明治作品一覧

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  • 一駅一話! 山手線全30駅のショートミステリー
    3.4
    電車内には、たくさんの物語があふれている―― 世界23言語に翻訳 『人生写真館の奇跡』 著者書き下ろし最新作! 笑いあり、涙あり、感動あり! 3分で楽しめる一駅間の超短編集! (あらすじ) 母親から教育虐待を受けている児童を救うため、立ち上がる三人の乗客たち。その方法とは……(「通勤電車の流儀」)。一週間で一番憂鬱な月曜日。そんなとある月曜日、満員電車に乗っていると聞こえてきたのは笛の音で――(「月曜日の笛吹き男」)。駅と駅のあいだの時間で一編が楽しめる、山手線をテーマにしたチャーミングでシュールでハッピーなショートショート・ミステリー全30話、詰め合わせ! (著者プロフィール) 柊サナカ 1974年、香川県生まれ。第11回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『婚活島戦記』で2013年デビュー。他の著書に『人生写真館の奇跡』『古着屋・黒猫亭のつれづれ着物事件帖』「谷中レトロカメラ店の謎日和」シリーズ(以上、宝島社)、「機械式時計王子」シリーズ(角川春樹事務所)、「二丁目のガンスミス」シリーズ(ホビージャパン)、「天国からの宅配便」シリーズ(双葉社)、『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』(PHP研究所)、『ひまわり公民館よろず相談所』(KADOKAWA)などがある。
  • 人間椅子・屋根裏の散歩者ほか 江戸川乱歩 名作ベストセレクションII 1
    -
    1~3巻220~715円 (税込)
    “キモコワ”炸裂の乱歩ワールドに悶絶必至! 江戸川乱歩名作ベストセレクションのパートIIをリリース! 外務省書記官夫人で美人作家としても知られていた佳子。そんな佳子の元に長いファンレターが届く。それは椅子職人からの想像を絶する告白であったー。 『人間椅子』をはじめ『屋根裏の散歩者』『D坂の殺人事件』など乱歩が大正期に書いた傑作短編5編を収録。 【著者プロフィール】 江戸川乱歩。1894年(明治27年)10月21日生まれ。 我が国が生んだ推理小説のパイオニア。筆名は自身が敬愛した作家エドガー・アラン・ポーから取っている。 1923年(大正12年)、「二銭銅貨」で文壇デビュー。1936年(昭和11年)、ジュニア向けに「怪人二十面相」を執筆。明智小五郎、小林少年、少年探偵団が活躍する同作品は、その後「少年探偵団」「妖怪博士」とシリーズ化され、国民的人気小説に。探偵の真似をする子供が急増。作品に登場する「七つ道具」「BDバッジ」といった玩具を生むなど社会風俗にも大きな影響を与えた。 「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「パノラマ島奇談」「陰獣」「芋虫」をはじめ、映像化された作品は数えきれない。 晩年は日本探偵小説クラブ(現・日本推理作家協会)の初代会長、ミステリ専門誌「宝石」の責任編集者「ヒッチコックマガジン」のオーナーを歴任。後進の育成に励んだ。 昭和40年(1965年)没。
  • 恋歌
    4.4
    樋口一葉の師・中島歌子は、知られざる過去を抱えていた。幕末の江戸で商家の娘として育った歌子は、一途な恋を成就させ水戸の藩士に嫁ぐ。しかし、夫は尊王攘夷の急先鋒・天狗党の志士。やがて内乱が勃発すると、歌子ら妻子も逆賊として投獄される。幕末から明治へと駆け抜けた歌人を描く直木賞受賞作。
  • 醤油と洋食
    5.0
    明治時代の女子大三人娘が美味しい食べ歩き。 料亭の名は「鈴川」、江戸時代から続いている結構な老舗だ。 鈴川八重はその、麻布に立つ料亭の一人娘。 店主の父・勇児は明治の末生まれで頑固者だけれど、料理以外は進歩的。母の海子はキリリとした顔立ちで、まるで芸者のように気風がよい。 そんな両親と楽しく暮らす八重は、今日も目白の椿山女子大学まで自転車で通っては、同級生で男装の華族令嬢・桜木虎姫、そして美貌の資産家令嬢・桃澤雫と、鯛焼きやかき氷、お汁粉などなど、おいしいあれこれを食べ歩き。 店に帰れば、料理には厳しい歳上の板前・洋一郎とふたりで新しいメニューづくり。馬鈴薯トーストにストロベリーカレーに……夫婦丼!? おいしい食べ物、あまい恋愛に目がない、明治時代の女学生三人娘のスイートな日常を描くグルメロマンス。
  • 陰謀史観
    3.6
    誰が史実を曲解し、歴史を歪めるのか? そのトリックは? 動機は? 明治維新から日露戦争、田中義一上奏文、張作霖爆殺、第二次世界大戦、東京裁判や占領政策、9・11テロまで、あらゆる場面で顔を出す「陰謀史観」を徹底検証。またナチス、コミンテルン、CIAの諜報や、ユダヤなどの秘密結社、フリーメーソンと日本の関係も解明する。日本史に潜む「からくり」の謎に、現代史研究の第一人者が迫る渾身の論考。

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  • 座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」
    4.4
    「僕は毎日、この古典に叱られています」(著者)―― 中国は唐の2代皇帝・太宗による統治(貞観時代の政治)の要諦が凝縮された『貞観政要』。 クビライ、徳川家康、北条政子、明治天皇……と時代を超えて、世界最高のリーダー論として読み継がれている古典である。 本書では、稀代の読書家であり、『貞観政要』を座右の書にする著者が、その内容とポイントを、具体的に解説。 全組織人、必読の中国古典。
  • アラスカ物語
    4.4
    明治元年、宮城県石巻町に生れた安田恭輔は15歳で両親を失う。外国航路の見習船員となり、やがてアラスカのポイントバローに留まった彼はエスキモーの女性と結婚してアラスカ社会に融けこんでいく。食糧不足や疫病の流行で滅亡に瀕したエスキモーの一族を救出して、アラスカのモーゼと仰がれ、90歳で生涯を閉じるまで日本に帰ることのなかったフランク安田の波瀾の生涯を描く。

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  • 桜が創った「日本」 ソメイヨシノ 起源への旅
    3.8
    一面を同じ色で彩り,一斉に散っていくソメイヨシノ.明治初めに見出されたこの桜は,凄まじい勢いで全国に拡がって行った.さまざまな語りが生み出される中で,どんな意味をあたえられてきたのか.語られた桜と現実の桜の往還関係を追いながら,そこから浮かび上がってくる「日本」の姿を,近代という時代とともに考える.

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  • 蒼天見ゆ
    3.8
    時代が変われば、生き方も変わるのだろうか――。 武士の世が終わりを告げたとき、“最後の武士”が下した決断とは。 一生を、命を、そして武士の矜持を懸けて挑んだ、日本史上最後の仇討ち! 日本中が開国と攘夷に揺れる時世。 西洋式兵術の導入を進めていた秋月藩執政・臼井亘理は、ある夜、尊攘派により妻もろとも斬殺された。 だが藩の裁きは臼井家に対し徹底して冷酷なものだった。 息子の六郎は復讐を固く誓うが、明治に入り発布された<仇討禁止令>により、武士の世では美風とされた仇討ちが禁じられてしまう。 生き方に迷い上京した六郎は、剣客・山岡鉄舟に弟子入りするが――。 時代にあらがい、信念を貫いた“最後の武士”の生き様が胸に迫る歴史長篇。 「青空を見よ。いかなる苦難があろうとも、いずれ、頭上には蒼天が広がる。そのことを忘れるな――」 ※本作品は 2017年12月20日まで販売しておりました単行本電子版『蒼天見ゆ』の文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 日本史
    5.0
    1巻935円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歴史は「流れ」がわかると面白いほどよくわかる! 日本列島の誕生から、国づくり、武家の台頭と下剋上、 織豊時代と江戸幕府、明治維新を経て、 帝国主義と世界大戦の時代へ--- 日本の通史を「まるごと図解」で解説! <著者について> 鈴木 旭(すずき・あきら) 歴史研究家、歴史ノンフィクション作家。1947年、山形県天童市生まれ。法政大学文学部に学ぶ。幅広い知識と広い視野の独特な史論が人気。『うつけ信長』で第一回歴史群像大賞受賞。古代山岳祭祀遺跡の研究家。
  • 元華族たちの戦後史 没落、流転、激動の半世紀
    3.3
    明治以来、日本には華族と呼ばれた、文字どおりの上流階級が存在した。しかし、1945年8月の敗戦で、彼らは大きな変転に直面する。敗戦・財産没収・身分剥奪……。元華族たちの「阿修羅のような」生活とは、いかなるものだったのか? 知られざる終戦工作秘話、皇室の素顔、美智子皇后の成婚まで。前田侯爵家の姫君として生まれ、酒井伯爵家に嫁いだ著者は、激動の昭和史をいかに生き、何を目撃したか。驚きの歴史的証言!
  • ビジネスエキスパートがこっそり力を借りている日本の神様
    3.0
    教養としても、パフォーマンスを上げる最強のツールとしても、 知っておきたい「伊勢」「出雲」「不動明王」「龍神」「古神道」。 ビジネスプロデューサーであり、神道家でもある著者が説く「究極の成功法則」。 日本人には日本人に合った成功の仕方があります。 その基本が、神道です。 神道は、日本人の精神の根本にある「意識のOS」です。 自分の能力や資質をどのように作動させるかは、「意識のOS」が決めます。 そのため、本書では、ビジネスエキスパートになるための神社活用法を伝授。 また、知っているようでよく知らない、日本を代表とする神社の「伊勢神宮」と「出雲大社」についての歴史や御神徳を解説します。 ただ、神道だけでは7割のパフォーマンスで終わってしまいます。 なぜなら、日本は明治維新まで1000年以上「神仏習合」の国だったからです。 最大限にパワーを発揮するために、不動明王、修験道、龍神、古神道についても知っておく必要があるのです。 いまも、ビジネスエキスパートと呼ばれる一流経営者やビジネスパーソン、起業家や投資家たちが、神仏の力を借りて圧倒的な結果を出しつづけています。 今度はあなたが、神仏から応援される番です。 ぜひ本書をご活用ください。
  • 蒼色の大地
    3.9
    1巻924円 (税込)
    薬丸岳の新境地。 壮大なスケールで贈るエンタメ巨編! 〈螺旋プロジェクト〉明治編。 時は明治。幼なじみであった新太郎、灯、鈴の三人はそれぞれの道を歩んでいた。新太郎は呉鎮守府の軍人に、灯は瀬戸内海を根城にする海賊に、そして鈴は灯を探し、謎の孤島「鬼仙島」に辿り着く。交わることのない運命に翻弄され、三人はやがてこの国を揺るがす争いに巻き込まれていく。 友情、恋慕、嫉妬、裏切り――戦争が生む狂気の渦の中で、三人の運命が交錯する。 【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みを読むことができます】 ※〈螺旋プロジェクト〉とは―― 「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画 〈螺旋〉作品一覧 朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』(本作) 天野純希『もののふの国』 伊坂幸太郎『シーソーモンスター』 乾ルカ『コイコワレ』 大森兄弟『ウナノハテノガタ』 澤田瞳子『月人壮士』 薬丸岳『蒼色の大地』 吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』
  • あの戦争と日本人
    4.5
    歴史とは、前の事実を踏まえて後の事実が生まれてくる一筋の流れである――明治維新、日露戦争、統帥権、戦艦大和、特攻隊。悲劇への道程に見える一つ一つの事実は、いつ芽吹き、誰の思いで動き出したのか。ベストセラー『昭和史』『幕末史』と並ぶ、わかりやすく語り下ろした戦争史決定版! 日本人の心に今もひそむ「熱狂」への深い危惧が胸に迫る。
  • 一刀斎夢録 上
    4.0
    「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」――最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長・斎藤一(さいとう・はじめ)。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ。『壬生義士伝(みぶぎしでん)』『輪違屋糸里(わちがいやいとさと)』に続く、浅田版「新選組」3部作完結篇!
