時代 講談社作品一覧

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  • エンマ(1)
    完結
    4.3
    あらゆる時代のあらゆる場所に、善きも悪しきも老いも若きも、尽きせぬ人間の業を裁くため、少女エンマは冥界より現れる! 幼き姫をないがしろにする隣国を許せぬ大名、死んだ娘を生き返らせるため若い娘の内臓を集める母親。いかなる理由があろうとも、人殺しという罪を負った人間は、エンマの手から逃れることはできない。たとえその裁きが大きな悲しみをこの世に残すことになるとしても……。少年誌の常識を覆す超時代ドラマ!
  • 劇画・長谷川 伸シリーズ 関の弥太ッぺ
    完結
    4.3
    小林まことの新境地!! 「100%楽しんで描きました」え~い、めんどくせえ!! 年3両の食いぶちで、むこう10年あずかってくれ!! てまえ、常陸の国、関本という処の生まれで関の弥太郎。またの名を関の弥太ッぺと申します。大衆文学の父と呼ばれる巨匠・長谷川伸の、義理と人情味に溢れた名作が、小林まことの手によって蘇る!! 主役を演じるのは『柔道部物語』の三五十五。脇を固めるのは、小林まことワールドの豪華キャストたち。痛快娯楽時代劇、いよいよここに開幕でござんす!! 【巻末特別付録】長谷川伸×小林まこと スペシャル対談収録!!
  • 劇画・長谷川 伸シリーズ 一本刀土俵入
    完結
    4.3
    小林まことの手で蘇る、義理と人情の物語。現代(いま)だからこそ伝えたい“美しさ”がここにある――。『柔道部物語』『1・2の三四郎』他、名作のキャストが総出演!! 十年前、櫛、簪、巾着ぐるみ、意見を貰った姐さんに せめて見て貰う駒形のしがねぇ姿の土俵入りでござんす駒形茂兵衛、一世一代の土俵入り――。“横綱になる”夢を抱いて路傍を彷徨う駒形茂兵衛が、一人の酌婦に受けた、たった一つの恩義。たとえどんな先が待とうとも、受けた恩は返すが男。義理と人情に生きる男の物語。【巻末特典】漫画の原点となった長谷川伸の戯曲を収録。
  • 山風短(1)
    完結
    4.3
    美しき者には、人智を超えた忍法があった! 快楽極まる、超絶の秘術を見よ! 天下分け目の「関ヶ原の戦い」の前年、不穏な空気に満ちた京の遊郭にいた、ひとりの美しき者。名は陽炎(かげろう)。この者が、天下の形勢を、大きく動かしていく! 山田風太郎には、短編にも多くの傑作あり。せがわまさきによる、極上の漫画化、それこそが『山風短(やまふうたん)』!
  • チェルノブイリの少年たち
    完結
    4.3
    今と未来を生きる少年たちへ――。悲劇は終わったのではない。始まったのだ……!! 1986年4月、旧ソ連で勃発(ぼっぱつ)した人類史上最悪の大惨事"チェルノブイリ原発事故"。人びとの生活を豊かにするはずの発電所が、人びとの生命を奪ってゆく……。見えない放射能の恐怖に翻弄(ほんろう)される一家の運命を描く、社会派ドキュメントコミック!! 表題作のほか、日本の環境保護運動の先駆けとなった感動の実録ドキュメント「尾瀬に死す」もあわせて収録!!
  • 瑠璃の波風(1)
    完結
    4.3
    「沈黙の艦隊(=サイレント・サービス)」の野望と夢は、ここから生まれた!艦長、海江田四郎の若き日の姿、そして海江田が育った美倉島の日々をみずみずしく描いた連作短編集。現代日本に戦争と平和の意味を投げかけた問題作「沈黙の艦隊」誕生の秘密が、ここに隠されている…。
  • 東周英雄伝(1)
    完結
    4.3
    全3巻660円 (税込)
    気性の激しさと、恨みと不信の子供時代が、天下を呑み干す基盤となった“秦の始皇帝”。天女のような並はずれた美しさゆえに、犠牲の人生を強いられ、翻弄された“西施(せいし)”。門番の老人にも教えを請い、隣国の人望をも集め、天下に比類なしとまで名を轟かせた“無忌(むき)”。…才覚でのしあがり、世を動かした者。才能をうとまれ、せめぎあう策略に利用された者。中国の春秋戦国時代に、燃焼するように生きた英雄達が、今、蘇る!
  • 中華一番!(1)
    完結
    4.3
    目には「美味(うま)いッ!」、心に「感動ッ!」 中華料理の“てっぺん”ねらう、天才グルメ少年、あらわる!! 時は清(しん)朝の末期――。四川省(しせんしょう)最高のレストラン「菊下楼(きっかろう)」では、新料理長を決める“料理勝負”が行われようとしていた!! 前料理長パイの子=マオと、パイの弟子=ショウアンという因縁深い2人が“幻”の麻婆(マーボー)豆腐で激突するのだが……はたして軍配はどちらにッ!?
  • ぼくの村の話(1)
    完結
    4.3
    「ぼくの村」、それはどこにでもあった日本の村のひとつだった――。1966年6月、少年たちは暗闇のなかで、青白く輝く馬が飛ぶように駆ける姿を見た。その日は、彼らの村がつぶされる決定が下された日でもあったのだった……。新しい空港を建設するため、20年かけて開墾してきた自らの土地を、突然奪われることになった農民たち。彼らの長きにわたる戦いが、今、幕を開けた!! 「成田闘争」を題材としたフィクション第1弾!!
  • 係長 島耕作(1)
    完結
    4.3
    「島耕作」シリーズ新作!!課長前夜の「係長」時代!!新・悪役(ヒール)「庭(にわ)課長」登場!会社に対して誠実な島と衝突する庭課長のいやがらせは、社の威信をかけた展示即売会!設定目標は前年比200%!?――中間管理職が強ければ、企業はもっと強くなる。今日、現場で生かせる哲学満載!!
  • 世界史の逆襲 ウェストファリア・華夷秩序・ダーイシュ
    値引きあり
    4.3
    1巻715円 (税込)
    止まらない殺戮の連鎖。人間は野蛮な時代に戻るのか? 駐シリア臨時代理大使が絶望の中心地で見た戦争の本当の姿と日本のサバイバル戦略。山内昌之氏絶賛!「教養と実務経験の豊かさに驚く画期的な歴史政治分析」
  • ロストワールド私家版 手塚治虫文庫全集
    完結
    4.3
    私立探偵のヒゲオヤヂとうさぎのミイチャンは、強大なエネルギーを秘めた石をめぐる陰謀に巻き込まれてしまう。石の秘密を解明すべく、探検隊を組織しママンゴ星へ向かう一行。だがそこは、太古の地球で繁栄していた怪獣が闊歩する、恐るべき"前世紀"の星だった! デビュー以前、手塚治虫が中学時代に執筆した試作版『ロストワールド』! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT360~361『ロストワールド 私家版』1~2巻収録 <初出掲載>1982年2月28日 名著刊行会より日本名作漫画館〔SF編〕第三部全五巻のうちの3巻分として発行。
  • 神なるオオカミ 上
    4.3
    1~2巻1,705円 (税込)
    文化大革命時代、北京の知識青年・陳陣(チェンジェン)は内モンゴルのオロン草原に下放され、現地の古老・ビリグのもとで羊飼いをはじめた。天の教えを守り、草原とともに生きる遊牧民の暮らしに魅せられていく陳陣。やがて、かれの興味は、遊牧民の最大の敵でありながら、かれらの崇拝の対象であるオオカミへと向かう。オオカミにのめりこんでゆく陳陣は、自らの手でオオカミの子を捕らえ、飼うことを夢見るのだが……。
  • 地球の悪魔 手塚治虫文庫全集
    完結
    4.3
    狸と人が静かに暮らす十三里村に、突如として地底要塞が建造されはじめる。いったい誰が何のために!? この基地を設計した高野(たかの)博士が語る謎の言葉「デモノバース」が意味するものとは……。謎が謎を呼ぶ珠玉のSFミステリー集。『大洪水時代』『太平洋Xポイント』『世界を滅ぼす男』を併録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『地球の悪魔』『大洪水時代』 MT09『地球の悪魔』収録/『太平洋Xポイント』『世界を滅ぼす男』 MT71『太平洋Xポイント』収録 <初出掲載>『地球の悪魔』(原題『地球1954』) 「冒険王」1954年1月号付録/『大洪水時代』 「おもしろブック」1955年8月号付録/『太平洋Xポイント』 「冒険王」1953年1月号付録/『世界を滅ぼす男』 「冒険王」1954年10月号付録
  • 不安定からの発想
    4.3
    ライト兄弟はどうして大空を飛べたのか。それを可能にしたものは、勇気と主体的な制御思想だった。空が不安定なものであることを受け入れ、過度な安定に身を置かず、自らが操縦桿を握ることで安定を生み出すのだと。それはわれわれの人生に重なる発想ではないか――。現代社会を生きる人々に航空工学の泰斗が贈る不安定な時代を生き抜く逆転の発想。(講談社学術文庫)
  • 会社が正論すぎて、働きたくなくなる 心折れた会社と一緒に潰れるな
    4.3
    もし会社で、上の発言が"正論"ばかりで、簡単に異も唱えられず、かえって「自分が悪い」と追い詰められてしまいがちだったら、その会社自体の心が折れている可能性大。そしてそんな会社がいま日本に多いことをカリスマ転職エージェントの著者は発見。そこで、転職希望者を多数内定に導いてきた実績をもつ著者が、これからの時代どのような働き方をすればいいのか、自分の価値を高める「新しい働き方」を提案しています。
  • 大向うの人々 歌舞伎座三階人情ばなし
    4.3
    「中村屋ァ~!」「まってました!」。歌舞伎で芝居の途中に役者に向かって掛けられる絶妙な「掛声(かけごえ)」は、「大向う(おおむこう)」と呼ばれる歌舞伎通の人たちによるもの。学生時代に「大向うの会」に入会し、現在に至るまで活動歴56年の著者・山川静夫が、青春時代、そして大向う、昭和の名優たちとの温かい交流を描きます。
  • 「あの時やっておけばよかった」と、いつまでお前は言うんだ?
