国内小説作品一覧
-
-迷子になった愛猫トラジローを探していた水上亜由(みずかみあゆ)が飛び込んだのは、ペット専門の探偵事務所。探偵として挨拶してきたのは可愛らしい豆柴! 人語を操る「彼」に戸惑いながらも、捜索を依頼する亜由だが、英国紳士風の助手・渡良瀬綺一(わたらせきいち)の存在も気になって――。人と動物を繋ぐジャックを通して、自分を探していく、ハートフルファンタジー登場!
-
3.3
-
-
-
5.0
-
-出所してきた極道が、ヒロポン中毒だったが、いまは流行作家になっている五味という男に書いた手紙、という形式で語られる、神戸のヒロポン宿、中華街などを舞台に、極道者、ヤクザ、パン助などが辿る、それぞれの人生の物語。著者が実際に、神戸で放浪生活を送り、覚醒剤依存症になった経験に裏打ちされている、長門裕之・南田洋子で映画化もされた力作。
-
4.5第165回直木賞、第34回山本周五郎賞候補『高瀬庄左衛門御留書』の砂原浩太朗が描く、 陥穽あり、乱刃あり、青春ありの躍動感溢れる時代小説。 道は違えど、思いはひとつ。 政争の嵐の中、三兄弟の絆が試される。 『高瀬庄左衛門御留書』の泰然たる感動から一転、今度は17歳の武士が主人公。 神山藩で代々筆頭家老の黛家。三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず、 道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている。しかし人生の転機を迎え、 大目付を務める黒沢家に婿入りし、政務を学び始めていた。そのさなか、 黛家の未来を揺るがす大事件が起こる。その理不尽な顛末に、三兄弟は翻弄されていく。 令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾! ~「神山藩シリーズ」とは~ 架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。 それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された 世界観で物語が紡がれる。
-
3.9歴史の中で多くの出会いを見届けてきた神戸の街を舞台に、様々な形の出会いと別れを描く傑作短編集。ある時は運命的な男女の出会いを、ある時は破滅的でさえある恋を、またある時はパラレルに存在する神戸での不思議な邂逅を描く。読後感も、時にはジャンルさえも全く異なる独立した物語である一方で、それらは確かな繋がりを持ち、それぞれに響き合って作品世界を美しく彩る。読み終わった後、必ず誰かと語り合い、分かち合いたくなるような魅力に溢れた1冊。 『エデンの102号室』 大学受験に失敗し、モラトリアムに生きる布珠は、異人坂でどこか浮世離れした男性、シンと出会う。博識な彼に日に日に惹かれていく布珠は、ある日、シンの部屋で書きかけの神話を見つける。 『let’s get lost』 目まぐるしく変わっていく、どこかで見たような視界。あるいはどこかで聴いたような世界。そのなかでかつてあった大切な存在について想いを馳せる、一人の男性の物語。 『つめたいふともも』 就活に苦戦する大学生の明彦は、兄の知り合いである美羽という女性と偶然知り合う。磊落な美羽に心の癒しを得る明彦だが、やがて彼女に隠された重大な秘密を知ることになる。 『赤い恐竜と白いアトリエ』 ガントリークレーンの操縦士である左巴は、刹那的で衝動的な生き方をしている。そして、彼女の働く会社の傍のコンテナには、ただ白い絵を描き続ける一人の画家が棲んでいた。 『秋の午後、神様と』 九歳の「わたし」は、さびれた神社で覇気のない神様と出会う。 『プロフィール』 かつて地上に棲む人間と分かたれた、翼を持つ一つ目の種族が存在する世界で、港湾労働者として苦役する足守大地は彼のプロフィールに興味を持った一人の≪一つ目≫と邂逅する。 『待ち合わせの五分前(おわりとはじまりの詩)』 初めて出会う相手との待ち合わせに向かう五分前を、街が見守っている。
-
-
-
