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東大での講義をもとに歴史のポイントを語る 東大史料編纂所に所属する本郷さんはふだん一般の学生への講義はありません。そのなかで2022年、東大駒場の教養課程(1,2年生)で、理系も含め、日本史専攻でない学生に「変革期にあらわれる日本のルール」をテーマに講義をしました。歴史はなぜ、いかにして動くのか? 東大での講義の内容をもとに、より分かりやすく、脱線もよりたっぷりと、新たに語り下ろしたものです。
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Posted by ブクログ
北条早雲ってさ、そんなに説明変わってんの?他にも東国は日本を2倍にしたのかなど、本郷先生の日本史に対する熱意がすごい。教科書が書き換えられるということは単なる暗記科目ではないのだ。
鎌倉幕府の成立から江戸幕府末期までを扱った一冊。単なる歴史の出来事を羅列したような本ではなく、因果や流れ、一般的な見方とは別の角度の考察などで、非常に面白く改めて歴史を学べた。 特に秀吉の独特の価値観(武辺者よりも能理系を重用した、家に対する拘りがないなど)や目的を見極めて戦争する家康の価値観、浄土...続きを読む真宗は一神教に近いなどの考察には唸らされた。
audible 。これまで日本史の定説とされていたものの中にも研究の成果として変更されたものがある。学問とはそういうものだろう。いわゆる「歴史修正主義」によるものでなく、誠実な研究の成果である。 著者は本のCMでよく見かける研究者だがこれまで読んだことがなかった。中世史が専門とのことだが、とてもよく...続きを読むわかる話でさすがと唸らされた。 歴史も、暗記するのでなく考える学問であるとの考えも納得できる。
鎌倉時代から、現代まで、統治者の名前や出来事の年号を教えるのでなく、社会のしくみの何が変わっていったのかを、著者なりの視点でわかりやすくまとめてくれている。 今の学生さんは、こんな講義を受けられる、それに比べると自分の学生時代は…と思い起こしながら読んでいるうち、最後の「あとがき」が身にしみた。自...続きを読む分は著者よりも、もう少し上の世代だが、高校から駒場時代の過ごし方が、全く同じような境遇であった。自分には、ほとんど師と呼べる存在もなかったので、今もなお「野狐禅」かもしれない。
2025/04/17「東大の日本史」本郷和人☆☆ 「東大の日本史」超エクセレント。「時代」を読み解く頭脳に圧倒! 最も大事なのは「歴史観を持つ」。現代を読み解き、未来を構想。 歴史は個々の事象を覚える=暗記の科目ではない。 では何か?個々の事象を束ねるリーダーが創り出した「時代」を見極めること。そし...続きを読むてそれを支える「社会システム、特に財政の仕組み=利害・利益の調整」を解明すること、が「歴史を学ぶ本質」。 歴史も科学。「Data―全体推定―仮説―検証」 本書は全編に渡って、興味深く、考えさせられた。お勧め・必読書。 1.鎌倉幕府①幕府と朝廷の併存②承久の乱③蒙古襲来(元寇) 2.源氏の断絶 北条執権の実権 後鳥羽上皇の権力奪還 「承久の乱」に敗北 朝廷が幕府の支配下・・・天皇の人事・財政 3.足利尊氏の室町幕府 貨幣経済の中心「京都」を支配 守護大名の巨大化 応仁の乱 戦国時代 4.仏教の拡大 貴族の密教→民衆の鎌倉新仏教へ 法然浄土宗・・・念仏で往生「平等思想」 →「一向宗」一神教的強さは政治と対立する 信長 5.信長の革新性 出世城 人事・・・登用・切り捨て、領地配分 ①農民の動員✕鉄砲の導入 →兵農分離・常備軍 ②軍団の兵種別編制←家臣団別編制 ③資金源の確保と鉄砲の大量購入ルート 「堺」 ⇒「天下布武」日本国の平和を実現するビジョン 6.秀吉 信長路線の継承だが戦略・戦術に独自性 兵農分離と太閤検地 刀狩り 「全国標準」 独特の人事評価 「兵站の重視=事務能力を評価」物資・土木・移動 統一後の恩賞の土地を求めて朝鮮出兵 徳川家康の長生きが 7.家康は普通の戦国大名 苦労人 大局眼 8.江戸前期は高度成長 オーナー大名→サラリーマン化現代と同じ 戦略投資が出来ない 収支は赤字 常備軍のコスト武士200万人 商品経済の発展を抑制 経費節減・緊縮財政・通貨量減・商業取締