    4.3
    主人公・鬼頭武士は事務機器販売会社入社3年目の社員。高校大学も普通、仕事も普通、どこから見ても普通の男。その生活に幸せを感じている。でも、本当に普通「で」いいのだろうか。疑念が胸に浮かんだとたん、不思議なことが起きる。大事な決断を先送りする高校時代のダメ自分に出会うのだ。今の自分と過去の自分のパラレルワールド。今の自分は過去の自分を立ち直らせようと、ある師匠に教えを乞わせるのだが……。
  • パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い
    値引きあり
    4.3
    弾圧の時代をユーモアと文才で生き抜く男達。百年前の大逆事件後、編集プロダクションと翻訳会社を兼ねた活動家の拠点を創ったのが堺利彦。幸徳秋水、大杉栄との交流など新しい視点から明治の社会主義を描く。第62回読売文学賞[評論・伝記賞]受賞。講談社創業100周年記念出版。
  • カラー図説 生命の大進化40億年史 古生代編 生命はいかに誕生し、多様化したのか
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、40億年に渡る生命の進化史を綴る全3巻企画の一冊目、古生代編です。進化の新たなステージに登場した特徴的な種を特に取り上げ、豊富な化石写真と美しいカラー復元画とともに解説していきます。 古生代編では、生命の誕生から哺乳類の祖先に近いグループである単弓類の登場までを7つの地質時代を通して見ていきます。生命の誕生した先カンブリア時代から、多種多様な多細胞生物が登場したカンブリア紀、三葉虫類やウミサソリ類が繁栄したオルドビス紀とシルル紀、魚類が大繁栄し、脊椎動物が四肢をもち陸上への足がかりを築いたデボン紀、植物が大森林をつくり、巨大昆虫が栄え、爬虫類が登場した石炭紀、そして哺乳類の遠い親戚である単弓類が繁栄したペルム紀までの37億5000万年の生命進化の歴史。各時代に現れた、進化史上で重要なおよそ80種をピックアップして紹介。本書に登場する生物を追っていくだけで、生命の進化の流れが理解できる構成になっています。 目次 第1章 はじめりの時代 先カンブリア時代 第2章 爆発的進化の時代 カンブリア紀 第3章 先駆者たちの時代 オルドビス紀・シルル紀 第4章 革命の時代 デボン紀 第5章 終焉の時代 石炭紀・ペルム紀 著者紹介 土屋 健 オフィス・ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の記者編集者、サブデスク(部長代理)を経て2012年に独立し、現職。近著に『機能獲得の進化史』(みすず書房)、『地球生命 水際の興亡史』(技術評論社)、『恋する化石 「男」と「女」の古生物学』(ブックマン社)など多数。
  • 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX ~The Laughing Man~(1)
    完結
    4.3
    時は西暦2030年。超高度ネットワーク社会で凶悪化するサイバーテロや電脳犯罪に対抗すべく、政府は非公認の超法規特殊部隊・公安9課(通称:攻殻機動隊)を組織した。そんなある日、公安9課に所属するトグサに刑事時代の同僚から一本の電話が入る。これは6年前発生した企業テロ事件「笑い男」事件につながるものだった……。『攻殻機動隊S.A.C.』の代名詞ともいえる「笑い男事件」シリーズが、ついに幕を開ける!!
  • 選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論
    4.3
    「今の時代にシンデレラなんていない!」  貧しくとも逞しい少女時代を過ごし、運命の恋をして、 日本人でただ一人、海外の国家元首の妻となったデヴィ夫人。 「彼氏がいない」「とにかく結婚したい」  そう願う全女性のための恋愛の新バイブル。  恋愛の主導権はいつも自分の側にあるという夫人にしか語れない婚活術。  さあ、みなさん、幸せな恋愛をする準備はできているかしら?  いつから日本女性はこんなに恋をすることから遠ざかってしまったのかしら?  すべての女性は幸せになるという資格と権利を持ち、この世に生まれております。  世の女性たちが少しでも幸せな恋愛ができるように、 わたくしだから語れる恋愛術をみなさんにお伝えしていきたいと思います。 華麗であり壮絶でもある半生を送ったデヴィ夫人だからこその重みのある言葉の数々。
  • 話が違うと言われても、今更もう知りませんよ ~婚約破棄された公爵令嬢は第七王子に溺愛される~ 分冊版(1)
    4.3
    「話が違う!」から始まる脳筋令嬢と冷酷王子の胸キュン(?)ライフ! 公爵令嬢のノーラは、突如婚約者の第一王子・レオナルトから婚約破棄を言い渡される。 その裏には学生時代から何かと絡んできたエリーザの存在が…! さらに追い打ちをかけるように、冷酷無比と噂の第七王子・アシュトンとの婚約を押し付けられてしまった彼女。 不安に怯える中、アシュトンの屋敷を訪れるノーラだったが、待ち受けていたのは意外な展開で――!? 【第1話「婚約破棄」を収録】
  • ボクは漫画家もどき イケてない男の人生大逆転劇
    4.3
    『ドラゴン桜』『クロカン』『アルキメデスの大戦』などのヒット作で知られるベストセラー漫画家・三田紀房さんは、30歳になるまで漫画家になることなど夢想もしていなかった。 それどころか、子どもの頃は「とりたてて人並み優れたところもなく、何かに憧れるということもなかった。だから、人から『将来の夢は?』と聞かれることがとても嫌だった」という。 そんな子供時代から始まった人生は、時折とんでもない不運に見舞われるのだが、のちのち振り返ってみれば、その不運そのものが幸運へのきっかけになっており、まるで「人間万事塞翁が馬」の故事を地で行くような半生を送ってきたのだ。 夢のない少年時代、図らずも巨大な借金を背負うことになった20代、漫画を描いても描いても売れなかった30代。そんな彼が億の金を稼ぐようになった。その大逆転の根底には、三田さん独特のユニークな考え方があった。 この三田さんの思考方法は、今現在、窮地に陥っている中高年、将来に夢を抱けない若者たちにとって、大いなる参考になるはずだ。
  • ゼイチョー! ~納税課第三収納係~ 分冊版(1)
    無料あり
    4.3
    全25巻0~198円 (税込)
    幸野市役所納税課に勤める百目鬼華子は、クールな見かけとは裏腹に、お客の前で机にペンを突き刺すなど予測不能な行動も多い新人職員。脱力系チャラ男公務員・饗庭蒼一郎とペアを組み、初めて滞納者の家に訪問するが、その相手は、住民税に苦しむ華子の高校時代の同級生で……!? 個性派納税課職員が市民に寄り添い奮闘する税金お仕事マンガ! 【第1話「大型新人、現る」収録】
  • 黛家の兄弟
    4.3
    第165回直木賞、第34回山本周五郎賞候補『高瀬庄左衛門御留書』の砂原浩太朗が描く、 陥穽あり、乱刃あり、青春ありの躍動感溢れる時代小説。 道は違えど、思いはひとつ。 政争の嵐の中、三兄弟の絆が試される。 『高瀬庄左衛門御留書』の泰然たる感動から一転、今度は17歳の武士が主人公。 神山藩で代々筆頭家老の黛家。三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、 道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。しかし人生の転機を迎え、 大目付を務める黒沢家に婿入りし、政務を学び始めていた。そのさなか、 黛家の未来を揺るがす大事件が起こる。その理不尽な顛末に、三兄弟は翻弄されていく。 令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾! ~「神山藩シリーズ」とは~ 架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。 それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された 世界観で物語が紡がれる。
  • ROOTS コムドット~僕らの原点~
    完結
    4.3
    令和の異端児 5人組YouTuber コムドットが漫画に! 「地元ノリを全国へ」をスローガンに今を走り続ける地元の幼なじみ5人組。 失敗も、挫折も、涙も・・・ その全部が今の僕らをかたちづくる大切な原点。 5人が出会った頃、一緒に汗を流した中学バスケ部時代、 高校、大学、社会人とそれぞれの道へ。 今まで語られてこなかった「コムドットのルーツ」の物語を漫画にします! そして、5人の思い描く未来とは!? 未来編も収録します。
  • トットちゃんの 15つぶの だいず
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 <とうとう、トットちゃんの一日の食べものは、だいずが15つぶだけになってしまいました。> 『窓ぎわのトットちゃん』では描かれなかった、トットちゃんのもうひとつのお話を絵本にしました。 女優の黒柳徹子さんが自分自身の小学生時代をえがいた『窓ぎわのトットちゃん』。世界で2500万部以上のベストセラーとなり、「トットちゃん」と「トモエ学園」は世界中の人から愛されています。 トットちゃんの小学校時代は、日本が戦争をはじめた時代でもありました。 だいすきなパパ。トモエ学園の楽しいお弁当の時間。あまい、あまいキャラメル。<家族そろって、安心で、うれしかった毎日>から、いろいろなものがなくなっていきます。 そして、ある日、とうとう一日の食べものが、炒った大豆15つぶだけになってしまいました。トットちゃんは、15つぶをいつ食べるか、悩みに悩んで……。 長年ユニセフ親善大使として活動されている黒柳徹子さんの原点ともなる、トットちゃんの等身大の戦争体験です。 語りかけるような文章を書いてくれたのは、数々の賞に輝く児童文学作家の柏葉幸子さん。ジブリの「千と千尋の神隠し」に大きな影響をあたえた作品『霧のむこうのふしぎな町』など、魅力的なファンタジーを次々に生み出しています。 絵を手がけたのは、やさしい画風が人気の絵本作家・松本春野さん。「トットちゃん」といえば、いわさきちひろの絵を思い出しますが、松本さんは、いわさきちひろのお孫さんにあたります。大のちひろファンでもある黒柳徹子さんが、「かわいい!」と喜んでくれた令和のトットちゃんになりました。 戦争を描いてはいますが、小さいお子さんにも安心して読んであげられるように配慮してあります。いつも前向きで一生懸命なトットちゃんとはじめて出会うのにもぴったりな1冊です。 *読んであげるなら5歳くらいから *ひとりで読むなら小学校低学年から *すべての漢字にふりがなつき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 眠れなくなる怪談沼 実話四谷怪談
    4.3
    ◆著作と語りで現代の怪談ブームを担う川奈まり子氏 1000人を超える怪異体験者に取材し、徹底的なリサーチで綴られる「川奈怪談」。語りと著作で現代の怪談ブームを担う川奈氏が、日本を代表する最恐怪談『四谷怪談』の深淵に挑む。自身の執筆スタイルに忠実に、四谷怪談ゆかりの地を歩き、丁寧な調査に基づいて書き上げた傑作ルポルタージュ。 ◆今なお怪異を生み続ける日本を代表する怪談「四谷怪談」 その名を知らぬ人はいない、日本を代表する怪談であり、怪談好きなら必ず一度は通る『四谷怪談』。川奈氏のネットワークで、講談、落語、舞台、映画、文学、現在活躍する人気怪談師まで取材し、今なおあとを絶たない『四谷怪談』にまつわる不思議な話を蒐集。300年に亘って日本人に怖れ愛されてきたお岩様の正体を探る。 ◆実話怪談、都市伝説、ヒトコワ……あらゆる恐怖がここに! 『四谷怪談』にまつわる実話怪談を随所に盛り込み、自身の身の周りで起きた怪異の記憶を辿りながら、いつの時代も変わらず日常の隙間に存在する、男の欲、女の情念を妖艶にあぶり出す。川奈氏自身が「いつか書いておきたかった」話を初公開。川奈ファン必読の書。
