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奈良を都とした70余年の間、平城京に生きた人びとの姿を通じて描く歴史読み物。政権交代が繰り返される激動の時代であった一方、官僚システムが構築され、唐などとの国際交流からグローバルな天平文化が花開いた奈良時代。持統天皇、藤原四兄弟、聖武天皇、行基、鑑真、吉備真備、阿倍仲麻呂など歴史上の有名人物を中心にわかりやすい時系列で解説。当時の食べ物、古事記と日本書紀の隠された目的など豆知識コラムも満載
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Posted by ブクログ
奈良時代の人物を総覧するのにとても役立つ本。天皇家と藤原氏の系統が複雑な時代だが、頭の中が整理された気分。巻末の系図を時々参照しながら読むとよいでしょう。
最近、時代小説よりも史実に基づいて丁寧に解説してくれる本のほうが面白くって! この本は人物を切り口に奈良時代の解説をしているものなのだけど、意外にも奈良時代全体を網羅してる気がします。 だって、この人忘れてるよ!と言う人物が思いつかない。 しいていえば薬子?でもこれは平安時代でしょうね・・・ ...続きを読む 遣唐使や蝦夷討伐のことはあまり知らなくて、でもそんなに興味もなくて、と言う感じだったからほどよく流れがわかったのは収穫でした。 また、古代史は資料が極端に少ないため研究者によって解釈の違うことが多いのですが、それを頭の中で比較しながら読めたのも楽しかったです。
壮絶な政争の数々に途中で息苦しくなってしまいました。この時代では何をするにも命がけだったんですね。教科書で習った歴史の裏にこんな事実が隠されていたなんて衝撃でした。 子供の頃何気なく遊んでいた百人一首 ” 天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも ” 遣唐使の安倍中麿の句にこんな...続きを読むにも深い思いがあったんですね。
再読完了。感動的。 筆者が若いせいか非常に読みやすい文調。(=素人向き) 奈良時代の代表的な人の関係図がよく分かる。 忘れたころに再々度読む予定。
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