アツい作品一覧

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  • 太陽の門
    3.8
    デビュー3年で、主に戦国武将が主人公の11作を刊行、歴史小説に新風を吹き込む赤神諒氏が、伊集院静氏の休載期間中に日経朝刊小説欄に急遽抜擢され連載した本作は、赤神氏初の現代小説だ。 5カ月後に幕を開ける第二次世界大戦での枢軸国対連合国の戦いの構図を先取りしたスペイン内戦(1936~39年)が舞台。成立したばかりの共和国政府に対する軍部の叛乱を阻止しようと立ち上がった市民兵とともに銃を取った元米国軍人リックを主人公に、圧倒的に劣勢に立ちながら、徒手空拳で立ち上がった市民ひとりひとりをクローズアップして描くことで、ファシズムとスターリニズムから自由と民主主義を守る戦いと言われるこの「戦争」が本当は何のための戦いだったのかを浮き彫りにする、格差や分断が社会を揺るがす現在の私たちをも照射する作品に仕上がっている。 この重厚な物語にエンタテインメント性を加えるのが、主人公リックの設定である。著者が映画史上不朽の名作である「カサブランカ」の前日譚として着想し、映画でハンフリー・ボガート扮するリック・ブレインが本作の主人公という趣向。映画ではイングリッド・バーグマン扮するイルザ・ランドやほかの登場人物の前日譚としても描き、名ゼリフぞろいの映画へのオマージュとして編み出された、戦渦で恋する男女の洒落た会話にも磨きがかかり、気障なセリフ、スパイスのきいた皮肉も読みどころである。
  • 太陽はいっぱいなんかじゃない
    完結
    4.2
    物心ついた時から、ただ一人だけを愛してきた。指に触れることさえ許されず、思いを込めた眼差しを交わすだけ。だがその唯一の人が、別な相手と新しい未来を選んだ。そんな訳で、すべてを投げ捨て議員としてスタートしたものの、白州英知の心は空っぽだった。だが、英知のその昼行灯を許さぬ有能な秘書・四郎が、英知の心の扉をこじ開け、風と光を教えてくれた。二人が手探りで探す未来とは……!? 「ドリアン・グレイ」シリーズ、スピンオフ!!
  • 太陽・惑星(新潮文庫)
    4.0
    太陽は毎日輝いている。そりゃそうだ。けど、輝き果てた後には何が残るのか? 金か、それともカネかーー。新宿の安ホテルで、アフリカの赤ちゃん工場で、パリの蚤の市で、インドの湖畔で、我ら人類は飽くなき欲望をスパークさせ、挙げ句の果てに太陽による錬金術が完成。ついには不老不死が実現する。バンザーイ!……なのかどうかはあなたが決める。異能の芥川賞作家の伝説的デビュー作。(解説・町田康)
  • 太陽を堕とした男
    完結
    3.0
    全1巻792円 (税込)
    高杉晋作に憧れ、憎み、求め続けた男の物語。もと奇兵隊総督・赤根武人は、長州の裏切り者として牢獄に囚われていた。だが、敵の密偵となることを条件に、新選組の監視のもと自由を手に入れる。すでに故郷には帰る場所もなく、残ったものはその身と命だけ。そんな武人の胸を焦がす、ある男の存在とは……? 時代に翻弄され、袂を分かった二人の男。その行き着く果てを描いた、邂逅の物語。
  • 太陽を背にうけて
    4.3
    1巻1,034円 (税込)
    ライフ・イズ・ワンダフル!  「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズの著者による、感動の人間讃歌! 仕事一筋で家庭を顧みなかった報いなのか――。ファミレス経営会社の管理職を勤め上げ、定年退職したその日、里村乙彦を待っていたのは妻からの離婚届だった。絶望の中で酒に溺れた里村は、娘に促されて再起を決意する。場所は日本第二の高峰、南アルプス北岳にある肩の小屋。標高三千メートルの過酷な環境の中、二代で山小屋を守る管理人親子と個性的なスタッフたちに見守られ、里村は苦難の中で人生のやり直しを目指す……。
  • 太陽を抱く男
    3.5
    大学生の有季は、相変わらず強引で謎の多い男・レオに振り回される毎日を送っていた。気まぐれに呼び出されたり、家で料理を作らされたり、Hなことをされたり……。でも、他の遊び相手よりもちょっと特別に扱われているらしい有季は、レオの側に居られるだけで嬉しくて――。そんな有季に瀧元という男が近づいてくるが、レオはそれを快く思っていないようで!?
  • 平の将門
    3.9
    将門は著者の最も食指を動かした人物の一人である。反逆者としての歴史の刻印を除きたい気持ちもあったが、純粋で虚飾のない原始人の血を将門にみたからだ。都にあっては貴族に愚弄され、故郷では大叔父国香に父の遺領を掠められ、将門はやり場のない怒りを周囲に爆発させる。それは天慶の乱に発展し、都人を震撼させる。富士はまだ火を噴き、武蔵野は原野そのままの時代だった。
  • 平将門と天慶の乱
    3.8
    一介の「兵」に過ぎなかった男はなぜ権力に背き、いかに坂東を制し「新皇」として君臨したか。皇室の永続を運命づけた日本史の転換点。
  • 大陸横断ラリーin1907 北京~パリ 限界を越えた1万マイル
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 輸送手段が馬車から鉄道へと激変する1900年代初頭に開催された世界初の国際ラリー。同乗したイタリア人ジャーナリストが、その歴史的瞬間を克明に綴る壮大な冒険談。
  • 大陸と海洋の起源
    値引きあり
    4.0
    名著復刊! 「大陸移動説」を世に問い、現代地球科学の端緒となった歴史的一冊を新書化!  永久不変と考えられていた大陸は、長い年月をかけてゆっくりと移動していた。常識を覆す「大陸移動説」はどのように生まれたのか。ウェゲナーが生涯をかけて取り組んだ研究の集大成となる一冊を、竹内均博士が全訳し、その後の地球科学の発展について鎌田浩毅博士の解説を加えた決定版。 「大陸移動の考えが最初に私の頭に浮かんだのは一九一〇年のことである。その年に世界地図を眺めながら、大西洋の両側の大陸の海岸線の出入りに、私は深く印象づけられた。(中略)私は地質学と古生物学の分野での適当な研究を好奇心をもって調べることにとりかかった。証拠が確定的であることがすぐにわかった。このようにして大陸移動説が基本的には健全な考えであるという確信が、私の心の中に深く根をおろした。」(第一章「歴史的背景」より) 【本書の内容】 第1章 歴史的背景 第2章 大陸移動説の本性及びそれと地質時代を通じての地球の表面地形の変化に関するこれまでの説明との関係 第3章 測地学的議論 第4章 地球物理学的議論 第5章 地質学的議論 第6章 古生物及び生物学的議論 第7章 古気候学的議論 第8章 大陸移動と極移動の基礎 第9章 移動の原動力 第10章 シアルに関する補助的な観察 第11章 海底に関する補助的観察
  • 大陸はどのように動くのか 過去と将来の大陸移動
    5.0
    1巻2,420円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地球の大陸はかつてどのような姿をしていたでしょうか。また,数億年後の地球や日本列島の姿はどのようになっているでしょうか。本書ではそのような地球の大きな謎を最新の研究と豊富な図から解き明かしていきます。現代では当たり前だと思っていることも変わっているような様々な地球の姿を紹介していきます。
  • 対立の世紀 グローバリズムの破綻
    3.6
    この流れは、もう止められない! 地政学の第一人者が未来を読む! ドナルド・トランプの登場、ブレグジットは始まりに過ぎなかった。 グローバリゼーションとその恩恵を受ける一部のエリートたちへの憤り。 移民に加え、デジタルとAIに仕事を奪われる中間層の不安。 開発独裁への回帰を望む新興国と、未成熟な政治体制に怒る途上国の市民 ──怒りは、世界各地で渦巻いている。 米国や欧州で、中国、ロシア、トルコ、イラン、ブラジル、サウジアラビア…… イアン・ブレマーは格差がさらに広がり、深刻な対立が次々に起こると予測する。 いつ、どこで、どのようなシナリオで起こるのか。地政学の第一人者が、丹念に読み解く。
  • 対立の炎にとどまる――自他のあらゆる側面と向き合い、未来を共に変えるエルダーシップ
    3.3
    怒りの渦中にこそ 新しい対話が生まれる 旧ソ連諸国の民族紛争、日本企業におけるジェンダー格差、職場の人間関係……。 自分と相手の奥底にある感情に耳を傾け、あらゆる対立の場に変容をもたらす「ワールドワーク」の実践書。 世界のリーダー/ファシリテーターから支持される名著、完訳復刊!
