作品一覧 2024/04/23更新 三体 続巻入荷 試し読み フォロー 三体III 死神永生 試し読み フォロー 三体0【ゼロ】 球状閃電 試し読み フォロー 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】 試し読み フォロー 超新星紀元 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> ワンチャイの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 三体2 黒暗森林 下 劉慈欣 / 大森望 / 立原透耶 / 上原かおり / 泊功 前巻では人類に絶望した葉文潔が宇宙に向けて発信したメッセージが三体世界に到達した。折しも、新天地を求めていた三体世界は地球へと侵略艦隊を送り出した。さらに、三体世界は地球侵略を確実にするために智子というスーパーコンピューターも送り込み、人類の科学の発展などを阻害することにした。 それを迎え撃つために...続きを読む、世界は智子の監視の及ばない思想の世界で対抗するため面壁計画を策定し実行することに。その一人には、葉文潔から宇宙社会学の概念を打ち明けられた羅輯も含まれていた。一方で、三体世界側も面壁計画を破るべく破壁人を指定して、面壁人に対抗していき、次々と破れていく。 最後の一人になった羅輯が理論をもとに三体世界からの侵攻を食い止めるところが格好良かった。 文潔から受け継いだ宇宙社会学に基づき、二つの公理と猜疑連鎖と技術爆発の概念が地球を救うことになったのだが、文潔が受け継いだのは何故なのだろうか。侵攻を招いたことを自身の罪として悔いていたのだろうか。文革の暗い世界を経験していたら、そうなっても致し方ないと思って終わってもいいものと思ってしまった。 また、宇宙社会学の身近な例として、脱走した宇宙艦隊たちが使われたのが衝撃的だった。もう少し、活躍してくれそうな気がしていたので。 最後に、水滴が地球の宇宙艦隊を破っていくシーンは、臨場感にあふれ映像が思い浮かべられるくらい語られており、読み応えがあって良かった。 Posted by ブクログ 三体2 黒暗森林 上 劉慈欣 / 大森望 / 立原透耶 / 上原かおり / 泊功 前巻では人類に絶望した葉文潔が宇宙に向けて発信したメッセージが三体世界に到達した。折しも、新天地を求めていた三体世界は地球へと侵略艦隊を送り出した。さらに、三体世界は地球侵略を確実にするために智子というスーパーコンピューターも送り込み、人類の科学の発展などを阻害することにした。 それを迎え撃つために...続きを読む、世界は智子の監視の及ばない思想の世界で対抗するため面壁計画を策定し実行することに。その一人には、葉文潔から宇宙社会学の概念を打ち明けられた羅輯も含まれていた。一方で、三体世界側も面壁計画を破るべく破壁人を指定して、面壁人に対抗していき、次々と破れていく。 最後の一人になった羅輯が理論をもとに三体世界からの侵攻を食い止めるところが格好良かった。 文潔から受け継いだ宇宙社会学に基づき、二つの公理と猜疑連鎖と技術爆発の概念が地球を救うことになったのだが、文潔が受け継いだのは何故なのだろうか。侵攻を招いたことを自身の罪として悔いていたのだろうか。文革の暗い世界を経験していたら、そうなっても致し方ないと思って終わってもいいものと思ってしまった。 また、宇宙社会学の身近な例として、脱走した宇宙艦隊たちが使われたのが衝撃的だった。もう少し、活躍してくれそうな気がしていたので。 最後に、水滴が地球の宇宙艦隊を破っていくシーンは、臨場感にあふれ映像が思い浮かべられるくらい語られており、読み応えがあって良かった。 Posted by ブクログ 三体 劉慈欣 / 立原透耶 / 大森望 / 光吉さくら / ワンチャイ Netflix版ドラマを見て、続きを知りたくて原作を読み始めました。以下の3つの点で特に面白かったです。 1. 似た構造の繰り返し 2. 科学のエンタメへの落とし込み 3. Netflix版と比較して明確な説明 1. これがドラマ版にはない小説の最も良いところだと感じました。同じ話の構造や心象描写...続きを読むが繰り返し別の状況で登場していて、それによって舞台がころころ変わっても新しい登場人物への感情移入がしやすかったです。 例えば、「物理学はなかった」と自殺していく科学者たちがいましたが、汪は「この宇宙の法則を解くことはできず、今のこの世界はカオスの中のたまたま安定した周期にすぎないのか?」というような疑問を持っていました。これは三体世界の恒期と乱期のパターンを予測できたかに思える度に失敗を突きつけられる三体人の絶望感とリンクしています。 他にも、わかりやすいところだと葉文潔の地球世界への思いと三体人の監視役の三体世界への思いがリンクしていたり、ドラマ版と比較して登場人物に共感しやすくて面白かったです。 2. ドラマだと多くが省略されていたのですが、ストーリーのサイエンティフィックな描写の説明が丁寧で嬉しかったです。例えば、人列コンピュータの演算ルールや、智子の次元展開の説明、そして太陽による電波の増幅の仕組みなどです。ストーリーにはその詳細はあまり関わりませんが、著者の特徴がよく出ていて、すごく楽しめました。 ニュートン vs. ライプニッツのような、著者が楽しんで書いてるのがわかる展開も好きです。 3. 2とも関わりますが、ドラマで省略されていた説明が科学以外の面でも多くて助かりました。例えば、汪のナノマテリアルがなぜ三体人にとって脅威なのかや、葉文潔がレイチェル・カーソンを読んで何を思ったのかです。特に後者は、ドラマだと環境問題に目覚めただけのようにも見えましたが、「自分が自覚せずに悪になっていることがあるのかもしれない」と感じていたのがわかることで、文潔の人となりの解像度が高まりました。 以上の3点以外にも、最後の大史の行動は胸が熱くなりましたし、やはりストーリーそのものが抜群に面白くて、続きが気になります。今日2作目買ってきます。 Posted by ブクログ 三体2 黒暗森林 下 劉慈欣 / 大森望 / 立原透耶 / 上原かおり / 泊功 三体世界に寸前まで追い込まれるが、諦めずに立ち向かう人類たち。 多くの人が絶望するなか、1人で三体人に立ち向かったルオ•ジーの勇敢な姿に感動した。 こんなに興奮させてくれた作者に本当に感謝しています。 続編も楽しみにしてます! Posted by ブクログ 三体III 死神永生(下) 劉慈欣 / 大森望 / ワンチャイ / 光吉さくら / 泊功 読み終わったーやったあという感じ、達成感がありました笑。 内容はやっぱりすごくて、どんどんスケールが大きくなってここまでいく!?という感じでした。 途中がものすごく面白くてウェイドの反乱のとこはもうホントドキドキだったし、おとぎ話からの3つの対策が導かれた時はワクワクが止まりませんでした。あと歌い手...続きを読むのところも。 崩潰したあたりから自分の頭では映像処理が追いつかなくて、詩を読んでいるような感じでしたがよかったです。最後の方で何で関一帆なのーとも思ったけど読めばこれが正しい、色々な選択もこれでよかったんだよと納得でした。どうやったらこんな世界が描けるのかこの作者は本当に天才です。 Posted by ブクログ ワンチャイのレビューをもっと見る