡が出合うとき、事件がその恐るべき真の姿をあらわし始める。ドイツでセンセーションを巻き起こした、衝撃のミステリ登場。 -
夏を取り戻す
団地に住む小学生が失踪しては数日で戻ってくる出来事が立て続けに発生している。ついては事件解明に力を借りたい。そんな匿名の情報提供を受けたゴシップ誌『月刊ウラガワ』の新人編集者・猿渡は、フリー記者の佐々木とともに現場となった城野原団地での取材を開始した。状況から家出かいたずらであることは明らかだったが、猿渡らが失踪方法を調査する最中に、別の子供が教師に見張られた授業中の学校から忽然と姿を消してしまう。彼らはどのように失踪しているのか、そしてその目的とは――。子供たちの切実なる闘いを描いた傑作ミステリ。/【目次】プロローグ/第一章 失踪する子供たち/第二章 光の密室/第三章 春は戻らない/第四章 秋分の決戦/第五章 夏を取り戻す/第六章 冬が終わるまで/エピローグ/単行本版あとがき/解説=辻真先 -
なでしこの記憶
少年少女を救うのは、互いを想う力と一輪の花 母を亡くし絵を描けなくなった颯斗と、“いい子”の重圧に押しつぶされたあかり。 自分らしさを取り戻すための、高校生活がはじまる――。 主人公・矢崎颯斗が病気の母のために描いたのは、花瓶に生けたなでしこの絵。母を失ってからは思い出さないように逃げてきた彼の前に、小花あかりという底抜けに明るい少女が現れた。彼女の天真爛漫さに、なぜか憎まれ口を叩いてしまう颯斗だったが、正反対の二人はだんだんとその共通点と最初の出会いに辿り着く。明るさのうらに隠されたあかりの本当の姿を、颯斗は見つけ出し救うことができるのか。 -
なでし子物語
ずっと、透明になってしまいたかった。でも本当は「ここにいるよ」って言いたかった―― いじめに遭っている少女・耀子、居所のない思いを抱え過去の思い出の中にだけ生きている未亡人・照子、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年・立海。三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かし始める。言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。 -
7
ドラッグの売人、元ロック・スター、トップモデル、革命家、UFO研究者、分断世界の監察官、そして不滅の男ーー7つの物語が交叉する。仏哲学界の新スターによる驚異的建築物のごとき傑作。 「彼は死ねないんだよ。人が経験することをすべて経験しちゃってるんだ」(本文より) 【仏メディア、困惑と絶賛の驚異的傑作!】 *よくできた短編集ではなく、特異かつ驚異的な建築作品――テレラマ *本作をもって、トリスタン・ガルシアは短編と長編の中間にある物語集(という新たなジャンル)の作者となった。真実はときとして危険なほど超自然に接近する――ゾーン・クリティック *信仰と美と歴史と時間をめぐる7つの精神的な寓話。今年の避けては通れない10冊のうちの1冊――レクスプレス *一見多様な小説の寄せ集めにみえるこの作品は首尾一貫した構造を持っている。だが、その一貫性は見出すべきものなのである。それは読者に差し出された大いなる喜びでもある。トリスタン・ガルシアの最高の作品である――ル・ヌヴェル・オプス 「鼻血が出ない。とても孤独だ」(本文より) 7つの物語が交叉する、巨大な人生万華鏡! 「エリセエンヌ」……若返りのドラッグを求めて、閉ざされた世界の混沌へと深入りしてゆく売人。 「木管」……元ロック・スターが見つけた不思議な楽器には、過去のあらゆる名曲が刻まれていて……。 