  • 押絵の奇蹟
    3.8
    明治30年代、美貌のピアニスト・井ノ口トシ子が演奏中倒れる。死を悟った彼女が綴る手紙には出生の秘密が……。(「押絵の奇跡」)江戸川乱歩に激賞された表題作の他「氷の涯」「あやかしの鼓」を収録。
  • 通信の世紀―情報技術と国家戦略の一五〇年史―(新潮選書)
    4.2
    明治四年、一本の海底ケーブルに始まった「通信」のパワーゲームを日本はいかに戦ったか。政治、外交、軍事、諜報、経済……あらゆる資源を投下しても埋めきれなかった列強との差。疑心と慢心に敗れた情報戦としての太平洋戦争、そして戦後――。今なお拡大し続ける「情報の戦争」を源流から理解する、技術(テクノロジー)と戦略(ストラテジー)の興亡。
  • 黄金の刻 小説 服部金太郎
    4.5
    明治七年。十五歳の服部金太郎は、成長著しい東京の洋品問屋「辻屋」の丁稚として働いていた。主人の粂吉は、金太郎の商人としての資質を高く評価し、ゆくゆくは妹の浪子と結婚させ、金太郎を辻屋の一員として迎え入れようとする。だがそんな思いとは裏腹に、金太郎は、高価ゆえに持つ人の限られていた「時計」に目をつける。鉄道網の発達により、今後「正確な時間」を知ることの重要性が高まると見抜いていたのだ。いずれは時計商になりたいという熱い想いを粂吉に伝えるが…。経済小説の名手が史実をもとに描く、世界的時計メーカー「セイコー」創業者の一代記!
  • マンガ 日本の歴史がわかる本【幕末・維新~現代】篇
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◎国際化の波が迫る…激動の近・現代史!坂本龍馬が、西郷隆盛が、大久保利通が走る!時代はやがて、明治維新から軍国主義、戦後の復興、そして高度経済成長へ・・・・・・◎歴史の歯車が、再び大きく回転しはじめた!――幕末・維新から明治、大正、昭和史まで▼徳川幕府崩壊!――その最大の理由とは?▼長州藩、薩摩藩の台頭――なぜ尊王攘夷が討幕運動に変わったのか?▼大久保利通と西郷隆盛の確執――なぜ西南戦争が勃発したのか?▼大正デモクラシーは何を生み出したのか?▼日中戦争から太平洋戦争へ――日本が泥沼の戦いに踏み出したのはなぜ?▼軍国主義から民主主義への大転換で生まれた歴史のひずみとは? ・・・他シリーズ累計110万部突破!《大人の学び直しにも最適! この3冊で、日本の歴史がつかめる!》

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  • 簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最高の生き方があった!
    4.4
    簡易生活で「全人類の能力が開花」!? 明治時代に最強のライフハックがあった! 精神論や根性論、ムダな人間関係に疲れてはいないだろうか。 実は、明治の人たちも私たちと同じように、 人間関係や仕事のこと、暮らしのことで悩んできた。 簡易生活とは、明治・大正・昭和初期に知識人や庶民の間で、 密かなブームになった生活法である。 「実用がすべて・簡易で簡素・余計なものは排除」――、 このように行動すると、ムダな付き合いや虚飾が排除され、 個人のポテンシャルは最大限に発揮されるという。 しかし独自解釈をした変わった者もいて……。 気苦労が多かった明治人が残した、日々の知恵とは。 可笑しくて役に立つ、教養的自己啓発書! (目次) 【序 章】 日々を良くする明治の簡易生活 「思い切り、簡易生活をするんです」/明治はどんな時代だったか/生きづらい時代を明るく暮らすために/簡易生活で無一文から大卒に/知りたがりの明治人/知的好奇心旺盛な明治人/個人が幸せになることの重要性/西洋の影響を受けて/簡易生活とはどんなもの 【第一章】 明治の始める方法・失敗する方法 一日一時間「何か」をせよ/失敗したら取り返しのつかない時代/何事にもとらわれない/誤りはすぐ認め改善/わざわざ小さい部屋へ引っ越しした男/上司小剣の偉大な失敗/メンツより実利/パンで簡易生活を夢見た男 【第二章】 簡易生活は超合理的に考える 物はどこまで減らすべきか?/極端なことは疲れるから続かない/便利さは愛情を減らさない/台所廃止を唱えた男/人を機械のように使ってはいけない/便利さを導入するために/迷信ぎらいの明治人/科学的に考えると騙されない/健康情報はいつの時代も玉石混淆 【第三章】 平民主義で能力が開花する 平民主義は妻の呼び方から/最終目標は全人類の能力の開花/ある一家の超効率的な日常/止まらない奥さんの探究心/ふしぎな『霊肉統一簡易生活』/平民主義で働こう/他人の能力も開花させる簡易生活 【第四章】 疲れる人間関係を断ち切る作法 訪問客の襲来/応接は五分以内で済ませなさい/お世辞は言わない「/顔を持ってきたからお土産はない」を流儀にした男/後ろめたいことをしない/嫌なことは断る 【第五章】 簡易なくらしを追求してみる ひたすら便利さを追求すればいい「/不生産的」な物は潔く捨てる/和装に悩んだ明治人/簡易生活はデザインを追求する/装飾との付き合い方/美しく、役に立つ物だけを持つ/明治の学生が感動した「自炊生活法」/大体のことは一人でできるようにしておく/一日十銭生活/独自の食品で米騒動に立ち向かう/実際に作って食べてみた 【第六章】 簡易生活的趣味の方法 虚礼だらけの年末年始/簡易生活は楽しさを制限しない/生活の改善を趣味にすることの効用/小さな本棚をひとつ用意してみる/簡易生活的メモのススメ/気取らず、好きなことを書く/日露戦争中に花を広めようとした男/趣味はいつしか天職へ 【最終章】 簡易生活とこれから 自分らしさにたどりつくまで/簡易生活者たちはどこへ行ったのか/簡易生活の残光/簡易生活を続けるということ/簡易生活をまとめてみる「/真に幸福なるもの」
  • ギフト
    完結
    4.4
    洋服のバイヤー・カンちゃんと、整体師の修(おさむ)は付き合って3年目のラブラブ同棲カップル。 頑固で臆病者なカンちゃんに対して、常に自然体で正直な修のあけっぴろげな愛情表現は、年を追うごとに甘さと激しさを増していくけれど…!? 異様に楽しい温泉旅行、Hしすぎで疲労困憊修の多忙で欲求不満、そしてカンちゃんに近づく男の影…!? 笑いありエロスありの日常をつづる、至福の贈り物 ★単行本カバー下イラスト収録★
  • 100年前の東大入試数学 ディープすぎる難問・奇問100
    4.0
    こんな数学の問題を見たことはありますか? 四邊形ノ各邊ノ長サ夫々一定ナルトキ其面積最大ナルモノヲ求ム。 では、これはどうでしょうか? Calculate the value of log1.5 to 3 decimal places. どちらも、現代の大学入試数学ではまず見ることのできない問題で、 かつ、実にシンプルな問題文でありながら、けっこうな難問です。 これらは、およそ100年前の東京帝國大学の入試数学の問題です。 1つ目は昭和十年(1935年)の農学部、 2つ目は大正十年(1921年)の理学部物理学科 の入試でそれぞれ出題されました。 これらに限らず、当時の東大入試数学には、 現代では見ることのできない難問や驚かされる問題が 数多くあります。 本書は、その中から 当時のトレンドであった「積分」をはじめ、 選りすぐりの100問を集めて解説したものです。 収録した問題の出題年は、 明治三十九年 (1906年)から昭和十年(1935年)までに及びます。 シンプルな設定ながらも頭を悩ませる良問。 古めかしい問題文。 本書に収録された そんな“ディープすぎる難問・奇問100”を前に、 あなたの数学脳はパニック寸前!? 100年前にタイムスリップし、 当時の東大受験生になったつもりで ぜひともチャレンジしてみてください。 そして、数学の面白さ・楽しさを存分に味わってください。 明治・大正・昭和初期の東大生がうなった “思わず二度見”の問題を受けて立つ!
  • 現代語訳 日本国憲法
    4.0
    憲法とは何か。なぜ改正が議論になるのか。憲法を問うことは、「日本という国のあり方」を問うことにつながっている。天皇、戦争、人権、政治、司法、財政といった国の根幹を自分で考えるためには、憲法をしっかりと読むしかない。本書は、日本国憲法と大日本帝国憲法という「二つの憲法」の現代語訳・決定版である。明治から敗戦を経て現行憲法へ至る歩みから、この国の過去、現在、そして未来がみえてくる。
  • 西郷家の人びと
    -
    「西郷家の人びと」を丁寧に追うことで、西郷隆盛一人ではなく、世代を超えて群生する西郷家の人材・人的資源の「西郷的なもの」が歴史を動かしてきたことが見て取れる――。 1 西郷隆盛と西郷家の人びとに流れる血        ――祖先、曾祖父母、祖父母、父母、おじおば 2 隆盛といっしょに育った兄弟たち        ――西郷吉兵衛の子、四男三女 3 西郷隆盛の三人の妻と兄弟の妻たち        ――隆盛兄弟を支え、子を育てた女たち 4 西郷家の人びとが遺した子どもたち        ――西郷隆盛の子どもらと甥・姪たち 5 孫たちにも有為な人物が        ――教育者から実業家まで多彩な西郷家の血   6 曾孫・玄孫にも脈々と流れる西郷家の血        ――世代を超えて伝わる西郷家の人びと 7 華麗なる親族・縁者たち        ――幕末から明治を彩る重要人物が目白押し   8 終章        ――果報者と呼びたい西郷(せご)どん
  • モダンガール論 ──欲望史観で読む女子の二〇世紀
    -
    1巻880円 (税込)
    「女の子には出世の道が二つある。立派な職業人になることと、立派な家庭人になること」(はじめに)。社長になるか社長夫人になるか。それが問題だ。……明治・大正・昭和と、モダンガールたちは夢の実現に向けて、おじさんたちの揶揄にも耐えて、ずっと悩み、かつ頑張ってきた。当時の資料から見えてくる女子のホンネをベースに語られる、日本近現代女性百年史の試み。
  • 近代から現代まで時空を超えてインタビュー!? 「日本と世界」が同時にわかる すごい歴史
    3.5
    1巻1,650円 (税込)
    大人気! 歴史系YouTuber「非株式会社いつかやる」の3人そろっての初著書! 近代前後、ヨーロッパを中心とした世界が海を渡り世界の覇権に向けて動きだしてから、 日本もその流れを受けて鎖国をやめ、近代化の道を歩み始めた。 そして、戦争の世紀を迎え、現代はすべてが地球規模でとらえる時代になった。 本書では、そんな近代から現代までをフィーチャー! 近代の世界史の担当は副社長、幕末・明治の担当はぴろすけ、現代史の担当は社長。 3人がそれぞれの時代へと時空を超え、当時の偉人や国などにインタビュー! 世界の動きと日本の動きがつながり、そして、どのような流れで現代に至るのか。 これまで見たこともない新たな歴史エンタメがここに登場!