  • 政治はケンカだ! 明石市長の12年
    4.3
    閉塞しきった日本の政治を、たった一人で変えた市長の「闘いの記録」 議会、政党、宗教団体、市役所職員、マスコミ――周囲は敵だらけの四面楚歌 権力闘争に勝ち抜く「秘策」がここにある 「冷たい社会を優しい社会に変える」10歳でそう決意して48歳で念願の明石市長になった泉房穂は、利権渦巻く政治闘争に巻き込まれる。地元財界・宗教団体と癒着する市議会、職員を抱き込み改革に抵抗する副市長、県と日教組が手を組んで牛耳る歪んだ教育制度、反対勢力のリークを垂れ流すマスコミ……。何度も挫けそうになりながら「日本一の子育て政策」を実現した改革市長を支えたのは、市民の圧倒的支持と、幼少期から身につけていた「ケンカの技法」だった。 (主な内容) ・世の中何かが間違っている ・故郷の明石を誰よりも愛し、誰よりも憎んだ ・わずか69票差で勝った市長選挙 ・一人も味方のいない檻の中 ・口利きをしてカネをもらう市議会議員 ・暴言辞職、そして出直し選挙 ・議会・職員・マスコミからの総攻撃 ・発言をずっと隠し撮りされていた ・初めて明かす「政治家引退」の真相 ・橋下徹くんに言われて反省したこと ・市長に予算と人事の権限がないだと? ・市役所のドン・副市長という存在 ・霞が関キャリア官僚なんて優秀じゃない ・財務省と厚労省の醜い争い ・都道府県は不要どころか害悪 ・県と日教組が手を組む歪んだ教育制度 ・自民党の選挙はゼネコンと宗教団体頼み ・時代に取り残された新聞に未来はない ・官僚に引け目を感じる東大卒の朝日新聞記者 ・子育てに注目が集まるのを嫌がる男たち ・市民は「テレビのウソ」に気づいている ・日本の「次のリーダー」の有資格者は誰だ (聞き手の政治ジャーナリスト・鮫島氏コメント) 本書の対談で最も印象に残ったのは「私は故郷・明石のことを心から憎み、心から愛してるんです。まだ消えない理不尽に対して、誰よりも強い憎しみを抱いている」という泉さんの言葉だった。故郷に対する愛と憎しみの果てに、冷たい社会を優しい社会へ変える激しい政治闘争を繰り広げてきたのだ。 ――「あとがき」より
  • 愛媛県新居浜市上原一丁目三番地
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    物語は終わる。けれど、人生は続いていく。 少年時代を過ごし、父母を見送った愛媛県新居浜市の家、劇団「第三舞台」を立ち上げた早稲田大学・大隈講堂裏。 かけがえのない〈場所〉を通して人生の物語を描く、初の自伝小説集! ・「愛媛県新居浜市上原一丁目三番地」 家族の家がなくなる前夜、僕はこの家の物語を書き始めた。 今から五十四年前に始まった、緑の家の物語を。 ・「東京都新宿区早稲田鶴巻町大隈講堂裏」 大学二年の四月、大隈講堂の裏広場に通じる鉄扉を押した。 愛媛から出てきた無名の二十歳の若者が、何者かになるために。 ・「東京都杉並区××二丁目四番地」 演劇を仕事にして四十年。六十三歳の僕は、 終の住処になるかもしれない家で、次の物語を書き始める。 作家・鴻上尚史の原点とともに、一つの時代を描く傑作小説集。
  • 椿の花が落ちる頃 分冊版(1)
    無料あり
    4.3
    全5巻0~165円 (税込)
    「お前、男だろ」――【美しすぎる花魁×孤独な美人画絵師】 最悪の出会いが、ひとりの花魁の人生を狂わせる――! 時は江戸時代後期。 家族を食わせるために年季明けまで男とばれないことを条件として吉原遊郭の大見世・椿屋に買われた宗太。 10年後、彼は奇跡的に水揚げもせぬまま、絶世の美しさを誇る白椿花魁として吉原中に名を轟かせていた。 しかし、白椿花魁を描くために椿屋を訪れた美人画絵師・龍春に一瞬で男であることを見抜かれてしまい…!? 本当の名を捨てて女として生きる白椿と、人生を捨ててまで美人画に執着する龍春。 やがて互いの熱を求め合うふたり、廓の中で「愛」は生まれるのかーー?
  • 論語のこころ
    4.3
    『論語』は、どうして時代を超えて読み継がれてきたのでしょうか。それは『論語』が封建的、教条的な道徳の教科書などではなく、人間をありのままに見とおし、人間にとっての幸福とは何かという視点にもとづいて道徳を論じることで、読む者の人生の指針となってきたことにあります。そしてその叡智は継承され、また未来へと伝えられてゆくべきものといえるでしょう。 中国哲学史研究の泰斗として知られる著者が、『論語』の精髄を紹介する一冊が本書です。『論語』から125の章段を選んで11の柱で体系化し、各章の冒頭に付した解説によってポイントを押さえ、学術文庫版『論語 全訳注』に準拠する各章段では「原文」「現代語訳」、解釈を助ける「参考」と読み進めることで理解を深めるような構成になっています。そして最終章では孔子の略伝と時代背景に言及し、『論語』を綜合的に把握できるように配慮されています。これは、『論語』に興味をもつ独習者にとっての格好な水先案内であると同時に、『論語』の魅力を誰か(とくに年少者)に伝えようとする際の理想的な手引きとなることを意図したものです。 儒教の本質は「生命の連続」と説く著者の思索が全面的に反映した本書は、現代を生きる多くの日本人にとって実践的な示唆に富んだ「『論語』入門」となるでしょう。 〔原本:『すらすら読める論語』(2005年、小社刊)をもとに増補再編集〕 ●主な内容 第一章 『論語』の名句 第二章 『論語』を読む楽しさ 第三章 自分の幸せだけでいいのか 第四章 他者の幸福を求めて 第五章 「学ぶ」とは何か 第六章 教養人と知識人 第七章 人間を磨く 第八章 若者との対話 第九章 人生用心ノート 第十章 孔子像 第十一章 愛と死と孝と 第十二章 孔子の生涯とその時代と
  • ドイツ誕生 神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世
    4.3
    現在のドイツの源流になった神聖ローマ帝国。その初代皇帝・オットー1世の人生は戦いにまみれたものだった。身内からの反乱にイタリア遠征、そして強敵ハンガリーとの戦争。オットー1世の生涯を辿ることで、中世ヨーロッパが見えてくる。 【本書の内容】 ●五賢帝時代からハインリヒ一世の登場まで ●父ハインリヒの遺産 ●兄と弟の反乱 ●第一次イタリア遠征 ●息子リウドルフの反乱 ●レヒフェルトの戦い ●第二次イタリア遠征 ●皇帝戴冠 ●束の間の帰郷 ●第三次イタリア遠征 ●ビザンツ帝国との対立 ●帰郷、そして死
  • ガラスの50代
    4.3
    本当に私、大人なのか? 『負け犬の遠吠え』の著者が綴る、令和の50代! Webマガジン「ミモレ」の大反響コラム、文庫化! 上の世代からも下の世代からも、 頼りにはされても心配はされないこの年頃の懊悩を、 これから探ってまいります。――本文より 夏目漱石は四十九歳で亡くなった。 かたや、今は人生百年時代。 令和の五十代が抱える悩みの原因は、寿命が長くなったせい。 美容、体調、親、子供、仕事、趣味、セックス、老後の準備……。 もう若くない。でも、老いてもいない。 心身ともにガラスのように繊細な季節を、どう生きる? 共感必至の人気エッセイ!
  • オキナワと少年
    4.3
    命(ぬち)どぅ宝、生きていてこそ――沖縄の戦前、戦中、戦後を駆け抜けた少年・仁(まさし)の切なくも希望に満ちた清新な物語。第9回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者が、自身の体験をもとに戦争時代の沖縄を描き出した渾身の書き下ろし。 <1941年> 仁はおない年の信とガジュマルやデイゴの花に囲まれた野山へ昆虫採集に出かけた。サファイヤ・ブルーの海を眺めているだけで毎日が楽しかった。 <1945年> 米軍はガソリンを壕の入り口から流し込み、火炎放射器を使って火の海にした。だが外へ出れば迫撃砲の集中攻撃が待っている。 <1946年> 父との再会に望みを抱き沖縄に帰ってきた仁。そんな彼を待ち受けていたのは、疾走するジープとまずいマッシュ・ポテートだった。
  • いろはのかるた奉行
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 朝日小学生新聞の大人気連載、抱腹絶倒の新旧かるた対決! 「へを ひって しり つぼめる」VS「へ をすって きを うしなう」 「いぬも あるけば ぼうに あたる」VS「いぬも あつけりゃ ぼうっと する」 いろはかるた知っとるか? 江戸時代の中ごろ上方で生まれ、少しおくれて江戸でもできた「いろはかるた」。「い」からはじまる四十八文字の札にことわざや生活の知恵がこめられておったじゃろ。この本では、江戸時代のいろはかるたを正しく勉強、奉行が考えた新しいいろはかるたを楽しく発表しとるんじゃ。ためになるぞう。読んだほうがいいぞう。みんなも奉行のように、自分だけの「いろはかるた」を考えてみてはどうじゃ。 ”かるた奉行”の解説による新旧かるた紹介を、ユーモアあふれる絵で表現。48の新旧かるたを1ページごとに詰め込んだ、全49ページのボリューム。笑いが止まらない絵本。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • アイドル2.0
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「コムドットは、売れるべくして売れた」 リーダーとして、社長として 時代の先頭を突き進む コムドット・やまとが積み重ねてきた 泥くさい試行錯誤と緻密な分析、そして 徹底的に練り込まれた戦略の全てを、初めて明かす。 ー「はじめに」より 私は2021年の夏の終わりに人生初の著書である『聖域』を出版し、発売からわずか3ヶ月で発行部数40万部を記録した。 本書と出版元が違うためこんな話をするのはタブーなのかもしれないが、『聖域』はその年のORICONタレント本部門で1位を獲り、ベストセラーを記念して若者を相手に講演会もした。 しかしあえてここで宣言したい。 私は『聖域2』を執筆するつもりは毛頭ない。 本書はタイトルも去ることながら、本の内容やターゲット、書き方などに至るまで『聖域』とは異なる。 勿論『聖域』は沢山の人に手に取ってもらい、膨大なる賛否を受け取り、多くの人の人生を動かした傑作であることは間違いない。 しかし、これで味を占め、さらなる印税稼ぎのために本書を執筆するわけではない。 私のクリエイティブのルールは「吐き切り」にある。 私は本を読むことが好きで、年間100冊を超える本を購読するが、著者によっては同じような内容を数冊に渡って書いていることに気づいた。ビジネスの視点で言えば賢いのかもしれないが、読者としてはフラストレーションが残る。 『聖域』は当時私が伝えたかった事を、伝えたかった若者たちに向けて自分が持っている全てを吐き切った自信がある。 そして今回執筆する『アイドル2.0』には現時点で私が持っている全てを吐き切るつもりである。 この本を手に取ってくれた人が少しでも買って良かったと思ってもらえるように尽力するという宣言をここでさせていただこう。 かなり慣れないが、本書の一人称は「私」で統一したいと考えている。 普段の私を知っている方からすると少しばかり不自然かもしれないが、 新しい気持ちで本を執筆する決意として受け取っていただければ幸いである。 <収録予定内容> 1章 コムドットが売れた17の理由 2章 令和の「YouTube」論争 3章 鈴木大飛の「セルフブランディング」論 4章 鈴木大飛の「リーダー論」
