通信の世紀―情報技術と国家戦略の一五〇年史―(新潮選書)
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通信の世紀―情報技術と国家戦略の一五〇年史―(新潮選書)

1,232円 (税込)
862円 (税込) 5月2日まで

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4.2

明治四年、一本の海底ケーブルに始まった「通信」のパワーゲームを日本はいかに戦ったか。政治、外交、軍事、諜報、経済……あらゆる資源を投下しても埋めきれなかった列強との差。疑心と慢心に敗れた情報戦としての太平洋戦争、そして戦後――。今なお拡大し続ける「情報の戦争」を源流から理解する、技術(テクノロジー)と戦略(ストラテジー)の興亡。

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通信の世紀―情報技術と国家戦略の一五〇年史―(新潮選書) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年08月30日

    【国際通信史の研究は、外交や国際関係、戦争のみならず経済、国際交流の歴史研究にも新たな知見をもたらす可能性を秘めているのである】(文中より引用)

    主に日本の近現代における国際通信の歴史を振り返りながら、技術やインフラの発展が時の安全保障や経済にどういった影響を与えたかを概観していく作品。著者は、国...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月02日

    「国際」という言葉は文字通り「国」の「際」で「国境線」をイメージさせますが、その線を垂直に横切る線が海底ケーブルで、その存在が「国際」という概念を作っているのだと知りました。5Gの時代の訪れに通信の未来を感じたりしますが、国際通信そのものは明治4年にデンマーク国籍のグレートノーザン電信会社の海底ケー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月08日

    通信インフラという着眼点がユニーク。最初の電信を巡るエピソードは興味深かったし、太平洋戦争開戦時の「宣戦布告の遅れ」についての分析は秀逸。

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    Posted by ブクログ 2019年09月02日

    国際通信の歴史が俯瞰できておもしろかった。技術が世界を変えたってのが良くわかる。海底電信ケーブル→短波無線→海底同軸ケーブル→衛星通信→光ファイバーと進歩してきたのを、「有線と無線がまるで源平の盛衰のように交互に主役を務めてきた」ってまとめてたのうまい。それにしても明治4年の岩倉使節団の時にはすでに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月08日

    約150年に渡る「通信」の歴史を詳細に記している。膨大な資料から綿密な内容となっており、とても論理的でわかりやすい。

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    Posted by ブクログ 2019年02月18日

    第四章 そして対米通告は遅れた を書きたくてこの本を書いたのだろうという印象。時系列的に多くの資料、裁判記録、手記から当時の状況を追う作業は敬服に値する。

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