「サンギーヌ」……〈顔〉と呼ばれるスーパーモデルと、傷を負った男との奇妙な相関関係。 「永久革命」……革命を夢みた一児の母が迷い込んだ世界は、1973年に革命が成就した世界だった。 「宇宙人の存在」……宇宙人を研究する兄とその恋人のもと、すべてを疑いはじめた幼いムーンは……。 「半球(ドーム)」……国境が消え、同じ思想の者同士が〈囲い〉で暮らす完全な分断が実現した世界で、〈普遍主義者〉が見たもの。 「第七」……大量の鼻血を出して何度でも生まれなおす男が、7度目の人生でついに到達した新たな世界。 -
ナナ
ナナはパリのヴァリエテ座の俗悪なオペレッタでデビューし、怪しい魅力によって男たちの注目を集める。老銀行家ステネール、喜劇役者ホンタンの女となる経験をへてナナは売春婦となることを決意し、寄って来る男たちを次々と破滅におとしいれることに生きがいを見いだす。伊達男ヴァンドーヴル、放蕩者のファロワーズ、さらにユゴン大尉と遍歴を続け、ついにはナポレオン三世の高官ミュファ伯爵との交渉がはじまる。彼女は老伯爵をまるで下男のように鼻であしらい、公衆の面前で恥ずかしい思いをさせることに無上の喜びを感じる。伯爵に建てさせた屋敷に引きこもり、取り囲む男たちを互いに反目させ、彼らの家庭の秘密を片っぱしから暴露する。ナナは伯爵家を破滅させるが、同時にそれは自身の破滅になる。ナナは見すぼらしいホテルの一室で生涯を終わる。ゾラは「居酒屋」についでこの「ナナ」で、腐敗した時代の社会の悪を、大きな壁画のように描こうとした。 -
七色の女
映画館で佳子と知り合った小原は、2度目の逢引の時、早くも彼女を籠絡することに成功した。佳子は、人妻だった。夫の須藤は、理髪店を経営しているという。ある時、彼は、須藤の店に散髪に行った。佳子から夫はこわい人だと聞かされていた彼は、須藤が自分と佳子の関係を知っているのではないか、と不安を抱いた。数日後、小原の所に、男の声で電話がかかった。その声は、小原と佳子が利用したホテル名を告げ、そこで小原に会いたいという。須藤か? 彼は怯えながらそのホテルに向かった……。という表題作、「マイガール」「ヌードモデル」「女狐」「春の夢」「疑惑の発生」など、全11篇を収録。 -
七色バス
高校に入学したばかりの瑞橋めぐるは、通学バスの中でかっこいい上級生を見かけ、気になり始める。だけどある雨の日、高3の姉・未来が彼と一緒にいるところを見かけ、彼氏の鵜乃森晴哉だとあっさり紹介され……。皮肉にもそれがきっかけで晴哉と仲良くなっためぐるは、本気で姉の彼氏に恋してしまう。誰にも言えない片想いの結末は――? 電子特別版には、Webでしか読めなかった、文庫未収録の書き下ろし短編『ハレノヒ、ゼンヤ spinoff of nanairo bus』を追加収録!本編より少し前……鵜乃森晴哉と瑞橋未来が付き合うようになった秘密がここで読める! -
七転びなのに八起きできるわけ
すべてのことわざには謎(ミステリー)がある!―― 「《七転び八起き》だと数が合わないんじゃない?」「《棚からぼた餅》が発生する傾きは?」「《へそが茶を沸かす》ための条件とは?」「《二階から目薬》で殺人は可能?」「《捕らぬ狸の皮算用》の見積もり額は?」「《穴があったら入りたい》ときの穴の深さって?」――普段、何げなく口にしていることわざや故事成語・慣用句だが、いざその言葉の表す意味を〈検証〉してみると、謎や矛盾に満ちたものだったり、現実にはありえないシチュエーションだったりするものがいかに多いことか。さらに、誤解に基づく事象を語源としている場合もあり、かならずしも〈真実〉をついているとは言い切れないものばかりなのである。 こうした「ことばの謎」の数々を前に、ミステリ作家・浅暮三文が立ち上がる! 時に論理的、時に妄想を爆発させて展開、単なる語源的解説にとどまらない自由な発想を駆使した、言葉にまつわる「イグノーベル」的考察を存分に楽しめる超絶エッセイ!! -
