冬天の昴

冬天の昴

715円 (税込)

3pt

北町奉行所定町廻り同心、木暮信次郎の同僚で本勤並になったばかりの赤田哉次郎が女郎と心中した。その死に不審を抱いた信次郎は、独自に調べを始めた矢先、消息を絶つ。信次郎に仕える岡っ引の伊佐治は、思案に暮れた末、遠野屋清之介を訪ねる。次第に浮かび上がってきた事件の裏に潜む闇の「正体」とは――。あさのあつこの代表時代小説シリーズ、待望の第五弾!

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冬天の昴 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月29日

    前作で見せ場が殆どなかった木暮信次郎を中心に物語が進む。清之助の過去は重く感じるが、信次郎が登場すると軽快さが増すように感じてしまう。

    始まりは前作で登場した品川の旅籠の女将、お仙。この時は38歳だが、10年前に一大事が起こっている、お仙も過去を持っていた。それと同じことが信次郎の周りで起きた。
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    Posted by ブクログ 2022年11月17日

    進次郎のセクシーな魅力に溢れた回でした。
    シリーズ5作目になり遠野屋とは冗談を言い合えるほどの仲良し?に。
    2人の間の伊佐治の役割も定着してきた感があり、謎解きベースのお話自体を腰を据えて楽しめる段階になった感じです。
    シリーズを通した事件で少しずつ確実に変化していく遠野屋清之介と、ブレずにサイコパ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月26日

    信次郎カッコいい( ∗︎°▽°∗︎ )♡︎

    推理もダークな感じも冴え渡ってましたなぁ。
    お仙への思いやりが遠野屋を用心棒にするところで溢れてて萌。最高の用心棒。
    そして最高の囮役。
    2人の息が本当にあってきたのを感じる一冊でもありました。

    2022.9.25
    142

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    Posted by ブクログ 2019年07月09日

    久しぶりに読んだ弥勒シリーズ。前作を読んでから少々間があきました。その分、新鮮さが増したように感じたのですが、いやいや、間があいたからではなく、5作目は新鮮なものだったように思います。
    これまでよりも、グンと本格ミステリーになったような感じ。謎解きがとても楽しかった。木暮の語り口で謎が解かれていくこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月11日

    75 一歩を詰めねば見たいものは見えぬ気がいたします。
    280 身体ならば腐りはてれば土にも還ろうが、心となれば腐りに腐り、ただどこまでも腐っていく。

    人間は一度でも道を踏み外すと、どこまでも落ちてゆくものだということを再認識した。

    自分の保身のためならなんでもできてしまうところが怖かった。

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    Posted by ブクログ 2023年02月10日

    シリーズ中でも面白さでは群を抜いている「冬天の昴」。冴え渡る木暮信次郎の考察と推理。遠野屋清之介の過去の片鱗を見せる立ち回り。二人の主役がぶつかりながら、引き合う磁石のSN局のよう。さて、ふたりの駆け引きは次作ではどうなるのか?ワクワクするシリーズ。

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月12日

    「弥勒シリーズ」の第5弾とは知らずに最初に読んでしまった。しかし違和感なく読み切りで完結していた。冷静沈着で事件の筋を絶対外さない同心、木暮信次郎の捕物帳。女郎と武士の無理心中と思われた二つの事件が実は心中に見せかけた殺人事故ではないかと気づいたところから、数日のうちに事件を解決していく。この小説の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年02月02日

    シリーズ5作目。
    無理心中に見せ掛けた殺しを軸に、遠野屋さんが木暮信次郎に引かれてく。
    あさのさん、読ませるなぁ。
    登場人物一人一人が奥深い。
    お仙もおうのもお登世も。

    次作も楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2016年12月02日

    相変わらず小暮様は怖いっ。
    怖いというか薄ら寒さを覚えるお人だなぁ、そして伊佐治がまた良い。
    小暮様を宥めつつ気を配り軽く悪態もつく。
    この2人の距離感が緊迫する話の中で、読み手が一息つけ、考える時間を与えてくれる。
    またまだ続いて欲しいシリーズ。

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    Posted by ブクログ 2023年11月01日

    信次郎と遠野屋、じゃれあってて突然シャーッってなる猫のよう。
    伊佐治、キレる。そりゃそうだ。笑。
    しっつこーーーい心理描写がちょっとだけ、ほんのちょびっとだけだが減って、ちゃんとミステリーになっている。

    0

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