  • 対立を歓迎するリーダーシップ 組織のあらゆる困難・葛藤を力に変える
    3.0
    ■アーノルド・ミンデルによるビジネス領域の初翻訳 プロセス指向心理学の創始者として世界的に知られ、日本においてもファンの多い著者アーノルド・ミンデルによるビジネス領域・リーダーシップ領域の著作の初翻訳。 ワールドワークというファシリテーション手法についての理論と実践方法に加えて、特に、「ファシリテーター」に求められる「リーダーシップ」について詳述されている。 ■本書の内容(前書きより抜粋) ある会社でダイバーシティー&インクルージョン(D&I)をテーマとした検討会が実施されました(事実をもとに脚色しています)。 D&I担当役員 「女性や外国人といった多様な人材の可能性をもっと引き出してください」 マネジャーA氏 「理想はわかりますが、そんなことをすると職場が混乱して業績が下がりますよ! 」 D&I担当役員 「このデータを見てください。D&Iを推進している会社や、女性を役員・管理職に登用している会社は、業績が良いのです。多様性はイノベーションを生み、業績に貢献するのです。これが事実です。あなたの意見は単なる思い込みにすぎません」 巻き起こった対立とそのことへの対処を簡略化してセリフにしてみました。さて、この会社のD&I施策は実践されたでしょうか。皆さんのご想像のとおりです。この検討会から5年たった今でも、この会社では日本人男性が主流派を占め、女性や外国人の活躍は絵に描いた餅のままです。 組織の未来を真剣に考えるリーダーたちは、ビジョンを描き、その方向性が正しいことをデータとロジックで訴えてきました。しかし、それだけでは抵抗勢力を納得させて組織を変容させることはできないと、多くのリーダーたちが気づき始めています。 「今までのやり方は通用しないことがわかった」「でも、どうしていいかの代替案がない」……そんな心あるリーダーたちへの朗報が、アーノルド・ミンデルが提唱する「ワールドワーク」という、集団の変容のための考え方です。 ミンデルが使う「魔法」を少し種明かししておきます。 まずは対立に関してですが、彼はいわゆる調停のようなやり方を取りません。 むしろ隠されていた対立を歓迎して赤裸々な会話が起きるようにします。 そしてそれぞれが、相手側の立場への気づきを育む ことをミンデルは助けます。 次に変容についてです。 ミンデルは個人であれ集団であれ、慣れ親しんだものと、馴染みがなくて現れ出ようとするものがあると考え、その2つの間にある目に見えない壁をエッジと呼びます。 この枠組みで状況を見立てながら、様々な介入を行うことで変容を促します。 【目次】 第1部 理論と手法 第1章 混乱の渦中で 第2章 フィールド理論 第3章 タイムスピリット 第4章 フィールドへの介入 第2部 リーダーシップのメタスキル 第5章 武道家としてのリーダー 第6章 ディープ・デモクラシーとインナーワーク 第7章 混乱の中のタオイスト 第3部 グローバルワーク 第8章 葛藤解決の実践 第9章 マイノリティのアウェアネス 第10章 カーストと人種差別のシステム 第11章 女性と男性 第12章 路上とエコロジー 第4部 宇宙の可能性 第13章 心の反転とヒーリング 第14章 アウェアネスとエントロピー 第15章 ディープ・デモクラシー
  • 対話するプレゼン ロジカルなプレゼンより100倍説得力が増す方法
    3.8
    「対話するプレゼン」とは、相手とともに作り上げるプレゼンです。 事前に決めたストーリーにこだわらない。一人相撲をせず、柔軟に、相手に合わせる。言い間違い、言い忘れOK。「間」が空くのは悪いことではなく、宝もの。緊張を和らげ、双方が本音で話せるプレゼン手法です。 相手と楽しくピンポンをしているような、そんなプレゼン手法です。   類書に見られるプレゼンの教えは「ロジックを精緻に組み立て、入念に作り上げたストーリーを、洗練されたスライドに落とし込み、正確・確実に話しましょう」というもの。それは確かに重要ですが、簡単なことではありません。事前準備でもレベルの高いものを求められ、なおかつ当日はそれを間違えてはならない・・・緊張して当たりまえです。  本書では、まず当日の話し方について、「相手によって柔軟に変わってよい」というスタンスを取っています。事前に想定した問題点や相手の興味関心は、正解だとは限らないからです。「今日はこういう準備をしてきましたが、順番に説明してもよろしいでしょうか?」まずここからスタートです。そこで相手が「このページのここを先に聞きたいなあ」「それよりも、今日のニュースで見たんだけど・・・」そんな返事が来たらしめたもの。それについて語ればよいのです。  プレゼンの途中においても、常に「ここまで大丈夫でしょうか」「何か質問はありませんか」をこちらから積極的に拾い上げます。何か出てきたらまたそれに対応する。そうすることで、「話し終わったあとに、予期せぬ質問が出てきたらどうしよう・・・」という緊張も減るのです。  事前準備もそれを想定しているので、原稿を書いて文章を覚える必要はありません。ストーリーの骨子を丁寧に考え、そのポイントをシンプルに資料にまとめておけばよいのです。当日はそれを見ながら、話し手もまたその場で言葉を作っていきます。「事前に作った原稿から外れてはいけない」という緊張のタネも、なくなります。一方通行の「発表」ではなく、双方向の「対話」。話し手のほうから積極的にオープンなコミュニケーションを取ることで相手もまたオープンになっていきます。 今までプレゼンが苦手だった、口下手な人ほど説得力が増す方法、それが「対話するプレゼン」の方法です。
  • 対話でみんながまとまる! たいち先生のクラス会議
    4.0
    いまSNSで大注目のたいち先生による初の単著! クラス会議を取り入れれば、 子どもが主体的になり、クラスがまとまるようになる! 「クラスが騒がしい」「男子が下品なことを言う」「給食の量が少ない」 「友だちに消しゴムをちぎられた」「自分の好きな人と同じ班になりたい」 「係の仕事をやってくれない人がいる」「電車の話ばかりする友だちと話したくない」 「母親がスマホを買ってくれない」「弟がゲームを壊す」など、 クラスには問題や子どもの悩みがいっぱい! こうした問題をすべて子どもの対話で話し合えるのがクラス会議! 本書は、クラス会議が成功するための準備や秘訣、実践事例をまとめた一冊です。

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  • 対話篇
    4.1
    最初で最後の運命の恋、片思いの残酷な結末、薄れてゆく愛しい人の記憶。愛する者を失い、孤独に沈む者たちが語る切なくも希望に満ちた物語。真摯な対話を通して見出されてゆく真実の言葉を描いた中編集。
  • 台湾および落語の!
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    日本台湾落語競演 往来始末、東西東西! 台湾と日本を行きつ戻りつ、足とスケボーを興じ分けつ、そんなササキの日常に浮かび上がる落語家志望のかつての台湾人学生。病み上がりの師匠が「台湾語落語」を完成させれば、消えた学生求めて物語が動き始める。学生は何故に消え、何故そこにいるのか。聞こえてきたのは台湾地方選挙の盛り上がり。さあ、師弟の二人会は実現するのか?ドタバタでもありながら歴史を汲んで大まじめ。台湾(語も)、落語、スケボー、これら全部、日本文学にブチ込む!
  • 台湾建国 台湾人と共に歩いた四十七年
    5.0
    1巻770円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 長年にわたり筆者は、台湾独立運動を主導する台湾人とともに運動を支えてきた。その政治理論は台湾の政治家やメディアからも注目され続けている。本書は、台湾において人びとの自由を勝ち取るために、命をかけて恐怖政治と闘った者たちの記録といえる。日本と台湾とが舞台となった独立運動の歴史をたどりつつ、そして当事者だから知りうる数々の逸話で綴られる台湾の「建国神話」は、情熱を語るスリリングな読み物でもある。ここで繰り広げられる物語は、台湾独立運動と台湾民主化のありようというだけでなく、ひいては日本をも含む東アジアの現実を浮き彫りにしているのである。なお本書には台湾の李登輝元総統が序文を寄せている。

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  • 台湾侵攻1 最後通牒
    完結
    4.5
    中国軍による南シナ海東沙島奇襲作戦に端を発した東シナ海の戦いは、主戦場を尖閣諸島魚釣島へと移し、激戦が繰り広げられた。土門康平率いる〈サイレント・コア〉部隊は台湾軍と共同作戦を取りながら、米軍の協力を得て、中国軍を島から撤退させることに成功する。その頃、成田空港に降り立った人民解放軍の秘密部隊が、ベトナム人技能実習生グループを装って、「超限戦」の作戦を開始。日本をブラックアウトさせた。中国の狙いは、日本同様ブラックアウトした台湾への侵攻。人民解放軍の大艦隊がついに台湾へと迫る。 【目次】 プロローグ 第一章 コンビニ 第二章 モーメント 第三章 東京タワー 第四章 大義名分 第五章 避難行動 第六章 最後通牒 第七章 軍神 第八章 ニイタカヤマノボレ エピローグ
  • 台湾総督府
    4.0
    清朝中国から台湾を割譲させた日本は、植民地・台湾を統治するため新たな統括官庁を組織した。その現地機関が台湾総督府である。初期武官総督時代・大正デモクラシー期の文官総督時代・大戦期の後期武官時代を経て、植民地時代の終焉までの日本支配の全貌を追うとともに、その軍事権・行政権・立法権・司法権の実態を探る。そこで浮き彫りにされるのは、台湾人としての民族意識が自治権獲得に向けた運動と併行して日本統治期に醸成された、という史実だ。台湾独立運動家でもあった著者が、多面的な視点をもって、平明かつ詳細に書ききった名著。
  • 台湾対抗文化紀行
    3.7
    2010年代の台湾には、日本の1960年代のように、人びとが「自由」を求め、自分なりの表現に取り組む熱気が渦巻いていた――。 日本の企業社会に嫌気が差し、海外放浪の旅に出た著者は、その途上で訪れた台湾に魅せられる。そして現地の人びとと交流するうちに、台湾の対抗文化やDIYシーンの取材にのめり込んでいく。 インディ音楽シーン、インディペンデント誌『秋刀魚』、オルタナティブスペース〈waiting room〉……現在進行形の台湾カルチャーを案内しながら、これからの時代の生き方や働き方を考える。ベストセラー『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』、人気マンガ連載『めぞん文豪』の共著者で、フリーランスライターとして活躍する著者の初の単著。 目次 序章 フリーライター、台湾に出会う 第一章 フリーライター、台湾に降り立つ 第二章 台湾再訪、台湾インディ音楽を知る 第三章 台湾と中国、台湾アイデンティティを巡って 第四章 台湾意識が宿るもの。街・建築・文房具 INTERLUDE 台湾で出会った愛すべき人たちとのささやかな記憶の記録 第五章 インディペンデント誌『秋刀魚』がカルチャーの分断を消滅させる日 第六章 DIYからすべてが生まれる。オルタナティブスペース〈waiting room〉 第七章 日本人から観た台湾、台湾人から観た日本 あとがきにかえて 就職しないで生きるには
  • 台湾探見 Discover Taiwan―ちょっぴりディープに台湾(フォルモサ)体験
    3.0
    台湾在住歴20年の作家夫婦が取材体験をもとに、台湾各地の風土や祭典、歴史、日本とのかかわりなどを紹介した紀行エッセイ。秘境探索、田舎散策、歴史建築探訪、ご当地グルメ、島旅などのほか、愛文マンゴーの開発秘話や凍頂烏龍茶の茶畑訪問記など、いくつかのネタを厳選し、ちょっぴりディープな台湾を取り上げています。 [目次] まえがき(★台湾全図) 第1章 素顔の台湾を見つめる 01 人々から愛される航海の女神 媽祖 02 マンゴーの香りに誘われて 玉井 03 凍頂烏龍茶の郷を訪ねて 鹿谷 第2章 人々が愛する故郷 04 知られざる大都会の魅力を探る 台中 05 地方都市には地方都市の魅力がある 嘉義 06 「古都」ではない古都 台南(★台南・米街周辺お散歩マップ) 07 大都会の中の港町風情に触れる 高雄(★哈瑪星エリア散策マップ) 第3章 台湾の「田舎」で魅力再発見 08 蘭陽平原に秘められた日台の歴史 宜蘭 09 客家の郷を訪ねる 美濃 10 南部台湾 絶景路線の旅 高雄から台東まで(★南廻鉄路 車窓見どころガイド ★屏東線・南廻線) 第4章 原住民族と秘境の文化に触れる 11 花東海岸公路バスの旅 魅惑の東海岸(★花東海岸公路の旅) 12 サイシャット族の村を訪ねる 南庄・向天湖(★台湾原住民族は16部族 ★台湾原住民族分布図) 13 台湾の最果ての地を訪ねる 馬祖(★馬祖列島の島々) 第5章 最後に 14 新たな潮流を生み出す人々 台北 [巻末]本書に掲載した店のデータ <プロフィール> 【著者】片倉真理(かたくらまり) 台湾在住ライター。早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー勤務を経て台湾と関わる。ガイドブックや書籍の執筆、製作のほか、機内誌への寄稿や女性誌の台湾コーディネートなども手がける。台湾生活情報誌『悠遊台湾』を毎年編纂。共著に『食べる指さし会話帳・台湾』(情報センター出版局)、『台湾で日帰り旅 鉄道に乗って人気の街へ』(JTBパブリッシング)などがある。 【写真】片倉佳史(かたくらよしふみ) 台湾在住作家。台湾に残る各地の日本統治時代の遺構を探し歩き、台湾と日本の歴史的関わりを記録している。著書に『台湾に生きている日本』(祥伝社新書)、『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年』(祥伝社)など多数。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『台湾探見―ちょっぴりディープに台湾(フォルモサ)体験』(2018年4月20日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 台湾ナショナリズム 東アジア近代のアポリア
