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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 すべてのARMYへ――。 活動休止から4年。 ついに再始動 7人はどのように選ばれたのか。 新たなステージへ歩みだすBTS結成の秘話がすてきな絵本に! パク・ヘソン氏の感性とピクサーのアートディレクターとしての世界最高峰の技術を融合させた美しいイラストで描かれた絵本です。 RM、ジン、シュガ、J-HOPE、ジミン、V、ジョングクの7人が、どのようにして世界的スターとなったのか、その道のりを丁寧に描いています。 一部屋で共同生活していたデビュー初期から、世界中のスタジアムを満員にするアーティストになるまでの成功と成長としていく姿を収めた、夢を追うすべての人におすすめの一冊。 世界中の数百万人ものファンに愛される韓国のK-POPグループBTSを、この「世界の伝記スター絵本」で知ろう! ジャン・アン:文 ニュージャージー州在住の児童書作家。BTSを聴きながら馬に乗るのが好きで、しばしば両方を同時に楽しむ。 パク・ヘソン:絵 ピクサーのアートディレクター、パク・ヘソン氏は、世界最高峰の技術と韓国人としての感性を融合させるクリエイターです。自身の父をモデルにした映画監督作や、教育プラットフォーム『Coloso』での後進育成を通じ、常に韓国の表現力を世界へ発信し続けてきました。今回、BTSの伝記絵本のイラストを担うことは、韓国が生んだ二つのトップ才能による象徴的な共演と言えます。彼はこの作品を通じ、自身のルーツである韓国の物語を、温かな色彩で世界の子供たちへと繋いでいきます。 やまぐちまいか:訳 ヨーク大学政治学部卒。翻訳作品に『書くことのメディア史』(古屋美登里共訳・亜紀書房)、『Scream! 絶叫コレクション 不気味な叫び』所収トーニャ・ハーリー「ショーウィンドウの女の子」、『Scream! 絶叫コレクション 消えない叫び』所収リサ・モートン「サメがいた夏」(共に三辺律子監訳・理論社)。 二見書房 翻訳書刊行85周年記念出版
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人気作家が腕によりをかけて紡いだ、 24篇の「とっておきのお話」。 生きていくためには 必要ではないかもしれない。 でも、日常を繰り返していくためには はならないものたち。 喫茶店〈ゴーゴリ〉の甘くないケーキ。 世界の果てのコインランドリーに通うトカゲ男。 映写技師にサンドイッチを届ける夜の配達人。 トランプから抜け出してきたジョーカー。 赤い林檎に囲まれて青いインクをつくる青年。 三人の年老いた泥棒。空から落ちてきた天使。 終わりの風景が見える眼鏡──。 全作品、原稿用紙10枚程度。 寝る前の5分間、この本をめくってみてください。 必ずお気に入りの1篇が見つかるはずです。
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦争の正体を、あなたは知っているか 人類史上、大義の名のもとに起こされた戦争の数々。 そこには、歴史の影で暗躍する""悪魔""の存在があった。 愛国心、正義、祈り……「善意」を操り、戦争へと扇動する悪魔の軛(くびき)を断ち切れるのか―― 第二次世界大戦下の日本。一人の軍人が、戦争を操る悪魔の存在に気づく。 しかし姿の見えない敵に為す術なく、日本は敗北へと向かう。 時は流れ、現代。戦火の中を生き延びた青年の前に現れた、正体不明の少女。 「民衆の涙を込めよ」——その言葉の真意とは。そして悪魔と人類、戦いの果てに待つものとは。