  • 図解 古代・中世の超技術38 「神殿の自動ドア」から「聖水の自動販売機」まで
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 神殿の自動ドアに聖水の自動販売機。こんな時代に、こんなものが!――今から2000年も前の古代ギリシャには、なんと自動ドアや自動販売機がありました。自然の力しかない時代に、工夫に工夫を重ねて生み出された画期的な技術とアイデアを、楽しく図解します。
  • チーム・オベリベリ (上)
    4.3
    1~2巻902~946円 (税込)
    約140年前、その女性は、北海道十勝の原野へ渡った オベリベリ――和人たちによって「帯広」とされた新天地 明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか 開拓に身を投じた実在の若者たちを基にした、著者が初めて挑む長篇リアル・フィクション 〈明治維新という大きな時代の変わり目を体験した上に、それまでとまったく異なる世界に身を投じる若者たちの姿は、今、世界的な新型コロナウイルスの流行により、またもや大きな時代の変わり目を経験しなければならない私たちに何を思わせ、感じさせることだろうか〉――乃南アサ 文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は“その地”でいかに生きたか 私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ この土地は、私たちを容易に受け入れてはくれない 宣教師たちが開いた横浜の共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。 兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。 彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。 明治15(1882)年、23歳になったカネは女学校を卒業し、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。
  • 「自分でできる子」に育つ 放課後時間の過ごし方 ほめる・叱る・見守る 親も育つ
    4.3
    ★キャンセル待ち必須の大人気学童ではどんな活動をしているのか? ビル・ゲイツもすすめる教育法とは?  放課後時間に自分でできる子に育つ「ほめ方・叱り方・見守り方」を大公開! ・目次 はじめに--「放課後の過ごし方」で差がつく時代 【1章 放課後は子どもの「好き」を見つける最高の時間】 ・自分の「好き」を見つけた子が一番強い ・「好き」を引き出す3つの会話テクニック ・「好き」をどんどん伸ばすほめ方・会話術 ・「好き」の気持ちをなくす親の言動   など 【2章 放課後に「自分で考えて行動する子」にするヒント】 ・子どもの成長を促す「家庭のルール」 ・自分で考える子に育てる「叱り方」 ・「無理!」が口グセの子ども やる気ボタンの見つけ方  など 【3章 小学生から始める「自主学習のクセ」がつく環境づくり】 ・6歳から始めよう!スケジュールづくり ・子どものタイプ別 勉強机の置き場所と注意点 ・すぐに「分からない!」と聞いてくる子への対応方法  など 【4章 読む・書く・考える力(読解力)は放課後に育てよう】 ・読解力を育む 読み聞かせの方法 ・本好きな子にするための家庭での工夫  など 【5章 放課後時間を助ける習い事・学童・教材の選び方】 ・英語VS 日本語 ・流行&定番の習い事の選び方 ・夏休みは総合力で乗り切ろう  など
  • まだ間に合う 元駐米大使の置き土産
    4.3
    推薦のことば YOSHIKIさん 「X JAPANのXは、無限の可能性。 だから『チャンスは誰にでもある』という藤崎さんの本に心から共感」 佐藤可士和さん 「読むと勇気が湧いてくる。 人生のリ・デザインの実践的アドバイス」 人生に「もう遅すぎる」はありません――。 次世代への直球アドバイス! 元駐米大使にして、現在は教育者としても活躍する著者が語る、学生時代・社会人・国際人の心得。 主な内容 1 人生のデッサンは自分で ●時間のモノサシと場所のモノサシ ●時間管理を覚える ●役に立つ勉強は ●選択肢を考える練習 ●ほれる仕事を選ぶ 2 社会人 入門から卒業 ●スタートは大事 ●外交官直伝! 記録とりの極意 ●組織への忠誠心はほどほどに ●思い込まずに「ちょっと待てよ」 ●危機に直面したとき ●社会人の「アイウエオ」 ●経験は勘の母 ●退職――OB入門 3 国際社会に出る ●一度は井戸から出てみる ●めざす英語のレベルと訓練法 ●PRマンにはなるな ●会議の発言「引用されてナンボ」 ●スピーチはアタミで わたしは、けっして外交官生活を楽々とこなしたわけではありません。むしろ、こけつまろびつという感じでした。わたしがやった失敗も書きました。どうして失敗したのか、失敗から何を学んだかも本音で書きました。 わたしのやったとおりがいいから参考にしてほしいというつもりはまったくありません。むしろこういう回り道はしない方がいいですよ、と伝えるために恥をしのんで書いています。 「こんな人でも組織や国際社会をなんとか生きぬけたのか、それなら自分だって」 と自信を持っていただければ幸いです。(「はじめに」より)
  • おもかげ
    4.3
    孤独の中で育ち、温かな家庭を築き、定年の日の帰りに地下鉄で倒れた男。 切なすぎる愛と奇跡の物語。 エリート会社員として定年まで勤め上げた竹脇は、送別会の帰りに地下鉄で倒れ意識を失う。家族や友が次々に見舞いに訪れる中、竹脇の心は外へとさまよい出し、忘れていたさまざまな記憶が呼び起こされる。孤独な幼少期、幼くして亡くした息子、そして……。涙なくして読めない至高の最終章。著者会心の傑作。 時代を超えて胸を打つ不朽の名作『地下鉄(メトロ)に乗って』から25年―― 浅田次郎の新たな代表作、待望の文庫化。 解説・中江有里
  • 黒緋の薬師
    4.3
    明治から大正に時代がうつる頃、怪しげな薬屋がいた。香円と呼ばれるその男は、やる気がなくだらしがないが、薬屋としては超一流。助手の鶴彦とともに庶民を助けていたが、ある事件に巻き込まれ…!
  • 鎌倉バトルロワイヤル 13人、生き残るのは誰だ?
    4.3
    1巻1,265円 (税込)
    鎌倉時代の始まりは「良い国(1192年)」ではない? 源頼朝の肖像画は本人では無かった? 史実だと思われていた鎌倉時代に関する常識が、近年の研究で覆されてきています。また頼朝死後の混乱ぶりの裏には、裏切り、密告、陰謀のオンパレード。13人の御家人たちは鎌倉殿=将軍を支えるどころか、激しい権力闘争に明け暮れます。その様はさながら武家のバトルロワイヤル。デスマッチです。意外なほどドロドロしていた、2022年大河ドラマの舞台の実像をわかりやすく読み解いていきましょう。 一人の人物につき10ページ前後と、読みやすくまとめた分量で、13人の侍たちの生き様にふれてみませんか。最後に生き残ったのは誰でしょうか?
  • 真夜中にコーヒー(1)
    完結
    4.3
    全3巻550円 (税込)
    高校時代から続く、上杉先輩への密かな片思い。相手に彼女ができたって、彼が幸せならそれで満足、なはずだった――。 大学に入学し、まだ先輩への想いは途切れないけれど、でも、時々突き放されたような気持ちになるのは何故だろう。 そんなある日、カスミはちょっと感じの悪い喫茶店の店員、宮古に会う。彼はカスミと同じ大学の上級生で、どうやらカスミと同じように、ある女性に対して叶わぬ思いをずっと抱いているようで…。 「好きってだけで、十分」。他人からは理解されなかったお互いの「片思い」を分かち合って、共感していく二人。でも、それぞれが抱く思いの、微妙な違いに気づく時が来て――。 こじらせきった片思いを抱える二人が、真夜中の喫茶店で出会って始まる、静かで切ないラブストーリー、開幕。
  • 認知症の私から見える社会
    4.3
    39歳でアルツハイマー型認知症と診断されて7年、全国を飛び回り、300人を超える認知症当事者と対話し続けている著者だから書けた当事者の「本音」。 認知症になっても「なにもわからなくなったり」「なにもできなくなったり」するわけではない。 周囲の「やさしさ」が当事者を追い詰め、やがてすべてをあきらめさせられていく。 症状をさらに悪化させる「ストレス」という最大のリスク。 いまだに専門家の間でも根強い「偏見」を脱し、診断されてもよりよく生きていくために必要なこととはなにか。 「なにができて」「なにができなくて」がわかれば、できないことを補うために「どう工夫すれば」いいかが考えられる。 認知症当事者700万人時代を迎え、すべての人のすぐ隣にある世界を知るためのガイド。
  • 図解・天気予報入門 ゲリラ豪雨や巨大台風をどう予測するのか
    4.3
    地球温暖化で強靭化する台風など異常気象現象が日本でも増えている今、生活や財産、生命を守るために重要である天気予報の重要性も高まっています。従来の天気図からわかる気象情報から、最新のコンピューターによる数理予報の技術まで、気象予報の話を中心に進めながら、気象現象の原理に迫ります。 本書では、社会活動および産業にとって必要かつ不可欠の情報となっている天気予報が、日々、テレビ、新聞、ネットなどのメディアを通じて報道・提供されているものの、実際の天気予報がどのような手段や手続きによって、作成され提供されているかについては意外に知られていないことから、その部分に踏み込んでわかりやすく解説します。さらに本書は、天気予測技術全般について、図やイラスト、写真を豊富に使って、理解しやすい工夫をしています。読者にとっては、天気予報を含む「気象予測技術」の全体像の話を読みながら、気象のあらゆる現象の原理への理解も深まることにつながります。また、適切な防災活動につながることも期待されます。著者の経験やエピソードも織り交ぜられ、気象のさまざまなことが理解できる1冊です。 前半では主に、広くなじみがある天気図により、気象のしくみを解説します。天気図の解析により予報官が予報する時代はほぼ終わりましたが、一般向けには気圧配置型による解説などまだまだ天気図を使った技術が使われています。 第1章は地球温暖化により強靭化した台風について、最近の例について詳しく解説し、第2章では、日本の天気予報の歴史を追います。平安時代の「野分」、鎌倉時代の「颱風」といった、気象レーダーも気象衛星も天気図もない時代の、台風による災害の実態にふれていきます。また、明治、昭和の頃の天気図や世界初の天気図なども紹介します。第3章では、アメダスなど、現在のさまざまな気象観測システムを、第4章では、統計的手法などの予報のさまざまな手法、予報技術や情報の出し方を取り上げます。第5章では、特徴的な天気図を例に気象現象を解説していきます。「移動性高気圧」「寒冷前線の通過」「西高東低」「帯状高気圧」……。聞き慣れているけど深くは理解していない言葉の意味が、わかるようになると思います。 後半では、現在天気予報の中心となっている、コンピューターによる「数値予報」について解説していきます。 第6章で数値予報とはなにかを物理法則を交えて、第7章では数値予報から利用しやすい言葉に置き換える「ガイダンス」について、第8章では最近用いられている手法「アンサンブル」について解説します。
  • 倫敦館夜想曲
    完結
    4.3
    時は大正――。姉弟になった神奈と乙彦は、時代の激動の中、つぎつぎに起こる怪事件に巻き込まれ、その謎の立ち向かうが? 大正ロマンが薫る、大人気ミステリーシリーズ!
