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日本実業界の父が、生涯を通じて貫いた経営哲学とはなにか。「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を示した『論語と算盤』は、すべての日本人が帰るべき原点である。明治期に資本主義の本質を見抜き、経営、労働、人材育成の核心をつく経営哲学は色あせず、未来を生きる知恵に満ちている。
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Posted by ブクログ
渋沢栄一「論語と算盤」の現代語訳。本書を渋沢栄一が著したわけではなく、講演をまとめたものでということを知りました。 心に響いたフレーズがいくつもあり、現代にも通ずる精神・考え方だと思いました。「教育」という点で彼が説いていた「孝行」の考え方。親と子の関係。孝行させるのではなく、孝行できるようにす...続きを読むるという考え方は身に沁みます。 そして、仕事に向き合う姿勢。当たり前のことですが、フラットに物事を見る姿勢、誠実に向き合う姿勢、誠実にひたすら努力していくことの大切さ。これらは忘れてはいけないことだと改めて感じます。 日々、色々なことが起きます。これは何という運命なんだろう。そんなことすら思うようなことが起きます。渋沢は「天」の捉え方も説いています。「恭:礼儀正しくする」「敬:うやまう」「信:信頼する」の3つの気持ちを持って受け止めること。一喜一憂せず、冷静に物事を受け止めていきたいと改めて思います。 迷ったとき、悩んだとき、困ったとき、読み返したくなる一冊だと思いました。
転職後、ずっとこの一歩は「前に進む一歩」なのか「逃げの一歩」なのか自分の中でモヤモヤしていたけど、この本を読んでスッキリした。
小手先の技術とか付け焼き刃の知識よりも、いつの時代においても普遍的に大事な考え方、姿勢、道徳を身につける方がよっぽど長い人生には効いてくる。 迷った時には何度も読み直したい。 孔子、孟子、老子 みな中国の偉人なのに、いまの中国が歩んでいる歴史は全く持って先人たちの思想とかけ離れているようで不思議。...続きを読む まあでも中国に限らず、利潤の追求、行きすぎた資本主義が招いたのが今の世界なのかもしれない。 自国を思うっていうのは存外大切かも。 刺さった箇所 子供が孝行をするのではなく、親が子に孝行させるのである。 (P187)
・本当に人を評論しようと思うならば、その富や地位、名誉のもととなった「成功か失敗か」という結果を二の次にし、よくその人が社会のために尽くそうとした精神と効果によって、行われるべきなのだ。
まず読みながら感じたのは、昔も[今の若者は良くない]といった年齢を重ねた後、自分の体験談と比較をし、若者を蔑む発言があったのだなと感じた。人間の性質上、昔の経験談が美化され、なぜか対等でない今の時代と比較をして、優越感に浸りたいのだろう。私はまだそういった年齢ではないので自分を律し続け若者を蔑む発言...続きを読むはしないよう心がけたい。 完読後は、以下が自分の中で印象に残った。 •人は親や目上の人を敬わなくてはならないということ。 •逆境という言葉があるが、自分で作った逆境もあれば、自分以外からの逆境もある。自分で作った場合はそれを作ってしまった原因があるということ。自分以外の逆境はそうなってしまったからには仕方ない。天命だったと思うようにしろという言葉があった。 •真面目に正しいことをして貧しいか、それと反対に不真面目で不確かなことを行い富んでいるかであれば前者を選べ。 •賢者は貧しい環境でも自分の意思を曲げない。 これらを学んで、これからの社会人生でつまづく事はあるかもしれないが、他人のことを思い、真っ直ぐに生きていくことが大事だと感じた。
渋沢栄一の思考はほぼ全て論語から影響を受けたものだということに驚いた。論語の偉大さが分かる一冊でもある。また、そのストイックさ故に、ピータードラッカーのような印象を受けた。
最後の小伝が一番面白かった。 渋沢栄一の変化をして新しい物事を取り込む力がすごい。特に尊皇攘夷からフランス留学まで振れ幅があるとは。メタ志向ができる源なんだと思う。
道徳(論語)と経済(算盤)との両立による発展を啓蒙する名著。 現代語訳も平易で読みやすかったです。 福沢諭吉もそうですが、幕末から明治という激動の時代を生き延びた偉人たちからは、気概の強さと志の大きさを感じます。 昭和や平成に書かれた本か?と思うぐらい現代でも通用する部分が多く、道徳や中庸の大切さは...続きを読む今でも変わらないと思います。 渋沢栄一は、「婦人関係以外は、一生を顧みて俯仰天地に恥じない」と自ら語るほどの好色の士(68歳で子供を作った)ではありますが、日本の発展と近代化に大きな力を尽くした功績は忘れるべきではないと思います。
なぜ1万円札の肖像が渋沢栄一になったのか? この「論語」と「算盤」というわけがわからないタイトルの本を読んで少しわかった気がする。 渋沢栄一が言いたかったことは要するに、「商売をして儲けるには、人として立派でなければならない」ということなのではないか。 立派とは、別に人徳溢れる仏様みたいな人になれ...続きを読むと言っているのではない。正しい道を正しい歩き方で進みなさい、と言われているような気がした。 つまり、「算盤」をするために「論語」を学べ、ということ。まだまだ人として未熟である。
また読んだ。 自分がもつべき態度がここに載っている。実業家だけではなくて、若手の会社員やリーダーを務める人にも刺さると思う。 また立ち止まって読むようにしたい。
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現代語訳 論語と算盤
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渋沢栄一
守屋淳
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