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Posted by ブクログ
P30~
乃木希典 学習院女学部教育方針
一、凡そ徳操の中でも、質素と云ふ事が、最も能く守らねばならぬ事である。
一、質素は価の多少にあらず。
質素といへば、単に価を多く費やさねばよい、人に貰つたものだからよい、安く買入れたものだからよいといふ訳ではない。たとひ廉価なものでも、質素の精神に叶はないものは、高価でも質素の精神に適つたものに比べて、遙かに劣るのである。
一、最も卑しむべく恐るべきもの。
無理に品物を廉く買はうとし、また貰うべからざるものを人から貰つて喜ぶやうなことは、最も卑しむべきである。又質素とは金銭のみの事ではない。特に彼の正しからぬ贈与を受け、又は価をねぎつて得た品を喜ぶやうあん、節義もなく節操も無いのは、最も卑しむべく恐るべきである。
質素を守る心のあるものは、不義のものをみかへりもせぬのが其の徳である。
Posted by ブクログ
明治時代の家族・皇族といった上流階級に属する女性について書かれた一冊。当時の上流階級の女性がどのような価値観の中で生き、どのような生活を送っていたのかを知ることができる。また、上流階級の女性についてのみならず、それを説明するにあたって当時の世情なども書かれているので、大変勉強になる。当時世間での、女性や結婚、家庭に対する価値観の違いを、読みながら現代と比較するのも面白い。また、世間の美人像の変化や女性の容姿の変化もこのあたりの時代なので、苦心し様々に工夫している様を想像するのも面白い。
本書には、当時の写真も数多く載っているので目でも楽しめる。
Posted by ブクログ
私は明治時代に生まれなくて、本当に良かった。
自由な恋愛も許されず、旦那は妾を持ったり娼妓と遊び歩いても当然なのに、女の不倫は姦通罪で逮捕されるとか、ありえない程の男尊女卑。
でも、女が人として扱われるようになったのなんて、人類の歴史の中でもほんの最近のこと。。。まだ女が人間扱いされていない地域だってたくさんある。
そんな世界では、到底生きていける気はしないな。
この本で、一番驚いたのが、妾を蓄える、という意味の「畜妾」という言葉・・・。ちくしょう、と読むそうです。
同じ家の中に、妻と妾が同居!とか、女中として雇っておいて主人が手を出す(拒む権利ないんだよね・・・?)とか、お給料を払って妾にする、しかも10代の女の子を!とか、そんな一方的なハーレムを堂々と作れたんだから、現代の男性たちがぶつぶつ文句を言うわけだ。
Posted by ブクログ
維新後の華族(旧宮家・公家・大名家)のお嬢様について書かれた本
正真正銘の純お嬢様は、日常生活・恋愛・結婚
身につけて置かねばならぬ嗜みの多さ等々
何から何まで大変としか言いようがない!
さぞや不自由だったと思われる。
仮に自分が山ほどの富と名誉と引き換えにお嬢様生活をしろ、と
言われても断る。人生楽しくなさそうだし。
けど…このお嬢様たちはきっとそんなことは当たり前で
つまるとかつまらないとか、自由とか不自由とか
考えたことなかったんだろうな。
本物は幼いころから「ノーブレス・オブリージュ」の精神が
躾けられていて、そのように在ることは当然と思っているらしいので。
あと今でもこういう純お嬢様って存在しているのか
どうかが気になる。
「ノーブレス・オブリージュ」=
・身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ
社会的責任と義務があるという、
欧米社会における基本的な道徳観。
・高い地位や身分に伴う義務。
・もとはフランスのことわざで
「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いを
しなければならぬ」の意。
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