  • 鯨分限(くじらぶげん)
    3.7
    幕末から明治へ――。捕鯨集団「太地鯨組」の若き棟梁・太地覚吾を、激変する時代の荒波が襲う。外国船の乱獲による鯨の不漁、南海地震による大津波、村を救うため画策した蝦夷地での操業も頓挫する。そして、巨鯨を追うあまりに引き起こされた海難事故「大背美流れ」では、100名以上の生命が奪われる。時代に抗い、度重なる苦境に、何度も立ち向かい続けた男の物語。
  • はじめての森田療法
    4.6
    生きづらさを抱えた人々に、悩みから抜け出るヒントを与える入門書。明治期に森田正馬によって誕生した森田療法は、現在、考え方の本質はそのままにしながらも、入院ではなく外来での治療が確立し、現代人の生活にも対応ができるようになってきました。本書は、考え方のエッセンスを紹介しつつ、うつ病や心身症などへどのように効果を発揮していくのか、実際の症例をもとに解説します。
  • 小6からでも偏差値が15上がる 怒らずにわが子のやる気を引き出す中学受験合格法
    3.0
    700組以上の親子を指導した中学受験コンサルタントが教える <怒らない中学受験合格法>!! \\喜びの声が、続々届いています!// 「怒るのをやめ、意識的にほめることで勉強に積極的に取り組むように!」 (「聖光学院中学校」合格、横浜市、Aさん) 「自信をつけさせることでミスが激減。結果、志望校に合格!」 (「洗足学園中学校」合格、川崎市、Mさん) 「親子ゲンカが減り、勉強にすぐにとりかかるように!」 (「共立女子中学校」合格、船橋市、Kさん) 「ちょっとした工夫で、勉強に前向きに取り組むように!」 (「明治大学付属明治中学校」合格、三鷹市、Yさん) 「早く勉強しなさい!」 「集中して真面目にやりなさい!」 「この前も同じ間違いをしたでしょ!」 「昨日やったばかりじゃない!」 「どうして言われた通りにやらないの!」 毎日毎日、大きな声を張り上げることに疲れていませんか? ご安心ください。 本書を最後までお読みいただき、 本書の通りにお子さんに接すれば、 気がつけばお子さんは、 あなたが怒らなくても自分から勉強するようになっています。 本書では、 「わが子を本気にさせる5つのステップ」をもとに、 お子さんが自分から勉強するようになる方法を紹介しています。 あなたが変われば、お子さんも変わります。 本書の内容を実践し、あなたもお子さんもハッピーになる中学受験を目指しましょう! 著者 齋藤達也 1976年、横浜市生まれ。 新5年生の2月から日能研町田校に通い始めるも偏差値は50をいったりきたりの状態が半年以上続く。 このままではマズいと思った母親の試行錯誤のおかげで偏差値は一気に70まで跳ね上がり、 見事に聖光学院中学校に合格。聖光学院高等学校卒業後、東京都立大学(現・首都大学東京)法学部に入学。 大学卒業後は一般企業に勤めるも趣味で中学受験関係のホームページをつくったところ受験相談が殺到するようになる。 相談に応えるうちに一生懸命に勉強をしている受験生および中学受験に悩む保護者の力になりたいと決意し 中学受験コンサルタントとして独立。これまでアドバイスをした中学受験生及び保護者は700組以上。 直接指導した生徒は100名近く(2018年3月時点)。 著書に『小6からでも偏差値が15上がる中学受験合格法』 『1日10分の「音読」で国語の成績は必ず上がる!』(ともに、あさ出版)がある。
  • 土に贖う
    4.0
    明治時代の札幌で蚕が桑を食べる音を子守唄に育った少女が見つめる父の姿。「未来なんて全て鉈で刻んでしまえればいいのに」(「蛹の家」)。昭和26年、最年少の頭目である吉正が担当している組員のひとり、渡が急死した。「人の旦那、殺してといてこれか」(「土に贖う」)。ミンク養殖、ハッカ栽培、羽毛採取、蹄鉄屋など、可能性だけに賭けて消えていった男たち。道内に興り衰退した産業を悼みながら、生きる意味を冷徹に問う全7編。圧巻の第39回新田次郎文学賞受賞作。
  • 深重の海
    3.3
    【第79回直木賞受賞作】紀伊半島は南東部、太地湾辺りは古くから鯨取りで栄えた土地柄である。明治11年12月24日、熊野灘の沖に現われた一頭の巨大鯨。小舟に乗った数百人の男たちが立ち向かう。これが大遭難、世にいう“背美流れ”の発端となり、慶長年間からの伝統的な捕鯨組織が崩壊しはじめる。明治の激流に呑まれ、滅びゆく運命をたどる海人たち。愛と闘いをドラマチックに描いた感動の長編。
  • 明治骨董奇譚 ゆめじい 1
    完結
    3.7
    長く使われ、愛され続けた物には、その主の“念”が宿ると申します。 舞台は明治末の京都、骨董屋『夢堂』の店主・ゆめじいさんは、 物に籠もる念を感じることができるらしく…!? 作家やまあき道屯が独特の世界観で描く骨董怪異譚、待望の第1巻!!
  • おぼろ探偵帖
    完結
    5.0
    時は明治―― 街にはガス燈が灯り、夜の闇がすいぶん明るくなった東京。とはいえ、巷には未だ妖怪が存在していた。狸穴法師とその弟子の尾百、そして化物の先遣・夜雀が挑む怪異とは!?
  • 暁からすの嫁さがし
    4.5
    “あやしの森”で出会ったのは、妖魔討伐を生業とする不思議な一族の青年だった 妖魔が蔓延(はびこ)る明治東京――。複雑な家に生まれ育った令嬢・深山奈緒は、失踪した友人を探すため不気味な噂の絶えない「あやしの森」に足を踏み入れる。そこで出会ったのは、不思議な一族の血を引いた青年・暁月当真だった。ひょんなことから奈緒は当真の嫁候補に選ばれ、共に妖魔がらみの事件を追うことに。恋愛ファンタジーの名手が贈る、浪漫綺譚シリーズの開幕! カバーイラストは、『結界師の一輪華』などの装画を手がけるボダックスさんです。
  • 生麦事件(上下)合本版(新潮文庫)
    -
    1巻1,144円 (税込)
    文久2(1862)年9月14日、横浜郊外の生麦村でその事件は起こった。薩摩藩主島津久光の大名行列に騎馬のイギリス人四人が遭遇し、このうち一名を薩摩藩士が斬殺したのである。イギリス、幕府、薩摩藩三者の思惑が複雑に絡む賠償交渉は難航を窮めた――。幕末に起きた前代未聞の事件を軸に、明治維新に至る激動の六年を、追随を許さぬ圧倒的なダイナミズムで描いた歴史小説の最高峰。 ※当電子版は新潮文庫版『生麦事件』上下巻をまとめた合本版です。
  • 敗者烈伝<文庫版>
    4.0
    信長も光秀も皆敗者だ―― “敗れた英雄”に学べ! 歴史に学び、現代を勝ち抜くヒントがこの一冊に!! 河合敦さん絶賛!(『早わかり日本史』著者) 本能寺で織田信長を討った明智光秀は、なぜ数日で勝者から敗者へ転落したのか―― 歴史小説界の旗手・伊東潤が、古代から戦国、幕末・明治まで、 日本史上に燦然と輝きを放ち、敗れ去った英雄たち25人の「敗因」に焦点を当て、 真の人物像、歴史の真相に迫る歴史エッセイ。 源頼朝、徳川家康ら、最後まで勝ち抜いた歴史の勝者を語る「勝者烈伝」併録。 【本書で取り上げた人物】 蘇我入鹿――頂点から一気に没落した国際派 平 将門――調子に乗りすぎた野心家 藤原頼長――厳格に過ぎた摂関政治の護持者 平 清盛――事を急ぎすぎてすべてを失った独裁者 源 義経――己の力量を過信した天才武将 高 師直――建武の新政をぶち壊した婆娑羅者 足利直義――愚兄への甘えから墓穴を掘った賢弟 足利義政――戦国時代を招いた無気力将軍 太田道灌――己の手腕を頼みにしすぎた大軍略家 今川義元――一瞬の油断が命取りになった海道一の弓取り 武田勝頼――人間洞察力に欠けた最強の侍大将 織田信長――己を克服できなかった史上最強の英傑 明智光秀――白と黒の二面性を併せ持った謀反人 北条氏政――慎重さが足枷となった名家の四代目 豊臣秀次――独裁者に操られた悲劇の後継者 石田三成――有能でありながらも狭量な困った人 豊臣秀頼――時代の波に押し流された賢き人 天草四郎――勝算なき戦いに駆り出された美少年 徳川慶喜――思いつきで動き回って自滅した小才子 松平容保――将軍に利用されて捨てられたお殿様 大鳥圭介――最後まであきらめない理系指揮官 榎本武揚――薩長政府に徹底抗戦した気骨の人 江藤新平――正義を貫きすぎた硬骨漢 西郷隆盛――肥大化した人望にのみ込まれた人格者 桐野利秋――西郷への敬愛に殉じた最後の志士 コラム「勝者烈伝」 源頼朝――恐妻家の墓穴 足利尊氏――気分屋天下を取る 徳川家康――敵を知り、己を知れば―― 大久保利通――そして誰もいなくなった
  • お前のナカまで俺のモノ~彼氏の弟にカラダの奥まで嬲られて…【単行本版】(1巻-9巻)1巻
    -
    1巻660円 (税込)
    「いやらしい汁出して、腰も自分から振って…ひどい淫乱だな」―相馬小春はOLとして中堅商社に勤める25歳、大好きな彼氏の冴島霧夜と同棲中で、ラブラブな生活を送っていた。ある日、霧夜から双子の弟・遠夜と飲んでいて遅くなると連絡があり、小春は先にベッドに入る。深夜、帰宅した霧夜は小春のカラダを求めてきて―「いつもの優しいエッチじゃない…こんなに何回もイっちゃうなんて…」グショグショに濡れた秘部をまさぐられ、なめられ、何度も突かれて絶頂を繰り返す小春。しかし相手の声を聴き、小春の背筋は凍り付く。「俺相手にこんなに感じて…兄貴じゃ欲求不満だった?」セックスしていたのは霧夜の弟の遠夜…!!抵抗する小春だったが、さらなる遠夜の愛撫にカラダの自由を奪われて…。「何回も何回もイって…まだ小春のココは嬉しそうだ」「いやっ、霧夜じゃない、遠夜なのに…激しくて…気持ちイイのがきちゃ…」その日から、小春は時と場所を選ばず遠夜にカラダを弄ばれることに。「こんなのひどいよ…優しい遠夜は…どうしちゃったの…?」
  • ココロノミカタ 1巻
    完結
    -
    旅の花屋『ココロさん』と小さなお猿さん『ミカタさん』の旅情物語。明治、大正、昭和…レトロ感溢れる情景とその時代に生きる人々との心温まる漫画
  • 渋沢栄一 人生意気に感ず “士魂商才”を貫いた明治経済界の巨人
    4.0
    1巻660円 (税込)
    もともと攘夷討幕論者だった渋沢栄一が、一橋(徳川)慶喜に仕えることとなり、幕臣となったのは24歳の時であった。働きどころを得て実力を発揮し、その才を認められた彼は、幕末の動乱が風雲急を告げる慶応3年(1867年)、徳川昭武の随員としてフランスに渡る。現地で“提供する側がおごらず、受け手が引け目をまったく感じない公共事業”を目の当たりにし、衝撃を受けた彼は、その後、終生にわたって「人の道と経済利益の両立」を掲げ、事業を展開する。日本初の株式会社制度を導入した静岡商法会所の設立、大蔵省の組織改革、第一国立銀行や五百余の民間企業の起業・育成……。渋沢にとって、私利はすなわち利他(他に利益を還元する)であり、一貫して公益の追求者であり続けた。本書は、経済面から明治日本の近代化を推進し、“日本資本主義の父”と称えられた実業家・渋沢栄一の事蹟を活写した長編小説である。『論語とソロバン』を改題。

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  • 地獄行きバス
    完結
    4.2
    恋の終わらせ方は人それぞれ。 さて、このふたりの場合は――? 「6月に同僚と結婚する」突然、同棲中の修から結婚報告されたカンちゃん。別れを切り出すと、修はカンちゃんと別れるつもりはないと言い出す。どうしても別れたいならば…と修がカンちゃんに出してきた条件は“一週間、ふたりで旅行に行く”だった――。 この幸せが消える前に何度も何度も愛し合おう。 感受性豊かな登場人物たちが織り成す大人気シリーズを収録!!