  • 神獣医(1)
    4.3
    動物達が大好きだけれど、動物達はあまり懐いてくれない…。腕は確かだが、ちょっぴり残念な獣医師・朝井尊の元に、大学時代の先輩・神童新から「お前に診てもらいたい症例がある」という依頼が来る。尊が、神童に半ば強引に連れられていった先に待ち受けていたのは、“神獣”――すなわち、神様だった。自然災害の原因=神様達の病気! 世界の命運は、一人の獣医師に託された!
  • 映画ノベライズ 天外者
    4.3
    三浦春馬主演映画として話題の『天外者(てんがらもん)』の完全ノベライズ。 ノベライズ部分は、映画のシーンを重ねてもらえるように印象的な場面写真を入れ込み、 巻頭のカラーページ(8P)では、劇中の名シーンほか、未公開カットを特別収録! 感動的な名場面を思い出しながら、映画とセットで楽しめるコンプリート感のある一冊です。 【映画「天外者」概要】 時は幕末から明治初期。人並み外れた賢さと、大胆な行動力で 未来を切り拓いていく幕末藩士・五代友厚(三浦春馬)が、 坂本龍馬(三浦翔平)や岩崎弥太郎(西川貴教)、伊藤博文(森永悠希)らとともに 「夢のある未来をつくるため」に激動の時代を駆け抜ける。 地位や名誉のためではなく、人のため、そして、日本の未来のために 人生を捧げ抜いた男の物語が、今ここに甦る――。 天外者とは、薩摩弁で「凄絶な才能の持ち主」という意味の誉め言葉。 2020年12月11日全国の劇場にて公開され、現在もロングラン上映中。 原作脚本:小松江里子プロフィール 大阪出身。TBS系ドラマ『卒業』(1990年)で脚本家デビュー。 『若葉のころ」(1996年)、『青の時代』(1998年)、『Summer Snow』(2000年)、 『元カレ』(2003年)など数多くのテレビドラマを手掛ける。 代表作に、NHK大河ドラマ『天地人』(2009年)、『花燃ゆ』(2015年)、 NHK連続テレビ小説『どんど晴れ』(2007年)、フジテレビ系『花嫁のれん』 (2010年~)は、シリーズ4まであり、日本ほか世界約40ヵ国で放映中。 最近の作品は、NHK『明治開化 新十郎探偵帖』(2020年)など。 映画脚本は、『利休にたずねよ』(2013年)ほか、『サクラサク』(2014年)、 『海難1890』(2015年)などがある。 2008年、放送文化に大きく貢献した人物に贈られる橋田賞を受賞したほか、 2010年に『天地人』でエランドール賞、『海難1890』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した。 ノベライズ:大谷道子ほか
  • 証言 羽生世代
    4.3
    ■■■彼らはなぜ「強かった」のか?■■■ ■■■「一つの時代」は本当に終わったのか?■■■ 世代交代が進む中で 天才たちはいま、何を思い、考えているのか。 危機感と劣等感、痛恨と意地 敬意と憧憬、そして誇り―。 羽生善治・渡辺明・谷川浩司・佐藤康光 森内俊之・藤井猛・郷田真隆・久保利明・先崎学ら 計16人の棋士のロングインタビューを収録。 ・・ 将棋界において30年以上にわたり その頂点に君臨し続けてきた「羽生世代」。 しかし50歳が近づくにつれて 彼らの成績はゆるやかに下降し始めた。 そして近年は、藤井聡太ら精鋭たちに押され、 以前のような圧倒的な結果を残せなくなっている。 世代交代が現実のものになったのだ。  羽生世代の棋士だけでなく  羽生世代の突き上げを食らった年上棋士  羽生世代の牙城に挑んできた年下棋士たちが はじめて明かした本音とは。  「奇跡の世代」の深層に気鋭の将棋観戦記者が迫った。 【本書のおもな内容】 ■序 章 将棋界で起きた「31年ぶりの一大事」:大きな転換期を迎えた羽生世代 ■第1章 羽生世代はなぜ「強かった」のか:突き上げを受けた棋士の視点 谷川浩司 黄金世代と対峙してきた“光速流”の本音 島 朗   「55年組」やいまの若手と彼らは何が違うのか 森下 卓  世代の狭間で気持ちを崩した俊英の告白 室岡克彦 強豪たちに大きな影響を与えた先達の見解 ■第2章  同じ世代に括られることの葛藤:同時代に生を受けた棋士の視点 藤井 猛  棋界の頂点に立っても拭えなかった劣等感 先崎 学  早熟の天才が明かす同年代ゆえの「複雑さ」 豊川孝弘 奨励会入会が同じだった年上棋士の意地 飯塚祐紀 タイトル戦で競っていない奨励会同期の思い ■第3章 いかにして下剋上を果たすか:世代交代に挑んだ棋士の視点 渡辺 明  将棋ソフトがもたらした“世代交代”の現実 深浦康市 いまも忘れ難い「控室での検討風景」 久保利明 “さばきのアーティスト”が抱いていた危機感と憧憬 佐藤天彦 難攻不落の牙城を撃破した“貴族”の視座 ■第4章 羽生世代の「これから」:一時代を築いた棋士の視点 佐藤康光 人間の限界に挑んできたことの誇り 郷田真隆 定跡を一からつくってきた者たちの痛恨と自負 森内俊之 小学4年からの将棋仲間が「天才」だったことの幸せ 羽生善治 “年相応の難しさ”をどう乗り越えていくか
  • 結局、賢く生きるより素直なバカが成功する 凡人が、14年間の実践で身につけた億稼ぐ接客術
    4.3
    外見の華やかさで指名をもらえることも多いキャバクラ業界。 とりたてて華やかな見た目でもないエンリケさんは、時給1500円の最底辺からキャバ嬢のスタートを切る。 コツコツと努力を重ね、14年間の経験を積み、最終的には時給26万円・最高月収1億円超え、引退式4日間で5億稼ぐまでに成長する。 美人は見た目だけで指名が入るけど、座ったとたん「チェンジ!」と言われたこともあるエンリケさん。 ある日、「外見ではなく人間性で勝負」すると心に決める。それは18歳に書かれたメモからも読み取れる。 元来不器用で、要領よく賢く立ち回ることができない損な性分。ただしその分、スタッフやお客様のアドバイスには素直に耳を傾け、すぐに成果が出なくても、コツコツと辛抱強く努力をし続けた。 また、「色恋営業」はトラブルの元だから、14年間一度もなし。 本書は今まで公開してこなかった、売れなかった下積み時代の日記をひもとき、当時の目標をクリアするために実践した努力を、エンリケさん本人に細かく解説いただく。 さらに、ナンバー1になるための、心構え、話し方、LINEやメールなどの文章の書き方を、実際にあったエピソードをもとに、実例を交えながら「スグに使える形」で具体的に紹介する。 この本は、やる気はあるのにいまいち上手くいかない、努力しているのに成果が出ない。 そんなあなたのお悩み解決の手助けになること間違えなし! 現役中には話せなかったエピソードも盛りだくさんで初公開します。 巻末に特別付録で、エンリケさんが18歳からつけてきた 直筆日記も初公開します。 夢を叶えるためには何にこだわって、メモを取るべきかが一目でわかる内容です。
  • なぜネギ1本が1万円で売れるのか?
    4.3
    失敗に次ぐ失敗、それでも僕たちは、ネギ界のダイソンを目指す! ミシュラン星付きのシェフは唸り、スーパーのバイヤーたちは喜び、大手種苗会社の営業担当者は膝を打つ。「ブランド創り」「マーケティング」「営業の肝」「働き方」・・・・・・、常に革新を求める彼のネギにはビジネスのすべてが詰まっている!! 風雲児による、おもしろすぎる経営論。 ●相手を見極めるのがポイント ●常識を疑え ●物量は力なり ●3本セットから2本セットに替えた理由 ●なぜスーパーに営業をかけたのか ●高いものを安く見せる ●作業はバックが鉄則 ●土寄せの極意 ●有機肥料が良い理由 ●作業を時速で考える ●畑は小さいほうがいい ●端っこ2メートル問題 ●サポート係で3割の生産性向上 ●自分のペースで働ける会社に 清水寅、身長158センチ。「初代葱師」を名乗る彼は、「ねぎびとカンパニー」という会社の経営者でもある。高校卒業後、金融系会社に就職。その後営業で頭角を現し20代で7社の社長を歴任。そこから30歳でまったく無縁だった農業の世界に飛び込み、ネギ農家に。多くの失敗を重ねながら、持ち前のバイタリティと探究心、そしてサラリーマン時代に培った経営感覚で、農の世界で大きな渦を巻き起こしている。
  • イスラームの「英雄」 サラディン――十字軍と戦った男
    4.3
    マムルーク朝のバイバルスとともに、イスラーム史上の英雄と称されるアイユーブ朝のサラディン。アラブと十字軍の50年以上にわたる覇権争いに終止符を打ち、十字軍から聖地エルサレムを奪回した「イスラーム世界の英雄」として知られる彼は、同時代のアラビア語史料や伝説に「アラブ騎士道の達人」「慈悲深い高潔な人物」と謳われ、ヨーロッパでも智者、果敢な騎士、寛大な性格の人物と評されました。アラブ側は異教徒と勇敢に戦った英雄として、ヨーロッパ側はアラブ騎士道の体現者として、サラディンを描きつづけています。そのような伝説に彩られた人物の実像とはどのようなものだったのでしょうか。本書は、サラディンが、どのような政治・経済・社会状況にあって、どのように考え、どのように行動したかを明らかにします。さらに、伝説と事実を峻別したうえで、架空の伝説も人々の願望の表れとしてとりあげ、「人間としてのサラディン像」をあざやかに描き出す、「英雄」の実像に迫った本格的伝記です。 〔原本/1996年、講談社選書メチエ〕 【本書の内容】 プロローグ――サラディンの生きた時代 第一章 修行時代  1 誕生  2 カリフ権力の衰退と十字軍の侵攻  3 少年サラディン  4 ヌール・アッディーンとの出会い  5 エジプト遠征 第二章 エジプトの若きスルタン  1 アイユーブ朝の創設  2 バイナル・カスラインの戦い  3 サラディンの補佐役たち  4 イエメン征服の謎  5 シリアへの進出  6 新体制の確立 第三章 カイロからエルサレムへ  1 エジプト経済の繁栄  2 聖戦(ジハード)へ向けて  3 エルサレム奪回  4 アッカーをめぐる攻防  5 サラディンの死 エピローグ――サラディン以後
  • 竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像
    4.3
    日本でもっとも危険な男の物語。 この国を“超格差社会”に変えてしまった中心人物はこの男だった! 「改革」の名のもと、法律を駆使しながら、社会を次々と大胆に改造してしまう。まるで政商のように利にさとく、革新官僚のごとく政治家を操る経済学者――。「フェイク(偽物)の時代」に先駆けた“革命家”の等身大の姿とは。 経済学者、国会議員、企業経営者の顔を巧みに使い分け、「日本の構造改革」を20年にわたり推し進めてきた“剛腕”竹中平蔵。猛烈な野心と虚実相半ばする人生を、徹底した取材で描き切る、大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞ダブル受賞の傑作評伝。 はじめに 「改革」のメンター 1章    和歌山から東京へ 2章    不意の転機 3章    アメリカに学ぶ 4章    仮面の野望 5章    アメリカの友人 6章    スケープゴート 7章   郵政民営化 8章   インサイド・ジョブ おわりに ホモ・エコノミカスたちの革命
  • 東京アリス girly(1)
    4.3
    1~3巻550~660円 (税込)
    ドラマ化もされた大人気ラブストーリー『東京アリス』の続編スタート! ふう、円城寺、理央、みずほ。中学時代の同級生だった彼女たちも、それぞれ母親になりました。奥薗さんとふうの一人娘・里糸(りい)は中学1年生。演劇部で出会った同級生(と先輩)は、それぞれ円城寺、理央、みずほの娘で…。新たな世代の迷えるアリスたちと、母になってもまだたまに迷ってしまうふうたちのお話です!
