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蛍が舞う夏祭りの夜──山間にある小さな町に暮らす中学生の坂邑幸恵と桐生隆之は、生きるために互いの秘密を守り合うことを決めた。それから十五年後、大人になった幸恵と隆之の予期せぬ再会が、家族や友人、町の人々の人生に大きな影響を与えていく。明かせぬ秘密を抱え、思い描いた道のりではなかった。それでも、この小さな光が照らす世界を大切に生きたい。一人一人のささやかな祈りを描いた、心震える傑作小説。
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Posted by ブクログ
オーディブル 濃厚だった。 描写が細かく、どの場面も引き込まれた。 人を育てると言うことの尊さがあふれていた。 まさみちの生まれや育ちが壮絶だったからこそ、人への感謝のわかる人に育ったんだと思った。
泣いた。 悲しいこともあるけど、過去に縛られてると幸せになれないし、でも許せない悔しい気持ちを乗り越える話が美しい言葉で描かれていて町田さん好きだなーと思った
5章それぞれが5人の目線で語られるそれぞれの事情と背景。救いがあってよかった。誰かに助けてもらえることは幸せなことだ。みんな正しい道でいてほしい。
いわゆる親ガチャ失敗した子を目線としたお話。 親も人だからいろんなタイプがあって当然だとは思うけど、親子の関係って他の人と人の関係よりも、 こうあるべき!という理想像が確立されているがゆえに、少し外れると異質なものになるなぁと。 そして、それは他の関係よりもあってはならない。子どもにとって親は絶対的...続きを読むな存在だから。 それにしても、正道がイケメンすぎる! 「神様にお願い」の最後にある可憐に対して言った言葉、中学生だとは思えんくらい達観してたな笑 「俺のせいにしろよ。不幸が続いたら、生きてられないくらいしんどくなったらら全部俺のせいだと思え。なんなら、殺しに来てもいい。...」(p.168) 個人的に好きなところ。 「お前は、幸恵の、唯一の良心なんだ。」(p.120) 「愛されていなかったとは思いません。...愛情があるからこそ苦しみが増すのかもしれない。憎みきれない。...」(p.227)
タイトルに惹かれて買ってみた。 内容は思っていたより、ずっしりとしていた。 初めて町田そのこさんの本を読んでみたけれど、 余韻?後味?を私の中に残す本だった。 ひとつひとつの話が大切な人を想っていて どんな人にもいろいろな事情だったり どんな形でも家族がいたりって当たり前のことを改めて思った。 ...続きを読む自分も周りの人も大切にしたくなる本だった。
作者買いです。様々な親と子の切っても切れない関係が描かれる連作短編集です。 殺人者の息子として迫害された過去のある正道を中心に物語が展開します。時を経て正道の心境や苦しみが変化し、涙なしには読めない作品でした。
#泣ける #切ない #感動する
町田そのこさんの作品は、厳しくもあたたかさが感じられるから本当に大好きです いつも、特に、子どもたちへの視点が優しいです 周りの大人や社会の不条理に振り回されることがこれからもきっとあるし、どんなに望んでも今より状況は変わらないかもしれない むしろ、絶望が待っているのかもしれない それでも、そんな世...続きを読むの中でも 手を差し伸べてくれる、そんな大人はきっといるから、諦めないでほしい 世の中捨てたものかもしれないけど、捨てたものじゃないって思ってほしい 私も、誰かにとって、そんな大人になれていたらいいなと思う 子どもは親も、環境も選べない 大人になって、あの時の時間を返してほしいとどんなに願ってもそれは二度と返ってこない 親にとって、子どもは絶対じゃないけれど 子どもにとって親は、やっぱりどうしたって特別なんです それは、いい意味だけじゃない 町田そのこさん、本当に大好きです
あれ?短編だったのか? 一話一話主人公は違うけれど、全部つながっている。 正道の生まれる前からの人生記録でもあるのかな。 こんなに狭い地域で親殺しや殺人が起きることある??? とおもうけれど、親の存在で苦しんでいる子供たち、 殺そうとまでは思わないけれど、 生きづらい思いを抱えている子供たちは多い...続きを読むのかもしれない。 親ために苦しんだ正道が 出会った人たちのおかげで、 少しだけ母親の思いを考えたり、 希望のひかりが、他の人にも波及していく感じで 締めくくられたのはよかったな。
心震える感動小説…という煽り文から抱いていたイメージとはだいぶ違っていたが、むしろ好きなほうだった。隆之自身の一人称では語られないし、彼が社長になるまでにどんな人生を歩んだのかはほとんど明かされていないけれど、人生の厚みや凄みを持っているように描写するのが上手いなと思った。「いざ」というときに踏ん張...続きを読むれるか、もしくは踏みとどまれるか、決断できるか。その見極めが人生を形作るのだと思う。
蛍が舞う山奥の秘密、閉鎖的な地域、家族という檻の話。親に振り回される子供達、情状酌量というか気持ちが分かる部分もあって負の連鎖が雪だるま式に膨れ上がるよう。それでも蛍の光のように淡い希望が見えると良いなと思う。町田さん閉塞感描くの上手すぎでいつも大共感
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