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Posted by ブクログ
本作は覚吾という人物が、幕末期から明治期の「大きな時代のうねり」という中で、個人的な事や仕事の様々な問題、時代の動きの中で生じた出来事に「飽くまでも諦めずに、果敢に挑む」という姿が描かれる…覚吾の“後半生”とでも呼ぶべきか、“区切り”とでも呼ぶべきか、或いは“曲がり角”となって行くのが「明治11年の冬の日」の出来事である。その出来事の顛末と、そこまでの道程が語られる訳だ…
「産業、経済、社会の構造を創る営為」を束ねて行く立場の人物…小説の劇中人物として登場する場合、色々な描かれ方が在るのであろう…本作の覚吾は、「なかなかに惹かれる人物」で“力”を分けてもらえそうだ…
そういう愉しさが在るのだが、本作には「産業、経済、社会の構造を創る営為」の中心人物、換言すると「地域に糧をもたらすことに懸命な人達」の目線で、「揺れた幕末期」を鳥瞰するような感も在って興味深い…
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