ゲンバクとよばれた少年

ゲンバクとよばれた少年

1,100円 (税込)

5pt

4.3

中村由一さんは長崎市内の被差別部落の出身です。被爆者であり被差別部落出身者でもあることで、つらい少年時代を過ごしました。「ゲンバク」と呼ばれた少年が大人になり、.その体験を伝えることで差別のない世の中が実現することを願って、この本を書く決意をしました。目次より――ピカドン/消えたふるさと/「ハゲ」「カッパ」「ゲンバク」とよばれて/「被差別部落」を知っていますか/春いつの日

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ゲンバクとよばれた少年 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年08月14日

    2歳で被爆した中村由一さんの壮絶な被差別体験記。
    戦後身を寄せた大浦の小学校でのいじめ体験。髪が抜け落ちた頭をみて「ハゲ」、やっと髪が生えてくると今度は「カッパ」、そして爆心地の出身であることが知られると、教員に「ゲンバク」というあだ名をつけられ、からかわれた。当時、長崎市内で、それも浦上からせいぜ...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2022年02月27日

    被曝と部落出身という二つの差別を受けた少年の話。
    児童向けにわかりやすく、子ども目線で書かれている。
    戦争、何の罪もない子どもが巻き込まれて亡くなる現実。
    出生地で受けるいわれのない差別。

    今、ロシアがウクライナを攻撃…
    平和について考える。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月04日

    原爆で身も心もズタズタにされたのに、原爆にあったことを理由にいじめを受け、なおかつ被差別部落出身であることからの差別。卒業証書まで破られ、教師もいじめに加担していたことに呆然とした。こんなことがまかり通ってしまったのが信じられない。読んでるこっちが悲しい。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年08月16日

    すさまじい体験だけれど、一番ひどいのは
    少年を名前ではなく「ゲンバク」と呼んだ担任教師。
    まあ、だからこそこの題名なんだけど。

    さらに、被爆者を差別することは、東日本大震災のフクシマとまるで同じ構図。
    人間ってそのあたりは全く進歩しないんだろうか。
    そして被差別部落の話も、いまだに・・・?と思って...続きを読む

    0

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