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彼はいつも、一着の古びた袍を身にまとっていた。 それは、とうに亡くなった一人の女が、生前、その手で縫い上げたものだという。 遠い昔―― 女は瀕死の彼を背負い、血に濡れた山道を、一歩、また一歩と進んでいた。 その身から流れ出る血は、すでに尽きようとしていた。 顔は紙のように白く、息も絶え絶えであった。 それでも彼女は、不思議なほど穏やかな顔で、彼にこう告げた。 「少し……疲れましたね」 それが、彼女の最期の言葉となった。 以来、彼はその袍を決して手放さなかった。 破れれば繕い、 繕えば、また破れた。 幾度となく針を通し、継ぎ布を重ね、 そうして彼は、百年もの歳月、その袍をまとい続けた。 彼の傍らには、いつも一匹の猫がいた。 だが、その獣を果たして猫と呼んでよいものか、誰にもわからない。 姿かたちは、確かに猫に見える。 されど―― この世に、三千年もの時を生きる「猫」など、あろうはずもない。 彼は、多くの人を殺してきた。 その数を知る者は、もはやどこにもいない。 ただ袖をひと振りするだけで、 人の頭は、石畳に叩きつけられた西瓜のごとく、たちまち砕け散ったという。 死者は、あまりにも多かった。 その名を聞けば、人々は戸を閉ざし、 泣く子さえ、たちまち声を潜めた。 彼を恐れる者たちは、ひそかにこう呼んだ。 ――悪鬼、と。 だが、彼が求めていたものは、不老長生ではなかった。 仙籍に名を連ねることでも、 天地を意のままにする神通力でもない。 彼が願ったのは、ただ一つ。 ただ一度きりの成仙の機縁と引き換えに、 あの日、血を流し尽くして死んだ女を―― 再び、この人の世へ呼び戻すことだった。
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怪談巧者三人が持ち寄った恐怖! 背筋が冷えるだけでは終わらない! 怖気とまでは言わずとも寒気をおぼえるような、仄かに恐ろしさが滲む怪談の数々! ひょんなことで集まった三人が披露する。 ・先輩に強引に入らされたバイト先で見た忌まわしいモノ「不動明王のいる店」 ・患者を看取る医者の身に起こった怪異「うらみぶし」 ・再生回数を稼ごうと入り込んだ凄惨な痕の残る事故物件、その顛末「逃走経路」(黒木あるじ) ・警察関係者が話す事故現場の怪異「もうひとりいる」 ・飼い犬のトレーニング先の家で遭遇した奇妙なモノの正体「白い犬部屋」(冨士玉目) ・都内のとあるゴミ捨て場の怪異「ゴミ箱ベロベロ」(平山夢明) ――など三様のぞくりの味わい、ご堪能あれ。
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信州各地の怖い話 信州の地は広く、深い――。険しい地形に阻まれながらも長い歳月、人々はこの地で営みを繋いできた。濃密な生の数だけ、語り継がれるべき闇も深く枯れることはない。 ・松本城の堀に浮かぶ恐ろしい女の顔「堀の顔」(松本市) ・恋人と訪れた地で遭遇する怪異ほか「善光寺怪奇譚」(長野市) ・開かずの間から老婆が覗く「憐れむ目」(千曲市) ・老若男女さまざまなお化けが去来する霊道物件「佐久平のマンション」(佐久市) ・異界・塩尻峠に出現する死の予兆を見せる不気味な石仏「分水嶺の貌」(塩尻市) ・諏訪湖畔に現れる濡れた旧紙幣を差し出す彼岸の客人「濡れた紙幣」(諏訪市) ・雪の下から縋るどす黒い死者の腕「痣」(駒ヶ根市) ・怪奇現象が多発する異界の山岳地帯「上高地怪異録」(松本市) ・八ヶ岳連峰山中に出現した謎の柱「黒い柱」(茅野市) ――など、長野はもとより信州全域を網羅した究極の裏ガイドブック!
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「龍神様は対価を求める」 龍の加護を受けてきた母が遺した一対の日本人形。 それは守り神か、死神か――「加護か贄か」より 怪談生活35年。長期取材の果てに解禁する恐怖たち! ・中国地方の古墳発掘作業で発見された民間習俗の石塔。 触ると障り、動かすと祟ると恐れられるその謂れとは…「ごりんさん」 ・霊媒体質の女性を突如襲う『うつわがほしい』の声。 二条城から聞こえる渇望の合唱…「二条城」 ・亡き母自作の日本人形。 二体一対のそれを受け取ってから姉弟が見るようになった不吉な夢との関わりは…「加護か贄か」 ・夫婦がやっと手に入れた中古住宅。 だが夫が不在で妻が臥せっている時だけ聞こえる足音が…「やしきだま」 ・購入予定の土地に立つ水楢の木。 だが、拝み屋はその木と決して縁を持ってはならぬと…「その木は避けろ」 ・アメリカの古い大邸宅の二階にあった人形部屋。 そこでは不思議なことが…「グランマの家と不可知論」 ・先住民の埋葬地と言われるカリフォルニアの森の中の忌み地。 その地を穢した若者たちを襲う恐怖の怪物…「森のトーテム」 他、オール新作22篇!