本書の様に、最近よく本屋で「東大生に〇〇」という題名の本やホップで紹介されているのをよく見かける。 東大にコンプレックスがある訳ではないが、あまり好きな紹介のされ方ではないので、本書もいかがなものかと思って読み始めた。 私の心配は杞憂であった。鎌倉時代から幕末までを駆け足で語っているので、もう少...続きを読むし突っ込んで欲しいところとかあった(政治システムだけではなく普通の人々の生活の様子や思考等)。ただし、この新書の分量では無理な注文だろう。 今思うと、ほぼ50年近く前になるが、高校の日本史の先生は、その授業の中で繰り返し歴史は暗記ではないという事を強烈に主張していた。もしかしたら、その頃に最先端の思考訓練をしていたのかもしれない。故に、本郷先生の様々な主張や史実の捉え方には素直にうなづけるものがあった。 思ったより歯応えのある本なので、本書から拡がりさらに読んでみたい分野の本も出てくる。私の場合は第4回講義の宗教の章かな。世界の中の日本人を考える上で日本人の在り方の基本としてよく考えなければいけない所だと思う。 中々実りの多い充実した読書時間を過ごせた。
オーディブルで聴きましたが、とても良かったです。小説と違って、途中でストーリーや登場人物が分からなくなることがないので、オーディブルで問題ありません。そしてこの著書は日本史で議論が分かれているホットな問題についてなぜそう考えるのかを丁寧に説明してくれています。たとえば信長は天下を取ることを目指して...続きを読むやけれど、震源や謙信は目指していなかったことを、居城を移転してないことで明らかだと、そして単に畿内だけを目指していたのではないことは、朝倉を攻めたこちでもわかるというふうにとてもわかりやすく論理的に説明してくれてます。
東大での講義録。専門の基礎というよりも、教養科目としてのものだろう。 既存の研究蓄積を踏襲しつつ、著者独自の見解が述べられていて興味深い。特に織田信長に対する見方。
歴史を私たちが覗くとき知るときは断片的な情報の羅列しか認識していない。本著では、そういう見方を改めて、「推理、自分なりに解釈」することを推奨している。 多くの人にとって学生以来、歴史という存在に目を向けないことは多い。今にも向いていない。漠然とした未来か、自己完結した過去しか見るしかなく、情報や知識...続きを読むや知恵を見るときの視点が少ないことが挙げられる。 本著はそうした視点を増やすのにはおすすめである。学生でも社会人でも多くの人にとって歴史は実生活でも多いに活用できるだろう。近代や現代の歴史を知るだけでも学びはある。私たちが今の日本を生きているのには先人達の様々な工夫や知恵や足跡の積み重ねの上に現在があることを知り、そして、今生きている私たちも未来の人にとっての歴史の一部であることを忘れてはならない。 本著はキャッチャーなタイトルではあるが、内容は質的で、様々な視点で物事を見る習慣を説き、推理力を鍛え、生活の事実と推理を用いることで便利になると示唆している。 私たちが知っている歴史も数年後には違う解釈や文献や研究が出来て違う歴史になるかも知れない。歴史は動かない史実と推理解釈可能な史実がある世界を知るだけでも本著を触り読む本として良書といえるだろう。
<目次> 第1章 鎌倉幕府の誕生 第2章 頼朝の死から元寇まで 第3章 室町幕府、西か東か 第4章 日本人と宗教 第5章 信長の革新性 第6章 秀吉の天下統一 第7章 家康が求めたもの 第8章 江戸から近代へ <内容> 本郷さんが保守的な考えなのがよくわかる。最近の日本史学会の新説...続きを読むを悉く否定している。ただ大づかみな部分では首肯できるところもあり、経済と政治のリンクなど授業に取り入れたい部分も多々あった。
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