70年の70冊 電子書籍で「戦後」を読む【文春e-Books】
2015年は戦後70年。同時代を生きるすべての人に贈る、「戦後」を凝縮した大充実ブックガイド! 本書では1945年から2014年まで、それぞれの年を象徴するできごとを取り上げた電子書籍を1冊ずつセレクトし、計70冊を紹介します。以下はその一例です。 1945年・終戦……『日本のいちばん長い日 決定版』半藤一利 1950年・「羅生門」公開……『複眼の映像 私と黒澤明』橋本忍 1960年・浅沼稲次郎刺殺事件……『テロルの決算』沢木耕太郎 1973年・第1次オイルショック……『狼がやってきた日』柳田邦男 1986年・男女雇用機会均等法施行……『女たちのサバイバル作戦』上野千鶴子 1992年・天皇訪中……『中国共産党「天皇工作」秘録』城山英巳 2003年・松井秀喜メジャーデビュー……『エキストラ・イニングス』松井秀喜 2014年・STAP細胞事件……『捏造の科学者』須田桃子 厳選に厳選を重ねた70タイトル。これらがあなたに、「戦後」を旅するかつてない知的興奮と刺激に満ちた読書体験をもたらすことをお約束します。 -
七十年の約束
新米新聞記者・仲尾晴人(なかおはると)が病床の祖父・仲尾碧(なかおみどり)からある一人の女性に渡してほしいと託された一通の手紙――それは、67年前に書かれた、祖母ではない「蓮沼閑子(はすぬましずこ)」という見知らぬ女性宛てのものだった。堅物の祖父曰く、恋人でも、ましてや愛人でもなかったという。この閑子という女性と祖父の関係に興味を抱いた孫の晴人は、新聞記者の伝手をたどって、さっそく閑子の孫の水森咲子(みずもりさきこ)と会うことに。 そして、二人はお互いの話を繋ぎ合わせ、在りし日の祖父たちの想いを探っていく……。 手紙に込められていた一つの約束が、深く切なく心に響く感動の恋愛ストーリー。 -
七六六五日の物語 最終章
転生する猫・ネロに見守られながら成長していく龍二と茜の物語 子どもの頃、家庭内暴力にさらされ、両親が亡くなって施設で育った龍二。一方、両親、兄ともに空手家で、自らも空手家として育った茜。この二人が、空手を通じて知り合い、結婚する。二人はネロというネコを子ども代わりに可愛がる。 そんな時、茜が原因不明の昏睡状態に陥り、入院してしまう。心配しながらもネロと二人で生活することになった龍二だが、ある日パソコンで執筆中にネロに噛みつかれる。「いい加減にしろニャ! バカリュウジ!」という声が頭の中に聞こえて……。 七六六五日とは、龍二・茜・ネロがともに過ごした21年間の物語なのだ。 -
七ツ下がりの女たち
どれほどしゃかりにきになっても、若い時分にすっかり戻ることはできない。 でも、世の中にこれほど楽しいことがあるとは想像してもみなかった。 水からくりの女太夫、おはつ三十七歳 伊勢型紙の職人、おもん四十一歳 時代小説の名手による 人生の七ツ下がり(午後四時過ぎ)で出会った二人の ほろ苦い友情と恋の物語。 10代のころ、水からくりの女太夫として見世物小屋を沸かせてきたおはつは、引退後、舞台裏の雑用などをこなしながら子育てと介護をしてきたが、ふたたび舞台に立ちたいと思い始めている。 仕事一筋、過去には大評判を取り、型紙職人として技巧を極めてきたおもんは、齢を重ねるにつれ体力も腕前も落ちてきていることを実感し、さきゆきに不安を抱いている。 あることをきっかけに友人づきあいをはじめた二人は、女手ひとつで子育てをしてきたこと、技量を極めたいと思っていることなど、互いに似たところがあることを知って、急速に交友を深めてゆく。 が、実際には正反対の二人は、相手には伏せていることもあって…… -
