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Posted by ブクログ
弥勒シリーズで まだ読んでなかった本を読んでみました。
相変わらず ビターチョコレートのような本です。
清之介や 信次郎の中にある深い侍の部分
でてくる女たちの深い女の心持ち
だけど 真面目な同心が女郎と心中した事件で
本当のホシの狙いは 信次郎の上司の転覆が狙いだなんて
そんなこと よく考えましたね!
男に縋りたい病的な願望を持つお登勢は 初めて自分の話しをちゃんと聞いてくれる おうの に心を開く
自分が欲しかったのは いつも側にいてくれる男だったのか はたまた 自分の話しをちゃんと聞いて受け止めてくれる同性だったのか
話しを聞いてもらえると 心が落ち着いて 自分の価値もわかるのかもしれません。
しかし こんな文章は 男の作家には書けないだろうなあ!
おうのの話しを聞いて 清之助は おうのを対等な
経営者だという気持ちを持つ
お店の安定のためにも 清之助の心の安定のためにも
よかったですね。
又 読み残してた何冊目かを読みます。
久しぶりに読んでも 面白かったです。
Posted by ブクログ
前作で見せ場が殆どなかった木暮信次郎を中心に物語が進む。清之助の過去は重く感じるが、信次郎が登場すると軽快さが増すように感じてしまう。
始まりは前作で登場した品川の旅籠の女将、お仙。この時は38歳だが、10年前に一大事が起こっている、お仙も過去を持っていた。それと同じことが信次郎の周りで起きた。
これまで以上にミステリーの要素が大きいと感じる。単純な動機ではなく、少し複雑に入り繰ったところに信次郎の推理が冴える。
人の気持ちや描写の仕方が美しく奏でられる文体は、あさのあつこさんの特有のものだ。表現に豊かさを感じる。起こった事件の壮絶さを、登場人物の描き方や表現力で、柔らかくしているために、軽快さがあり、心温かくしてくれる。
ミステリーの構成としては併せで、並行して描かれた場面を最後に併せる手法は、今回も顕在だ。
Posted by ブクログ
進次郎のセクシーな魅力に溢れた回でした。
シリーズ5作目になり遠野屋とは冗談を言い合えるほどの仲良し?に。
2人の間の伊佐治の役割も定着してきた感があり、謎解きベースのお話自体を腰を据えて楽しめる段階になった感じです。
シリーズを通した事件で少しずつ確実に変化していく遠野屋清之介と、ブレずにサイコパスな木暮進次郎。そんなつもりないはずなのにいつの間にか進次郎ペースで事件解決に協力しちゃってる遠野屋清之介と、事件解決に利用するついでに遠野屋を刺激しあわよくばダークな素顔を引きずりだそうとする進次郎。
ちょっとずつ信頼感が醸成されていくなかで、2人のやりとりも濃さを増しており良いです。
伊佐治にお茶かけられる場面最高。
女性のキャラクターも個性的な魅力いっぱい。いつの間にか3歳になってたおこまちゃんの出番がちょっとだけで残念でした。
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだ弥勒シリーズ。前作を読んでから少々間があきました。その分、新鮮さが増したように感じたのですが、いやいや、間があいたからではなく、5作目は新鮮なものだったように思います。
これまでよりも、グンと本格ミステリーになったような感じ。謎解きがとても楽しかった。木暮の語り口で謎が解かれていくことの快感を覚えるのです。
そして、遠野屋がもつ切なさが幾分少なくなり、なんというのでしょう、凄技を持ちながら、なんだか人間臭さが出てきたような。それは今作、木暮の動きがより注目されるようになったために、遠野屋の温かみが目だったのかもしれません。同様に伊佐治の人らしさも多く描かれているような感じがしました。木暮がホームズなら、遠野屋はワトソンか、となるのかもしれませんが、私は遠野屋はイリヤ・クリヤキンのように思えました。木暮はナポレオンソロには似ていませんが。
どうにも目が離せないシリーズです。
面白いです。
時々、この二人のセリフをつぶやいてみたくなります。
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