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知ってしまったこの恐怖は、誰かに伝えるしかない――。 怪談の連鎖反応を刻みこんだ迫真の怪奇取材録 TV番組等で活躍中のオカルト研究家・吉田悠軌が綴るリアル怪談集。 ・新宿の某ビルで起きた不可解な怪事「誤報」 ・自宅に出現した怪しい男の驚愕の正体とは「イケメン」 ・屋根裏で捕獲したコウモリと奇妙な因果「チーズと赤ワイン」 ・夜な夜な襲いくる足のない異形の秘密「小野小町」 ・同じ日を幾度も繰り返す実在したループ譚「火曜日の娘」 ・集落の少女が語る不可思議な半生「インドの片田舎で」 ・近寄ってはならない祠に手を合わせると…「つつみのきぶねさま」 ・異様な笑顔で迫りくる謎の男、そして連鎖する恐怖「怖い話を聞かされた」 誰かの身に起きた怪異が伝播し描かれた恐怖の波紋は、やがてあなたの元にも――。
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「逃げられるわけないんです」 血と地の因果。 奇怪な仕来り。 濃く、深く、どこまでも蜷を巻く業の恐怖…禁断の一族怪談! いつから始まったものか、奇妙なしきたりや禁忌に連綿と縛られ続けている家や血族がある。 彼らは言う――「うちは呪われているから」と。 怪談界で因果ものの取材に定評がある川奈まり子、中村朔、はおまりこ、宿屋ヒルベルトの4人衆に、小説界から上條一輝、柴田勝家の二人の刺客が参戦、宿業の血族アンソロジー! ・御谷家はブラウン管のテレビを祀り、家族全員で謝罪を唱える。その所以は…「三つの家」(柴田勝家) ・瀬戸内の船庄屋・帯國家では生涯海に近づけぬ者がいる。理由は人魚に…「人魚婿」(宿屋ヒルベルト) ・相賀家に伝わる赤子を一族に加える儀式。それには恐ろしい意図が…「おびつなぎ」(はおまりこ) ・一族の女性が同じ夢を見る旧家。夢を見たら行う〈お面のお勤め〉とは…「姉の左目」(中村朔) ・鬼の末裔を名乗るアリキ一族。外国と縁深く、学者と僧侶になる者が多い宿命の理由…「鬼の血脈」(川奈まり子) ・田北家の属する集落では不在時に家の照明を全灯する。隠れキリシタンの里だった史実と何か関係が…「ウォーム・ウェルカム」(上條一輝) 他、家と血族に纏わる怪を追った禁忌の15篇!
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SNSに投稿するエモーショナルな写真と共感度100%の印象的なフレーズで話題の詩氏による、心に響く新感覚青春小説。私たちはまだ十代の途中で、人生で一番濃密な二十四時間を生きてるの。君はこれから三年間で、沢山の物事に出会うはずだよ。好きなもの、嫌いなもの、苦しいと思うこと、悲しいと思うこと、それでもいいと思えること、どうしようもなく心が揺さぶられてしまうことに。 【目次】同じ季節、同じ場所で。/「それは多分、佐藤君と同じ理由だよ」/「他人のことは知ろうとしなきゃ、ずっと分からないままじゃないかな」/「人は分かりやすいものが好きなんだよ」/「私の『知りたい』っていうのはね」/僕らの間にあるもの/青い熱を纏った春の中に/書きたいこと、書かなきゃいけないこと/「来年も花火をしようね」 ■写真:詩
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高校卒業後、憧れの図書館で働き始めた犬上健介。しっかり者の青柳先輩、破天荒な霜月先輩たちの背中を追いかけながら、立派な図書館員を目指すけれど――? 大人気シリーズ、第4弾! 犬上健介、18歳 今日から憧れの図書館で働きます。 心が虹いろになる、青春×お仕事×図書館小説! 大人気シリーズ、イヌガミさん編スタート! 高校卒業後、小さい頃から大好きだった図書館で働き始めた健介。 しっかり者の青柳先輩、破天荒な霜月先輩たちの背中を追いかけながら立派な図書館員を目指すけれど、基本は人見知りで内気。 初めての電話、お客さんの質問、読み聞かせ、と毎日大変! そんなある日、いたずらっ子ちーが現れて――? 