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Posted by ブクログ
ほどける骨折り球子
自分はあきらかに勇のような気質があって読み進めるのがちょっと辛かった。でも最後にほどけていくところで終わってよかったのだろうと思う。
存在よ!
すごく好き。読み終えるとなぜこれがタイトルなのかわかる。キヌが椅子と心を通わせて少しずつ革命を起こし、ほどいていくのが本当によかった。
両方に共通しているのは
・みんな心があるの
・私はこんなんじゃない
・想像しないと可能性は生まれない
・革命
・ほどく
ということなのかな。帯にも書かれていたように本作は一つの未来なのだろうな。自分はそのような未来で革命を起こされる側なのだろうけど、それでいいしもっとやっちゃえと思いました。
Posted by ブクログ
独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
「球子」のほうは、自分が夫の勇と同じ気質なので、なかなか難しいなと思った。それがゆえに自分は結婚できないのかなと思っている、核心を突かれたので。
自分は人生のモットーが「人に優しくする」なので、怒りの感情が極端にないです。そのことを人に言われたこともありますが、そのことで人に怒られたのは、父親からでした。(それを問われて、結局、あんたに対する怒りだよ、というのも直接はぶつけられなかったんだけど)
あと「守る」という意味では、昔恩師に、「守る心が持てたら男性は結婚し時だ」と言われたのですが、そう思えることがほぼなく、逆に自分が心身共に弱かったので、守られたかったんですね。一方で、「男たるもの女を守るもの」(=本心では、女性を下に見ている)という昭和の価値観を強固に内面化してもいるので、「守るなんてそんな重いことできない」と強迫観念に囚われ、結局結婚できませんでしたね(結婚を思いとどまる、以前の問題)。
ただ、本来、守るって、別に一方的に守る必要はないし、特に夫婦だったら、お互い様なので、守ったり守られたりすればいいわけで。それこそ常に守る立場、守られる立場じゃ疲れるよ、そりゃ・・・。
「存在よ!」。
ホント、他人に「こういう自分として認められたい」というのは、若い頃に解決できていないと、ずっとこじらせるなと、実体験から思います。
若いうちに、やりたいことはやっておいたほうがいいですよ。できれば、誰かに認められているとなおよい。年取ってからできないこともないですが、若い人からみて、自分のような中年は痛いよなと見られている自覚は十分ありますので・・・。
いろんな人の生きづらさが、ほどけていく世の中でありますように。
Posted by ブクログ
最初の骨折する妻の話は、すごく歪んでるけどちょっと共感する部分もあった。
自分のしていることが相手に対して何も影響がないというか、いつも同じ立場や目線になれないような感覚にもがく感じや、子どもに対するように同じ土俵に立ってもらえないような感じが「認められない」と思うのかな、と。
だからといって行動しちゃうところはやっぱり歪んでるのかなと思うけど⋯。
2つ目の幽霊の話は、感じられないものや理解の及ばないものを怖がることはあるけど、そういうものの意思なんてなかなか考えないからとても面白かった。
自分の身に起きたら、呪われてる!?と思うだろうけど、確かに話したい、友だちになりたいと思ってるかも、しれない。むしろそう思ったほうが楽しく過ごせそう。
存在を残そうと奔走する幽霊が何だか可愛かった。
Posted by ブクログ
表題の「ほどける骨折り球子」の方は、球子の感情の発露はかなり極端でちょっと理解できないけれど、動機の方はわかる。無性に腹立たしくて、極端なことをしないと抵抗出来ない事柄だなってことも理解できるので、球子みたいな行動に出る人が居てもおかしくない。その癖球子は対話も出来るタイプで、勇もしっかり話をする人だから歩み寄れるの、羨ましいな。
「存在よ!」も、あぁ自分は今雑に扱われているな。存在を無視されているなって場面日常で直面することがある。そんな話をしてるのに深刻になりすぎないのは、椅子の可愛らしさによるものかな。椅子、本当にキュート。大好き。
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