3.7犬や猫は人間の感情を察して寄り添ってくれるが、植物も同じ。植物にも感情や思考がある。そんな植物の力を知り抜いた男、花宮が主人をつとめる植物療法店には、今日も悩める人々がやってくる。 両親の勧めでお見合いをした相手とこのまま結婚していいのか躊躇う女性、継母が産んだ妹を「いなくなればいいのに」と嫌う七歳の少年……。 人生の岐路に立つ人々を、彩り豊かな香りを放つ植物が、正しい道へと導いてくれる。 心を癒やす、不思議な《迷える羊の森》に、ようこそ。
-
3.0癒やしの猫カフェ、夜だけ営業中 両親と死別した高校生の村瀬孝志は、生前に父が遺していた言葉に従って、小野進次郎という顔も知らない異母兄に会いに行くことに。鄙びた町で喫茶店を営む彼を訪ねた孝志を出迎えてくれたのは、一匹の白い猫だった――。その後、なんとか進次郎と顔を合わせた孝志は、にわかには信じられない話を聞く。なんと進次郎は“呪い” にかけられたせいで、満月の日以外、昼間は猫になってしまうのだという。日中の進次郎のサポートと、夜だけ営業する猫と触れ合える茶房・みかげ庵の手伝いを条件に、孝志は進次郎との同居生活を始めるが…。 人の想いが交錯する、猫と癒やしのあやかし物語。
-
4.1
-
4.7どの不幸が一番不幸だと思いますか? 少年は旅に出る。亡き父の「形見」を求めて。 10つの秘密を集めないと出国できない「秘密の星」。住人が嘘しか話さない「嘘の星」。魔法の星。動物の星。ロボットの星。愛の星。そして天使の星。 7つの星を旅する中で、さまざまな人と出会い成長する少年の姿を描く、新感覚のジュブナイル小説。 父の「形見」を手にしたとき、少年が願うことは――? 1話1話は、140字ぴったりの超短編小説になっており、すぐ読めます。また、1話ごとに独立・完結したお話なので、どのページから読み始めてかまいません。朝読書などの時間にもぴったりです。 しかし、それぞれの話に予想を裏切る起承転結があり、何度も心が揺さぶられます。 通しで読むと壮大な長編としても楽しめます。 あなたの気分に合った楽しみ方ができます。
-
4.0
-
3.9
-
-真夜中のコーヒーに、それは合うか合わないか 男が2人と女が2人。2台の自動車に分乗して わざわざ凧揚げに行ったりするような仲の良さだが、 4人は常に4人であるわけではなく、 AとB、CとD、AとC、BとD、AとD、BとCという6通りの1対1があり そのすべてがこの短い小説の中に現れている。 その1対1には、恋愛や性をやすやすと超えているようなところがある。 ※なお、未発表のものも含め、同タイトルの作品が実は4種類ある。 最新のそれは2011年発売の短篇集の表題にもなった。 ここにお届けするのは1988年に発表されたバージョンである。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
-
4.1
-
3.4
-
3.6*――――*★*都会の片隅に、真夜中にだけオープンする不思議なパン屋さんがあった*★*―――――* あたたかい食卓がなくても、パンは誰にでも平等に美味しい。 。*。・.。心地良い居場所を見つける物語。.・。*。 謎多き笑顔のオーナー・暮林と、口の悪いイケメンパン職人・弘基が働くこの店には、パンの香りに誘われて、なぜか珍客ばかりが訪れる……。 夜の街を徘徊する小学生、ワケありなオカマ、ひきこもりの脚本家――― 夜な夜な都会のはぐれ者たちが集まり、次々と困った事件を巻き起こすのだった。 家庭の事情により親元を離れ、「ブランジェリークレバヤシ」の2階に居候することになった女子高生・希実は、“焼きたてパン万引き事件”に端を発した失踪騒動へと巻き込まれていく……。
-
-
-
-六歳上の許嫁・太一に憧れ、花嫁修業に励む女子高生・桃子。しかしある日突然、太一から婚約解消を申し出る手紙が届いてしまう。実は太一は、由緒正しい陰陽師一族の末裔で、妖怪の呪いにより『ムラムラするとネコに変身してしまう』秘密を抱えていた! 太一の呪いを解くため桃子が向かった先は、「駅」と呼ばれる妖怪たちが暮らす隠れ里で――!? 英会話を習う鬼に、ドケチな八咫烏、詐欺師の狸……個性豊かな妖怪たちと、恋する花嫁(予定)のあやかし奮闘記がはじまる!
