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加賀の海から水死体で発見された男。北海道・余市の自宅には、底に「卯」の字のある一体の古い素焼き人形が残されていた。事件から五年、かすかに残った男の足跡を辿る浅見光彦は、北九州・北陸・北海道を結ぶ長大なラインに行き当たる。それは江戸から明治期に栄華を極めた、北前船の航路と重なっていた。列島を縦断し歴史を遡る光彦の推理。ついに驚愕の真実が、日本海から姿を現す。
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Posted by ブクログ
⚫︎浅見光彦シリーズでかなり面白かった。 小樽をふりだしに余市、函館、札幌、山陰、九州と旅行している気分になりますよ。小樽の蕎麦屋さんや余市の海鮮食堂など旅の案内本にやや近い要素もオススメポイント。 ⚫︎マッサンで有名な余市に有るニッカウイスキーの工場での案内嬢がこの物語の主人公になってる。今月この...続きを読む工場を訪れ案内嬢の女性に、この小説を知ってますかと聞いたら、知らなかったみたいです、しかしそのテレビ撮影で工場に撮影でクルーがきていたとのこと。早速小説読んでみると喜んでいましたよ。
テレビで放映される前に読み終えられた。番組になると、まったく違った作品になるんですけどね。また、これを読んでいて、全日本のルートマップも買ってしまいました。笑。
浅見光彦物。 加賀の海で水死体で発見された男性は余市の男性だった。 その自宅には「卯」の字が刻まれた素焼き人形が残っていた。 男性のかすかな足跡をたどって、北海道から九州、加賀へと。 旅情ロマン。歴史ロマン。 そして、過去の出来事が事件の発端という意味でも、これぞ浅見光彦!という感じで 面白かった...続きを読む。 それにしても、光彦が有名になってきている・・・。
北海道は余市の人間が加賀の海で殺された。事件から5年後に友人の頼みで、乗り出すことになった浅見探偵。 一体の古い素焼き人形を起点として、浅見探偵の出向く先々に手懸りがころがっているという、相変わらずの行き当たりばったりのご都合小説でしたが、次第に明らかになってくる「清貧」な人間関係の描写にはホロリ...続きを読むとさせられてしまいました。ベストセラー作家の面目躍如でしょう。 シリーズ作品としてパターン分析すると、真犯人が公表されないまま、うやむやになってしまう。という、最近(といっても文庫本しか読んでませんが。。。)の傾向を踏襲。毎度の浅見刑事局長の弟さま。。。のくだりがなくて、おふくろさんの物分りが良過ぎる点が、微妙なゆらぎでしょうかね。 平成15年(4年前)の作品で、浅見探偵の車にもカーナビは定着してきましたが、携帯電話は依然所有してないようで、最新作はどうなんでしょうね。 2007/3/14
余市川 ニッカウヰスキー 松前 小樽-鶴賀 新日本海フェリー 加賀市 橋立 石川県山中町 温泉街 山中漆器 福岡県津屋崎町 津屋崎人形 下関 彦島
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