  • 超訳 自助論 自分を磨く言葉 エッセンシャル版
    5.0
    最も努力した人こそ、最も才能のある人だ 一世紀半以上にわたって世界中で読み継がれる 永久不変の成功の真理 明治時代にミリオンセラーとなり、現代日本の礎をつくった世界的名著。 そのメッセージは、本田圭佑、長友佑都ら、現代の名アスリートたちにも受け継がれています。 「天は自ら助くる者を助く」 この自助独立の精神を私たちに教えてくれるサミュエル・スマイルズの『自助論』が、 時代を超え、国を超え、圧倒的に読みやすい超訳で登場! どんなに時代が変わっても幸せに豊かに生きるために大切なことは変わりません。 「コスパ」「タイパ」と即時結果、即時満足が求められる時代は、 ともすると何事も簡単にあきらめてしまう時代とも言えます。 しかし、天賦の才によって簡単に偉業を成し遂げた人なんてこの世にはいないのです。 だからこそ、今、スマイルズの伝える、愚直に、勤勉に、誠実に努力することの意義は、 新たな価値を持って私たちの心に響いてきます。 「幸運の女神は勤勉な人にほほ笑む」 自己啓発の元祖とも言われる一冊が、くすぶっているあなたの心に火をつけてくれるでしょう! <目次> Ⅰ 自助の精神 Ⅱ 勤勉の精神 Ⅲ 自ら好機をつくる Ⅳ 才能と精進 Ⅴ 勇気と気概を持って前進せよ Ⅵ 勤勉に、正確に、誠実に Ⅶ お金と美徳 Ⅷ 自己研鑽の精神 Ⅸ 模範となる人々 Ⅹ 人徳を身につける
  • トップシェフが内緒で通う店150
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【著者】 本田直之 レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役 ハワイ、東京に拠点を構え、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々を旅し、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。これまで訪れた国は61ヶ国211都市を超える。 毎日のように屋台・B級から三ツ星レストランまでの食を極め、著名シェフのコラボディナーDream Duskなどのプロデュースも手がける。食べログ「グルメ著名人」の1人でもある。 著書にレバレッジシリーズをはじめ、「脱東京 仕事と遊びの垣根をなくす、あたらしい移住」、「なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか」、「オリジナリティ 全員に好かれることを目指す時代は終わった」「Hawaii's Best Restaurants」等があり、著書累計300万部を突破し、韓国・台湾・香港・中国・タイで翻訳版も発売。 サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA) 明治大学商学部産業経営学科卒 (社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ アカデミー・デュ・ヴァン講師 明治大学・上智大学非常勤講師 アミューズ所属
  • 明治心恋物語 花のまどろみ
    完結
    -
    全1巻660円 (税込)
    裕福な呉服屋の娘 雪乃は、書生の貴文にほのかな恋心を抱いていた。 別れの時が訪れ、雪乃は喪失感に苛まれる。 数年後、医学生となった貴文と再会し、惹かれ合う二人だったが、火事によって雪乃は足に大怪我を負ってしまう。 また偶然にも自分が妾の子だと知ったことにより、雪乃は周囲に心を閉ざしていく。 雪乃を立ち直らせようとする貴文に、雪乃の父は二人の結婚を認めた。 婚礼を間近に控えた春、貴文は軍医として戦地に召集されるのだった──。 ひとつの時代を生き、苦難を乗り越えた二人の恋と成長の物語。 2022年5月Amazon Kindleにて販売した作品と同一です。重複購入にご注意ください。
  • 惑溺趣味
    完結
    3.8
    全1巻660円 (税込)
    資産家と愛人契約を結んだ苦学生の僕。ふたりの間にあるのはお金・それとも--。明治カナ子の軌跡を辿る6つの読み切りを収録した麗人初コミックス!
  • 教えてやるよ。漫画みたいな気持ちいいコト~後輩パリピは元人気同人作家~【描き下ろしおまけ漫画付き】 1
    5.0
    ●おまけ漫画を収録!● 「もう今さら無理、煽ったのは自分だろ」 BL漫画家を目指して働くオタク、安達奈々は会社では地味極まりないOL。 二つ年下の後輩で営業部の柏木湊は奈々の苦手なリア充パリピ男。 今日も嫌味を言われて、ついに売り言葉に買い言葉からパリピイベント、“クラブ”に行くことに――!? しかも湊にはなにか秘密があるようで… 「しっかり感じて、覚えて、自分の漫画の糧にしろよ」 どうしよう、初めてなのに刺激が強すぎて言葉が出ない。 強引な湊に奈々は――
  • 巨鯨の海
    4.0
    江戸時代、紀伊半島の漁村・太地に、世界でもまれな漁法「組織捕鯨」を確立した人々がいた。磨かれた技を繰り出し、集団で鯨に立ち向かう「鯨組」は、仲間との強い絆と厳しい掟により繁栄を極めた。命を削る凄絶な戦いゆえに、鯨にも畏怖の念をもって立ち向かう彼ら。江戸末期から明治へ、共同体の熱狂の季節と終焉を躍動感溢れる筆致で描く、全6編の一大クロニクル! 「山田風太郎賞」「高校生直木賞」受賞作!
  • 現代語訳 論語と算盤
    4.1
    日本実業界の父が、生涯を通じて貫いた経営哲学とはなにか。「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を示した『論語と算盤』は、すべての日本人が帰るべき原点である。明治期に資本主義の本質を見抜き、経営、労働、人材育成の核心をつく経営哲学は色あせず、未来を生きる知恵に満ちている。
  • 大東亜秩序建設/新亜細亜小論
    -
    戦後、GHQが恐れ禁書にした名著が復刻! 希代の碩学が、明治維新前夜に生まれた大東亜思想から、世界史における日本の存在意義、東洋・西洋の対立史までを紐解くと同時に、知られざる欧米の侵略史や国際連盟の欺瞞などを鋭く突く。戦後の西欧史観ではなく、日本やアジアから見た世界史がここにある! 欧米に植え付けられ中韓に利用されてきた戦後史観を排すための最良のテキスト。戦後レジームからの脱却を目指す、いまこそ読むべき一冊!