    4.0
    親日か反日か。統一か独立か。しばしば二項対立で語られがちな台湾ナショナリズムは、日本と大陸中国、冷戦期とポスト冷戦期、米国のプレゼンスの低下と中国の台頭など、長期的かつ複数の視座で整理すると今なお続く東アジア近代のアポリア(難題)として見えてくる。日本人にとって重要な歴史経験でもある「台湾問題」を、詳細に読み直す。(講談社選書メチエ)
  • 台湾のアイデンティティ 「中国」との相克の戦後史
    4.0
    台湾はいかにして台湾になったのか? 台湾海峡をめぐる緊張がにわかに高まっているが、台湾と中国の関係は、「敵か味方か」といった単純な構図で理解できるものではない。台湾から見た中国との「距離感」は歴史の中で時代によって大きく揺れてきた。 他方で、コロナ禍におけるデジタル担当のオードリー・タンの活躍や蔡英文大統領下での同性婚の合法化など、国際的にも存在感を発揮する台湾。こうした台湾の独自性、「台湾人」としてのアイデンティティはいかにして育まれたのか? そして複雑に錯綜した国内外の対立関係をいかに乗り越えようとしているのか? 第二次世界大戦後の国民党政権による一党支配体制、そのもとで繰り広げられた反体制運動と政府当局による弾圧――民主化以前の台湾をめぐる政治的争点を紐解きながら、冷戦期の国際情勢の変化を読み込みながら、「反中/親中」あるいは「反日/親日」という二項対立では理解できない台湾社会の複雑さに迫る。そして、台湾の成り立ちに欠かせない日本、アメリカ、中国との関係をも、「人」を起点にふんだんに描き出す。 数々の歴史的なねじれ目をほどきながら理解の深まる、スリリングな台湾現代史。 ――――――――― 以下、目次 第1章 多様性を尊重する台湾 第2章 一党支配化の政治的抑圧 第3章 人権問題の争点化 第4章 大陸中国との交流拡大と民主化 第5章 アイデンティティをめぐる摩擦
  • 台湾の半世紀 ――民主化と台湾化の現場
    4.5
    1972年日中国交樹立によって、日本は中華民国(=台湾)と断交した。その同じ年に大学院に進学、研究をスタートさせた著者の研究人生は奇しくも台湾が民主化し、中国とは明らかに異なるアイデンティティ(=台湾化)へと進んだ道程と重なる。政府要人や台湾人研究者、歴史的事件の関係者との交流……。いまや中国は経済的にも軍事的にも大国となって、アメリカのライバルへと躍り出た。黎明期から台湾を見つめ続けた著者が、米中両大国に翻弄されつつも主体性を模索する台湾のこれまでを振り返り、現状と今後のゆくえを分析する。 【目次】プロローグ 台湾現代史における一九四九年と一九七二年/第I部 民主化の現場を歩く──オポジションから入る/第一章 日台断交の頃──台湾研究事始めと初めての台湾訪問/第二章 民主化の胎動に触れる/第三章 「自由の隙間」に立ちあがる台湾ナショナリズム/第四章 国民党一党支配の揺らぎ/第五章 民主化と「バランサー」李登輝の闘争──「憲政改革」の政治過程を見つめる/第六章 日本台湾学会の設立──台湾理解の知的インフラ/第II部 台湾化の脈動を見出す──アイデンティティの政治の背景に眼をやる/第七章 船出する新興民主体制──総統選挙が刻む政治のリズム/第八章 大国の狭間で──「中国要因」の政治の登場と米中の対立/第九章 中華民国台湾化論を提起する──台湾政治研究の曲がり角で/第十章 中華民国台湾化の不均衡な展開──新興民主体制下の国家再編と国民再編/エピローグ パフォーマンスする主権──「台湾の定義はまだできていない?」
  • 台湾の本音~“隣国”を基礎から理解する~
    3.8
    コロナ前は200万人超の日本人が訪れ、観光地として人気が高い台湾。「台湾有事」という言葉が紙面を賑わすこともあり、日本の関心は高くなっている。しかし、私たちは台湾をどれほど知っているだろうか。中国と台湾の関係は? 首都はどこにある? 国連に非加盟なのはなぜ? 隣の島でありながら、私たちはその歴史や社会のことをあまり知らない。本書では、6つの問いからそんな台湾という“国”の姿を詳らかにしていく。
  • 台湾の歴史と文化 六つの時代が織りなす「美麗島」
    3.8
    街路に残る古跡や廟、人びとに愛される名物料理、信仰と祭り――。「美麗島」とも称される台湾に、今も息づく独自の文化。その伝統は一六二四年のオランダ統治以来、鄭氏、清朝、日本、国民党に至るまで、各時代の外来政権との関係によって形作られてきた。本書では、激動の台湾を生きた人びとの視点から、四百年におよぶ歴史をたどる。台湾をより深く知るための案内を豊富にまじえて、多様な文化の魅力を活写する。
  • 台湾の若者を知りたい
    3.7
    東日本大震災の直後に200億円もの義援金を送ってくれた台湾の人々.その影響で,台湾へ旅行をする日本人の数は年々増えています.それでも,私たちは台湾人の普通の若者について,ほとんど何も知りません.台湾の若者の学校生活,受験戦争,兵役,就活……,3年以上に渡る現地取材を重ねて知った,台湾人の意外な日常生活.

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  • 台湾名店137 - 現地在住のグルメ好きが厳選したガイドブックにのらない本当においしい店 -
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 SNS総フォロワー数20万人超え! 台湾在住の著者が毎日食べ歩いて見つけ出した、台湾グルメガイド決定版! 台湾在住のグルメ好きな著者が、毎日現地で食べ歩き、人脈を使って見つけ出した究極の店を厳選紹介。 ローカルフードに朝ご飯、夜市、最新のファインダイニングまで、台湾のおいしいものを網羅しました。 台北を中心に、台中、台南、新北など、地方まで足を運ぶ価値のある名店も。 台湾グルメ旅行は、この1冊があれば間違いない。 【CONTENTS】 ◆PART1 僕のお気に入り 台湾の飲食店の中でも特におすすめしたいお店を、ジャンルごとに1軒ずつご紹介。 ◆PART2 地元民も通うローカルフード店 麺、滷肉飯、小籠包、火鍋、朝ご飯など、台湾らしさ満載のグルメ。 ◆PART3 一度は行きたい台湾トップレストラン ちょっと贅沢したい時のための店。知る人ぞ知る名店まで。 ◆PART4 話題のティーサロン/カフェ/バー おいしい中国茶にコーヒー、お酒が飲める店をご紹介。 ◆PART5 エリア別グルメガイド エリアごとにおすすめしたい店を紹介。地方まで足を運ぶ価値のある名店も。 ◆PART6 About台湾 台湾を旅する時に知っておきたい情報をまとめてご紹介。 このほか、おすすめの夜市や1日観光プラン、必ず喜ばれるお土産リストなどを紹介するコラムも収録。 ※QRコードを読み込むには、専用アプリ(QRコードリーダー)が必要です。(機種によっては最初からインストールされているものもございます。) QRコードの載った画像をQRコードリーダーで読み込み、閲覧ください。 読み込みづらい場合は、表示画像を拡大し、カメラが画像を読み込みやすいよう調整してから再度お試しください。 【著者プロフィール】 tatsuya 台北と東京在住。今注目のグルメインフルエンサー。 毎日現地で食べ歩き、知る人ぞ知る店まで通い詰めている美食探求家。 グルメ情報をSNSで発信し、台湾をはじめ、世界中の美食家やミシュランシェフからフォローされている。 Instagram: @tatsuya_tokyo_taipei
  • 台湾物語 ──「麗しの島」の過去・現在・未来
    4.8
    旅行先として人気の台湾。しかし、ガイドブックに載る情報以外のことは、実は日本ではあまり知られていない。歴史、ことば、神様、建築、地名、映画、そして台北、台中、台南などの町々……この一冊を読めば、知らなかったさまざまなことがよくわかる。台湾でも活躍する日本人作家が語る、この島と人びとの昨日・今日・明日の物語!
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    4.2
    一六二四年、大航海時代のオランダ支配に始まり、今日までの四百年に近い台湾の歴史は、「外来政権」による抑圧と住民の抵抗の記録である。外来政権はオランダ(スペイン)、鄭氏政権、清国、日本そして国民党政権である。では近年の目覚ましい経済発展の要因はどこにあったか。また急速な民主化の進捗は、対中国との関係で台湾をどのように変貌させるだろうか。一九九三年の「シンガポール会談」も踏まえ、歴史を描き、将来を展望する。
  • 「たえず書く人」辻邦生と暮らして
    3.8
    些細な日常の出来事や着想から「霊感」を得、大きな一つの作品世界を構築していく作家・辻邦生の仕事ぶりを、半世紀を共にした夫人が彫琢の文章で綴る作品論的エッセイ集。
  • 妙なる技の乙女たち
    4.0
    時は近未来2050年。 赤道直下の宇宙産業都市リンガには、ひたむきに働く女の子たちがいた。 宇宙服のデザインに挑む京野歩、月と地球を結ぶ軌道エレベーターに乗務する犬井麦穂……。 窮地に立たされても夢とスキルとプライドで乗り切る彼女たちのお仕事オムニバスストーリー。
  • タオの暗号
    5.0
    世界で初めて明かされる老子書の驚くべき秘儀とは?中国雲南省の秘境には、隠されたその教え(聖なる性の秘儀)を継承し、生命の悦びに満ち溢れた人々の姿があった―。支配者が性の抑圧を強めることで、民衆は性意識を歪ませ、その代替となる様々な欲望へと引き寄せられてゆく。老子は、権力者が容易に民衆操作できる欲望社会、宇宙の法則を閉ざす意識の歪みにも警鐘を鳴らしていた!発祥の地・中国で出版の許可が下りなかった新発見「老子書」の全貌。

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  • タオの城
    完結
    4.2
    謎めく人々が住む、迷路のようで廃墟のような“百窟城"という名のスラム。そこで暮らすエキゾチックな美少女・タオ。怪しい関係の兄妹、映画女優、売春宿の女たち…。神出鬼没なタオと、不可思議な住人たちのお話。
  • たおリズム
    5.0
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 20代最後の「土屋太鳳」を切り取った1冊。 2008年に俳優としてデビューし、さまざまな作品に出演、日々活躍する土屋太鳳さん。俳優業だけでなく、ダンサーとしても数多くの作品に出演し、多くの支持を集めています。さらに、今年の元旦には結婚と妊娠を発表し話題となりました 自身の持つ美しさはもちろん、新しい一面もふんだんに盛り込んだ、本作。メイクに興味があるという土屋さんからのリクエストで『美的』でも大人気のヘア&メイクアップアーティスト河北裕介さん、林 由香里さん、Georgeさんとコラボ!いつもと雰囲気を変えた土屋さんの魅力もたっぷり詰まっています。 さらに、妊娠中に撮影したマタニティカットや出産後、お子さんを抱いてのカットも初公開!初めてとなる姉・炎伽さんとの対談も収録しています。 【プロフィール】 土屋 太鳳(つちや たお) 俳優。1995年2月3日生まれ、東京都出身。O型。2005年、オーディション『MISS PHOENIX』で審査員特別賞を受賞。2008年、映画『トウキョウソナタ』で俳優デビュー。2015年、NHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインを務める。以降、様々な作品に出演。 (底本 2024年1月発売作品) ※この作品はカラーが含まれます。
  • 高天原探題
    3.8
    突如現れた謎の土塊に生き埋めとなった少女が救われた事件を発端に、京都周辺に数多く出現し始めた謎の弁別不能体・不忍(シノバズ)。それは人の“動機”を殺すため存在を感知できず、視界に入れた者は行動不全に陥る。7年後、シノバズの討伐・処理組織「高天原探題(たかあまはらたんだい)」に参入した寺沢俊樹(てらさわとしき)は、かつて己が救い出すも危険な異能者として強制隔離されてしまった少女・皆戸清美(みなときよみ)との再会を望むが……比類なき独創性を放つ闘いと純愛の伝奇SF!