七つの異界へ扉がひらく 神隠し怪奇譚
【紹介文】 消える。消される。 怪談の帝王と山の女王、最恐コンビが総力取材! 【山林】【海川】【史跡】【旅宿】【路駅】【市街】【家屋】 七つのシーンで起きた神隠し現象、謎の怪。 人智を超えた恐怖の異界怪談録。 人が忽然と消え失せる現象、神隠し。 意図的な失踪や犯罪と思いきや、中には神域、異世界に行ったとしか考えられぬ話もある。 自然の中にも街中にも、時には家の中にも異界へ繋がる扉は突如現れ、口を開く。 7つのシーンで起きた神隠しを気鋭の二人がそれぞれ持ち寄り紡いだ珠玉の異世界奇談! ◆第一ノ扉「山林」 ・山で鹿を追って迷い込んだ洞窟の先にあったのは…「産火」(若本) ・霧の濃い日に新しい山の主が選ばれる言い伝え。霧に包まれ消えた息子は…「神殺し」(夜馬裕) ◆第二ノ扉「海川」 ・波にのまれたサーファーが目を覚ますとそこは白砂利の浜で、懐かしい人に会う…「海底のまち」(若本) ・東北の寒村で七年に一度子供が消える現象と川の中の異世界…「毒水の女神」(夜馬裕) ◆第三ノ扉「史跡」 ・史跡公園に現れる幻の巨木。それを見た者は異界と繋がる…「古墳公園」(若本) ・城跡の公園で徐々に透明になり姿を消した彼女はどこへ…「結界城址」(夜馬裕) ◆第四ノ扉「旅宿」 ・家族旅行で行った温泉宿。館内を歩くうち奇妙な世界に迷い込んで…「彼方にて」(若本) ・失踪中の友人と互いの旅の軌跡をなぞりあう奇妙な遊び。友人の本当の居場所は…「待ってるよ、よこみちくん」(夜馬裕) ◆第五ノ扉「路駅」 ・駅のトイレが奇妙な空間に繋がり出られなくなった男性。元の世界に戻るには…「午前八時十五分」(若本) ・駅の備品倉庫に封印されたロッカー。ある日、中から音が…「あけたら、しめる」(夜馬裕) ・T字路で事故を起こした者は皆、T字の先に幻の道と世界が見えたと言って…「魔の十字路」(夜馬裕) ◆第六ノ扉「市街」 ・目覚めるとそこは無人の世界。不安に駆られて学校へ行くと自分の名を呼ぶ少年が…「ねむりのまち」(若本) ・いつもの商店街がループ空間に変じ存在しないお社が現れる…「妻を娶りて蛇の目が三つ」(夜馬裕) ◆第七の扉「家屋」 ・からくり屋敷のような祖父の家を探検するうち少年は恐ろしい風景に出会う…「不正解の扉」(若本) ・同じ家に棲んでいるのにすれ違い続ける兄妹…「その存在は、一枚の紙の如く」(夜馬裕) -
七つの海を照らす星
様々な事情を抱えた子どもたちが暮らす児童養護施設・七海学園では、少女にまつわる七つの怪異が言い伝えられ、今でも学園で起きる新たな事件に不可思議な謎を投げかけていた。孤独な少女の心を支える“死から蘇った先輩”。行き止まりの階段から、夏の幻のように消えた新入生。女の子が六人揃うと“七人目”が囁く暗闇のトンネル……勤めて二年目の保育士・北沢春菜は、児童福祉司の海王の力を借り、謎解きを通して子どもたちが直面する悩みを解決すべく奮闘する。過去と現在を繋ぐ六つの謎、そして七番目の謎が解かれる時明らかになるもう一つの真実とは。第18回鮎川哲也賞受賞作。/解説=宇田川拓也 -
七つの裏切り
