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何者にもなれていない自分を、恥ずかしがらなくていい。 カメラマンを目指す大学生の匠海は、ある出来事をきっかけに休学を決める。衝動的に向かった先は長野県。かつて父が蛍の写真を撮影した場所だった。その土地での人や自然との出会いが、匠海の心を変えていく。 『流星コーリング』で広島本大賞を受賞した著者による、自分の居場所を求める若者たちの葛藤と足掻き、その先にある確かな一歩を描いた、傑作青春小説。
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Posted by ブクログ
旅のおともに選んだ一冊。 読みやすく、選んで正解だった。 「生き方」について考えさせられる物語。どこに住むか、どうやってお金を稼ぐかもそうだけど、何を大事にするかとか、何を優先するかとか、そういう人生の大切な選択に関わることについても。 日常に疲れた時にでも、またゆっくり丁寧に読み返したい。
好きですこの本。 人が羨ましくみえてるってこと誰でもあって… そういう時って実は自分が1番輝いてるんだよって気づいてなくて... 私は読みながら、拓海をとても羨ましく思っていた
こんな風に悩んでいる時、受け入れてくれる場所ができるってなんとも羨ましいです。 ただ大学に行ってバイトしているだけでは経験できないことを主人公は一年で体験し、ちゃんと昇華している。そして信用を得て、結果も人づてとはいえ残して行動することの大切さがわかります。
みんな色々抱えながら生きていて、孤独で誰にも頼らず、それが自立と思われがちなのかもしれないけど、人と関わって支え合うことが自立と呼んでいいのだと思わせてくれた一冊。
一人の少年が悩み自分を探す旅に行き、ある少女と出会い心の変化とともに、温かい人達と触れ合い、成長していくさまが、心地良く街の描写も、素敵だった。
長野に行ったことないけれど、ホタル見たいなと思います 自分の人生、どう進んでいけばいいのか迷うことはきっと誰しもあって 迷っているときには周りの人たちが、なんだかとんでもなく輝いて見えて 更に自分がどうしようもなく見えてくる 人を含めて、居る環境って大事ですよね 自然が好きなので、大自然に囲まれ...続きを読むたくなります
大学の勉強とアルバイトで忙殺される日々の中、ある事がきっかけで心が折れてしまい、東京から長野県の「辰野」に辿り着いた主人公。 辰野で出会った人たちとの関わりの中で自分の生き方を少しずつ見つけていく、じんわりと心が温まるストーリー。 今のままでいいんだよ、進もうとしている道は間違っていないよ、と励まし...続きを読むてくれるような物語だった。 自然に囲まれた暮らしのちょっとした擬似体験ができたのも良かった。 文章はやや単調に感じたけれど、不思議と続きが読みたくなる、そんな作品だった。
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蛍と月の真ん中で
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河邉徹
ふすい
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