  • 天翔ける
    4.2
    幕末、福井藩は激動の時代のなか藩の舵取りを定めきれず大きく揺れていた。決断を迫られた藩主・松平春嶽の前に現れたのは坂本龍馬を名乗る一人の若者。明治維新の影の英雄、雄飛の物語がいまはじまる。
  • 「国民主義」の時代 明治日本を支えた人々
    4.0
    明治時代、国民の困難を見ず専制的な政治にかたよる藩閥政府に対峙すると共に、民権派や政党の利己的な行動を非難する政治勢力があった。陸羯南が「国民主義」と称すこの政治勢力には、国民の利益を守ろうとする政治家や軍人、思想家、新聞記者、時には宗教家や探検家などさまざまな人々が連携、結集する。いま、忘れ去られようとしている国民主義が担ってきた役割を検証し、近代国家建設期の日本の多様な姿を描き出す。 目 次 序 天皇と群臣の誓い――「天皇親政」「公議輿論」 一、結集/民権、藩閥政府との対峙――「中正不偏」 二、模索/条約改正反対運動――「和而不同」 三、構築/帝国議会の開設――「至公至平」 四、対峙/条約励行問題と日清戦争――「正論とう議」 五、連携/千島・沖縄問題と足尾鉱毒事件――「日月無私燭」 六、拡散/それぞれの日露開戦――「至誠憂国」 結 明治の終焉――「不羈独立」
  • ためつもの 【電子限定特典付き】
    4.4
    山の神の声を聞く能力を持つ覡(かんなぎ)。覡には彼らと身体を繋げることにより、 彼らに力を与える特別な相手「ためつもの」が存在する。 雨敷家の覡・定用は「ためつもの」の豊を疎んじており、 豊もまた「ためつもの」に選ばれてしまったことを納得できないでいた。 身体を繋いでも、心が離れた二人の行為は山の神に届かず―――!? 収録作品 ・土塊 ・雨敷 ・雨敷II ・ためつもの ・そとのせかい ・柚子の棘 ・花の咲くころ ・おまけ(描き下ろし) ★単行本カバー下画像収録★ 【電子限定で描き下ろしの2ページ漫画が収録されています。】
  • 幕末維新と佐賀藩 日本西洋化の原点
    4.0
    明治維新の原動力となった「薩長土肥」の雄藩だが、肥前=佐賀藩の影は薄い。しかし西洋の先進技術を最も蓄積した佐賀藩は、英明な藩主・鍋島閑叟のもと鉄製大砲を製造。幕末期、技術力で幕府や他藩を圧倒し、閑叟は新政府のトップに躍り出る。また開明的な藩士が多数輩出し、江藤新平は教育・司法に「西洋丸写し」とまで称される大胆な制度を導入する。佐賀の乱以降、薩長政権下、活躍が軽視された同藩の真の価値を描く。
  • 創魂燃ゆ 野村證券の始祖「才商」徳七
    値引きあり
    -
    マネー王国・野村軍団の無敵の経営力の源泉とは? 18歳で株の世界に足を踏み入れ、非情極まるマネーウォーズを優れた先見力と合理性で突破、常勝将軍の名をほしいままにした創業者の経営哲学と世界の情報金融王国・野村證券の秘密に迫る。 ●野村商店の素晴らしい発展は、主として調査機関の効果を認め、それをいち早く整備して、できるだけ実務の上に生かす工夫をした点による。実際、徳七の経営哲学は、決して過去をふり向かず、常に未来を考え、その未来が何を要求しているかを調査、研究、分析し、ニーズを把握するあたりに、眼目があった。未来に適応するためなら、どのような犠牲を払っても、一刻も早く目的に到達しなければならないと、徳七は考えていたのであろう。(本文より) [主な内容] 第1章 悍馬奔走す 最初の大失敗と鮮やかな気分転換 本格的展開に見る科学的経営の萌芽 第2章 調査の野村誕生 「決断をつけるための調査」で急伸 「天人の加護」により破産を免る 第3章 世界一周の旅行 ヨーロッパ経済圏の衰亡と直感 家族あっての稼ぎやないか 第4章 調査部拡充 集中力、鉄の意志と情報力 「未来を読む」調査部に注力 大きな仕事には人材がいる 厳しい教育と仮借なき処分 第5章 シンジケートと大家族主義 学歴無用、破格の待遇で傑出 関連会社の輪と情報網の拡大 第6章 明治末期・大正初期 いまも生きる「義理と人情となにわ節」 茶の湯の稽古で「辛抱」を覚える 秀吉にも劣らぬ人づかいの巧みさ 第7章 財閥への道標 銀行設立で財閥の完結をめざす 野村証券誕生と大阪瓦欺事件 株式部と新しいリーダー群
  • 廃仏毀釈 ――寺院・仏像破壊の真実
    4.0
    明治政府の神道国教化により起こった廃仏毀釈。それは、日本で長らく共存していた神道と仏教を分離し、仏教を排斥する運動だった。この出来事は寺院や仏像の破壊など民衆の熱狂による蛮行というイメージが流布しているが、実際にはどんなものだったのか? 信仰の対象であったものを破壊するのに、人々にためらいはなかったのか? 神仏が共存していた時代から説き起こし、各地の記録から丁寧にこの出来事の実際を読みとく。
  • アイスクリン強し
    3.5
    西洋菓子は開化の夢――。 明治の築地居留地近く、甘い香り漂う風琴屋(ふうきんや)。今日もまた、お菓子目当ての若様たちが集って嵐が巻き起こる! お江戸が東京へと変わり、ビスキット、アイスクリン、チヨコレイトなど西洋菓子が次々お目見え。築地の居留地で孤児として育った皆川真次郎は、念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。今日もまた、甘いお菓子目当てに元幕臣の警官たち「若様組」がやってきて、あれやこれやの騒動が……。キュートな文明開化(スイーツ)物語。
  • 明治白椿女学館の花嫁~落ちぶれ婚とティーカップの付喪神~
    -
    白椿女学館に通う令嬢・麿緒は、父の自殺、婚約破棄と予期せぬ不幸に見舞われる。そんな彼女に手を差し伸べたのは、資産家・宗次郎。借金や住んでいる洋館を保証するかわりに、妻になるように告げる。戸惑う麿緒だが、現在の成功を手に入れるまでの彼の努力や考え方を知り、次第に心を開くようになる。そして、亡き母の影響で得た洋食器の知識が、宗次郎のビジネスに役立つことを知り、その力を活かし、生きることに目覚めていく。
  • 暁英 贋説・鹿鳴館
    4.2
    明治十年に来日した若き英国人建築家ジョサイア・コンドル。のちに「鹿鳴館」建造担当者となる彼は、お雇い外国人として多忙な日々を過ごすうち、天才画家河鍋暁斎に弟子入りする。一方で、国際商社ジャーデン・マセソン社から、ある密命を帯びていた…。謎に包まれた鹿鳴館を描くという作業は、近代日本そのものを描くこと。鬼才、渾身の明治ミステリー800枚。無念の絶筆作品。【解説】杉江松恋・縄田一男
  • 帝都ハイカラ探偵帖 ~少年探偵ダイアモンドは怪異を謎解く~
    4.3
    母親を殺害したのは怪異かそれとも人間か――人気和風ファンタジー『神様の用心棒』外伝、ついに開幕! 時は明治――銀座にある『ダイアモンド探偵事務所』は今日も閑古鳥が鳴いている。 ある日、千里眼の実験の催しの看板を見つけたダイアは使用人の十和を引き連れ会場へ向かうことに――。 怪奇が引き起こす事件を少年探偵とその使用人が解決する明治怪奇譚 探偵前夜 第一話 少年探偵と超能力少女 第二話 隠れん坊の幽霊 第三話 黄昏の馬車 ■著者 霜月りつ(しもつき・りつ) 富山県生まれ。駒澤大学卒業後、編集者、ライターを経て作家デビュー。 著書に『神様の子守はじめました。』(コスミック出版)、『あやかし斬り』(小学館)、『百華後宮鬼譚』(ポプラ社)など多数。 ■イラストレーター アオジマイコ
  • 羅刹ノ国 北九州怪談行
    -
    七つの黒い石が祟る…。 明治期に栄えた淫祠邪教・蓮門教の復活を目論む霊。 映画『犬鳴村』『残穢』にも絡む北九州の壮大な怪!
  • 東京でひっそりスピリチュアル
    -
    大都会の神仏が教えてくれた 開運のひみつ ◎超縁起のいい宝袋を発見! ◎酉の市は行くだけで運気アップ ◎人間を苦しめる「魔」を遠ざける方法 生まれ持った霊能力に加えて修行により霊格を上げ、 神様とおはなしができるようになった桜井識子さん。 そんな桜井さんが、東京都のスピリチュアルなおすすめスポットを紹介して 大きな反響を呼んだ『東京でひっそりスピリチュアル』が文庫となって登場です! 持ち運びやすくなって参拝のおともにますますぴったり。 本書をポケットやバッグに入れて、パワー絶大な首都の神様仏様にぜひ会いに行ってみてください。 台東区の上野東照宮で、桜井さんは温厚で親切な狸の神様に出会い、 港区の愛宕神社では出世の石段から「降りる」のはNGだと教わります。 府中市の大國魂神社は、6柱の神様チームが手分けして願掛けを叶えてくれる めずらしいシステムでした。 そして皇居には、桜井さんが50回以上通ってつかんだ驚きの新事実がありました。 神社仏閣と、皇居。22か所を掲載しています。かわいいイラストのカラーMAPつき。 桜井さんが既刊やブログで紹介した東京都の神社仏閣についてのひとことメモも収録! 東京さんぽが10倍楽しくなる神社仏閣ガイドです。 ◎日枝神社……人によって対応してくれる神様が入れ替わる ◎西新井大師……信仰を集めている仏像ほどパワーが強い ◎明治神宮……神様のアドバイス「何回でも願いに来なさい」 ◎増上寺……寺社が鬼門封じに使われるのはなぜ? ◎井草八幡宮……出雲大社と同じ、珍しい大蛇の神様 ◎深大寺……護符の守りをもっとも強めるコツ ◎皇居……巨大な神様がいらっしゃる日本4大聖地
  • シルク・ロマンス【電子単行本】 1 ~異国の青年と紡ぐ恋の糸~
    -
    明治初頭。文明がめまぐるしく発展する中で、指導者として、とある製糸場にやってきた鈴は、美しきフランス人・ジュールと出会う。彼はお雇い外国人として日本に来たが、言葉が通じない孤独から殻に閉じこもっていた。そんな彼を職場に戻すため、ドレスを身にまとい、一夜を共にした鈴。彼は紳士だったが、社長の命令により、鈴はジュールの“洋妾”として彼を支えることに。彼と手を取り合い困難を乗り越える中で、二人はいつのまにか強く惹かれ合うようになるが……!? 外国人との運命の愛を描く、ジャパニーズ・ヒストリカル・ロマンス!