  • 高市早苗 愛国とロック
    4.7
    1巻1,540円 (税込)
    〝独占〟緊急出版! 信念の女、高市早苗はいかにして生まれたのか。 初当選以来、30年以上にわたって取材を続けてきた著者が初めて綴った高市早苗の半生! あなたの知らない高市早苗が、ここにはある! 「早苗、逃げるな!」 病床の父から届いた手紙など100時間に及ぶ取材で明かされる知られざる秘話。 サラリーマン家庭に生まれた幼少期から、ロックとオートバイに燃やした青春時代。 松下幸之助、安倍晋三との魂の触れあい――。 そして、いよいよ総理の座を目指す!
  • 高いワイン―――知っておくと一目置かれる 教養としての一流ワイン
    3.7
    各地域を代表する約150種の一流ワインがオールカラーで登場! それぞれのワインの基礎知識はもちろん、「ロマネコンティ→とあるボトルがグラス1杯1000万円に」「ドンペリ→3度目の飲み頃を迎えると値段が10倍に跳ね上がる」など、驚きのエピソード・ウンチクも紹介。一流ワインがより身近になる一冊。
  • たかが恋です
    4.0
    シェフとしての海外研修に終止符を打った美作良彰は、帰国の挨拶に訪れた先で恩人に、頭がよすぎるせいで社会に馴染めない弟・下綱育人の世話を頼まれる。すこぶる好みの姿――すんなりした手脚にさらさらの黒髪、やわらかく甘い美貌の育人と生活を共にしながら「恩人の弟に手を出すわけには」と自戒する美作だったが、育人は中身も可愛くて……!?
  • たかがジャンプ されどジャンプ 日本フィギュアスケートに金メダルをもたらした武器
    4.0
    伊藤みどりのトリプル・アクセルから、羽生結弦が挑戦する前人未踏のクワッド・アクセルまで。スケート連盟強化部長・国際審判員として長く舞台裏で活躍してきた著者が記す、日本フィギュアスケートの技術の歴史書。伊藤みどり、荒川静香、安藤美姫、浅田真央、高橋大輔、羽生結弦、宇野昌磨、鍵山優真……日本フィギュアスケートを世界の頂点に導いた裏には、日本人ならではの特性を生かした高度な技術「ジャンプ」という武器があった――。
  • 高くても飛ぶように売れる客単価アップの法則
    3.6
    お客の数を追い求めることで、多くの会社は「忙しい割に儲からない」という状態に陥ってしまっている。そこから抜け出す近道は、お客の数ではなく、客単価をアップすること。だからといって富裕層を狙う必要はない。普通のお客に喜んで多くのお金を使ってもらうための客単価アップノウハウを解説する。
  • 高倉健インタヴューズ
    4.2
    ほとんど取材を受けない高倉健が認めた貴重なインタヴュー集。 日本を代表する映画俳優・高倉健。 「すみません」「お願いします」「ありがとう」 ──寡黙で、礼儀正しく、思いやりに溢れる稀代の名優の言葉は、 日本人が忘れ去ってしまったものを思い出させてくれる。 健さん自身のセリフや演技への想いをはじめ、 『網走番外地』『昭和残侠伝』『八甲田山』『幸福の黄色いハンカチ』 『駅 STATION』『夜叉』『居酒屋兆治』『鉄道員 ぽっぽや』などの 多くの人が励まされ涙した名作の台詞分析など、知られざる事実が満載。 映画のワンシーンや、ほかでは見ることができないプライベート写真も掲載。 “このインタヴューは映画に関するものだけれど、彼がしゃべっているのは人間についてである” (「まえがきに代えて」より) 健さんファンはもちろん、確かな言葉を求めるすべてのひとに薦められる1冊です。 【目次より】 ■1 初めて語った「何度も見た映画のこと」 ■2 『鉄道員 ぽっぽや』の撮影現場で ■3 20世紀の宝物 ■4 仕事について ■5 祈る役者 ■6 一言一句、僕のセリフへの想い ■7 世界を動かした「気働き」 ■8 日本人の心を射止めた「名言」分析 ■9 「あなたへ」最後の映画俳優の演技

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  • 高倉健の愛した食卓
    3.0
    高倉健没後10年企画 高倉健さんに17年寄り添ったパートナーの小田貴月による、健さんが生前召し上がっていた家庭料理を紹介するフォトエッセイ集。 健さんは、貴月さんと出会う前は、「100%外食、足りない分はサプリメントで補う」という食生活。そんな生活から、100%お家で食べるという生活に変わりました。 毎日の食事だけでなく、夜食やスイーツまで全て手作り。「一日中キッチンにいるような生活でした」と貴月さん。 朝昼兼用のブランチでは、サラダだけでも5種類、肉まんやピザ、太巻き、お稲荷さんと、旬の彩り豊かな食材や果物をたっぷりと摂り入れ、和食、洋食、中華、フレンチ、イタリアンとバラエティに富んだ献立となっています。 食卓に出すものは、あたたかいものか常温のもの、魚料理とアルコールはNG。お肉が大好きで、毎日必ず豆腐を召し上がっていました。とにかく健康で、太らないよう、体力と気力を万全にしておく。「鉄道員」に主演する前と後とでは映画で観る健さんの顔色ツヤが全く違うというくらい、俳優業に専念できる環境を整えるための食事を、真心をこめて作られていることが伝わってきます。 お二人が共に食べたおよそ13,000食の中からメニューを選び、四季折々の食材を使い、料理した234品を紹介。健さんが生前愛用していた食器や思い出の品も紹介。幼少期の食の思い出や、出演作にまつわるエピソードを織り交ぜながら、お家ごはんを楽しんでいる様子は、スクリーンの中の高倉健さんのイメージとは180度違うことにも気がつかされます。 健さんの食にまつわるエピソード満載の心和む1冊です。
  • 高倉健の背中 監督・降旗康男に遺した男の立ち姿
    4.0
    「網走番外地」シリーズ、「駅 STATION」「あなたへ」……通算21本のコンビを組んだ降旗康男と高倉健。降旗を核に、いしだあゆみ、大竹しのぶ、名カメラマンの木村大作など、関係者たちの証言から稀代の名優の真実を浮き彫りにする。高倉健没後の新証言満載。
  • 高倉んちのもうひと皿
    完結
    1.0
    「毎日呑む」がモットーの作者高倉あつこが、美味しいお酒に合うアテを作り、今日も今日とて家呑みな日々。『鰯の梅煮』『椎茸皿のえび焼売』『手羽先のピリ辛オイスターソース煮込み』など簡単レシピが満載!!
