森部豊の作品一覧

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ユーザーレビュー

  • 唐―東ユーラシアの大帝国
    唐の歴代皇帝の事績を軸に、対外戦争、経済、社会制度、政変・政争をまとめた本になります。
    一冊全体が唐史というのは本の中でも書かれてましたが珍しいかと。
    人・民族の動きや唐後期の藩鎮の動向、中央によるコントロールの状況も丁寧に描かれています。
  • 唐―東ユーラシアの大帝国
    なんとなく遣唐使、玄宗と楊貴妃というくらいの印象で、当時の日本から見たらかなり進んだ国だったのかなあ、といイメージ程度だった唐。
    中国と一言で片付けることはできないさまざまな民族、特に遊牧民族をルーツに持つと言うべき帝国だった。
    歴代の皇帝の時代を細かく記述しているので詳しいけど、面白く読み進められ...続きを読む
  • 唐―東ユーラシアの大帝国
    唐は、言わずと知れた7〜10世紀にかけて約三世紀続いた中国の王朝だが、多くの日本人にとってまず頭に浮かぶのは遣唐使。遣唐使を通じて、仏教文化や律令制度がもたらされたとのイメージが強い、というかそのイメージしかない。

    唐という王朝の通史を切り取った本著を読んで印象を新たにしたのは、唐は中国の王朝とい...続きを読む
  • 唐―東ユーラシアの大帝国
    大陸に勃興する他民族・巨大帝国の衰退の歴史とは同じ様な歴史(政治・統治体制の洗練から周辺国に対する軍事費増大とその維持の為の租税負担の増加)を経るんだと興味深く読んだ。
  • 唐―東ユーラシアの大帝国
    唐王朝のみを扱った書物というのは意外にも少ないらしい。本書は、300年近くに及んだ東ユーラシアの大帝国、唐に絞って叙述する。
    気になった箇所は、当時の物流網は、長安を中心とした西方とのものと、洛陽を中心とするものに分かれていたこと。そして、二都をつなぐ線はあまり大きいものではなかったらしい。食糧不足...続きを読む

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