  • 戦前の日本で起きた35の怖い事件 あなたが生まれるはるか昔に――
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あなたが生まれるはるか昔に―― 凶悪犯罪でふりかえる近代日本の裏面史 明治、大正、昭和期前半に国内を震撼させた大事件を写真と資料で完全再現 ●「昔はよかった」と言える昔はなかった 今から80年以上前、日本は無謀な戦争に突入した。 欧米列強の支配からアジアの国を守り独立・繁栄を目指すという 「大東亜共栄圏」を大義名分に近隣諸国を侵略した。 その結果として、軍人に砲弾・病・飢餓が襲い、国中が空襲に遭い、 広島・長崎に原爆投下の惨劇をもたらした。 太平洋戦争の死者は軍人軍属、民間人を合わせて約310万人。 天皇陛下を神と奉り、悲劇への道を疾走した国の指導者の責任は極めて重い。 戦後、日本は民主国家に生まれ変わった。 勤勉な国民性は急速に経済を発展させ世界でも有数の先進国に上り詰めた、 右傾化が懸念される昨今でも、多くの人々は平和を享受し自由を謳歌している。 戦争は二度と起こしてはならない。あの時代に戻ることは決して許されない。 では、戦争前の日本はどんな社会だったのだろう。 果たして、人々の暮らしは幸福だったのか。 昔はよかった、と言える昔があったのだろうか。 答えはノー。 戦前の日本は極めて貧しく残酷だった。 人権意識は低く、農村は生活に窮し、女性を卑しめられ、忌まわしき風習に縛られ、 国家に逆らう主義主張を唱える者は弾圧され、要人テロが横行した。 明治から大正、太平洋戦争が始まる昭和前半までの73年間、 誤解を恐れずにいえば、日本は想像以上に野蛮で愚かな国だった。 本書はそんな時代に起きた、 戦慄・驚愕の35の事件を取り上げた1冊である。 閉鎖的な村社会で孤立し住民の殺戮を図った者、 惚れた芸妓の裏切りに狂気を爆発させた者、エリートによる金と女絡みの凶行、 拷問に近い取り調べで犯人に仕立て上げられた冤罪事件、身勝手な復讐劇。 それらは現代でも起きうる犯罪でも、 やはり根底には時代の空気が色濃く反映され今の世とはまた違う独特の狂い方が確実である。 記事本文には、現代では使わない差別用語や蔑称が頻繁する。残酷な記述もふんだんにある。 が、その言葉をもちいなければ、事件の本質、時代のニュアンスが伝わらないと判断し、 あえて当時の表現をそのまま使用している。あしからずご了承いただきたい。 また巻末には、取り上げた事件当時の社会情勢がわかるよう年表を付記した。 犯人、犯行の動機を知るうえでの参考にしてほしい。 鉄人ノンフィクション編集部
  • 日本の地霊(ゲニウス・ロキ)
    4.0
    ■明治から戦後へ、「土地」が語る失われた歴史 ■「闘う建築史家の名著!」 ―― 隈 研吾 「解説」より 「人間の歴史は、土地の上に刻まれた営みの蓄積なのだ。」 近現代史を場所という視点から探るためのキーワード「地霊(ゲニウス・ロキ)」。 土地、建築、街並みが語る声に耳を傾けるとき、 失われた記憶や物語が浮かび上がる。 国会議事堂にひそむ鎮魂のデザイン、 広島平和記念公園と厳島神社の意外な共通点、 渋沢栄一や岩崎彌太郎がゆかりの地に寄せた想い――。 優れた建築を守り伝える時代への転換をうながした建築史家の代表作。  解説 隈研吾(建築家、東京大学教授) ※本書は一九九九年一二月、講談社現代新書として刊行されたものが底本です。 ■目次  はじめに ――「地霊(ゲニウス・ロキ)」とは 第一部 場所の拠り所  1 議事堂の祖霊はねむる ――伊藤博文の神戸  2 聖地創造 ――丹下健三の広島  3 本四架橋のたもとには ――耕三寺耕三の生口島  4 故郷との距離 ――渋沢栄一の王子  5 場所をうつす ――渋沢栄一の深谷 第二部 日本の〈地霊〉を見に行く  1 三菱・岩崎家の土地 ――岩崎彌太郎の湯島切通し  2 三菱・岩崎家の土地 ――岩崎小彌太の鳥居坂  3 地方の鹿鳴館  4 川の運命 ――谷崎潤一郎の神戸  5 新興住宅地のミッシング・リンク ――根津嘉一郎の常盤台  おわりに ――なぜ「場所」なのか [コラム]  消えた丸の内  田中光顕の場所  炭鉱と鉱山・亡者の墓  日本一寒い町に来た男  解説 隈研吾
  • 日本人はなぜ日本のことを知らないのか
    3.7
    自分の国がいつできたのか答えられますか?学校が教えてくれない「世界最古の国」の奇跡を、明治天皇の玄孫にして、ベストセラー『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』(PHP新書)の著者が、強い信念をもって語った意欲作。巻末の「子供に読ませたい建国の教科書」では、「日本ってすごい!」という思いが自然と湧いてきます。【内容】「建国記念の日はなぜ二月十一日なのか」「日本はいつどのようにできたのか」――世界中の国民が知っている自分の国の成り立ちを、日本人の多くは答えられない。初代天皇の存在は伏せられ、『古事記』『日本書紀』は非科学的として封印される。何より、日本が現存する世界最古の国家である事実を学校は教えてくれない。まるで誇りを持たせたくないかのような歪んだ歴史教育。戦争もなく統一を果たし、中国から独立を守り抜いた奇跡の歩みを紐解こう。世界でいちばん人気がある日本を、私たち自身が愛せるように。

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  • 暁の密使(小学館文庫)
    3.9
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 “不惜身命”仏道のために一命を賭して西蔵(チベット)の聖地・拉薩(ラッサ)を目指した仏教者がいた。その名は能海寛。時は明治、近代国家形成に向け必死に背伸びする日本を取り巻く情勢は、その苛烈さを増していた。アジアにあって地勢の要衝であるチベットを制するために欧米列強の触手が伸びる。世にグレートゲームといわれる覇権競争である。仏教再興のためチベット潜入という壮挙を図りながらも、思いなかばで行方を断った能海の足跡を辿りながら、歴史のifに挑む著者会心の歴史ミステリー巨編、待望の電子化。
  • ノン・サラブレッド
    3.5
    明治時代の名馬ミラ。血統書がなく、その子孫は非サラブレッド=サラ系と分類された。1970年代、厩務員の大谷はサラ系の名馬ミラの子孫を担当する。その馬は彼や周囲の思いを背負い活躍し始める。舞台は現代に移り、競馬記者小林のもとに、ミラの血統書の存在をほのめかす電話が……。一枚の血統書が競馬の歴史を根底から変えるのか。人々の夢を乗せた「もし」の結末は。壮大なる競馬史ミステリー。
  • 我、弁明せず
    4.2
    明治・大正・昭和と、三井財閥のトップとして、日銀総裁として、大蔵兼商工大臣として、怒濤の人生を走り抜けた池田成彬――。しかし、日本の財界をリードしつづけたその業績と較べると、彼の名前はあまりにも知られていない。金融恐慌、2・26事件、そして太平洋戦争と、逆風吹き荒れるなか、世間の悪評を物ともせずに突き進み、歴史の荒波に消えていった池田成彬の人生に光を当てた長編小説。

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  • のこのこ(1)
    4.0
    のこの誕生日は絶叫から始まる!? 毎年、影人間と呼ぶ、のこと兄しか見えない存在から貢ぎ物が届くのだ! 去年はサンマ、今年は動物の死骸。それを決して受け取ってはいけないと兄は言うのだが……!? 不思議女子のこのヘンテコで怪奇な日常!
  • まんがグリム童話 囚われ美女 ~千夜一夜物語~
    4.5
    「助けて!! 誰か私をここから出して!」とある屋敷に幽閉され自由を奪われた美女・ジャスミンは、薬漬けにされ自分が誰なのかすら思い出せずにいた。そんなジャスミンの元に現れたのは夫と名乗る醜い大男。記憶にない夫に抱かれるジャスミンの悲痛な心の叫び――。自由を求め屋敷からの脱出をもくろむジャスミンだったが……!? 徐々によみがえる記憶によって明かされる、ジャスミンが犯した罪とは――!? 表題作「囚われ美女~千夜一夜物語~」のほか、「注文の多い殺人鬼」「悪魔の魔女裁判官」「明治妖崩れ」を収録!!
  • 明治のお嬢さま
    3.8
    令嬢たちの才能や個性を生かす道が限られていた明治期、社会は「嫁は美貌が第一」という風潮だった。そのため彼女らは、美白、ダイエット、整形手術と美に磨きをかける。お嬢さまの秘められた実態を明かす。
  • 和服御曹司と禁断の契り 蜜愛・うさぎ
    完結
    5.0
    全1巻660円 (税込)
    時は明治。呉服屋の令嬢・ましろは、遊郭の御曹司・月斗に一目惚れ。数年後、2人は結婚の約束をするが、親の借金のため、ましろは花魁になることに!? 「ほかの男に体を売るなんて」絶望する彼女だったが初めての客は、なんと月斗で!! そしてミダラに体を調教されてゆく…!?
  • 改訂版 日本ボロ宿紀行――懐かしの人情宿が“旅心”を刺激する
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歴史的宿から湯治宿、商人宿、駅前旅館まで、 古い建物を守りつつ営業を続けている宿にたまらない魅力を感じて旅する著者が、 実際に泊った全国の昔懐かしい人情宿を温かみのある言葉で紹介しています。 すなわち、ボロ宿とは最高の褒めことばです。 2023年現在、 日本はコロナ渦により旅行や移動に気を遣わざるを得ない状況にあります。 中には、長らく旅行に行かれていない方も多いでしょうが、 人間本来が持つ旅をしたい欲求は変わりません。 むしろ長い間我慢を強いられてきたぶん、よりいっそう強まっている気がしています。 願わくば、本書を読んだ方の「旅心」が刺激され、 ふと旅行に行きたくなったとしたら、これに勝る喜びはありません。 ※本書は『日本ボロ宿紀行』(2017年7月)『日本ボロ宿紀行2』(2018年2月、いずれも小社刊)を合本し、  新規の原稿を追加したものです。  その後、文庫になったり、テレビドラマ化されたベストセラー旅行記の改訂版です。  出版に際し、旧本の原稿は適宜、加筆、修正、削除等を行なっています。 ■目次 ●第一章 昔の姿を残す青森の湯治宿 ・八戸 新むつ旅館★明治の遊郭が転業した宿  ・五所川原 音治郎温泉旅館 ・黒石 温湯温泉 飯★共同浴場に通う湯治宿 ●第二章 花巻のお馴染み宿から、遠野へ ・花巻 大沢温泉・自炊部 ・遠野 旅館福山荘★民話の街に建つ古格あふれる旅館 ・花巻 鉛温泉 藤三旅館」 ●三章 つげ義春ゆかりの宿を訪ねて西伊豆へ ・伊豆 天城湯ヶ島温泉 白壁荘★名曲「天城越え」が生まれた宿 ・松崎 長八の宿 山光荘★つげ義春の漫画で知られる長八の宿 ・松崎 岩地温泉 民宿 大清水★西伊豆の高台に建つ食事自慢の宿 ●第四章 忍者の里をさまよい歩く ・伊賀 薫楽荘★忍者の里で百年の歴史を刻む宿 ●第五章 伊勢から鳥羽へ歴史を訪ねる旅 ・伊勢 星出館★外国人客に人気の大正レトロな町宿 ・伊勢 旅館 海月★美人女将が切り盛りする明治20年創業の宿 ●第六章 四国から瀬戸内を渡って尾道へ ・松山 道後温泉 ホテル椿館 ・大崎上島 きのえ温泉 ホテル清風館 ・尾道 佐藤旅館★絶品ラーメンがおススメの駅前旅館 ●第七章 鳥取の限界集落と出雲への旅 ・智頭町 河内屋旅館 ・出雲 持田屋旅館 ・境港 かぐら旅館 ●第八章 熊本の日奈久温泉から鹿児島へ ・八代 日奈久温泉 新湯旅館 ・出水 白木川内温泉 旭屋旅館 ●第九章 雪国を旅する ・横手 尾張屋旅館 ・角館市 高橋旅館 ・弘前市 石場旅館 ●第十章 震災後の東北を巡る旅 ・酒田 最上屋旅館 ・東鳴子温泉 まるみや旅館 ・千厩 能登屋旅館 ・能代市 民宿水月 ●第十一章 北関東で見つけた貴重宿に泊まる旅 ・寄居 山崎屋旅館 ・秩父 民宿みたけ ●第十二章 熱海から小田原へ昭和レトロを求めて ・熱海 福島屋旅館 ・小田原 日乃出旅館 ●第十三章 町にも宿にもドラマあり ・長浜市 三谷旅館 ・大津市 ホテル大津 ・鳥取市 旅館常天 ●第十四章 瀬戸内海の風と光に魅せられて ・小豆島 オリーブ温泉 小豆島グランドホテル水明 ・津山 あけぼの旅館 ・今治 ビジネス旅館笑福 ■著者 上明戸聡