  • ダークサイド投資術 元経済ヤクザが明かす「アフター・コロナ」を生き抜く黒いマネーの流儀
    4.3
    膨張する中国への憎悪 牙をむく「ドルと暴力」 米中戦争は新たな段階へ突入! この暗黒時代にも揺るがない「王道の投資」を、 マネーの表と裏を熟知した元経済ヤクザが緊急指南!  * * * ・「冷静な現状分析」こそ危機を回避しチャンスを見出す鍵 ・投資の手前の「ルーティン」が富につながる ・マネーを生み出す方程式は「M=$V」 ・個人投資家は「捕食者」の生息域に近づくな ・素人に足りないのは「時間軸」 ・「非情」を抱えて生きるタフさを ・自分を見失わない「地図」こそ歴史 ・日常を「非合理性」で満たし感性を鍛えよ ・「脱中国」は巨大なマネーが動く瞬間 ・日本は戦地か希望の地か ……  * * * [目次] はじめに 第1章 カタストロフ時代の投資 第2章 「コロナ・ショック」サバイバル 第3章 チャイナ・リスクとM=$V 第4章 血の経済活動 第5章 国民経済が生んだGAFA 第6章 「神」さえ仮死する世界の中で おわりに
  • 世界トップティーチャーが教える 子どもの未来が変わる英語の教科書
    4.3
    1巻1,320円 (税込)
    変わりゆく未来に、親が今できること。 この一冊から、子どもの未来をはじめよう。 ――出口治明氏(ライフネット生命株式会社創始者/立命館アジア太平洋大学学長) ●重視されるのは、「知識」から「経験」へ。 ●育むべきは、「問題解決能力」から「問題発見能力」へ。 ●いちばん強いのは、失敗できる子。 ●子どもに将来の夢を聞いてはいけない。 ●必要なのは「やめる勇気」。 グローバル化により言語や国のボーダーが壊され、 AIが数々の職業を奪うと言われる今。 すでに、これまでの教育・子育ての常識が通用しなくなる時代を迎えています。 自分たちの価値観をベースに、 自分たちが受けた教育を子どもたちにそのまま与えていても、 このAI時代、グローバル化する社会を生き抜いていけるとは限りません。 大人たちはこれまで信じてきた常識のシフトチェンジに対応する必要があります。 2019年、「教育界のノーベル賞」と呼ばれる 「Global Teacher Prize 2019(グローバル・ティーチャー賞)」トップ10に、 世界150ヵ国3万人の中から選出され、 国内のICT(インフォメーション&コミュニケーション・テクノロジー)教育を牽引する著者が、 未来を生き抜く子どもたちを育てるために、 大人たちはどのように意識をアップデートするべきなのかを説きます。 キーワードのひとつは「英語力」。 テクノロジーが言葉の壁を壊してもなお、英語力を身につけることが必要なのは、 英語学習が、これからの時代に必須の武器となる「行動力」をブーストするから。 AI時代、グローバル社会に耐える「本物の英語力」を 子どもに身につけさせるための学習法もレクチャーします。 もうひとつのキーワードは、まさに「行動力」。 ググればすぐに正解が見つかる時代。 AIに取って換わられない能力として求められるのは、 「学力」よりも「行動力」、「問題解決能力」よりも「問題発見能力」です。 「行動力の時代」にいかに対応するべきか。 親たちが学んだことのなかった実践への提言です。 【主な内容】 プロローグ~AI時代、世界で求められている教育とは CHAPTER1 AI時代に英語力は必要か? CHAPTER2 日本の英語教育をアップデートするには? CHAPTER3 家庭でできる新時代の英語学習法 CHAPTER4 AI時代に生き残れる子どもを育てる CHAPTER5 AI時代に求められる親の対応力を磨く エピローグ~AI時代、子育てにいちばん大切なこと
  • みつきの雪
    4.3
    信州の村にすむ小学五年生の少女・満希は、都会からの山村留学生、行人と気の合う友人へとなっていく。 やがてふたりは同じ高校に進んだが、満希は地元で農家を継ぐことになり、行人は遠くの医大への進学を希望していた。 卒業式前日、中学時代にふたりで訪れた村の図書館で、行人は山村留学を選んだ理由を初めて語り始める。「第21回ちゅうでん児童文学賞」大賞受賞作品。(選考委員:斉藤洋、富安陽子、鷲田清一の各氏) ひとつひとつのエピソードが、時間のはなれた前後のエピソードと有機的につながっているからでしょう。そのつなげ方が、この作家はうまいのです。──斉藤 洋 よく磨かれた丁寧な言葉で紡がれた美しい物語でした。だから、言葉と言葉が響き合い読む人の心を震わせます。 ──富安陽子  「力のこもる指先の爪が白く変わっていく」。この表現に心底、ふるえた。─中略─ 著者のそういう筆致は、もはや児童文学という枠を突き抜けていると思う。──鷲田清一
  • 世界のスパイから喰いモノにされる日本 MI6、CIAの厳秘インテリジェンス
    値引きあり
    4.3
    イラン事変、ゴーン騒動、ヤバすぎる世界情勢の中、米英中露韓が仕掛ける東アジア諜報戦線の実態を徹底取材!  「007」で知られるMI6の元幹部スパイをはじめ世界100人のインテリジェンスへの取材で解き明かす、日本の日常生活を脅かすさまざまなリスク! 取り残されるな、日本人!! 第一章 あまりに脆弱な日本のインテリジェンス――なぜ日本にMI6が必要なのか 第二章 MI6と日本との交わりと、日本での活動と実態 第三章 知られざるMI6の実力とその諜報力 第四章 CIAの力と脆さ 第五章 暗躍する恐るべき国際スパイ モサド、そして中露へ 第六章 日本を襲うデジタル時代のサイバーインテリジェンス
  • タテ社会と現代日本
    4.3
    『タテ社会の人間関係』著者の最新刊! 現代新書既刊3部作『タテ社会の人間関係』『適応の条件』『タテ社会の力学』累計170万部超のベストセラーシリーズ第4弾! 長時間労働をもたらす小集団の封鎖性。 非正規・正規雇用問題と「ステイタス・コンシャス」。 家族という小集団が招く家庭内虐待問題。 「場」の序列意識から生まれる新参者へのいじめ。 タテ社会のなかの女性の社会進出…… 「資格よりも場」「序列意識」「ウチとソト」など、日本社会独自の構造を鮮やかに解き明かした「タテ」の理論。現代日本の抱える問題を「タテ」の理論を使って読み解く52年目の続編。 終身雇用制が崩れても、なぜ先輩・後輩の関係は変わらないのか? 日本の組織で上司の上司に告げ口をするのが許されない理由とは? なぜ序列の意識なしに席に着くこともできないのか? 『タテ社会の人間関係』から50年超、著者がいま感じることとは? 現代社会と向かい合うための、「タテ社会」入門書! 「失われた二〇年」などと言われるように、低成長の時代が長年つづき、新卒一括採用から定年まで、すなわち入り口から出口まで面倒を見るという日本型経営がかたちを変えつつある、と報じられている。しかし、年功序列のようなものが薄らいだとしても、タテのシステムは残るところに残る。その大きなものが、先輩・後輩の関係である。最近の若者は自由になったといわれるが、学校において上級生、下級生の区別はなくならない。親分・子分の関係が薄らいでも、その要素がなくなっていないのと同じように、会社における先輩、後輩の関係はなくならないだろう。――「プロローグ」より
  • 哲学者マクルーハン 知の抗争史としてのメディア論
    4.3
    「メディアはメッセージ」「グローバル・ヴィレッジ」「空間と時間の消滅」などインパクトの強い言葉で1960年代を席巻したマクルーハン。「文明批評家」「未来学者」「メディア社会学者」「ポップカルチャーの哲学者」「インターネット時代の預言者」「コミュニケーション理論家」など、さまざまな呼称で輪郭づけられたトロント大学英文学者マーシャル・マクルーハンの正体と思想の中身は、本当のところ何だったのか。エリザベス朝文学を出発点とする個人研究史は、メタファーが持つ人間的思考の本質の探究へ、さらに狭いアカデミズム世界を超え出て技術・社会・文化の問題へと射程を広げてゆく。そこで焦点化されてくるのは人間の思考・行為を方向づけている「メディア」の偉力であった。メディアとは単なる媒体ではない。印刷・電信・電話・テレビはもちろん、衣服も住宅も貨幣も、道具も兵器も、あらゆる人工物がメディアであってそれは人間の拡張をもたらすこと、また究極のメディアは言語であってそれは人間を整形し、知のかたちを変形しうることを見通すに到ったのである。古今東西の事象に精通し博覧強記をもって知られたマクルーハン。また「論」を立てること、論理的文章を練り上げることを忌避したマクルーハン。アルファベットの発明がやがて文字・概念重視、視覚優位の西洋思想を築き上げていったことへの警鐘、そのアンチテーゼとしての聴触覚重視「口誦」文化復権への主張。難解と言われる著書と研究の射程を見抜き、計り知れない現代的意味の重さを読み解く。
  • がん消滅
    4.3
    「がん」はもう怖くない時代に――。超高速で進化するゲノム医療と免疫療法の最前線から、これまで治療できなかったがんを克服する具体的スキームをわかりやすく紹介する。「患者目線のAI医療」の可能性も例示。すべての患者の笑顔を取り戻す「医学革命」のバイブルとなる書。(目次)ネオアンチゲン療法による症例画像プロローグ――「遺伝」と「遺伝子」はどう違う?第一章「プレシジョン医療」時代の幕開け・進化したオーダーメイド医療・21世紀に入り、時間は50万分の一、コストは100万分の一に・酒とタバコに遺伝的な要因が加わると?・肺がんリスクを高める遺伝子・遺伝子異常の数は、がんによってどう違う?・国(エリアや民族)による遺伝子異常の違い第二章 ゲノム解析が進んだ恩恵・血液型も耳垢のタイプも遺伝子で決まっている・原因不明の副作用も「謎」ではない時代に・社会で活用されている「遺伝子診断」 容疑者の特定/遺体の身元確認/出生前診断・効かないホルモン治療薬を飲んでいる?・厚労省の残念な体質・糖尿病予防にも「遺伝子」を利用する時代に第三章「リキッドバイオプシー」の可能性・たったこれだけの血液でがんがわかる・身体にかかる負担が圧倒的に少ない・手術可能な段階での早期がんの発見・再発の診断も超早期に、薬剤を選ぶ目安にも第四章 免疫療法の新たな時代へ・「エビデンスがない」を鵜呑みにするな・「ネオアンチゲン療法」とは・「副作用」にまつわる誤解・がん治療の進歩を阻むもの・がん組織にがんを殺すリンパ球が第五章 私とがんとの闘い・骨折と『白い巨塔』・外科医から「遺伝子」の基礎研究者へ・FBIからのスカウト・母の死・可能性に賭ける医療をエピローグ AI医療の可能性・「AIホスピタル」時代の到来・画像診断・病理診断のサポート・一刻を争う病気のモニタリングシステム・「AIホスピタル」で実現する人に優しい医療
  • 本能寺の変
    4.3
    なぜ、明智光秀は、あのとき、織田信長を討ったのか――古来より数えきれぬほど繰り返し問われてきたこの問いに、本流の歴史学的思考が真っ向から取り組んだ画期的論考が、最新の研究を反映する大幅増補をくわえて文庫化。信長は何と戦い、何に負けたのか。この日本史上最大の政変の核心を衝く試みは、"戦国時代とは/室町幕府とは/日本の中世・近世とは/何か"という根本的な問いへと至る。本格的歴史学研究でありながら、歴史小説・大河ドラマファンも楽しめる、驚きと発見に満ちた知的挑戦!