-
-
-
3.9
-
3.0私が愛した男(マリア)は、 けっして私を愛さない 出会った瞬間に運命を感じた男は、残酷なほどに美しかった。 この愛を貫くことは、そのまま どんな自分として生きたいのかを問い続けること―― <新人作家 衝撃のデビュー作> 【あらすじ】 ある雪の降る日、みちるは、偶然マリアに出会った。 切れ長の茶色の瞳、筋の通った鼻、口角の上がった唇、ストレートの黒髪。 マリアに亡くなった母の面影を見たみちるの目から涙があふれると、マリアは不思議そうにしながら、ハンカチを渡してくれた――。 孤高のギタリスト、両親を知らず施設で育ったマリア。 知れば、知るほどに惹かれていくみちるだが、手を伸ばせばいつでも触れられるほど近づいても、決して愛は手に入らない。 傷を抱え、それでも潔く生きる大人達に背中を押され、 この愛を貫くために、みちるは人生をかけた大きな決断をする。
-
4.0
-
3.7
-
3.3「悪いことをしたら、裁かれるべきだよね?」 正体不明の少女が謀る転落人生ゲーム、開幕! 【あらすじ】 「さあ、“鬼ごっこ”を始めるよ」 ある日、SNSで大人気の謎の少女・舞璃花(まりか)が宣言する。 号令のもと集う、引きこもりがちなファン4人組。 疑似家族として彼らは、ある就活生の人生を台無しにするために動き出す。 執拗なまでのストーキング、なりますし、SNSのデマ情報── 彼女をどこまでも追い詰めていく。 “鬼ごっこ”の本当の意味とは? 舞璃花の正体は? 正体不明の少女が謀る転落人生ゲーム! その結末にあなたは必ず震える! 「悪いことをしたら、裁かれるべきだよね?」 著者について ●真下 みこと 1997年埼玉県生まれ。早稲田大学を卒業。同大学大学院を修了。 『#柚莉愛とかくれんぼ』で第61回メフィスト賞を受賞し、2020年にデビューした新世代作家。 著書に『あさひは失敗しない』『茜さす日に嘘を隠して』(講談社)がある。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-The Liberation of Singapore This battle is a battle for the liberation of Asia. It is a battle to free the Asian residents who have been treated like slaves and livestock by the white people of Europe and America for hundreds of years and to return the colonies to the hands of East Asian residents. It is the East Asian Independence War. I feel sorry for the fallen comrades scattered on the sandbox, but I cannot pay much attention to the torn bodies. I have to move forward. 【目次】 Landing in front of the enemy in Kota Baru Instructions Battle of pillboxes Who is that corpse? Military nurse Mariko Fake exchange ship, Tatsutamaru Attack on Pearl Harbor Appearance of Harimao At Singora Imperial Government Statement Jitra Line Breakthrough Operation Philippines, South Sea Islands Conquest Operation Malay strategy Philippine front From Hong Kong to Malay Honeymoon and the spirit of a chow dog Maritime maneuver Shimada tank corps and Slim annihilation battle Burma Independence Volunteer Army Battle of Bataan Dawn of Burma Osome and the ronin who left the domain and his legal wife Singapore attack Liberation of Singapore Acknowledgment 【著者】 YUTAKA ANNO
-
4.1
-
3.7ある31歳のマリコさんは、アパレルメーカー広報。彼女をとりまく男は全てダメ男だった。平気で浮気を報告してくる「朗らか馬鹿」彼氏や約束事皆無で浮気現場を簡単に目撃されてしまう「ずぼら馬鹿」彼氏。彼らに翻弄されながらも、なぜか尽くす女のエピソード。ある23歳のマリコさんは、ピザ屋店員。あることがきっかけで入院中の男性と文通合戦開始!? 今時では珍しい心温まる純愛エピソード。ある27歳マリコさんは、客室乗務員。モテること保証のこの仕事。でもそのモテた相手が凄かった。某有名スポーツ選手から声を掛けられて、セレブな生活がスタート……?20代~30代、さまざまな職業、恋のシチュエーションに置かれた27人のマリコさんによる27通りの「オンナの生きる道」を描いたショートストーリーズ。
-