  • 日蝕・一月物語
    3.7
    錬金術の秘蹟、金色に輝く両性具有者(アンドロギュノス)、崩れゆく中世キリスト教世界を貫く異界の光……。華麗な筆致と壮大な文学的探求で、芥川賞を当時最年少受賞した衝撃のデビュー作「日蝕」。明治三十年の奈良十津川村。蛇毒を逃れ、運命の女に魅入られた青年詩人の胡蝶の夢の如き一瞬を、典雅な文体で描く「一月物語」。閉塞する現代文学を揺るがした二作品を収録し、平成の文学的事件を刻む。
  • ある華族の昭和史 上流社会の明暗を見た女の記録
    4.5
    加賀百万石の大名の家柄を継ぐ、侯爵前田家の長女に生まれ、幼時を陸軍武官の父とロンドンで過ごす。四歳で帰国、女子学習院に入り、やがて思春期。恋愛と婚約、戦時下の父の死へと波乱の歳月は続く。明治以来の日本の皇室や旧華族など真の上流社会の人びとの興味ある内側を鮮かに綴る、女の愛の半生記。
  • ひととき 2024年6月号
    NEW
    -
    ============================================= 【特集】真珠のゆりかご 伊勢志摩へ ──人と自然が育む海の宝石 静謐な輝きを放つ真珠。 この海の宝石が持つ神秘性は、太古から私たちを魅了してきました。 日本人にとって身近な存在となるのは明治時代。 〝真珠王〟こと御木本幸吉が、半円真珠の養殖に成功したことに始まります。 世界初の偉業から約130年がたち、日本の養殖真珠を取り巻く環境はどのように変化したのでしょう。 ひと粒の真珠が生まれる背景を探りに、真珠養殖発祥地である三重県の鳥羽、そして伊勢志摩を旅します──。 ============================================= ●プロローグ  日本人と真珠─白珠に託す想い ●第1部【鳥羽】  真珠養殖はじまりの地 ●第2部【志摩・伊勢】  ひと粒の命を輝かせる人々 ●コラム 伊勢志摩を味わう─ ●真珠のゆりかご 伊勢志摩へ〔案内図〕 【特別企画】風景写真家・縄手英樹さんの いまめぐりたい、滝絶景 【連載】 おいしいもんには理由がある 文=土井善晴 観音参りと水沢うどん[群馬県渋川市] 京都の路地 まわり道 文=千 宗室  傘を楽しむ ひとときエッセイ「そして旅へ」 文=片倉佳史 台湾の地で鳥を愛でる 古書もの語り 文=内堀 弘 紀伊國屋書店 わたしの20代 山崎ナオコーラ(作家) 柳家喬太郎の旅メシ道中記 シド亭の特製ロース網焼きステーキ[青森県弘前市] 地元にエール これ、いいね! 岐阜和傘[岐阜県岐阜市] ホリホリの旅の絵日記 文・絵=ほり のぶゆき 30年越しの夢だった、野生馬を見に行く旅[宮崎県串間市]

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  • MAGIC ―魔術―
    -
    1巻550円 (税込)
    文明の光が差し込みはじめた明治の東京。大衆娯楽の舞台を駆け抜けた魔性の女がいた!美貌、情熱、神秘――。華姫の数奇な運命を描いた表題作「MAGIC ―魔術―」をはじめ、「悪女の仮面」「I LOVE YOU」を収録。
  • 八甲田山死の誘い
    4.0
    1巻682円 (税込)
    明治35年、吹雪の八甲田山で、訓練中の部隊が遭難事故を起こした。死者199名。世界の山岳遭難で最悪の事故である。 その事故の現場に挑もうと、一組のパーティが八甲田山に入った。 その日もやはり吹雪だった。そして彼らもまた、遭難してしまった。 4人のパーティが遭難し、3人が死亡。しかも、生き残ったひとりが帰途の車中で殺害されてしまう。凶悪でありながら謎の深い山岳事故の真相に、警視庁捜査1課の白鳥刑事と月村巡査コンビが迫る!
  • 化生の海
    4.2
    加賀の海から水死体で発見された男。北海道・余市の自宅には、底に「卯」の字のある一体の古い素焼き人形が残されていた。事件から五年、かすかに残った男の足跡を辿る浅見光彦は、北九州・北陸・北海道を結ぶ長大なラインに行き当たる。それは江戸から明治期に栄華を極めた、北前船の航路と重なっていた。列島を縦断し歴史を遡る光彦の推理。ついに驚愕の真実が、日本海から姿を現す。
  • 【完全版】義兄/なりかわり
    3.7
    言葉責め、緊縛、刺青――義兄との淫らすぎる夜、激しい執着愛のいきつく果ては……?(『義兄』)「男」として生きてきた矜恃を踏みにじり、「女」の官能を刻み込まれ――正章の剥き出しの独占欲に囚われた文子の運命は……。(『なりかわり』)丸木文華の伝説の名作、二つの背徳ラブストーリーに書き下ろし番外編を加えた永久保存版!★Contents★『義兄 明治艶曼荼羅』『大正艶異聞 なりかわり 華族家の秘めごと』書き下ろし番外編「春泥」
  • 漱石俳句集
    4.0
    漱石は親友子規の感化で俳句をつくり生涯におよそ二六○○句を残している。明治二十八~三十二年はとりわけ熱心に作句にはげんだ時期で、子規はこの頃の漱石の俳句を評して意匠が斬新で句法もまた自在だといった。漱石の作品は俳句というこの簡便で小なるものの楽しみを多彩に示しているのである。八四八句を抄して脚註を付す。

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  • 徳富蘇峰 終戦後日記 『頑蘇夢物語』
    -
    明治・大正・昭和を通じ活躍した言論人、徳富蘇峰が、終戦直後から書き残していた膨大な日記を発掘。戦争中、大日本言論報国会会長として戦意を煽ったと戦犯容疑のため自宅に蟄居しながら綴り、『頑蘇夢物語』と自ら命名した日記には、無条件降伏への憤り、昭和天皇への苦言から東條英機、近衛文麿ら元首相らへの批判と大戦の行方を見誤った悔悟の思いが明かされている。解説:御厨貴(講談社学術文庫)
  • BOCCHAN 坊っちゃん 1巻
    5.0
    1~2巻660円 (税込)
    『坊っちゃん』×『江川達也』!!侍魂はここにあった。刀を捨てたサムライ……が、その心は失わない!!親譲りの無鉄砲で子供のときから損ばかりしている坊っちゃんの、四国・松山での教師生活。明治時代を痛快に生き抜いた坊っちゃんの物語を、江川達也がコミカライズ――。
  • 明治維新から令和まで 歴代総理の「胆力」 決断の意外史
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 総理大臣になった人って何人いるか知ってますか? 菅義偉総理大臣が第99代だから、80人ぐらい? いや、もっと多いのかな? 答えの知りたい人は、検索する前に、「歴代総理の『胆力』」を紐解いてみませんか? 著者は永田町取材歴50年を超える政治評論家・小林吉弥(こばやし・きちや)。 昭和16年(1941)8月26日、東京都生まれ。 抜群の確度を誇る政局分析・選挙分析には定評あるところで、本書はそれらを背景にした「日本の宰相総覧」です。 初代伊藤博文から、明治・大正・昭和・平成・令和の各時代を導いた歴代総理大臣のエピソードに触れることで、 歴史上の宰相たちが、より身近に感じられることでしょう。 宰相の発言からの豊富な引用は、正しく「謦咳に接した」かのような、時空を超えた体験を味わわせてくれます。 日々、時々刻々、決断を迫られた歴代総理たちの「胆力」を目の当たりにすることは、 必ずや、自身の現在に照らして、多くの豊かなアドバイスとヒントを与えてくれるはずです。 本書を「いまを生きる」「決断に迷う」全ての人にお薦めする所以です。
  • 日本の歴史(1)【電子特別版】 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代
    完結
    4.0
    東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第1巻は「旧石器~縄文・弥生~古墳時代」。【電子特別版】は、まんがのみを収録。
  • 魔法使いの弟子
    完結
    4.7
    ▼第1話/開化▼第2話/召魔(めすま)▼第3話/交霊▼第4話/罪▼第5話/霊視▼第6話/攘夷▼第7話/出生▼第8話/魂の声▼第9話/魔法使いの弟子 ●登場人物/鬼窪巖(明治新政府参議。国のことを真剣に思い多忙)、妙(参議・鬼窪の愛妾。心の病を患っている?)、召魔(巷間“妖術使い”と噂される異人。「動物磁気」など怪し気なもので病気を治す?) ●あらすじ/1868年、明治政府樹立。しかし、新しい世になっても、血の匂いは消えなかった。新政府に反発する反乱や一揆の首謀者たちはもちろん、時には無実であっても新政府にとって都合が悪ければ斬首、切腹……冷徹な強権をふるっていた――参議・鬼窪は、その新政府の中心人物として多忙を極める日々。世の中も、政府・文化・思想・化学……全てが新しいものへ移行しようと目まぐるしく動いていた時代、外国人居留地はずれの洋館に妖術使いが住んでいるという噂がたった。夜な夜な冥府から亡霊を呼びだしているというのだ。そんな折、久々に鬼窪と一夜をともにした愛妾・妙が生首の亡霊を見る!!(第1話)▼妙がフラフラしながら入っていったという例の洋館を訪れた鬼窪。玄関の扉を開けるなり、目に飛びこんできたのは、かつて見たこともない奇妙な光景だった。ひとりの異人と操り人形のようにフラフラ踊る女たち、そしてグッタリと椅子にうなだれている妙の姿……。鬼窪の呼びかけで気を取り戻した妙。連れて帰ろうとしたところ、異人は「帰スワケニハイキマセン」と鬼窪をさえぎる。鬼窪のせいで病気が悪くなるというのだ。(第2話)
  • 浮世絵鑑賞事典
    4.7
    歌麿、北斎、広重をはじめ、世界に誇る代表的な浮世絵師を、名品とともに一挙紹介!幕開けとなる寛永期から明治まで、総勢59名が登場。生い立ちや特徴、絵の見所はもちろんのこと、浮世絵版画の技法や判型、印の変遷など、浮世絵鑑賞がぐんと面白くなる知識が満載。直木賞作家が手ほどきをするユニークな浮世絵入門。美しいオールカラーで図版92点を収録。 「この本によって浮世絵と出会う人は幸せです」(解説・杉浦日向子) (目次) まえがき 浮世絵の世界 主要絵師の略伝と作品  師宣/治兵衛/清信初代/清倍初代/度繁/政信/利信/師政/  重長/豊信/清満初代/清広/清経/春信/春重/湖竜斎/  文調/春章/重政/豊春/清長/春好/春英/春潮/歌麿初代/  歌麿二代/政寅/俊満/政美/長喜/写楽/艶鏡/栄之/栄昌/  栄里/北斎/豊国初代/豊広/国政初代/北寿/北渓/重信/  清峰/英山/英泉/豊国二代/国虎/国貞/国安/国芳/  広重初代/広重二代/貞秀/豊国四代/国周/芳幾/芳年/  清親/安治 浮世絵の知識  浮世絵版画の技法  浮世絵版画の判型と寸法  あらため印の変遷と年代 浮世絵師略系図 浮世絵小事典 文庫版あとがき 解説 杉浦日向子
  • 金子みすゞ名詩集
    4.2
    1巻594円 (税込)
    明治36年、山口県に生まれた童謡詩人金子みすゞ。 彼女の残した作品には、小さな動植物に対する深い愛情や悲しみ、そして子供の持つ独特の感性などが、みずみずしい言葉で綴られています。 本書では、金子みすゞの名詩を93編収録。 こころに響く金子みすゞの詩を味わってください。
  • 小泉八雲東大講義録 日本文学の未来のために
    5.0
    まだ西洋というものが遠い存在だった明治期、将来、日本の学問や文学を背負って立つ学生たちに深い感銘と新鮮な驚きを与えた、最終講義を含む名講義16篇。生き生きと、懇切丁寧に、しかも異邦の学生たちの想像力に訴えかけるように、文学の価値とおもしろさを説いて聴かせる。ハーン文学を貫く、内なるghostlyな世界観を披歴しながら、魂の交感ともいうべき、一期一会的な緊張感に包まれた奇跡のレクチャー・ライブ。
  • 生まれ星~三村家の息子シリーズ~
    完結
    4.5
    全1巻660円 (税込)
    田舎町の資産家、三村家の次男・弓と敏夫は親友同士。お互いに恋心を抱きながらも、すれ違いが重なるふたり…。傷心の弓は桜舞う故郷にひとり帰省する。だが、遠く離れた場所で考えるのは敏夫のことばかり……。三村家の息子シリーズ 弓&敏夫編、感動のクライマックス!!