  • ショーケン 最終章
    4.3
    ショーケン、ラスト・メッセージ「はじめに」より自分のことを記したこの本は、私にとって最後の著書になる。自分の言葉で真実を語ろう。2011年に人間ドックで入院したときに小腸に出来物が見つかり、「ジスト」という耳慣れない病名を告げられた。……手術で肉腫を切除した。だが4年後に再発し、医師からは「萩原さん、5年がんばりましょう」と余命を宣告された。……ドラマとコンサート活動を本格的に始め、どれも確かな手応えのある仕事を続けていたさなかだった。それから抗がん剤治療を続けているものの、いまは腹の中に爆弾を抱えているような状態だ。明日爆発するか、それとも当分は大丈夫なのか、それは誰にもわからない。これまでの人生を振り返って思う。10代はわけがわからなかった。20代は芸能界に嫌気がさした。30代はリハビリの時代だ。40代はとても楽しかった。50代は責任ばかり負わされた。60代はやっと自分に気がついた。そして70代を前にして、これまでお世話になったり応援してくれたりした人たちに心から「ありがとう」の言葉を贈り、最後に本当の自分を伝えたいと思った。……幸運にも私は日本を代表する映画監督や演出家、脚本家、カメラマン、そして俳優と一緒に作品をつくる機会に恵まれた。そこで学んだことは、この身体に刻み込まれている。本書に記すのはそのごく一部ではあるけれど、創造の現場に情熱とエネルギーが渦巻いていた時代の証言として、またそれをいまに生かそうとしてする模索の記録として読んでいただければと思う。…… これまでは野良犬のようにハングリーで、嵐のように激しい人生だったけれど、生涯のパートナーを得て、そして深刻な病を得て、これまでとは違う生き方があることを初めて知った。……病気になって、私は自分が持っている物や人間関係、こだわりのほとんどを捨て去った。無駄な荷物を下ろして身軽になった自分をいまはけっこう気に入っている。病気もまた豊かな人生の糧となり得るのだ。たとえ病におかされていても、私はつねに新しい表現を追い続けてきた。病気かどうかにかかわらず、人は歳を取ればできなくなることが増えてくる。しかし、それは工夫次第で乗り越えることができるし、新たに見出せることもある。私に残された時間はそれほど多くはないのかもしれない。しかし、それは以前よりも濃密な時間、深く穏やかに流れる時間だ。
  • 「平成の天皇」論
    4.3
    天皇像は変わらないものを守るためにこそ、時代に応じて変化しなくてはならない。約200年ぶりの譲位実現に道をひらいた天皇の「おことば」は、単なる高齢化に伴う公務負担軽減の問題でも、ましてや一部保守派が言うような「弱音」や「わがまま」でもなく、女系・女性天皇容認や女性宮家創設も含めたこれからの象徴天皇制のあり方をめぐる国民への問いかけだった。戦没者慰霊や被災地慰問の旅を平成の象徴のスタイルとして生み出した天皇が、退位表明に込めたメッセージとは何か?
  • 新装版 祇園女御 上
    4.3
    1~2巻968~990円 (税込)
    平安時代末期、後の白河上皇がまだ東宮だったころ、その妃として藤原道子は入内した。年上の道子は気後れするが、大人びた東宮に寵愛される。だが、ずっと年下の新しい妃・賢子が入内すると東宮の寵愛は賢子に移り、東宮が白河帝として即位したころには、道子は里帰りが増えていた。他方、美少女・たまきは殿上人になる野望を抱く平忠盛に引き合わせていた。たまきこそが、後に貴族社会に影響力を持った女人「祇園女御」なのだが。
  • ブロア物語
    4.3
    強国に挟まれ悩むブロア領主アスラン、政略結婚から逃げ出すその妹レイチェル、領主に恋するがゆえに別の男に体を許してしまう侍女ジェシカ、騎士になれない体に苦悩する若きフランス王フィリップ、身分を捨て自由に生きる吟遊詩人ブラン。 強い者が正義であった時代、若者たちは、運命に逆らい、本当の愛を模索していた。 12世紀のフランス、豊かなブロアの大地に、熱い青春の伝説が語り継がれる。
  • 最後のクジラ――大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生
    4.3
    親会社の変遷と、募る球団への不信感。ホエールズ時代を知る盟友たちが次々と去る中、クジラの伝統を守ろうと、最後までもがき続けたオバQこと田代富雄。運命に翻弄されてなお輝いたその野球人生。
  • 大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済
    4.3
    海外の研究者が「世界初の先物取引市場」と評価する江戸時代、大坂堂島の米市場。米を証券化した「米切手」が、現在の証券市場と同じように、「米切手」の先物取引という、まったくヴァーチャルな売り買いとして、まさに生き馬の目を抜くかのごとき大坂商人たちの手で行われていた。このしばしば暴走を繰り返すマーケットに江戸幕府はいかに対処したのか? 大坂堂島を舞台にした江戸時代の「資本主義」の実体を始めて本格的に活写
  • ゲンバクとよばれた少年
    4.3
    中村由一さんは長崎市内の被差別部落の出身です。被爆者であり被差別部落出身者でもあることで、つらい少年時代を過ごしました。「ゲンバク」と呼ばれた少年が大人になり、.その体験を伝えることで差別のない世の中が実現することを願って、この本を書く決意をしました。目次より――ピカドン/消えたふるさと/「ハゲ」「カッパ」「ゲンバク」とよばれて/「被差別部落」を知っていますか/春いつの日
  • しったかブリリア(1)
    完結
    4.3
    全2巻759円 (税込)
    「イキれ…そなたは美しい」。大学2年の白浪理助は、知ったかぶりで大学内の人望を集めている。彼の前に、新入生・濱崎みなとみらいが現れる。機転を利かせて彼女の信頼を得、頼りになる先輩という地位を手に入れた理助だが、さらに高校時代に失恋相手、加古川姫姫が現れ……? なぜか知ったかぶりしてしまう男女の恋と笑いのバイオレンスギャグ!
  • 警視の哀歌
    4.3
    初老の弁護士が全裸で緊縛、猿轡(さるぐつわ)されたまま、遺体で発見された。容疑者は新進気鋭のギタリスト。貧しい少年時代を過ごした彼には、しかるべき動機があった。その直後、またも彼と因縁深い弁護士が同じ手口で殺害された。ロンドンを舞台に、容疑者、被害者、関係者の、錯綜した過去が解き明かされる人間ドラマ。
  • 皇后考
    4.3
    時代と社会の変容とともに「ありうべき皇后」像はあった――。血脈による正統性が保証された天皇とは異なり、人生の途中で皇室に嫁ぎ、さまざまな葛藤を克服するなかでその存在となる「皇后」。神功皇后や光明皇后ら、過去の偉大な皇后と感応しつつ、近代日本に時空を超えた皇后像を現出させ、さらにはアマテラスに自らを重ね合わせようとする貞明皇后。斬新な視点で天皇制の本質を明らかにし、秘められた扉を開いた記念碑的著作!
  • 興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権
    4.3
    15世紀の大航海時代にアジア、新大陸に進出、激しい貿易戦争を繰り返しながらグローバル化を進め、幾多の戦乱と革命を経て国民国家を誕生させたヨーロッパ。産業革命と帝国主義により19世紀の世界に覇権を確立したが、二度の世界大戦で破局を迎える。その反省から生まれた欧州統合への長い道のりの栄光と挫折をも考察する。
  • 恋する救命救急医 アンビバレンツなふたり
    4.3
    「緊急救命センターの医師・篠川臣と、高級レストランを複数経営する辣腕オーナーの賀来玲二は、学生時代からの腐れ縁。強気で素直になれない篠川に、賀来はどこまでも甘く優しい。だが、共に暮らして八年にもなるのに、自分たちの関係をどう言い表せばいいのか、篠川は未だ図りかねている。恋人、パートナー、運命の相手……? そんな単語では足りない気がする濃厚な繋がりに、ある日ふと不安の影がよぎって――。
  • 天皇への道
    4.3
    現在でも精力的にご公務を続けられる天皇陛下。即位までの道のりは日本の激動の歴史でもあった。第二次大戦下、疎開先で過ごした学習院初等科時代。戦後、米国人教師から英語教育を受けた中等科時代。欧米諸国を訪問し民間出身の女性と結婚された青年時代。その成長の軌跡を皇室報道の第一人者が明らかにする一冊。
  • 遷都1300年 人物で読む 平城京の歴史[奈良の都を彩った主役・脇役・悪役]
    4.3
    奈良を都とした70余年の間、平城京に生きた人びとの姿を通じて描く歴史読み物。政権交代が繰り返される激動の時代であった一方、官僚システムが構築され、唐などとの国際交流からグローバルな天平文化が花開いた奈良時代。持統天皇、藤原四兄弟、聖武天皇、行基、鑑真、吉備真備、阿倍仲麻呂など歴史上の有名人物を中心にわかりやすい時系列で解説。当時の食べ物、古事記と日本書紀の隠された目的など豆知識コラムも満載
  • カラー図解 古生物たちのふしぎな世界 繁栄と絶滅の古生代3億年史
    4.3
    前恐竜時代にもさまざまな古生物が生きていた。三葉虫が繁栄し、アノマロカリスがカンブリア紀の覇者となる。デボン紀にはアンモナイトの仲間がまっすぐのびた円錐形からしだいに丸くなり、ティクターリクが"腕立て伏せ"をはじめる。古生代最後のペルム紀には、イノストランケヴィアをはじめとする単弓類が覇権をにぎる! ダイナミックかつドラマチックな古生代の物語が、いま、ここにはじまる。
  • 熊野詣 三山信仰と文化
    4.3
    院政期の上皇が、鎌倉時代の武士が、そして名もなき多くの民衆が、救済を求めて歩いた「死の国」熊野。記紀神話と仏教説話、修験思想の融合が織りなす謎と幻想に満ちた聖なる空間は、日本人の思想とこころの源流にほかならない。仏教民俗学の巨人が熊野三山を踏査し、豊かな自然に育まれた信仰と文化の全貌を活写した歴史的名著が、待望の文庫化。
  • 地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために
    4.3
    東日本大震災を境に、日本列島は「大地変動の時代」に入ってしまった! 複数のプレートがひしめく恐るべき地理的条件にあるこの国で生き延びるには、「地学」の知識が不可欠だ。しかし、高校での履修率は低く、多くの人の地学リテラシーは中学レベルで止まったままである。ご存じ「地学の伝道師」が、地学の「おもしろいところ」「ためになるところ」だけを一冊に詰め込んだ、すべての日本人に捧げるサバイバルのための地学入門。
  • ストッパー毒島(1)
    完結
    4.3
    『ゴリラーマン』『BECK』『RiN』のハロルド作石、渾身の野球コミック! "登板機会なし"――それが、のちに大記録を作る毒島大広(ぶすじま・たいこう)の高校時代の記録! 中学時代に起こした乱闘事件を理由に高校の野球部にも入れずくすぶり続けた毒島。しかし、その日本最速と言われる剛速球を武器に、プロ野球界に殴りこみだ!!!