レイモンド・チャンドラーが「ウルトラ・ハードボイルド」と評した幻の作家の代表作7編を収録した傑作集。 町なかで別人と間違われて呼び止められた男。そのまま倒れこんでしまった相手を助けてタクシーに乗せたものの、彼はすでに絶命していた。こうして町の裏世界に関わることになった男は、驚くべき行動に出る…… 強剛な文体とスピーディな展開、複雑なプロットと鮮烈な謎解き。1930年代、伝説の雑誌「ブラック・マスク」を飾るも早々に姿を消したポール・ケイン、復活。 〈解説〉木村仁良 -
ななつのこ
ファンレターとラブレターは、勢いで出すに限るのだ。――短大に通う十九歳の入江駒子は『ななつのこ』という本を衝動買いし、読了後すぐに作者へファンレターを書こうと思い立つ。先ごろ身辺を騒がせた〈スイカジュース事件〉をまじえて長い手紙を綴ったところ、思いがけなく「お手紙、楽しく拝読致しました」との返事が。さらには、件(くだん)の事件に対する、想像という名の“解決編”が添えられていた! 駒子が語る折節の出来事に打てば響くような絵解きを披露する作家佐伯綾乃、二人の文通めいたやりとりは次第に回を重ねて……。伸びやかな筆致で描かれた、第三回鮎川哲也賞受賞作。 -
七つの時計
クリスティが売り出した頃の傑作のひとつで、チムニーズ館が、背景として使われている。鋼鉄王サー・オズワルド・クート氏によってチムニーズ館にまねかれた4人の青年達のうち、外務省官吏ジェラルド・ウェイドが、睡眠剤を飲んで死んでいた。その部屋のマントルピース上には、七つの目覚まし時計が並び、時を刻んでいた。八つの時計をベッドの下に置いた、いたずらだったはずなのに…。チムニーズ館の持ち主ケイタラム卿の娘バンドルは謎の解明に乗り出すが、またも次の犠牲者が…セヴン・ダイアルズ・クラブとは、この事件にいったいどういう関わりをもつのか。スコットランド・ヤードのバトル警視、親友の死に心を傷めるビル・エヴァズレー、ビルの友人テシジャなどの活躍のなかで、謎は謎をよび、混迷を深めてゆく。 -
「ななつ星」極秘作戦 十津川警部シリーズ
豪華列車「ななつ星」の車中で明かされる、戦争末期に試みられた日中和平工作の秘密とは!? 警視庁副総監からの命令で、十津川警部は「ななつ星」へ乗り込む。 乗客を装うために同伴した妻・直子は、豪華列車に声を弾ませるが、十津川はマークすべき人物が誰なのかさえも分からない。同乗するは、台湾からの旅行客、アメリカ人夫婦、気鋭の歴史学者、外務省の職員。 やがて、列車最後部の7号車DXスイートに集まった彼らは、太平洋戦争末期の1945年にあったという南京政府の高官・繆斌(みょうひん)による日中和平工作について激しい議論を交わす。 十津川は、彼らの目的が日中の歴史の真実を明かすことと知るが、ここに敵対する勢力が登場、思わぬ妨害工作で乗客たちは絶体絶命の危機に直面する! JR各社が手掛ける「クルーズトレイン」のなかでも、JR九州が運行する「クルーズトレインななつ星in九州」はいまだに予約が困難な人気豪華列車。「一度は乗ってみたい……」と思う読者も多いはず。 本書は、鉄道・トラベルミステリーの第一人者である著者が、「ななつ星」に実際に乗車し、車内を隅々まで取材して書かれた、臨場感溢れる作品である。 2015年に単行本として刊行された本書には、西村さんの実際に乗車した「ななつ星」への感動と、戦後70年という節目にも関わらず対立を深める日中両国への危機感とが込められている。作中、熱く議論される歴史の断章は、鉄道ファンのみならずすべての日本人必読だ。 -
7人の7年の恋とガチャ
