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誘拐は連鎖する!? 『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作『ラブ・ケミストリー』(累計12万部突破)で人気を集めた著者による、緻密にして大胆な誘拐ミステリー! 大学に勤務する香坂啓介は、先輩・佐倉雅幸の一人娘・五歳の真奈佳に、妹の面影を重ねて可愛がっていた。ある日、帰らない真奈佳を心配する雅幸と妻・貴子の元に、誘拐を知らせる電話が……。啓介と雅幸の物語は、螺旋のように絡み合っていく――。巧緻なプロットと周到な伏線が、ド派手などんでん返しを演出します。
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Posted by ブクログ
いやー面白かった!! なるほど、こういう描写か、騙されたよこれがミステリーだよ、と思わずうなってしまいました。 初めての喜多喜久さん作品です。読みやすかったので、他の作品も手にしてみます。
本作の評価はいつもより少し辛めです。 というか、本作のキモになるのが叙述トリックなんだろうと思うのですが、パッと分かりにくいところがあり、10秒くらい考えてようやく『なるほど、そういうことね』と腑に落ちる感じでした。 まあ、読む側の能力不足の問題なんでしょうが。。。 ということで、評価はちょっと辛め...続きを読むの星3つにしました。
最後までトリックが全く分からなかった。ここまで分からないのはあまりない。と言うか、突拍子すぎて想像もつかなかった。 まさか、マナが。。。 それにしても最後は純愛風に書かれていたけど、香坂さんはやっぱりロリコンだと思う。
それなりに手の込んだ設定(構成)、の割に、人間関係描写がだいぶ限定的だったり、ちょっとアレげなキャラ設定(幼い頃に妹を過失で亡くした高坂の、妹への思慕ともロリコンとも表現しにくい行動諸々とか)に読者がどこまで心惹かれながら読み続けられるか?みたいなところだったり、そういうモノが後半に行くにつれてズシ...続きを読むンと突きつけられてお、おう…的な気持ちになるのにキャラクター達は変なところでポジティブな台詞をポンポン繰り出して〆に向かって来るという。 ミステリとしての構造を理解できても読後感のスッキリさは(作者が意図的にポジティブでハートフルな空気を出そうとしてるのが空回りして)うーん?だった。
喜多喜久氏の化学ミステリー。 今回は、誘拐をテーマにしたストーリー。 ただし、伏線は『名前』を始め、いろいろありますが、化学的な要素は少なく感じました。 残念ながら、時間的な流れが良く理解出来ず、最後の落ちが分かりませんでした... 真奈佳ちゃんは、5才なのか?16才なのか? 真奈佳ちゃんの誘...続きを読む拐は、いつあったのか? 二重螺旋とは、何を示すのか?
東大らしき大学の薬学部助手の周辺で発生した少女誘拐事件。 読み進むにつれて感じる違和感の正体が伏線であり、ラスト近くで突然カラクリが明らかになるのですが、ちょっと分かりにくく、かつ謎解きもスマートではないので、無理やり感が強くて素直に楽しめなかった。 トリックありきで強引に書いた作品のように感じます...続きを読む。
見た目がオタクな青年が、ある日大学の先輩の幼い娘を自宅に連れ込んでしまい...。 ある重要な情報が抜け落ちており、それにわりと早い段階で気付くので「○○○のズレを利用したトリックか?」というのは恐らくすぐ見破れると思われる。 ただ、それだけのものかとタカを括っていたらもうひとつのトリックがあらぬ方...続きを読む向からやって来るという感じでまんまと騙された。 「二重螺旋」とは、二つの事件が絡み合う様と、ヒトを構成するDNAの曲がりくねった構造を示していた。
平行する2つの軸が微妙にリンクしないのと、主題である誘拐そのものがどうもしっくりこないので、読んでいてどうにもモヤモヤするお話でした。 叙述トリックであることはわかるものの、僕こと啓介サイドの「マナちゃん」の正体が最後までわかりませんでした。よく考えればわかったはずですが。
誘拐事件を巡る作品で、誘拐した女の子がさらに誘拐された、と誤読するように構成された作品と最後に気がつくのだが、だからどうしたと思ってしまう自分には向いていない作品なんだろうなと思った。
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二重螺旋の誘拐
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喜多喜久
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