高尾洋之の作品一覧
「高尾洋之」の「患者+医師だからこそ見えた デジタル医療 現在の実力と未来」「鉄腕アトムのような医師 AIとスマホが変える日本の医療」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高尾洋之」の「患者+医師だからこそ見えた デジタル医療 現在の実力と未来」「鉄腕アトムのような医師 AIとスマホが変える日本の医療」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
著者の高尾先生の講演を聴いたことがある。お名前に見覚えがあったので、書店で本書を手にして驚いた。末梢神経が障害されるギラン・バレー症候群にかかり、生死の境をさまよっていたというのだ。ギラン・バレー症候群といえば徐々によくなるイメージだが、先生の場合は稀なケースで、非常に重症で、長期間意識不明で、ベッドから起き上がれず、現在も全身に麻痺が残り、車椅子生活をされているという。
本書はその先生が、障害者となった自らの体験をもとに、最前線のデジタル医療とその課題をまとめたものだ。ちなみに、まだ回復途上のため、執筆は口述でなされたものだという。
前半はiPadやiPhone、Google、Alexa
Posted by ブクログ
重症のギランバレー症候群になった著者が、アクセシビリティ(障害がある人が使うと便利な機能)の視点から、自身の生活を書いた本。
最初のページは、写真を用いて実際にどのような方法を行ったかが紹介してある。
視線で入力→目が疲れる。斜視のため上手くできない。
文字盤→もどかしい
AIスピーカー
音声コントロール
ヘッドトラッキング→画面のスクロールに苦労
クッション型スイッチ
チューブ型スイッチ
ボイスオーバー
等々
残りのページはひたすら文字文字文字。
もし本当に自分がベッド上での生活になれば、きっと大変ためになる内容だと思うのだが、今の自分では読めなかった。
Posted by ブクログ
AIやIoT、ICTが切り開く未来の医療の入門書。
慈恵の医師が書いた著作なので慈恵会医科大学の最新のシステムについて詳しく説明されており、ここは新しい知見が多く勉強になる。慈恵では医師、看護師がiPhoneを持ち、それであらゆる情報を共有するシステムを採用している。従来のナースコールもiPhoneに置き換えられ、手元でカルテも撮影された画像も全て見られる。人はビーコンにより最適化配置され、外国人患者には通訳するシステムもある。
さらにすごいのは、iPhoneを利用するのに最適な白衣まで開発していること。ポケットにiPhoneを入れても落ちない特別な白衣、それが今では全国に普及しているらしい。