-3年たっても5年たっても忘れることができない恋。そんな恋、キミにもない?サイパンでの人生初めてのナンパがきっかけで付き合いだした僕とマリコ。僕の人生で一番輝かしい時間だったと思う。でも2人の恋の温度差に何か違いを感じる僕だった。恋愛に対しての考え方、価値観、育ってきた環境が違う二人が恋をするって難しい。縮んでは遠ざかる彼女との心の距離。負のスパイラルに落ちてゆく僕の心は、彼女を独占したいという得体の知れない「欲求不満」に覆われていた。そんなマリコに送り続けたラブレターの数々。彼女へ書き綴ったあの時の僕の嘘偽りのない真剣なキモチ。10年の月日を経た手紙が、僕の記憶の中の美しい思い出を呼び覚ます。
-
3.6俺、ほんとに結婚するのか? 27才の春崎は、大学から付き合っているさやかと結婚を控えている。だが、世間のいう「結婚」の世間体や両家のしがらみにもやもやする。というか、ちょっと結婚したくなくなっている。でもしたほうが、「まっとう」な社会人ぽい気がする。そんな折、さやかと共通の友達であったヒロが事故で亡くなったと知らされる。世間に流されるように婚姻届を提出したその日、さやかとささいなことで大げんかになり、勢いのまま当日離婚へ。さやかとともに同棲する家へ帰りつくと、そこには死んだはずのヒロの幽霊がいて――。 27才男性・春崎の目から見る「結婚」のリアリティと、本当の人との絆とは何かを問う独身青春物語。
-
3.0
-
3.0★アニメコントが面白いと話題のYouTubeチャンネル 「マリマリマリー」が待望の書籍化! ふと笑いたいときに読みたくなる 超短編オリジナル小説20篇! ★YouTubeで500万回以上再生された人気作から 書き下ろしストーリーまで多数収録! 制作にはショートショート作家の洛田二十日さん、田丸雅智さんが加わり 「ショートショート小説家」としてのマリマリマリーの新境地を堪能あれ! ■目次 1章 青春 ・体力テスト一夜漬けしてきた ・卒業式前日に転校してくるやつ ・見回りしつこすぎる教師 ・文化祭の出し物を月額制でやるクラス ・塾で内申点稼ぐやつ 2章 恋愛系 ・サプライズが裏目に出まくるやつ ・バレンタインで下駄箱にチョコ詰められてキレるやつ ・寝る前に羊数えてたら見失ったやつ ・ドリンクバーで口説くやつ ・わんこそばよく噛んで味わうやつ 3章 仕事 ・コンビニに弟子入りするやつ ・気まぐれサラダが大赤字のシェフ ・容疑知らんまま取り調べすることになった刑事 4章 日常 ・ファミレスでシェフ呼ぶやつ ・かゆいところありすぎるやつ ・ドキュメント特集『更生請負人 飯島剛毅』 5章 空想 ・一日駅長に駅乗っ取られるやつ ・ドッキリの醍醐味忘れるやつ ・知らないおじさんと観覧車乗るやつ ・無人島救助のSOSを筆記体で書くやつ
-
3.8
-
4.0
-
3.0
-
-
-
3.5
-
-
-
-
-
-作品を読むことの意を問う、画期的マルクス論。作品の外に、どんな哲学も作者の意図も前提にしないで読むこと、まだ思惟されていないものを読むこと、可能性の中心においてマルクスを読むとは、そういうことである。柄谷行人の不朽の名作。 ◎ある作品の豊かさは、著作家が意識的に支配している体系そのものにおいて、なにか彼が「支配していない」体系をもつことにある。……私にとって、マルクスを「読む」ことは、価値形態論において「まだ思惟されていないもの」を読むことなのだ。……マルクスをその可能性の中心において読むとは、そういうことにほかならない。<「序章」より>
-
3.3
-
5.0ビール箱に滑り込む愉快な動画で大ブレイクした「まるです。」こと、雄のスコティッシュフォールドのまる。元祖・猫インフルエンサーとして、YouTubeなどで元気に大活躍中。そんな猫のまるも2025年5月には18歳の誕生日を迎える。本書は、愛猫の老いと向き合い、やがて訪れる虹の橋を渡る日を意識するなど、飼い主が日々感じている猫との暮らしを綴った文章と、楽しい写真を多数収録。同居猫のはな(2013年生まれ、雌)&みり(2020年生まれ、雌)も登場。まるファミリー3匹の賑やかで心温まる猫フォトエッセイ集。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
-
3.0
-
4.3
-
3.9
-
-
-
-
-
-「ありがとうね、ヒーローくん」 幼い頃に助けた女の子が忘れられずヒーローに憧れる、わかりやすい男・金森将輔。でも、大人になった彼の現実は回転寿司店「まんぷく」で働くダメな副店長だった。横暴な店長にビビり、毎日毎日仕事漬けの社畜サラリーマン。ある日、そんな彼が部下のミスで謝罪に向かった先はアパートのお隣さん!? 「ほんまにありがとうね、金森さん」 素敵な隣人と知り合った将輔は「また誰かのヒーローになれるかもしれない」とダメな自分を変えようとするが……。わかりやすくて不器用な男の純情すぎる逆転劇が始まる。
-
2.7期間限定 無料キャンペーン実施中。 次々と話題の新人を輩出する大藪春彦新人賞、第5回受賞作! ●今野敏 選評(抜粋) 抜群にセンスのある文体だ。普通なら無駄と思えるような日常の描写も、決して無駄になっていない。 ●馳星周 選評(抜粋) キャラクター造形も秀逸だ。なにより、全編を貫くもの悲しいトーンに惹かれた。 ●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋) ビリヤードのゲーム性と賭けが結びついたとき、こんなにもヒリヒリする緊張感を醸成できるのかと驚きました。 ●あらすじ 四条大宮にある小さなビリヤード場「萬」。そこは人を引き寄せては掻き回す坩堝だった。 「中村君。あんたはまだ若いからわからんかも知れんが人生いろんなことがある。それが萬、よろづ、という意味や。いろんなことがあったとき、ここへ来たらええという意味や」 そう店主は言う。 球に魅せられた中村は、萬へ通うようになっていった。 九条の食品スーパーで働き、春海と暮らす日々。 そんな静かな日常に、突如その男は現れた。 凄腕の撞き手であることは一目見てわかった。 「賭け球で撞くか」と奴は声をかけてきて――。 ※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。