裏切り者を、探せ。 孤島に集められたのは、16歳から22歳の男女7人。 好感度の〝牢獄〟、背負わされた〝物語〟。 この番組(ゲーム)の行く末は? どうして7年ぶりにまた「恋ガチャ」をすることになったんでしょう。 声優志望の引っ込み思案な高校生、まつり。 容姿端麗、高校生クイズ王の虎太郎。 中三のデビュー以来メディアに引っ張りだこの小説家、琴葉。 チャラくて思い込みの激しい高校生、田中。 売れないシンガーソングライターの柚子。 元高校球児で、常に不機嫌な大夢。 役者の卵で、恋がわからないアキト。 一気読み必至の、恋愛リアリティショー×ミステリー! -
7人目の子
誰かぼくたちをもらってくれますか?――児童養護院の一室で撮られた7人の幼子の写真。それが載った古い記事とベビーソックスの入った封筒が、デンマーク国務省に届く。中に養子縁組申請書も同封されていた。項目欄には「ヨーン・ビエルグストラン」という名前。この子は誰の養子になり、なぜこれがここに? 局長長官はおそれを抱く。彼自身、養護院の秘密を隠しており……北欧最高のミステリ賞〈ガラスの鍵〉賞受賞。 -
7は秘密
「盗まれたんです。家族を」1846年の真冬。創設まもないニューヨーク市警の警官ティムは、黒人の血が混じった女性ルーシーから助けを求められる。妹と息子が悪辣な逃亡奴隷捕獲人に拉致されたのだ。ティムは兄ヴァレンタインの助けを得て彼女たちを助け出し、兄の家に匿った。だが翌々日の朝、その家で首にローブの紐が巻きついたルーシーの死体を発見してしまう。兄に嫌疑がかかることを恐れたティムは死体を移動し、犯人を追って捜査を開始する。弱者への暴力や黒人奴隷売買が横行する苛酷な時代に、青年警官はただ一人真実を求め奔走する。/解説=酒井貞道 -
七姫伝説 恋の墓標
殺人事件の背景に秘められた、もうひとつの悲しい漂流伝説 丹後の老舗呉服店に嫁ぎ、しっかり者の若妻らしく振舞う夏生。イベント事務所を経営するやり手の克美。かつて同じ男を愛し、死に追いやった二人が、観光イベントをきっかけに再会する。風光明媚な丹後地方には、七人の美しい女達の物語が伝えられているのだ。羽衣天女、乙姫、間人皇后、小野小町、安寿姫、静御前、細川ガラシャ。だが、それを利用した街おこしイベントの企画さなか、殺人事件が発生した…! 姫たちの伝説が謎に迫る長篇ミステリー。 ●山崎洋子(やまざき・ようこ) 1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。 -
七姫物語
桁違いの嘘つきで素姓も知れない二人の若者に担がれ、国家統一を目指す都市の姫となったカラスミ。時代の流れに翻弄されながらも、自らの運命と真摯に向き合うひとりの少女の姿を描いたオリエンタルファンタジー。この作品は電撃文庫版『七姫物語』を再編集したものです。 -
七まちの刃~堺庖丁ものがたり~
あなたの心、研ぎ直します 堺で代々刃付けと呼ばれる研ぎの工程を担っている一家に生まれた凪。 鍛治が打った刃物を研いで鋭くするだけではなく、古い刃物を研ぎ直すこともある。 ある日、凪のもとにひとりの少年が訪れる。 彼は、真ん中で折れた包丁を研ぎ直してほしいと依頼するが、そこには秘密が隠されていた!? くたびれた刃物も、隠された持ち主の想いも、凪の手によって研ぎ直されていく……。 ◎目次 プロローグ 第一話 とんかつと牛刀 第二話 鱧と骨切り包丁 第三話 古墳と昆布と煙草包丁 第四話 たまごサンドとパン切り包丁 第五話 水茄子と三徳包丁 第六話 穴子と出刃包丁 第七話 金魚と夏祭りと水本焼包丁 ◎著者 遠原 嘉乃(とおはら・かの) 大阪府出身。2015年11月に第3回「なろうコン大賞」受賞作『騎士団付属のカフェテリアには夜間営業をしておりません』(双葉社)で書籍デビュー。 2016年4月に同シリーズ2巻を、2017年4月、『化けてます、こだぬき、落語家修行中』(同社)を刊行。 カバーイラスト くっか -