【目次】 Ⅰ 春がきた。 Ⅱ 『ぼくはうみわたしはひかり』 Ⅲ 『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』 Ⅳ 『変身』 Ⅴ 『いやいやえん』 Ⅵ 『みんなのかお』 Ⅶ 『とこちゃんはどこ』 Ⅷ 「月月に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」 Ⅸ 『歩くひと』 Ⅹ 『ライ麦畑でつかまえて』 Ⅺ 『おおかみと七ひきのこやぎ』 Ⅻ 『まどから おくりもの』 ⅩⅢ『はなをくんくん』 ⅩⅣ ふたたび春がきた。
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戦国の関東を駆け抜けた一人の武将、その生と死を描く歴史小説。 本作『桜田に散る』は、北条氏の関東制覇という激動の時代を背景に、大道寺政繁という実在の武将の生涯を軸に描かれた重厚な物語です。 北条早雲の登場から始まる関東の覇権争い。応仁の乱後の混乱を機に、旧来の秩序が崩れ、新たな力が台頭していく中で、武士たちは己の野心と信念を胸に戦場へと身を投じていきます。そうした時代のうねりの中で、大道寺家は北条氏と運命を共にし、その中心にいたのが政繁でした。 河越夜戦をはじめとする数々の合戦、主君への忠義、家の存続を背負う覚悟――。若き日から戦場に立ち続けた政繁の姿は、単なる武勇伝にとどまらず、「武士とは何か」「生きるとは何か」を問いかけます。 本書は、戦国史における北条氏の躍進と関東の勢力図の変遷を丹念に描きながら、一人の武将の生き様を通して、時代そのものの熱と重みを伝えます。歴史好きはもちろん、骨太な人間ドラマを求める読者にも強く響く一冊です。
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残す理由は、写真の中にあった。 店を畳むか迷う店主・亮介の写真館に、客の依頼が次々と舞い込む。 毎年遺影を撮る老人、旅先の記念写真、失われた家族写真の原板探し―― 亮介は要望に応えるうち、ここが""人生の節目""を受け止める場所だと気づいていく。 第40回日大文芸賞 優秀賞受賞作「桜が咲くころ」を含む全3篇を収録した珠玉の短編集 雨煙る夜に――疎遠だった父の知らせ。救急外来の待合で、知らなかった父の思いが語られる。家族とは何かを問う一夜の物語。 桜が咲くころ――病床の妻へ、移りゆく季節の写真を送り続ける夫。老いてもなお互いを気遣い、絆を深めあう夫婦。約束の桜がつなぐ、ふたりの物語。
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徹底的にいじり倒す 一流浮世絵師たちが描いた荒唐無稽なストーリー 杉浦日向子さんも愛読した名アンソロジーを文庫化 過激な政治諷刺からテレビだったら放送できない下ネタまで。自由奔放な江戸黄表紙の世界をご堪能下さい! === 江戸時代の大人の漫画「黄表紙」。その発想力、表現力は、とても250年前とは思えぬ斬新さ。本巻には、黄表紙というジャンルの創始者、恋川春町、朋誠堂喜三二、黄表紙の全盛期をもたらした山東京伝、芝全交らの作品を収録。個々の作品に共通するのは荒唐無稽なストーリーと圧倒的な馬鹿馬鹿しさ。神や仏が遊郭に入り浸り、うどんと蕎麦が薬味を従え、江戸名物の座を争う……。黄表紙は大ベストセラーとなり、もてない男が金に物を言わせて色男の真似事をする『江戸生艶気蒲焼』の主人公・艶二郎の顔は、手ぬぐいの柄にまでなった。傑作として名高いアンソロジーを、図版を撮り直し、全4冊で刊行。 ===