  • 蛇の道行
    4.3
    1巻1,672円 (税込)
    なにがあっても、離れない。家族は失った。けれど、隣にはお前がいる。昭和24年、上野。戦争未亡人ばかりを集めたバー・山猫軒で、二人はひっそりと暮らしていた。バーを切り盛りする青柳きわと、住み込みで働く立平だ。生き抜くため、絡み合う蛇のように彼らは時代を駆け抜けた。戦後復興期を舞台に、親のない少年と若き未亡人の名付け得ぬ関係を描いた加藤元の新たなる傑作!
  • 満州裏史 甘粕正彦と岸信介が背負ったもの
    値引きあり
    4.3
    激動の時代、日本人が満州に託した新興国家建設という夢。汚れ役の甘粕とエリート官僚の岸は、脆弱な国家経済を磐石にするためにいったい何をしたのか? 国際社会の欲望うずまく大地で運命的に交錯した二人の男の人生を丹念にたどり、知られざるもう一つの昭和史を描き出す、渾身のノンフィクション。
  • 色は匂へど(上)
    完結
    4.3
    中学時代いじめにあい、高校では目立たぬよう"透明"になろうと決めていた清澄純(きよすみ・じゅん)。しかし、京都から来た新任教師・天ヶ瀬(あまがせ)いろはとの出会いが彼の世界に彩りを与えていく。心に傷を負った者同士、惹かれ合う二人。だが、純といろはを取り巻く周囲は冷たく、二人は次第に追い詰められていき――!? 特別描き下ろし「穢れひとつ無い」も収録。
  • 花の忠臣蔵
    4.3
    1巻2,310円 (税込)
    「忠臣蔵をレンズにして眺めると、ただ元禄時代という過去の歴史の一齣だけでなく、日本に流れる時間のなかに住まう歴史の精霊(デーモン)の姿を正視することができる。元禄人に目を据える。と、元禄の死者たちもひたと見返してくる。その眼差しは、同時代だからこそかえってものを見えなくする死角を突き抜けて、現代の迷路をくっきり照らし出すにちがいない」(「あとがき」より)
  • まんが パレスチナ問題
    4.3
    1~2巻935~1,100円 (税込)
    ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の違いって何? エルサレムはなぜ特別なの? イスラエルはどうやって建国されたの? パレスチナの少年アリとユダヤの少年ニッシム、そしてエルサレムの猫。二人と一匹が旧約聖書の時代から続く大問題をガイドする。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 俺と悪魔のブルーズ 迷い児の十字路(1)
    4.3
    十字路で悪魔と取り引きすれば、すべての願いは叶えられる――「クロスロード伝説」であまりにも有名な“伝説的ブルーズマン”の生涯をモデルに、奇才が渾身で描いた本格ストーリー漫画作品、遂に刊行! 1920年代末、アメリカ南部・ミシシッピ州デルタ地帯。黒人の大半は、白人所有の農園で小作人となるしかなかった時代。ブルーズマンを夢見ながら、ろくにギターも弾けない平凡な農夫・RJを待ち受ける漆黒の運命とは!?
  • 女伯爵マティルダ カノッサの愛しい人
    4.3
    老伯爵の末娘として生まれたマティルダ。トスカーナの大地に抱かれた幸福な子供時代は、父の死を機に大きく変わり始める。運命の激流に笑顔を失いそうになったとき、彼女を救ってくれるのはいつも司祭イルデブランドだった。身分こそ高くはなかったが、その聡明さでローマ教会で力をつけていくイルデブランド。彼に恋する女伯爵の愛を描く傑作! ◆◇◆作家先生より特別コメント頂きました!◆◇◆ 榛名(はるな)しおりです。いつも応援してくださりありがとうございます。新作歴史ロマンを無事書き上げ、池上紗京(いけがみさきょう)先生のイラストでお届けできることを、心からうれしく思います。舞台は――そう、今回は題名見ただけでおわかりですね(笑)。読者のみなさんに、11世紀トスカーナに吹く風を感じていただけたら幸いです。
  • 北の十字軍 「ヨーロッパ」の北方拡大
    4.3
    【サントリー学芸賞受賞作 1998年度 思想・歴史部門】 11世紀、聖地エルサレムの奪還をはかった十字軍。そして中世、ヨーロッパ北方をめざす、もう一つの十字軍があった。教皇の名のもと、異教徒を根絶すべく残虐のかぎりを尽くすドイツ騎士修道会を正当化した思想とは何か? ゲルマンとスラブの相克から大航海時代までも展望し、ヨーロッパ拡大の理念とその矛盾を抉り出す。(講談社学術文庫)
  • 海洋帝国興隆史 ヨーロッパ・海・近代世界システム
    4.3
    近代黎明期、困難な海上ルートを通じて、世界へと乗り出したヨーロッパ諸国が築いた海洋帝国。ポルトガル海洋帝国が形成した異文化間交易ネットワーク。商業資本主義の時代、海運国家として繁栄を謳歌したオランダ。イギリスの電信網が生んだ世界の一体化――。ウォーラーステインの「近代世界システム」を海と商人の視点から捉え直し、ヨーロッパによる世界支配の本質に迫る。(講談社選書メチエ)
  • 織田信長 ―炎の生涯― 戦国武将物語
    4.3
    最高にカッコいい戦国時代最強の武将の生涯 ――「燃えさかる炎のような自分」―― ――「冷ややかで、沈着冷静な自分」――。 幼いころから、まったく逆のふたりの自分を心のなかに感じていた信長。成長後も、はげしい自分と冷静な自分を交互に感じながら、「天下統一」をめざし、ひたすら突き進みます。信長がその先に見たものとは――。戦国武将のなかでも圧倒的に人気の高い信長の最高にカッコいい物語です。
  • 源氏物語 あさきゆめみし(1)
    4.3
    大和和紀氏の大ヒット作「あさきゆめみし」が、青い鳥文庫で小説化!華やかな貴族文化が咲きほこっていた平安時代に、光る君と呼ばれるひとりの貴公子がいました。幼いうちに母親を亡くした彼は、天皇の息子でありながら臣下の身分に降ろされ、そしてただ1つの恋も――。いまからおよそ1000年前、紫式部によって書かれた古典名作「源氏物語」が、華麗なイラストと美しい文章で新しくドラマチックによみがえる!
  • 新しい人よ眼ざめよ
    4.3
    神秘主義詩人ウィリアム・ブレイクの預言詩(プロフェシー)に導かれ、障害を持って生まれた長男イーヨーとの共生の中で、真の幸福、家族の絆について深く思いを巡らす。無垢という魂の原質が問われ、やがて主人公である作家は、危機の時代の人間の<再生>を希求する。新しい人よ眼ざめよとは、来たるべき時代の若者たちへの作者による、心優しい魂の呼びかけである。大江文学の一到達点を示す、感動を呼ぶ連作短篇集。
  • 新井白石「読史余論」 現代語訳
    4.3
    「正徳の治」で名高い大儒学者による歴史研究の代表作。古代天皇制から、武家の発展を経て江戸幕府成立にいたる歴史を九変・五変に時代区分して論じ、徳川政権の正当性を主張する。天皇家や源頼朝、足利幕府への客観的で冷徹な評価、為政者の不徳と失政に対して天命が革まる「易姓革命」への警鐘など、実証的で先駆的な史論の現代語訳。(講談社学術文庫)
  • 神ノ恋ウタ あめ つち ほし そら
    4.3
    古代、神と人とがまだ近しく生きていた時代。太陽を司る昼女神が失踪し、太陽の光の届かない里で、巫女・雪荷は病身の半人前。それでも役に立ちたいと躍起になる彼女の前に目映いほどに美しい若き男神が現れる。神は雪荷の歌声を気に入り、ひとときも離したくないと言う。無邪気な男神に戸惑いながらも、彼に仕える決意をした矢先、運命を変えるもうひとりの男神が! 賢明に生きる一人の少女が神々を突き動かして――!?
  • 青春少年マガジン1978~1983
    完結
    4.3
    家賃8千5百円の四畳半で、新潟から漫画家を夢みてやってきた19歳の小林まこと青年が食中毒で死にかけていた。上京して1年、挫折寸前の小林青年の元に届いた朗報は、少年マガジン新人賞入選! 半年前に応募した作品が賞金100万円獲得、即デビューとなった! いきなり開いた漫画界への扉、そして怒涛の週刊連載! 瞬く間に新人ラッシュ時代の旗手となる。だが笑いに満ちた青春時代も、やがて終わりを告げ……。
  • フィラメント~漆原友紀作品集~
    完結
    4.3
    「虫師」とは、古来「虫」に関する驚異的知識を持ち、ヒトと虫の間のトラブルを解いて歩く異端の生物学者の集団。その発祥は定かではないが、彼らの虫に注がれる眼差しは古く、学界非公認の存在ながらその情報量は膨大で、徒党を組むのを嫌う──。アフタヌーンで人気を博した『蟲師』の源流『虫師』2編を含む、「志摩冬青」名義時代の絶版となっていた短編に、初収録タイトルを併せた珠玉の書。漆原友紀の結晶かつ原点がここに!
  • 1000年後に生き残るための青春小説講座
    4.3
    1巻1,672円 (税込)
    僕のことが大嫌いでも、とにかく僕のことを覚えていてほしい。そのためには、何かを成さなければならない。だけど僕はもう三十路で、家庭を持ち、3.11に衝撃を受けてしまった。どうすればいい。どこにでも転がっている普通人間が、どうすれば時の流れを乗りこえられるか――。千年に一度の大震災とネット時代を超えて生き残る言葉とは?「戦争」と「青春」をキーワードに時を超える方法を探る気鋭作家の青春小説講座!

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