ほどける骨折り球子

ほどける骨折り球子

1,870円 (税込)

9pt

自分の「弱さ」と「強さ」に後ろめたさを抱く男女の"守りバトル"、その結末は?芸能界でも活躍中の新鋭作家・長井短の傑作小説集! 映画現場の「見えない存在」を描く「存在よ!」併録。

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ほどける骨折り球子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ほどける骨折り球子

    自分はあきらかに勇のような気質があって読み進めるのがちょっと辛かった。でも最後にほどけていくところで終わってよかったのだろうと思う。

    存在よ!

    すごく好き。読み終えるとなぜこれがタイトルなのかわかる。キヌが椅子と心を通わせて少しずつ革命を起こし、ほどいていくのが本当によかっ

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    最初の骨折する妻の話は、すごく歪んでるけどちょっと共感する部分もあった。
    自分のしていることが相手に対して何も影響がないというか、いつも同じ立場や目線になれないような感覚にもがく感じや、子どもに対するように同じ土俵に立ってもらえないような感じが「認められない」と思うのかな、と。
    だからといって行動し

    0
    2025年04月14日

    Posted by ブクログ

    短さんが好きで読んでみました。
    球子の方が面白かったです。
    最初はすごいやばいな球子って思ってたけど、話が進むとあーそーゆー人なのかって好きでした。
    キヌと椅子の方も後半から一気に読めました。
    球子骨は折れすぎです。

    0
    2024年08月09日

    Posted by ブクログ

    まるで舞台演劇の脚本を読んでいる感覚におちいってしまいました。骨折を4回もしてしまった設定が奇想天外でラストの驚愕の結末は本当にびっくりしました。幽霊役のエクストラのキヌの役者魂に魅せられました。本物の幽霊が見えたのか?鬼気迫る進行に読む手が止まらず一気読みでした。あなたも読んでこの不思議物語を堪能

    0
    2024年06月05日

    Posted by ブクログ

    本人にとってはどうしても譲れない納得いかないこと。誰にも分かってもらえないし説明しづらい。それと向き合っている人の話。
    理解はできないし解決法も間違っていると思うが。
    もうひとつの話は存在が薄い人が幽霊と出会う話。幽霊のおかげで存在がじわじわ薄くなくなっていく感じがなんとも言えない。

    0
    2025年01月23日

    Posted by ブクログ

    短編が二つ。「球子」は途中まで面白かったが、事件が発覚してからは面倒な夫婦だなと思い、ページが進まず。「存在」も幽霊に助けられる話で、なんだか気の毒でした

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    球子がかなりとんでもない人物でしたね。現実で彼女を助けることが出来るのは病院でしょう。この先も主人公があのレベルの人をどうにかすることが出来るわけがない。

    0
    2024年10月22日

    Posted by ブクログ

    球子もキヌも、印象的な人物だった。

    自分との対話を客観的に見ると、こんな感じなのか?とフワッとした感想を持った。

    著者自身を知りたくて、エッセイを読みたくなった。

    0
    2024年10月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題の「ほどける骨折り球子」の方は、球子の感情の発露はかなり極端でちょっと理解できないけれど、動機の方はわかる。無性に腹立たしくて、極端なことをしないと抵抗出来ない事柄だなってことも理解できるので、球子みたいな行動に出る人が居てもおかしくない。その癖球子は対話も出来るタイプで、勇もしっかり話をする人

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題作と「存在よ!」という中編2作を収録。

    「ほどける骨折り球子」は、主人公の男が自意識過剰であまり乗れなかった。途中から展開が変わり「球子はなぜそんなことをしたのか?」「球子に対して俺は怒りをぶつけるべきか」と自問自答し2人の会話に入っていくのだが、球子は球子で自己愛こじらせ女で主人公以上にめん

    0
    2024年09月12日

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