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トリックは、あの愛犬の始球式!? カープファンの著者が全力投球する、プロ野球ミステリー! 世界的メジャーリーガーの愛犬が始球式をする、 というテレビニュースを観ていた「私」の脳裏に、ある不穏なひらめきが宿った…(「あの犬に憧れるのはやめましょう事件」)。 総合商社の社長として君臨した老人が今わの際に口にした「きつねダンス!」という遺言に一族は大混乱し…(「狼と狐のダンス」)。 不可思議な事件に臨むのは、捜査一課の神宮寺つばめと、熱烈なヤクルトファンの父親の親子コンビ。 捜査が暗礁に乗り上げそうになると、謎のカープ女子の安楽椅子探偵が現れて――!? 2021年から2025年まで、プロ野球界で起こった実際の出来事が事件のカギとなる、超ユーモア短編ミステリ! 【目次】 第1話 2021年 日本シリーズの幻影 第2話 2022年 狼ときつねのダンス 第3話 2023年 死に際のアレの問題 第4話 2024年 あの犬に憧れるのはやめましょう事件 第5話 2025年 バット折れすぎ問題の罠 著者あとがきつき。
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英雄たちの闘い アーサー王が活躍する物語など計11編を収録。 詳細な注を付したウェールズ語原典からの完訳 アーサー王(アルスル)が活躍する物語など、古来カムリ人たちが語り紡いできた数々の伝承を収録。詳細な訳注を付したウェールズ語原典からの完訳。 === カムリ人と呼ばれるケルト系の人々がウェールズの地で古来語り紡いできたさまざまな伝承や神話。それらを11世紀以降に修道士たちが収集しまとめあげたとされるのが、散文物語集『マビノギオン』である。その内容は、神話の影響を色濃く受けた不思議話から宮廷文学風のロマンスまで多岐にわたり、『マビノギオン』という書名の由来となった「マビノーギの四つの物語」のほか、アーサー王(アルスル)が活躍する話や、聖杯探索で知られるパーシヴァル卿の原型となった人物であるペレドゥルの冒険譚などが収録されている。詳細な訳注と解説を付した、ウェールズ語原典からの完訳。 【目次】 日本語版の刊行によせて/『マビノギオン』への長い旅 マビノーギの四つの物語 ダヴェドの大公プイス スィールの娘ブランウェン スィールの息子マナウィダン マソヌウイの息子マース カムリに伝わる四つの物語 マクセン・ウレディクの夢 スィッズとスェヴェリスの物語 キルッフとオルウェン ロナブイの夢 アルスルの宮廷の三つのロマンス ウリエンの息子オウァインの物語、あるいは泉の貴婦人 エヴラウクの息子ペレドゥルの物語 エルビンの息子ゲライントの物語 訳注/解説/『マビノギオン』の物語を追って/参考文献/地名一覧/人名一覧
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第四境界が放つ、あの傑作ARGがついに小説化! 2025年4月に行われたリアルイベント「東京侵蝕」で初お披露目されると、ネット上でもプレイ可能なアーカイブ版が公開され、さまざまな大手IPとのコラボも展開されるなど、その物語形式は大きな話題を呼んだ。「全国残置物保管協会」という謎の団体が、置き忘れられたアイテムからほの見える様々な物語を愛でているはずが、ナッキーと呼ばれるある女性が展示をしてみないかと働きかけたところから物語は大きなうねりを迎える。その展示に秘められていたのは、秋田県いちはた村をめぐる、今もまだ終わっていないある事件へとつながる謎だった――。
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第7回笹井宏之賞大賞受賞! 空のこと一度忘れて空のこと突然見たらすごいだろうな 自分の理解が及ばない世の摂理を受容し、世界の美しさと不可解さをそのままに受け止めること。「受容」が難しい時代にあって、この一冊の世界への開かれ方はまぎれもない。 ━━━━山崎聡子(栞文「世界を受容する言葉」より) 【収録歌より】 電柱の上のほうにはいろいろな技術がかなり使われている いやらしい気持ちのようにむらさきの紫陽花をだすことがある道 工場でラムネにされてしまうとき水は痛くてこわいだろうか 雪だるまの胸に林檎を埋めるのはとてもいけないあそびとされる 赤ちゃんに不思議がられているときの世界は少しはりきっている 【目次】 第一章 うつくしい窓辺 散歩している 愛じゃなければ 夏休み 第二章 するどい夜 水 月の番組 雲をつかんで 楽器のように かたつむり 第三章 冬の焚き火の ゼログラム 午後っぽい ここにきている 一度忘れて あとがき 【著者】 ぷくぷく 1975年名古屋市生まれ。川崎市在住。2021年に作歌を始める。第7回笹井宏之賞大賞。うたの日育ち。
