熊野詣 三山信仰と文化

熊野詣 三山信仰と文化

825円 (税込)

4pt

4.3

院政期の上皇が、鎌倉時代の武士が、そして名もなき多くの民衆が、救済を求めて歩いた「死の国」熊野。記紀神話と仏教説話、修験思想の融合が織りなす謎と幻想に満ちた聖なる空間は、日本人の思想とこころの源流にほかならない。仏教民俗学の巨人が熊野三山を踏査し、豊かな自然に育まれた信仰と文化の全貌を活写した歴史的名著が、待望の文庫化。

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熊野詣 三山信仰と文化 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月05日

    まだ熊野古道が世界遺産になるずっと前の1967年出版と半世紀以上前に書かれたものとは思えないほど、神仏習合・修験道・そして原始宗教の織りなす、総合文化たる熊野を多面的に味わえる名著。

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    Posted by ブクログ 2019年01月05日

    2013.1記。

    世界遺産にもなった熊野古道は、熊野本宮大社をはじめとする社寺を参詣するための道々の総称。

    山と鬱蒼とした森によって隔てられた熊野は「隠国(こもりく)」、すなわち「死者の国」の古語を地名の由来とするとも言う。民間信仰、神道のルーツ的なエリアでありながら、平安期の阿弥陀信仰の盛り上...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月10日

    予備知識も何もない状態でとりあえず読み終えた今の理解、
    ⑴ 熊野は古くから葬送において独特で、天皇家が火葬を採用してひろまるまでは墳墓がほとんどなく、風葬・鳥葬がとりわけ発達していた。
    ⑵ 人の死骸を啄み、空高く舞い上がる烏を、おそらく古代の人は天の使いのようにみた。熊野ではこれがとりわけ発達してい...続きを読む

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