戦場で書く 火野葦平のふたつの戦場

戦場で書く 火野葦平のふたつの戦場

999円 (税込)

4pt

4.0

国民的作家から、戦犯へ。激しい非難の中で、なぜ彼は書き続けたのか。中国戦線の戦場で芥川賞を受賞し、戦闘ばかりではない戦場での兵士の日常を描いた『麦と兵隊』で国民的作家となった火野葦平。敗戦後、彼を待っていたのは、「戦後日本社会」という二つ目の戦場だった。戦争に狂奔した人々が、敗戦を境に一変し、平和を祈りアメリカを礼賛し、自分を非難する。そんな中で、火野は書き続けることを選び、そして――。表現者と戦争・国家・社会を見つめなおす渾身のノンフィクション。目次プロローグ ふたつの戦場第一章 戦争作家、誕生第二章 日中メディア戦争第三章 ペン部隊、戦場をめぐる第四章「大東亜」のなかで第五章 行き着いた疑問第六章 第二の戦場エピローグ ふたつの言葉

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戦場で書く 火野葦平のふたつの戦場 のユーザーレビュー

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年07月15日

     中傷や批判の対象になるのは、大きな権力を持つもの。何か、ずっとそこがずれてしまうというのは、火野さんの頃から何も変わってないのか。

    0

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