どういう経緯で鳥取の高校生が東大に合格したかは触れられていないが、
東大に入った著者が一人の先生との出会いをきっかけに、人の縁、出会いで、
想像もしていなかった「フットリンガル」という、日本のプロサッカー選手が
世界で活躍するための準備を手伝う仕事をするようになった、
ということをまとめた本
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素晴らしい!
東大に入って、高級官僚になり、天下りして、退職金を何度ももらって、
上級国民として暮らす、
なんていう、偏差値エリート東大生の成れの果てとは真逆な生き方。
人との出会い。
まずは小松美彦教官との出会い。
メキシコのタコス屋レオとの出会い。
奥様との出会い。
ネイマールのニュース、Youtubeの出会い。
ブラジル、サントスのブルーノとの出会い。
彼は人との出会いをその都度人生の転機として、ジャンプしている。
移住を考えていたブラジルでは暮らせず、ふるさとの鳥取で活動することには
なったけれど、前述のフットリンガルで日本代表に多いにかかわるようになり、、、
そう、自分の意思だけで人生を決めているのではないのだ。
ただ、出会いがある都度、目の前のことに一所懸命ぶつかって、
新たな人生を切り開いているのだ。
不肖わたくしも、一生新入社員で入った会社にいるのかと思いきや、
バブルピークの父の死をきっかけに、大いに人生が変わり、
60歳で5度めの、待遇アップの転職、61歳の現在もまだ次のことを考えている。
流れに身を任せつつ、前向きに進んでいきたい!
いい本だ。
・・・しかしサッカー選手もクレバーなんだな。改めて認識。