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第三回笹井宏之賞染野太朗賞を受賞した著者の第一歌集。 それぞれの羽を揺らして風鈴はひとつの風に音を合わせる 眼差しはあくまで低く、しかし深く、表現は抑制的に。嶋さんの歌はそんな風にして作られている。それがチェーホフと似ているのだ。(大辻隆弘) 拡散と収斂が進行形で同時に発生しているようなこの日々のありようを、まるでひとりきりの測量士のように見つめる歌集。(小島なお) 歌集のどの歌についても、言葉を尽くして誰かと語り合いたくなる。一首の静謐で理性的な質感や調べに、むしろ心をあたためられたような気がした。(染野太朗) 【収録歌より】 地上までまだ少しある踊り場に桜の花が散らばっていた 乗り過ごして何駅目だろう菱形のひかりの中につま先を置く 開かれて窓の格子に吊り下がるビニール傘が通路に光る 白球がいま打ち上がる公園のヒマラヤスギの背丈を越えて 屋久島の森に置かれたマイクから配信される雨音を聞く 自動車の赤いランプの連なりが橋の終わりでほどけ始める 【目次】 羽と風鈴 大きな窓のある部屋に 四辺系 逆光 白い砂丘 常磐道 風吹く午後 伊勢湾 夏の辞令 立てかけてある 林試の森 長崎 異郷 多摩川 もっとも青い 草の匂いが 地上 灯す 思い出の色 【著者】 嶋稟太郎 1988年 宮城県石巻市生まれ。 2014年 短歌に触れる。「未来短歌会」入会。桜井登世子氏、大辻隆弘氏に師事。 2017年 未来年間賞(2016年度)受賞。 2020年 第3回笹井宏之賞個人賞染野太朗賞受賞(「羽と風鈴」50首)。 2021年 第64回短歌研究新人賞次席(「大きな窓のある部屋に」30首)。
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さびれた商店街のトラブルや謎を解決してくれる、喫茶店の二人の美形男性。 一見素敵な彼らだが、でもこの二人、なんだかちょっと、いや、すごく、変……!? 乃埋(のうず)商店街は、地方のさびれた商店街。シャッター通り化が進みつつあり、いつまで持つか未来が見通せない。 そんな商店街に、喫茶「うずまき」はある。 店長の藤谷保(ふじたに・たもつ)も、副店長の中之瀬圭一(なかのせ・けいいち)も美形男性で、歳は三十歳前後か、年配の店主ばかりになった商店街のなかでは、とびぬけて若い存在だ。 二人はひょんな流れで、商店街で持ち上がったトラブルや謎の解決をしていくことに。 酒屋の盗難騒動、駄菓子屋の万引き事件、総菜店の親子トラブルなどの、謎を解き解決していく藤谷と中之瀬。 最初はよそ者だった彼らを評価する人たちが着々と増えてきたが、彼らの本当の思惑は、この商店街を彼らのための「渦」に巻きこむことだった。 二人の絆と執着に身悶えする、バディストーリー! 驚愕のラストに二度読み必至! == 藤谷 保(ふじたに・たもつ) 考え中の癖は喉をさすること 絞められたことがあるからさする 中之瀬圭一(なかのせ・けいいち) 毎回違う夢を言う 本当の夢はもう叶っている ◆目次 プロローグ 第一章 上柳酒店の守り神 第二章 駄菓子の葛和と枠の中 第三章 鳳惣菜の跡取り 第四章 菅澤書店の傍観者 第五章 喫茶うずまきと乃埋の未来 エピローグ 装画=星野ちいこ *電子書籍版特典として、書き下ろし番外編ショートストーリーを収録。