ななもりやま動物園の奇跡
妻が事故で逝った――。小さな不動産屋を営む幸一郎は、別居中だった妻を事故で亡くし、高校生の一人娘・美嘉とは関係がうまくいっていない。なんとか美嘉と仲直りしたい幸一郎だが、「母を死なせた」と美嘉は取り付く島もない。そんな中、幸一郎は親子3人の思い出の動物園が、ほぼ閉園状態にあることを知る。美嘉の笑顔を取り戻したい。幸一郎は何の知識もないまま、動物園の再建を決意する。最初は誰にも相手にされない幸一郎だが、彼の熱意に次第に人々が周囲に集まり始めて――。これは、父と娘、残された者たちが、心の絆を取り戻す優しい奇跡の物語。 -
なにか、いる
暗闇の中になにか、いる。 それは幽霊でも、妖怪でも、UMAでもない。 人間のようで、人間ではない、なにか。 若い怪談師のあいだで最近よく耳にするのは、正体不明の「なにか」の目撃談であるーー。 呪物蒐集家・田中俊行と新時代怪談師6人による恐怖アンソロジー! 壱【異 界 境 界】木根緋郷 十二単/忘れることにした/ヒトコワ/天井のシミ 弍【禍】田中俊行 みどり人間/フェレット/龍/一反木綿/なめくじ 天井からなにかが降ってくる/河童/アメリカの悪魔/人形と獏 参【呪 部 屋】小泉怪奇 幸せな転居/敏腕営業 肆【逢 魔 時】ウエダコウジ 夏の思い出/村のトンネル/三重の海岸で/さめはは 伍【怪 現 象】富田安洋 中古物件/見えない出てこない/プロ金縛リスト/後輩社員 陸【奇 談 蒐 集】チビル松村 墓地に囲まれた保育園/漢字テスト/ギャルとUMA/浮いている/目/線香の香り/割れない 小さなカマイタチ/誰/帰宅音/憑依体質/老夫婦/落書きされた石/美咲マンション 吠える場所/ねんねんこ/シェイプシフター 漆【化 物 考】ワダ 闇虎/木乃伊 -
なにかがいる ~オウマガトキFILM心霊調査報告書~
【大人気急上昇の『オウマガトキFILM』の心霊検証ルポ小説!!】 YouTubeで心霊スポット潜入や心霊検証を配信し、大人気の『オウマガトキFILM』初の書籍。YouTubeの内容をなぞるのではなく、実際の潜入動画を小説にアレンジして、本独自の恐怖を表現する、『オウマガトキFILM』ファンだけでなく、ホラー好き・心霊好きな読者に広くアピールする一冊。 『オウマガトキFILM』は他の心霊系YouTuberと違い、実際に心霊現象が起こる内容で、恐怖度はナンバー1であると定評がある。初の著書であると共に、類書にはない高い恐怖を再現できる。また『オウマガトキFILM』を知らない読者にも、恐怖本として十分に楽しめる内容。 オウマガトキFILM/著 2020年1月から動画投稿をスタート。メインパーソナリティを務めるヒロとトモ、カメラマンを担当するTの、オカルト好きな3人で結成された心霊YouTuberグループ。番組登録者は40万人を超える。 本書の語りで企画編集を担当するヒロは動画投稿以前から霊感があり、心霊現象に遭遇していたことが原因でオカルトの世界に足を踏み入れる。はじめは一人で心霊スポットを巡っていたが、現在のメンバーと出会い「オウマガトキFILM」を結成し現在に至る。 村田らむ/文 ライター、漫画家、イラストレーター。 ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教などをテーマにした体験&潜入取材を得意とする。青木ヶ原樹海に数十回通っている。『人怖 人の狂気に潜む本当の恐怖』『「非会社員」の知られざる稼ぎ方』『樹海考』など、著書多数。
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