明日、死にたがりの君が夏空に消えても

明日、死にたがりの君が夏空に消えても

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

5.0

家にも学校にも居場所のないミアは、人生を終わらせるためにビルの屋上にやってきた。飛び降りようとフェンスに手をかけたとき、渉という青年に呼び止められる。高校には通わず屋上で小説を書いているという渉に誘われ、屋上通いをはじめたミア。息苦しい日々は続くものの、渉と過ごす時間に居心地のよさを感じはじめていた。しかし、死にたがりのミアを止める渉は、悲しい秘密を抱えていて――。傷だらけの二人の結末に感動!

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明日、死にたがりの君が夏空に消えても のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    どこにも居場所はなくて、誰も気にかけて見てくれる人はいない、希望を見出せない高校生のミア。死のうと思い、やってきたビルの屋上で渉と出会う。同い年の渉とミアのパートはほのぼのとしていて。サラリーマンのサイトウさんも加わるともっと楽しい。サイトウさん、お兄ちゃん的な人柄もあって、渉やミアが信頼しているのも頷けます。世代を超えた友達という関係性が素敵ですよね。
    いじめにあい、両親からの愛情も薄く、誰からも見放されたミアの気持ちを思うと胸がギューッと苦しくなります。ミアが家に帰ると家族から向けられる視線は冷たいもので、母親のヒステリックにも耐える姿はほんとうに、つらくて、悲しくて…。
    私を見てほしい、名前を呼んでほしい。ミアの切なる願いは簡単に噛み砕かれるのですから。
    気持ちを通わせていくミアと渉を近くで見守っているような感覚を覚えました。ゆっくりと胸が熱くなります。
    終章、なおも貶めようとしてくる同級生に対して、ミアの踏み出した一歩はとてもかっこよかった。もう、こちらから頑張れとエールを送っていましたから…!
    めいっぱいの切なさのなかに、一筋の希望の光がさすような、心がじんわりとあたたかくなるお話でした。    
     

    0
    2026年06月18日

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