  • 東京ぶらりパワースポット散歩
    5.0
    噂のパワースポットで歩いて、祈って、Happyになる! 運気UP確実と評判のスピリチュアル・スポットと、その周辺の名所やお店を、イラスト&エッセイで紹介。地図&DATA付。<掲載パワースポット>明治神宮、清正井(きよまさのいど)、王子稲荷神社、東京大神宮、今戸神社、浅草神社、亀戸天神社、品川神社、神田明神、日枝神社、白山神社、回向院、鼠小僧次郎吉の墓、増上寺、徳川将軍家墓所……などなど。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • お金持ちはどうやって資産を残しているのか
    3.7
    あの辣腕経営者、小山昇社長(株式会社武蔵野)も、絶賛! 「こんな方法もあったのかと驚いた。 多額の税金を払わず資産を残し、事業を残すヒントが この本には詰まっている。 私もこの本の方法で、さまざまな対策を打っている」 経営者、地主、富裕層…… これまで2000人以上の資産家の財産を守ってきた、 すご腕の税理士が「本物のお金の残し方」を伝授。 ?? お金持ちは、本当にタワーマンションを購入して節税しているのか ?? どうしてお金持ちは会社をつくって社長になるのか ?? なぜ、億単位の資産を、税金ゼロで渡せるのか 大増税時代の今、「普通の人」も知らないとソンをする話が満載。 ■目次 第1章「お金持ち」とは、どんな人か? 第2章「お金持ち」がいちばん嫌いなもの 第3章「お金持ち」はどうやって資産を残しているのか 第4章「お金持ち」の事業の残し方 ■著者 清田幸弘(せいた・ゆきひろ) ランドマーク税理士法人 代表税理士 神奈川県横浜市の農家に生まれる。明治大学卒業後、地元農協に9年間勤務。金融・経営相談業務を行ったのち、税理士に転身。1997年に清田幸弘税理士事務所を設立、その後、ランドマーク税理士法人に組織変更。自身の生まれと農協勤務経験を活かした相続コンサルティングには定評があり、過去に手がけた相続税申告件数2,000件超は全国でもトップクラス。また、資産家、金融機関、不動産会社、税理士向けにセミナー講師を年間230件以上手がけている。著書は『そろそろ相続のこと、本気で考えないとマズイですよ!』(あさ出版)など多数。 ランドマーク税理士法人は、東京・丸の内の無料相談窓口「丸の内相続プラザ」、横浜ランドマークタワーをはじめ、首都圏に10の本支店を展開。申告件数はもちろん支店数、国税OBを含む社員数(資格者多数)、発行書籍数、実施セミナー数の多さは、他に例を見ない。また、相続・事業承継案件に強く、税務調査が少ない(全国平均22%に対して1%)ことでも注目を集めている。
  • 維新の烈風《吉田松陰と高杉晋作》(電子復刻版)
    -
    〈吉田松陰と高杉晋作。この二人の生涯をたどれば、明治維新の概略を知ることができる。アヘン戦争、ペリー来航、安政大獄、攘夷戦、長州征伐……極東に延びてきた世界史の触手や、顕在化した幕政矛盾と直接、間接に関わりながら、松陰と晋作の人生は展開されていった。安政四年秋、松陰と晋作の運命的な出会いから、歴史はかすかな屈折を始めた〉(あとがきより)。松陰・晋作の生涯に維新史を重ねた力作長篇。

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  • えどさがし(新潮文庫)
    4.0
    1巻605円 (税込)
    時は流れて江戸から明治へ。夜の銀座で、とんびを羽織った男が人捜しをしていた。男の名は、仁吉。今は京橋と名乗っている。そして捜しているのは、若だんな!? 手がかりを求めて訪ねた新聞社で突如鳴り響く銃声! 事件に巻き込まれた仁吉の運命は――表題作「えどさがし」のほか、お馴染みの登場人物が大活躍する全五編。「しゃばけ」シリーズ初の外伝。
  • 三陸海岸大津波
    4.2
    その時、沖合から不気味な大轟音が鳴り響いた――「ヨダだ!」大海嘯ともヨダとも呼ばれる大津波は、明治29年、昭和8年、昭和35年の3度にわたって三陸沿岸を襲った。平成23年、東日本大震災で東北を襲った巨大津波は「未曾有」ではなかったのだ。津波の前兆、海面から50メートルの高さまで上り家々をなぎ倒す海水、家族を亡くした嘆き、地方自治体の必死の闘い…生き延びた人々の貴重なインタビューや子どもたちの作文が伝える、忘れてはいけない歴史の真実。
  • 明治失業忍法帖 じゃじゃ馬主君とリストラ忍者 1
    4.3
    時は明治の始め。商家の娘・菊乃は維新で失業した忍・清十郎と出会う。ある目的のために、菊乃は彼に偽装結婚を持ちかけて?
  • 新版 総理の値打ち
    3.3
    一体、いつから日本の政治はこんなにダメになったのか。そもそも、かつて日本にはすぐれた指導者がいたのだろうか。そんな疑問に答えるべく、伊藤博文から安倍晋三まで、歴代首相全62人の経歴、人柄、功績を百点満点で採点。明治維新からアベノミクスまで、日本の近現代史の局面における責任の所在を炙り出す。井上馨から小沢一郎ら、首相にはなれなかった実力者列伝も併録。
  • 甘い針
    完結
    3.4
    ピアシング、拘束、快楽の玩具でもてあそばれる週末。「自分はただの愛玩物のようだ」……それでも綾人は、あの人に会いに行ってしまう自分に困惑する。快楽に甘く痛む身体と、歓喜する心が交錯する、究極のボーイズS&Mストーリーズ。
  • 明治ロマン政略婚姻譚
    4.4
    時は明治。没落華族の令嬢のあやは、妾の子である故に、虐げられて育った。急死した姉の身代わりとして、紡績会社の御曹司・行基と政略結婚することに。麗しい容姿と権力を持つ完璧な行基。自分など釣り合うわけがない、と形だけの結婚として受け入れる。しかし、行基はあやを女性として扱い、宝物のように大切にした。あやにとって、そんな風に愛されるのは生まれて初めての経験だった。愛のない結婚のはずが、彼の傍にいるだけでこの上ない幸せを感じるようになり…。孤独だった少女が愛される喜びを知る、明治シンデレラ物語。
  • 夕萩心中
    3.9
    時は明治末期、政府重鎮の妻・但馬夕とその家の書生・御萩慎之介との情死事件は起きた。現世では成就できない愛を来世に託した二人の行為を、世人は「夕萩心中」ともて囃したが、その裏には驚くべき真実が隠されていた……。日本ミステリ史を美しく彩る〈花葬〉シリーズ3作品に、ユーモア・ミステリの傑作連作「陽だまり課事件簿」を併録。流麗なる連城“世界”に酔う!

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  • 怪人二十面相 江戸川乱歩 名作ベストセレクション 1
    -
    1~4巻110~715円 (税込)
    推理小説のパイオニア、江戸川乱歩の名作ベストセレクションがついにリリース! 第1弾は、昭和11年に乱歩が少年向けに書いた『怪人二十面相』です。 大泥棒・怪人二十面相と名探偵・明智小五郎が初めて対峙する記念碑的作品。二十面相が繰り出す奇想天外な変身と、それを見破る明智との攻防が痺れるほどスリリング!! 明智をサポートする小林少年と少年探偵団が当時の子どもたちを熱狂させ、一大ブームを巻き起こした。 【著者プロフィール】 江戸川乱歩。1894年(明治27年)10月21日生まれ。 我が国が生んだ推理小説のパイオニア。筆名は自身が敬愛した作家エドガー・アラン・ポーから取っている。 1923年(大正12年)、「二銭銅貨」で文壇デビュー。1936年(昭和11年)、ジュニア向けに「怪人二十面相」を執筆。明智小五郎、小林少年、少年探偵団が活躍する同作品は、その後「少年探偵団」「妖怪博士」とシリーズ化され、国民的人気小説に。探偵の真似をする子供が急増。作品に登場する「七つ道具」「BDバッジ」といった玩具を生むなど社会風俗にも大きな影響を与えた。 「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「パノラマ島奇談」「陰獣」「芋虫」をはじめ、映像化された作品は数えきれない。 晩年は日本探偵小説クラブ(現・日本推理作家協会)の初代会長、ミステリ専門誌「宝石」の責任編集者「ヒッチコックマガジン」のオーナーを歴任。後進の育成に励んだ。 昭和40年(1965年)没。

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