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Posted by ブクログ 2022年11月03日
『〝クジラ〟強調月間始めました!』7
第7回は、伊東潤さんの『巨鯨の海』です。
伊東潤さんは、時代小説を中心に書かれている方です。本書が初読でしたが、和歌山の太地で、江戸時代から独自の組織的捕鯨を行っていた人々と鯨の圧倒的な物語でした。
臨場感あふれる捕鯨場面の描写が素晴らしく、迫力と緊張...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月16日
伊東潤氏の作品は戦国物を何作か読んだかハズレなし、何れも素晴らしかった。
伊東氏の目線を通すと戦国武将の誰を描いても生き生きしていて読み応えがある。
今回は太地という鯨漁を生業とする土地の歴史を江戸初期から明治初期に渡って描かれた物語。
今まで読んだ物とは趣向が違ったが又素晴らしかった。
日本人が...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月01日
紀伊半島の漁村・太地。そこで組織捕鯨を確立し、日々鯨に挑む漁師たちの姿を描いた連作。
「なんという迫力……」
この小説を読み終えた時の感想を最も簡潔に表すとこうなります。
太地の人々の鯨漁はもはや漁ではありません。それは戦いなのです。時に十数メートル以上の鯨に対し銛を打ち込み、何度も網...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月24日
「山田風太郎賞」受賞作ってことで、文庫化を待望していた作品。過去の受賞作品から、まず期待外れってことはないだろうと思っていたけど、これもまた高品質でした。捕鯨に生きる村を舞台にした、時代をまたいでの短編集。迫力満点の捕鯨シーンもさることながら、それに対峙する人々の描写も活き活きしていて、どの作品も素...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月20日
捕鯨を題材にした作品なので、鯨と人との勇壮な闘いが物語の中心なのだろうと勝手に思い込んで読み始めたのだが、視点が違っていた。
飢えて死ぬことが珍しくなかった時代に、鯨を捕ることで、地域全体が栄え、支え合って生きていける。集団で闘えば、集団みんなが生きていける。生きていくために強固に結びつき、生きてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月07日
正直言うとこれは「読まされた」本。強制されたから仕方なく読んだ本。分厚いし元ネタも雰囲気も男臭いし、最初は本気で読みたくなかった。なんなら2/3くらいまで読み進めても(今この本取り上げられても別に気にしないな〜)なんて思ってた。でも、気が付いたら夢中になってこの本を読む時間が少し楽しみになってた。想...続きを読む
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