  • たかこさんのお弁当 おかず便利帖 時短でもきちんとおいしい264レシピ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 お弁当作りに役立つおかずレシピが盛りだくさん takako@caramel milk teaの稲田多佳子さんによるお弁当のおかずレシピ集です。大切な家族の「元気のもと」になるから、おいしく元気になってもらえるようなお弁当を作りたい―。そんな想いから生まれた、数々の弁当おかずレシピを掲載。 1章では人気のお弁当おかず18種類の味つけバリエを3種類ずつ紹介。唐揚げは定番唐揚げ・塩唐揚げ・ハーブ唐揚げ、焼き魚は七味しょうゆ焼き・カレー焼き・みりん焼き、ハンバーグは洋風・和風・中華風……etc.と3つの味つけを展開。そのほか、主菜や副菜、常備菜、ご飯、スープカップで作る汁物やスープなど、バリエーション豊かに264品のレシピをご紹介します。 ≪CONTENTS≫ Part1 人気のお弁当 おかずバリエーション Part2 お弁当の おかず便利帖 Part3 おかずの使い回しアイディア
  • 高崎山のベンツ 最後の「ボスザル」
    4.5
    1000匹以上の野生のニホンザルが暮らすサルの王国・高崎山。ここに、2つの群れのボスになり、800匹の群れをたった1匹でけちらしたオスザルがいました。その名は「ベンツ」。ベンツはどのように育ち、どんな一生を送ったのでしょうか。かれの手に汗をにぎる活躍とともに、わたしたちにとって身近な野生動物であるニホンザルの生活がわかるノンフィクションです。
  • 高杉晋作(1)
    4.2
    黒船をひきいて1853年、ペルリが浦賀に来航した。開国佐幕派と倒幕勤皇攘夷派に二分された国内は混乱をきわめた。そのさなか、革新を叫ぶ吉田松陰の刑死は、松下村塾の塾生たちを動揺させた。師の志をどうしたら活かせるのか? 動乱の世を生きる若き志士高杉晋作は、日本国再興のため苦悶する。
  • 高瀬川女船歌九 似非遍路(えせへんろ)
    3.5
    わけあって武士を捨て、高瀬川界隈で評判の居酒屋「尾張屋」の主となった宗因は、かつての朋輩を訪ねて淀に出かけた。その帰途見かけた田圃を耕す初老の男が、四国遍路に出かけたはずの塩問屋播磨屋(はりまや)の主であることに気づき問いただすことに。播磨屋が語り始めた予想外のいきさつは……。高瀬川に集う市井の人々の哀歓と人生の機微を描いて深い感動を呼ぶ珠玉の連作集。【解説】大矢博子
  • 高瀬庄左衛門御留書
    4.1
    第165回直木賞候補作、第34回山本周五郎賞候補作。「本の雑誌」2021年上半期ベスト10で第1位! 第9階野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回「本屋が選ぶ時代小説大賞」をそれぞれ受賞。 美しく生きるとは、誇りを持ち続けるとは何かを問う、正統派時代小説。 神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。50歳を前にして妻を亡くし、 さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、 寂寥と悔恨の中に生きていた。しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。 「心が洗われる」というのは、こういう感覚を言うのだと実感した。ーー作家・江上剛(朝日新聞6月5日) この人がこれから作品をどんどん出していくのがドキドキするし嬉しい。すごい時代に立ち会っている気がする。 次回作も必ず読みたい! ーー北上次郎(YouTube「北上ラジオ」) 誰でも歳を取れば、違う生き方もあってのではとの悔悟を抱くもの。 その迷いにどう向き合うか。考えさせられた。ーー記者・佐藤憲一(読売新聞1月19日) 私は、作者がこれからの時代小説界をリードしていく存在になることを信じて疑わない。 ーー縄田一男(産経新聞2/21) 美しい物語だ。穏やかで、静かで、そして強い物語だ。ーー大矢博子(「小説すばる」3月号) 生きることの喜び、悲しみ、諦め、希望をすべてのみ込んだ時代小説ーー内藤麻里子(毎日新聞2/7) 主人公もさることながら脇の人物たちもよく書き込まれ魅力がある。ーー川本三郎(毎日新聞2/20) 人はどう生き、どう老いていくべきかの指針となる。(紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん) 全日本人に読んでほしい。(旭屋書店池袋店 礒部ゆきえさん【ダ・ヴィンチニュース3月6日】) 心情が清らかに流れ続けながら、激動の大河浪漫があり、心奪われました。ずっと浸っていたいこの至福の感覚を、 たくさんに人に味わってもらいたい。(うさぎや矢板店 山田恵理子さん) 様々な制限の中で生き、迷いながら歩み続け、心のわだかまりが少しずつ溶ける有り様に、自分の心にも穏やかな風が入り込んだ。 時代小説のすばらしさを感じた。(正文館書店本店 鶴田真さん) 厳しい現実を突き付けながらも生きることの温かさと優しさを感じさせてくれる。(くまざわ書店錦糸町店 阿久津武信さん)
  • 高田教頭の脱出(1)
    完結
    4.0
    長い人生、数えきれないほどのピンチが訪れる。それは学校にとって重要な地位である「教頭先生」でも同じ。学校と生徒に挟まれ、もがく中間管理職だからこそ、時には「逃げる」ことも大切だよ…ということを、体を張って教えてくれる全力中年ギャグ漫画、ここに爆誕。これは「読むと勇気が湧いてくる現代人の処方箋」か!?
  • 高嶺の藤くん1
    4.2
    1~9巻264円 (税込)
    大学生の村上貴雪と藤アキラは、ある雨の日に初めて言葉を交わす。 学内一チャラいと噂の男と首席入学の堅物男―――― と、思っていたお互いの印象がまるで違っていた二人は急速に接近する。 自分にとって「高嶺の花」のアキラの行動を追いかけてしまう貴雪、 貴雪の噂(女絡み)が気にかかってしまうアキラ。 お互いの気持ちを探り合う二人。 アキラの文学的解釈の果てに 添い寝→キスという選択がなされた… 「僕を君の恋人にしてよ」「面白い、付き合おう」 そしてアキラは初めての恋に夢中になる―――――
  • 高橋是清自伝(上)
    4.0
    生まれて四日にして仙台藩士の家に里子に出され、十四歳にして海外を放浪。帰国後、大蔵省に出仕するも失職と復職を繰り返し、やがて宮仕えに飽きたらず、銅山経営のため南米ペルーに渡るが……。日本財政の守護神と称えられた明治人の、破天荒な生き様と足跡が語られる。
  • 高橋名人のゲーム35年史
    3.0
    テレビゲーム界のレジェンドが書く、ファミコンから現代までのゲームの歴史と裏側 「ゲームは1日1時間」「16連射」など、かつてファミコンブーム時代に一世を風靡した高橋名人。35年以上ゲーム業界にかかわり、今も現役でゲームに関わる高橋名人だからこそ書ける、テレビゲームの話と自身の当時の裏話を書いた1冊。
  • 高橋幸宏、音楽家の肖像
    値引きあり
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2023年1⽉に逝去した、⾼橋幸宏⽒の偉業を後世に伝えるための書。 音楽制作の月刊誌『サウンド&レコーディング・マガジン』に掲載された幸宏氏の記事の数々をはじめ、 新規コンテンツとして、音楽テクニカルライター・布施雄一郎氏の筆による「高橋幸宏ヒストリー」、 4枚のアルバムを選出し制作に携わった方に語っていただく「名盤制作エピソード」、 往年の貴重な写真を掲載する「フォト・アルバム」などを収録する。 【CONTENTS】 <新規> ・タイムラインで辿る、高橋幸宏の「軌跡」と「軌跡」 by 布施雄一郎 ・名盤制作エピソード  高橋幸宏『WILD&MOODY』(1984年)  高橋幸宏『Fate Of Gold』(1995年)  高橋幸宏『Page By Page』(2006年)  サディスティック・ミカ・バンド『黒船』(1974年) ・フォト・アルバム ・ディスコグラフィ <再掲> 1982~2016年の『サウンド&レコーディング・マガジン』に掲載された 計100ページに迫る本人インタビュー/ライブ・レポート Solo Works 1983年3月号 ソロ活動について 1986年9月号 『ONLY WHEN I LAUGH』 1990年5月号 『BROADCAST FROM HEAVEN』 1992年4月号 『LIFE TIME, HAPPY TIME』 1995年1月号 コンシピオ・スタジオ 1997年11月号 『A Sign Of Ghost』 2001年8月号 『A Dog Smiled』 2006年5月号 『BLUE MOON BLUE』 2006年7月号 Apple Store, Ginza + Sound & Recording Magazine workshop 2013年8月号 『LIFE ANEW』 2014年9月号 『TECHNO RECITAL』『PHASE』 THE BEATNIKS 1982年2月号 『EXITENTIALISM/出口主義』 2011年11月号 『LAST TRAIN TO EXITOWN』 2018年7月号 『EXITENTIALIST A XIE XIE』 SKETCH SHOW 2002年10月号 『AUDIO SPONGE』 2003年4月号 『トロニカ』 2004年1月号 『ループホール』 METAFIVE 2016年12月号 『METAHALF』 Live Reports  1989年8月号 サディスティック・ミカ・バンド 2003年2月号 SKETCH SHOW 2009年2月号 pupa Tribute 2023年4月号 高橋幸宏、音楽家の肖像
  • 高橋洋一のファクトチェック2024年版
    3.6
    1巻1,100円 (税込)
    本書と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL 増税したい財務省、その意のままの岸田政権、 大転びする中国経済からトランプ再選ショックまで、 今年もおバカな俗論を排し、日本と世界のファクトの見方を お教えします! 「それにしても、私はこんなに財務省に嫌われていたのか」←「当たり前でしょ」(編集部) <面白すぎる内容> ・普通にやっていれば日本のGDPは2~3倍になっていたのに ・GDPドイツに抜かれてなお増税、緊縮財政ってバカか! ・財政健全化推進本部で政権支配を企む財務省 ・大手銀行、これが日銀と組んだ大儲けのカラクリだ ・34年もかかった株価最高値突破にバカ喜びするな! ・「タカハシ流株式投資術」初めて教えます! ・修理ができないEV車は使い勝手が悪く、失速! ・さぁ大変!中国経済のゾンビ化はもう隠しきれない ・トランプ再選で「日本は日本で守りなよ」 ・関口宏サンが辞めてもサンモニは不勉強な左巻き集団のまま ・私のあとは「AIタカハシ」に任せようかな ほか 大好評「高橋洋一チャンネル」(YouTube)と痛快コラボ第2弾!
  • 高畠素之の亡霊―ある国家社会主義者の危険な思想―(新潮選書)
    3.3
    『資本論』を日本で初めて翻訳した言論人・高畠素之はマルクス主義の欠点に気づき国家社会主義へと走った。それはなぜか。キリスト教を棄て、性悪説を唱えた不世出の知性が現代に突きつける民主主義・資本主義の陥穽と、暴力装置としての国家の本質とは。高畠に強く影響を受けた著者が危機の時代に向けて放つ「警世の書」。
  • タカマガハラ 1
    完結
    4.0
    最強軍団として名高い山田五兄弟の三男ヤマトは、強くなることより漫画家になることが夢。ある日突然“神業”という特殊な能力が目覚めたことで、戦いに巻き込まれていき!? 非日常的神話世界が幕を開ける…!!
  • 高峰秀子の捨てられない荷物
    4.0
    5歳で子役デビューして以来、55歳で引退するまで日本映画の巨匠たちの名作300本余に出演、名随筆家として300本余に出演、名随筆家として26冊の著作を遺した高峰秀子。その高峰に唯一、素顔を書くことを許され、のちに養女に迎えられた著者による“高峰連作”の第一作。固く口を閉ざしていた養母や血縁との壮絶な確執をはじめとする怒涛のような前半生と夫・松山善三との幸福に満ちた後半生を貴重な言質とともに活写する。大女優・高峰秀子が最期まで捨てようにも捨てられなかった荷物とは? 感動に満ちた“運命の評伝”が今、よみがえる!高峰秀子の「ひとこと」収録。
  • 高山殺人行1/2の女
    3.0
    1巻517円 (税込)
    斎藤マリに不倫の相手・川北留次から、突然「女房を殺してしまった! 警察に自首しようと思う」という電話が……。窮地に立たされた二人は、チエをしぼってある計画を練りあげた。清里―軽井沢―上高地―高山を結ぶ山岳ドライブで、恐怖と戦慄のサスペンス! 車好きの著者が放つ、謎とスリルに満ちた新感覚ドライブ・ミステリーの力作!
  • 高山なおみのはなべろ読書記
    3.8
    料理家・高山なおみが、鼻とベロで味わった本の話と、そこから生まれた料理の物語。全24話レシピつき! 本とコミックの情報誌『ダ・ヴィンチ』の好評連載を単行本化。原田奈々による写真も、フルカラーで収録。
  • 高山本線殺人事件
    2.7
    警視庁捜査一課の刑事、西本の父親が、下呂(げろ)・高山間で、同乗していた謎の美女と交通事故死。死因に深い疑惑をいだいた西本は、単身“捜査“を開始する。さらに、高山の朝市ではOLが背中を刺され、高山本線特急「ひだ」車内でも女性が刺される事件が発生。連続する不可解な事件をつなぐ真実の連鎖は……。十津川(とつがわ)警部の名推理が解きほぐす!

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  • 宝探しトラジェティー
    3.3
    1巻1,232円 (税込)
    誰にでも「大人になった夏休み」がある。江夏七海、11歳の夏。人生最初の冒険は、人生最悪の初恋から始まった。人生はいつでも「宝」を探す冒険だ! 希望に満ちたドキドキ青春サスペンス。
  • タカラジェンヌの太平洋戦争
    3.7
    華やかなその世界も、死と隣り合わせていた――。音楽学校に学ぶ乙女たちの青春とは。舞台を奪われ、緑の袴がモンペに替わったタカラジェンヌたちの心を支えたものは。「歌劇」「宝塚歌劇脚本集」「宝塚年鑑」には何が記されていたか。熱烈なファンがその目で見たものとは。宝塚大劇場はなぜ閉鎖され、いかにして再開されたのか。貴重な証言と資料から浮かび上がる「もう一つの昭和史」。

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  • 宝島
    3.8
    死んだ老海賊の遺留品から「宝島」の地図を手に入れた少年ジム・ホーキンズは、医者のリヴジー先生や一本足の船乗りシルヴァーらと財宝を探しに孤島に向けて出帆した。ところが海賊どもの反乱が勃発。敵は十九名、ジムの味方は六名。息を呑む銃撃戦、恐怖の単独行の果て、ついにジムは宝のありかにたどり着くが……。読み継がれてきた不朽の冒険物語が鮮やかな新訳で待望の刊行。
  • 宝塚歌劇団の経営学
    3.0
    まさに今、世界中が新型コロナウイルスの猛威に翻弄されている。なかなか収束の出口が見えず、五里霧中ではあるが、ただ一つ確実なことがある。それはウィズコロナの時代には、流行前と比べて我々の住む世界が一変するということだ。 本書は、戦前から様々な難局を超えて100年以上、事業を継続してきた宝塚歌劇団の実態に迫る。「知る人ぞ知る」「ニッチな」エンターテイメント事業に隠された経営の秘訣は、ウィズコロナ時代が本格的に到来しても不変の真理であり、かつ多くの企業の経営戦略にも敷衍できるものであると確信している。
  • タカラヅカの解剖図鑑 詳説世界史
    3.0
    ルイ14世、マリー・アントワネット、ロベスピエール、ナポレオン。 シェイクスピア、ベートーヴェン、ブラームス、リスト。 プガチョフ、エカチェリーナ、ラスプーチン、アナスタシア。 項羽、劉邦、チェ・ゲバラ、ジョン・F・ケネディ。 彼らはすべて宝塚歌劇の作品に登場した人々です。 後世を作った偉人も、歴史の波に飲まれて消えていった無名の英雄の人生も 創設百年以上の歴史を誇る宝塚歌劇は上演をしてきました。 本書はタカラヅカの作品によって、世界史の教科書の中の静的な世界を息づかせ、蘇らせようという試みです。それによって歴史上の事件や人物が身近に感じられるようになれば、試験勉強ももっと楽しいものになるでしょう。 具体的にはオスカル(『ベルサイユのばら』)の描いた「自由・平等・友愛」の理想は、 なぜフランス革命を経て恐怖政治に行きついてしまったのか。 レット・バトラー(『風と共に去りぬ』)はなぜ南北戦争における南部の敗北を予想できたのか。 フランツ・ヨーゼフ1世(『エリザベート』)が最愛の妻シシィに聞いて貰いたかった悩みとは。 『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』や『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』に登場する禁酒法とは何か。 などなど、宝塚歌劇の名作と共に高校レベルの世界史知識がこの一冊で学べます。 タカラヅカ作品という「点」を世界史という「線」でつないでいったとき、「面」として見えてくるのは、現在まで続き未来へと続いていくこの世界そのものかも知れません。 いざ行こう、夢の世界で学びの旅を。

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  • タカラヅカの謎 300万人を魅了する歌劇団の真実
    3.4
    PRもしないのに連日満員、いまや観客動員が年間300万人を超えた宝塚歌劇団。必勝のビジネスモデルとは何か。なぜ「男役」スターに大人女子たちが群がるのか。ファンクラブの実態は? 歌劇団の元支配人が五つの謎を解き隆盛の真実に迫る。
  • 宝の嫁
    3.5
    宝をたっぷりつけるという条件で、器量の良くない娘を娶った、若く貧しい公家。しかし、娘の荷物に宝はない。娘は「わたしを愛しく思ってくだされば、宝は山のように出てきます」と言うのだが……。中世ものの第一人者が紡ぎ出した「おとぎ話」の世界――表題作ほか、珠玉の全八編を収録した、近藤ようこの傑作短編集、待望の新装版。
  • 他がままに生かされて
    4.5
    「きっと、弱い自分を認められるはず」 弱さを強さに変える。毎日を必死に生きる人々にエールを。 ロックバンド・THE ORAL CIGARETTESで、作品の作詞作曲を手掛けるフロントマン、山中拓也。 彼が紡ぐ、人間の本質を表す言葉は、なぜ多くの若者を虜にするのか。そして、いかに生み出されるのか。 生死をさまよった病、愛する人の裏切り、声を失ったポリープ手術、友人の死etc. そこには数多の挫折や失敗があり、周りにはいつも支えてくれた家族や仲間、恩人たちの存在があった。 山中拓也は、これまでもこれからも、他に生かされて我がままに生きていく。 そんな彼の半生や人生観。過去と未来のこと。今の時代に伝えたいことを綴ったエッセイ。 故郷・奈良の思い出の地巡り、ドイツや国内で撮影した作品写真、貴重なレコーディング風景など撮り下ろし写真も多数収録する。 2021年に30歳という節目を迎える、人間・山中拓也のすべてをさらけ出した一冊。 山中拓也の吐く言葉は、何よりも弱くて強い。 【出版社からのコメント】山中さんは多くを語りません。ただ、発する言葉選びは丁寧で重く、心を打ちます。初めて生のライブを見た時は、その迫力に、音に殴られるような感覚を覚えました。ああ、この音と言葉が組み合わさり、多くの人々を虜にしているのだ、と腑に落ちました。純粋に言葉だけを紡いでもらったら、どれだけ純度の高いものが生まれるだろう? 言葉を生業にする者として圧倒的な好奇心を抱き、出版をお願いせずにはいられませんでした。
  • 滝沢和典のMリーグ戦記
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大きな注目を集め、大盛況のうちに終わったMリーグ2018シリーズ。このシリーズを盛り上げた立役者の一人は間違いなく滝沢和典プロでしょう。 ドラフト時点では成績不振に苦しんでおり、まさか自分が選ばれるとは思っていなかったという滝沢プロ。初戦で少牌のミスがあったものの、そこからの復活劇は圧巻でした。 レギュラーシーズンでは個人スコア2位、平均打点3位、4着回避率1位と記録3部門ですべてベスト3に入る大活躍、さらにファイナルシリーズでもチームを準優勝に導く原動力となりました。 大スランプの状態で挑んだMリーグで滝沢プロは何を考え、どう麻雀に望んだのか? トッププロの読みと技術はもちろん、当時の心境まで余すところなく収録したのが本書です。
  • 瀧田宗司という男 【電子限定特典付き】
    完結
    4.4
    ヘタレリーマン・松尾の上司は、強面変人無愛想。 その名も瀧田宗司。 同僚からはすこぶる評価が悪いけど 実は仕事ができて面倒見のいい松尾の憧れ。 ところが、そんな瀧田には爛れた噂が――!? 「瀧田さん、性関係ユルッユルの絶倫なんだって」 想い人の代わりに双子の弟と体を重ねる 松尾の同僚・酒井のcomplex loveや 不良と平凡リーマンの常軌を逸したviolent loveなど “胸キュン”から“シリアス”まで詰め込んだスピンオフ作品集★ 【収録作品】 瀧田宗司という男 雁字搦め ほどける視線 君の証明論 君の秘密を見せてくれ! 君の秘密を見せてくれ! 2 瀧田宗司という男‐後日談‐(描き下ろし) ★単行本カバー下イラスト収録★ 【電子限定で描き下ろしの4ページ漫画が収録されています。】
  • 焚き火と道具
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 焚き火マイスター猪野正哉。 焚き火を愛する人々のバイブルとなった初著者『焚き火の本』では語りきれなかった、焚き火道具について語り尽くした1冊。 マイスターの使う道具それぞれに物語があり、選んだ理由、気に入っているところ、手放せなくなったポイントがある。 焚き火にあたりながら読むにふさわしい、新しいバイブル誕生。 ■内容 第一章 基本の焚き火道具 焚火台(ムラコ) /ライター(bic) /着火剤(チューブ) /防火マット(ベルモント) /火バサミ(トング)/ナイフ グローブ/バケツ/薪 Q&Aコーナー ●マストな道具とベターな道具 ●かっこいい焚き火、ダサい焚き火の違い ●よくある焚き火の失敗例とは? ●薪ってどのくらい用意すればいい? 第二章 火を充実させるための道具 鉈/薪割り台/斧/十徳&火消し壺/チェア(ベストメイド) /薪ケース(asobito) /薪バッグ/杉の葉 ホウキ/ジップロック/消火スプレー/タバコ/コーヒー Q&Aコーナー ●木の目の見方ってありますか? ●フェザースティックの上手な作り方 ●バトニング(ナイフの場合、鉈の場合) ●正しい着火の段取り ●薪の含水率の話 第三章 仲間と火を囲むための道具 焚火台(ファイヤーサイド) /トライポッド/ホットサンドメーカー/スキレット/焼き網兼パーセル/ダッチオーブン BBQ串/ビール/ミックススパイス/食器カゴ/カトラリーもろもろ一式/ケトル/ウェットティッシュ ウォータージャグ/テーブル/赤ワゴン/レインボー Q&Aコーナー ●焚き火の育て方を教えて ●生木って燃えるの? ●直火って焚き火台となにが違う? 第四章 なくてもいいけど、こだわり道具 マッチ/バトニング棒/シュコシュコ/ツールボックス/黒いフリース/白T/シューズ(VANS) /焚火台(SOTO) 麻紐/ファイヤースターター/マンホールフッカー/草焼きバーナー/ノコギリ/変なヘッドライト/温度計/キーボード 重曹/洗剤/お片づけセット Q&Aコーナー ●焚き火の育て方を教えて ●生木って燃えるの? ●直火って焚き火台となにが違う? Column 焚き火でゴミを燃やしたい/BBQと焚き火/風速問題/フェザーを作る意味/早く燃やして帰りたい 食事は焼くだけ。以上/季節で焚火台の形状を変える? ルール&マナー  焚き火用語辞典 ■著者について 猪野正哉(いの・まさや) 「たき火ヴィレッジ いの 」管理人。アウトドアライター。モデル。「マツコの知らない世界」では焚き火の世界の達人として登場。 各地のキャンプイベントでは焚き火ワークショップの師として活動中。著書に『焚き火の本』(山と溪谷社)がある。
  • 焚き火とフライパン
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 焚き火をしたいからキャンプに行くのか、キャンプに行くから焚き火をしたくなるのか。 どちらが先かは人ぞれぞれだと思いますが、僕の場合は断然「焚き火がしたいから」が先にあります。 そして、焚き火の炎を見つめていると今度は何かを焼きたくなってくるのは僕だけではないはずです。 たとえば分厚い肉をジュージューと豪快に焼いてみたくなります。 これはもう人類のDNAに刻まれた本能のようなものかもしれません。 そんな時こそ、そうキャンプでこそ、フライパンの出番なのです。 ●著者 小林キユウ 長野県茅野市生まれ。料理カメラマン。下町グルメから三ツ星レストランまで一万数千皿を撮影した経験を生かし、レンズを通して得た料理のエッセンスをフライパンに全力投入している。アウトドアライフ歴は35年。ここ数年は八ヶ岳山麓の森にキャンピングトレーラーを引き込み、都会から週末ごとに通うデュアルライフを実践中。著書に「ふらいぱんコバQ」名義で『フライパンひとつで作る!速攻レシピ101』(ナツメ社刊)など。 ●レシピ ・MEET&FISH ローズマリー風味のフランクフルト 豚のキャンベルスープ 和風タンドリーチキン コンビーフエッグ パンの肉野菜炒め ベーコンキャベツのホイル蒸し ニジマスのレモンムニエル など ・VEGETABLE ズッキーニとパプリカのソテー 長いものしょうゆ照り焼き 長いものお好み焼き 蒸し野菜のチーズフォンデュ キノコのにんにくソテー タコとビーンズの炒め物 長ねぎの真っ黒焼き など ・SNACKS&SMOKED 板かまぼこの燻製 胡椒・柚子胡椒・辛子明太子 まつぼっくり燻製 スモークチーズ しめサバの燻製 サラダチキンの燻製 たくあんの転がし焼き じゃこと桜えびのチーズチップス など ・JUNK&RETORT ポテチのハッセルバック・タコガーリック・コンビーフ炒め 鍋焼きチキンラーメン ファミチキラーメン 肉まんスープ フランクフルトチーズカレー ベビースターおにぎりカレー サイコロステーキカレー など ・NOODLE、PASTA&RICE トムヤンクンそうめん ジャーマンポテチラーメン のり風味にゅうめん エスニック風ラーメン 日田風焼きそば コンビニサラダのグリーンパスタ ペペロンチーノ など ・フライパンでオーブン料理 ローストチキン パングラタン クラッカーピザ バームクーヘンのキャラメリゼ ・BREAKFAST&SWEETS 厚切りベーコンステーキ スウェーデン風ベーコンエッグポテト 巣ごもり卵 こだわりの目玉焼き 焼きトマトのスクランブルエッグ ハムエッグバゲット添え ミューズリーとリンゴのミルクがゆ など
  • 焚き火の作法
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 キャンプでの大きな楽しみが、焚き火。どうせやるなら、美しく・楽しく・周りに迷惑をかけず・心に残る焚き火にしたいもの。アウトドアアドバイザーで火の達人でもある寒川一氏が、焚き火の魅力・知識・テクニック・マナーなどの「焚き火の作法」を指南する。
  • 焚き火料理の本
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アウトドア料理の達人が教えます! 51の絶品焚き火料理の作り方。 キャンプで作りたくなる絶品・焚き火料理51品のレシピ集。 全国各地の野外イベントでの講師や監修、メディア取材への帯同など、アウトドアコーディネイターとして季節を問わず活躍する小雀陣二さん。 数々のアウトドアシーンで焚き火を使って料理を提供してきた「アウトドア料理の達人」が、楽しくて美味しい焚き火料理の作り方を、そのコツとともに伝授します。 ・焼く、煮る、炙る。焚き火ならではの豪快でおいしい料理が味わえるレシピ集 ・簡単シンプルなものからひと手間、ふた手間かけた作り甲斐のある料理まで、全51品を収録 ・火力の調節の仕方など、焚き火料理を楽しむための基礎知識と焚き火料理をもっと便利に楽しくする焚き火調理グッズを紹介 【掲載レシピ一覧】 01 ローストハマグリ焦がしネギ仕上げ / 02 グリルチキンたっぷりハーブのせ / 03 エッグトマトロースト / 04 ミートマリネ / 05 グリルドシュリンプトマトパエリア / 06 ポットローストポーク / 07エビとムール貝のホイル焼き・ケイジャンソース / 08 豚バラキャベツ焼き / 09 グリルドパイナップル / 10 ホットサンド / 11 グリルドベーコンとラクレットチーズのオープンサンド / 12 ローストブロッコリー・アンチョビチーズ / 13 ローストアスパラガス&ポテト / 14 キノコのグリル・クリームチーズソース / 15 ローストブロッコリー・アンチョビチーズ / 16 バターコーンスープ / 17 チーズたっぷりカルボナーラ / 18 ニンニクのスープ / 19 イカとホタテの豆豉バターソテー / 20 鴨肉グリルのネギソース / 21 イサキのアクアパッツア / 22 パプリカピクルス、キャロットラペ、コールスロー / 23 グリルドシーザーサラダ / 24 ローストガーリックチキンレッグ / 25 ホイル焼きフライドヌードル / 26 焼きカブとソーセージのスープ / 27 バナナフレンチトースト / 28 クリスピーガーリックベーコン / 29 トマトのクリスタルスープ / 30 グリルドサーモンアボカドのサラダ / 31 牛タンステーキ / 32 塩焼きいも / 33 ホイル煮込みハンバーグ / 34 グリルドラムラック・マスタードソース /35 炙りビーフジャーキー / 36 焼きトマトとパプリカ・レモンソース / 37 ビーフタパス / 38 カマスのニンニクハーブ焼き / 39 ホットバタービスケット / 40 スパイシーチキンのクスクス添え / 41 グリルしたエビとベーコンのキッシュ / 42 焼きナスのトマトソース添え / 43 アップルタルタル / 44スペアリブのワインソース / 45 炙りプランクサーモンのジンジャーバターソース / 46 グリルニンジン / 47 グリル野菜パイ / 48 焼きズワイガニのバターライス / 49 キャンプファイヤーブレッド / 50ローストビーフ / 51 ホイル焼きガーリックマッシュルーム
  • 滝山コミューン一九七四
    4.1
    郊外の団地の小学校を舞台に、自由で民主的な教育を目指す試みがあった。しかし、ひとりの少年が抱いた違和感の正体は何なのか。「班競争」「代表児童委員会」「林間学校」、逃げ場のない息苦しさが少年を追いつめる。30年の時を経て矛盾と欺瞞の真実を問う渾身のドキュメンタリー。(講談社文庫)
  • たくさん食べる君がすき【電子限定かきおろし漫画付き】
    完結
    3.6
    全2巻682円 (税込)
    デブの須藤が痩せてかわいくなった!?テレビ局のプロデューサー・須藤は食べるの大好きなぽちゃ男子。しかしあるときお腹を壊して入院し、戻ってきたと思ったら――誰!?ブカブカの服できゃるんとあざとくスタッフを振り回すこのカワイコちゃんが、あの須藤!?しかも、編成部の色男でゲイの杉山のことをずっと一途に好きだったと言う。なのに「俺とつき合うか?」の答えは「イヤっす」。キッパリ断ってきた須藤の真意は――?
  • タクシー運転手になって人生大逆転!
    3.7
    直木賞作家の父を持ち、高校時代に華々しく芸能界デビューするも尻すぼみ。 10代で起業するも、カジノ、風俗、酒に溺れて24歳で自己破産。 再度の芸能界挑戦ではだまされて、官能映画「美姉妹色情飼育」に不本意ながら主演してしまう。 再起を期して事業を立ち上げるもまたもや失敗し、さらにはFX投資にも失敗し、32歳で2度目の破産…。 が、タクシー運転手になっった途端、生き地獄から脱出!  一年目で年収800万円、いまや年収2000万!  金なくツテなく取り柄もない、そんなオジサンでもなんとかなる!  タクシー運転手に学んだ「人生大逆転」の自己管理術を伝授する。 【著者紹介】1976年東京生まれ。作家・志茂田景樹を父に持ち、高校在学時に華々しく芸能界デビュー。が、それも束の間、数々の事業に手を出しては失敗を繰り返し、24歳で自己破産。再起をかけた会社経営もうまくいかず、さらにFX投資の失敗もあり、32歳にして2度目の破産。が、2009年、タクシー運転手になると人生が一変。あっという間に業界きっての稼ぎ頭になり「タクシーの申し子」「カリスマタクシードライバー」と話題になる。現在、運転手の範疇を超え、人材紹介、コンサルティングなど、タクシー業界で広く活躍する。
  • タクシードライバー 一匹狼の歌
    3.0
    伝説のベストセラー『タクシードライバー日誌』、映画「月はどっちに出ている」の原作として名高い『タクシー狂躁曲』に続く待望のシリーズ最新作、アウトロー文庫化! 乗り逃げ、喧嘩は当たり前、時には殺人や時価二億円の忘れ物にまで遭遇する職業の恐るべき実態を、元タクシードライバーの直木賞候補作家が哀歓を込めて綴る傑作ルポ。
  • タクシードライバー美食日誌
    3.3
    1巻814円 (税込)
    注文は受けない。いつだって――。都内でタクシードライバーを務める還暦間近の立原啓介には、密かな楽しみがあった。こだわりの食材を武器に、極上の「お家ご飯」を作り出すことに情熱を注いでいるのである。巧みな買い物術と、鋭い審美眼により生み出される料理は、まさに至高のひと皿。一人娘の菜央子も骨抜きにされている。ひと癖もふた癖もある中年オヤジの華麗なる美食の日々を描いた、病みつき必至のグルメ小説!
  • タクジョ!
    4.1
    運転が好き、ひとも好き。タクジョ・夏子、今日も快走! 高間夏子は四大卒の新人タクシードライバー。女性客が安心してタクシーに乗れるよう、自分が運転手になると決めてこの道に進んだ。女性運転手の比率はわずか3%。無賃乗車や強盗など不安要素も尽きないが、個性あふれる先輩や同期に励まされ、家族に支えられて、夏子は誠心誠意、仕事に恋に(!?)立ち向かう。温かくて爽快な青春お仕事小説の傑作! 内田 剛氏(ブックジャーナリスト)激賞!「小野寺作品は決して裏切らない」
  • タクティカル・ジャッジメント  逆転のトリック・スター!
    4.3
    俺の名は山鹿善行。自分でいうのもなんだが、かなり有能な弁護士だ。逆転無罪――この輝ける戦歴を残せるのは、世間広しといえ俺の他にそうはいない。ある日、俺のもとに、1本の電話があった。かけてきたのは水澄雪奈。可愛くて、優しい、俺の幼なじみだ。だが――。あろうことか、その雪奈に殺人の嫌疑がかかっているという。どこのどいつだ? そんなタワケたことをぬかすのは!? 雪奈を悲しませる奴は、泣いてごめんなさいというまで後悔させてやる。この裁判、何がなんでも奪うぜ、逆転無罪っ!! 第2回富士見ヤングミステリー大賞準入選作。
  • TACTICS VIEW 2 鳥の眼で観る進化する欧州サッカーの戦術事例
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代サッカーを知る上で欠かせない欧州の戦術トレンドを徹底解剖! サッカー戦術分析ブログ『鳥の眼』の筆者が読み解く 「戦い方の教科書」と呼ぶに相応しい9チームのメカニズムとは? 今後も色褪せない欧州サッカーの戦術トレンドを読み解く! フランクフルト 強豪撃破でEL制覇。強気で強固な5-2-3守備ブロック ナポリ 33年ぶりスクデット獲得。爆発的な攻撃力を支えた「3つの柱」 マンチェスター・シティ 「教科書的配置」と「進化型3-2-5」徹底解剖 アーセナル 7季ぶりのCL出場権奪還。飛躍したヤング・ガナーズの「4つの武器」 ブライトン 1まるで魔法? ポッターによる変幻自在のシステムチェンジ 2「ビルドアップの鬼才」デ・ゼルビ。イタリア人監督による支配的フットボール レアル・マドリード 「自由」を謳歌し戦術を凌駕。支えとなった圧倒的な「個」と「バランス」 モロッコ代表 W杯史に残るダークホース。5レーン「対策」と「攻略」の教科書 ウニオン・ベルリン 最低のスタッツで最高の結果。旋風巻き起こすオールドスタイル サガン鳥栖 躍進を支えた2CH制の機能美。失速の原因は? コラム 2022カタールW杯日本代表vsドイツ代表 大逆転勝利の要因「システムチェンジ」でどう変わった?? システムの噛み合わせの相性判断に必要なもう一つの要素とは?
  • 宅配オオカミ純情系
    完結
    4.5
    全1巻220円 (税込)
    「ほんとに…いいんすか?」躊躇いがちに柔らかい胸を揉みしだきながらそう聞いてくるのは、いつも荷物を届けてくれる配達員のお兄さん…。恋人との同棲生活を送るさつきだが、最近の彼はそっけなくて夜も何もなし。その上、彼に浮気の疑いが――?ある日、いつもにこやかに荷物を届けてくれる配達員・日々野に彼との喧嘩を見られてしまうさつき。辛くて寂しくて、思わず日々野に縋りつき、慰めを求めてしまい…!?
  • たくましい人 弱い人との違いは何か
    4.5
    本書によれば、「(心の)たくましさ」とは、「人間関係のトラブルをきちんと受け止め、泰然と対処する能力」を指す。「人間関係のトラブル」には、巻き込まれない人はいない。そしてそのたびに、心の平穏をかき乱され、つらい境地に陥る。だが、それと向き合い解決してゆかない限り、それから逃げようとする限り、よい状況は訪れない。だからこそ、真の意味での「たくましい人」となって、人生における平穏で豊かな時間を増やして行かねばならない。それがその人の幸せにつながって行くことになるのである。そこで本書では、「たくましい人になるためにはどうしたらいいか、たくましい人の考え方の共通性は何か」を考える。悩み多き時代を生き抜くために必読の心理学である。

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  • 匠が教える 酒のすべて
    値引きあり
    4.5
    5000人以上の受講生が目からウロコと絶賛!人気講師であり、本物にこだわる名物酒屋だからこそ書ける、読めば誰かに話したくなる酒知識!◆おちょこやグラスで味が変わる世界唯一の酒は?◆ワインボトル「シャトー」や「ドメーヌ」ってなに?◆RON、RUM、 RHUMの違いとは?◆テキーラはメキシコ以外で造れない!◆シャンパンにも一番搾りと二番搾りがある!ビール、ワイン、スパークリングワイン、日本酒、焼酎、ウイスキー、ブランデー、スピリッツ、リキュール、フォーティファイドワイン…豊富な写真とイラストつきだから、まるで現地にいるような気分で楽しめる。酒の世界は知れば知るほどやっぱり面白い!人生を豊かにする至福の時間をよりリッチに。最高の1杯を堪能しよう!今日はどんなお酒を飲む? ひと目でわかるチャート付き!

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  • タクミくんシリーズ 30th Anniversary Fanbook Memorial Days
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    30周年を迎えた「タクミくんシリーズ」の魅力を網羅した豪華ファンブックが登場! ごとうしのぶ先生×おおや和美先生のスペシャル対談、タクミくんシリーズ完全版 プレミアム小冊子「Thanks Book」に収録された未商業化作にごとう先生が新たに手を加えたSSや物語を彩ったおおや和美先生のカラーイラストを収録。さらには200名以上に及ぶキャラクターや“祠堂学院”のデータを徹底紹介! 『タクミくんシリーズ完全版(全11巻)』の解説集やカップル名場面集に加え、2023年に公開が決定している新シリーズ映画のスチールや主演俳優対談&キャストインタビューなど30周年を迎えた「タクミくんシリーズ」の魅力を、小説・映画それぞれの方向からスポットを当てた1冊。
  • 匠の国 日本
    3.5
    匠=職人。その熟練の技は神話の時代から感動と尊敬の念を人々にもたらしてきた。精魂込めた「本物」を生み出す彼らの姿は、絶やしてはならない「ものづくり」の喜びを教えてくれる。日本酒、漆器、和紙、茅葺、金箔、和ろうそく、織物、仏像と修理、人形、日本刀、花火、陶芸――世界でも有数の伝統は、最先端の技術と共存しながら、今なお受け継がれている。それこそは日本の尊き美質であり、国を支えてゆく礎となる。地道な努力を厭い「楽して儲けたい」という現代の風潮を憂える著者が、日々研鑽を重ねる職人たちに迫った。戦後、吉田茂と白洲次郎は荒廃の極みにあったわが国土を前にして、それでもそこにまだ「日本人」が残っていることに一筋の光明を見出した。それは匠の伝統を受け継いだ、手先が器用で我慢強く、向上心旺盛な、世界有数の勤勉な国民である。日本には天然資源はない。しかし「日本人」がいる。それを誇らずして何を誇ろう。

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  • 匠の時代 第1巻
    3.0
    ふとん乾燥機は、寒さ凌ぎにドライヤーを布団の中に持ちこんだ独身社員の体験から生まれた……日本における先端技術開発の成果を、三菱電機:クリンヒーター、小西六:自動焦点カメラ、東レ:エクセーヌの成功例にたどり、その発想法の革命に始まる企業と個人一体となっての熱い挑戦を、ドラマチックに再現して描く! <全12巻>
  • 竹

    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 食生活,建築,民芸,造園,信仰等々にわたって,竹と人間との交流史は驚くほど深く永い。その多岐にわたる発展の過程を個々に辿り,竹の特異な性格を浮彫にする。
  • 猛き箱舟 上
    4.1
    1~2巻880円 (税込)
    あの「灰色熊(グリズリー)」のような男になりたい。香坂正次は胸に野心を秘め、海外進出日本企業の非合法活動を担うその男に近づいて行った。彼に認められた正次の前には、血と暴力の支配するアフリカの大地が開けた。その仕事は、砂漠の小さな鉱山を、敵の攻撃から守ることだった――人の世の地獄、野望と絶望を謳いあげた大ロマン。
  • 武志のサイキョー飯!(1)
    3.0
    東京の下町・八百飯屋町(はっぴゃくめしやちょう)で暮らす高校生・御子上武志(みこがみたけし)。食と人情味あふれるこの町に巨大グルメ企業の魔の手が迫る時、家宝の包丁から出てきたのは何と――!? 料理あり! 相棒あり!! 剣劇あり!!! 三ツ星グルメ活劇をたーんとめしあがれ!!(1話収録)
  • 武田信玄 (新装版)
    4.0
    武田信玄は1521年、甲斐の国(山梨県)の石水寺で生まれた戦国武将です。 父・信虎とは仲が悪く、 やがて父を今川義元への人質として追放してしまいます 上杉謙信との5度にわたる川中島の戦いなど 戦につぐ戦を生きぬき、 その存在を力づくで戦国の世に知らしめます。 織田信長や徳川家康がもっともおそれた相手でした。 天下取りへの意欲を最後まで持ち続けた信玄でしたが、果たせず53歳で病に倒れます。
  • 武田の金、毛利の銀
    3.6
    上洛した織田信長に呼び出された明智光秀は、とある任務を下される。数の信奉者である信長は、敵対する大名の武力を把握する必要があった。中でも武田と毛利の資金源である湯之奥金山と石見銀山の見定めは不可欠である。ただし、そのためには敵地の中枢に潜り込み、金銀の産出量を示した台帳を確認しなくてはならない。見つかれば命の保証はない危険な道中である。光秀は盟友の新九郎と愚息を伴って隠密裏に甲州へ向う。駿河湾の港・田子の浦にたどり着いた三人は、そこで土屋長安と名乗る奇天烈な男に出会い――。  『光秀の定理』『信長の原理』に連なる、直木賞受賞第一作!
  • タケヲちゃん物怪録 1
    完結
    4.5
    強い祟りのせいで世界一不運な女の子タケヲちゃんが高校生活を送る一人暮らしの部屋に選んだ「百鬼荘」は何と妖怪屋敷だった!だが、妖怪との出会いで、ひとりぼっちだったタケヲの人生に少しずつ変化が…!?とよ田みのるが紡ぐ新感覚妖怪譚、開幕!!!
  • タコのなぞ 「海の賢者」のひみつ88
    4.3
    1巻1,595円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 琉球大学でいまも研究を続ける日本一の「タコ博士」が、いまだ多くの部分が謎のベールに包まれているタコについて、88個のQ&A方式で解説する一冊。 ●タコには心臓が3つ、脳が9つある!? ●タコのうでは、じつは折り曲げる場所が決まっている? ●タコは力持ちだけど、「重さの違い」はよくわからない? ●陸上を走るタコもいる? ●貝殻をもっているタコもいる? ●タコとイカの吸盤はぜんぜん別物? ●タコにも右利きと左利きがある? ●タコは「光の種類」が見分けられる? ●タコも夢を見ている……かも? ●タコはカモメを食べることもある? ●タコの死因は2つしかない? ●「地獄の吸血イカ」とよばれるタコがいる? ●ネコにタコを食べさせちゃダメ? ●タコは真水に入れると死んでしまう? ……などなど。
  • 他言せず
    3.8
    「お屋敷の中で見たり聞いたりしたことを、他人に話してはいけません」。倉元家へ奉公に上がったよし江に、女中頭の聡子は告げた。ある時、顔馴染みの御用聞が、配達の途中で二人続けて行方不明になる。警察は店の台帳をもとに彼らの配達先を訪ねるが、みな口を閉ざす。よし江もまた、倉元家で見た「あること」を警察に言えずにいたが… …。

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