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第2回笹井宏之賞長嶋有賞受賞! レテ それはかんぺきな夏。それはまたthe very best みたいなやつだ 新しい平熱 人は皆、四季の中に生きている。そのことを小俵さんはとても素直に受け止める。 花鳥風月を高らかに歌い上げるのでない、さりとて照れることもなく短歌に落とし込む。 ときに無駄や余白も厭わないその手つきは「平熱」「等身大」とでも言い表せられるけど、どこか「新しい平熱」とでも呼ばないと気が済まないものがここにはある。 ――長嶋有 【収録歌より】 夢だから告白できる汀にてあり得ぬほどの桜貝散る 善人じゃないと気づいて人生はようやく冬の薔薇に追いつく 海の日は移動祝祭日だから今年のハルは海の日生まれ それは別離の、別離のそれは川となる川を渡って家まで送る 【栞文】 江戸雪「祝祭と別離と」 「じわじわと胸が熱くなり「ああ、これは祝祭だ」とおもった」 内山晶太「一首一首の丘」 「しずかな場所でたっぷりと時間をかけて読むのがふさわしい一冊」 近江瞬「〝本当〟の心、〝本当〟の世界」 「ありありとした〝本当〟として響くに違いない」 瀬戸夏子「ふたつの川」 「淡く現実が滲んでくる」 【目次】 Ⅰ レテ ロトンヌ リヴェール ル・プランタン Ⅱ 水無月、満ちる ドッペルゲンガー 朝と植物園 Ⅲ 湯上りで切る 冬のサンクチュアリ 春を待つ足 ユトリロ的な ナインボール ずっとねむたい リョコウバト後の世界 魔除けなのかな 時間を止める テ・トワ(Tais-toi) そら想う海 冬支度 師走なら師走の 無職の冬 無職の春 セーフモード Ⅳ 赤服のハードボイルド ナビを無視して Ⅴ 移動祝祭日 あとがき 【著者】 小俵鱚太 1974年12月生まれ。横浜市在住。 2018年8月に短歌と出会う。「短歌人」、「たんたん拍子」所属。 第2回笹井宏之賞長嶋有賞受賞。
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空をゆく鳥、雪がふり傘をさすあなた 心臓は風化しない 藪内亮輔久びさの第二歌集は恐ろしいほどの虚無と死を孕んで差し出される。 世界中に戦争の火種が見え隠れする今、歌は痛みであり、出血を伴うかなしみである。 【収録歌より】 沁み込んだ――滴(しづく)が。甃(いし)に。手のひらに。―― 血液といふ出口なき川 名を持つてしまつた君が名を持たぬ花を掲げて その燃える赤 唇あまた滅びてのちに一度だけふれし夜雨に海がけぶれり 最初からこの世は地獄 あきらめよ びたびたと魚(いを)のやうに降る雨 のどぼねは焼き滅びをり花はなほ 夏に降り積むまぼろしの雪 【目次】 Ⅰ Weathering 春の雪 暗き塔 雨と苹果 精緻 心は川 慈母蛆期 花影 涙と鳥 残滓 花れる 白銀 負け続けていくけれど Ⅱ 「あなた」への随想 凍傷と葡萄 悪について 火の解凍 暗い、暗い、 暴力性の虜囚 虚無の歌 罪の花 眼と水 檸檬 落魄 バラード Ada(死の……) あとがき 【著者】 藪内亮輔 1989 年、京都生まれ。 2008 年、京都大学 1 回生のとき、島崎健の和歌の授業に感銘を受け、翌年度に京大短歌、塔短歌会に入会。 2011 年、「海蛇と珊瑚」で第 57 回角川短歌賞次席。2012 年、「冬の鷺」で塔短歌賞、「花と雨」第 58 回角川短歌賞をそれぞれ受賞。同年、同人誌「率」に 2 号より参加。 2018 年、第 1 歌集『海蛇と珊瑚』(角川書店)を刊行。2019 年、同歌集で第 45 回現代歌人集会賞を受賞。2020 年、第 66 回角川短歌賞より選考委員を担当。
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そこに住んでいる人以外は誰も知らないようなアメリカのスモールタウンを巡る、極上のトラベローグ。 ーそこに住んでいる人以外は誰も知らないようなごく小さな町“スモールタウン”だけをつないで全米を横断する旅に出た。そこで出会った町の人々は、誰もが人生の主人公だった。語るべき内容と信念を人生に持ち、それでいて声の大きな人物はひとりもいなかった。大きな成功よりも小さな平和を、虚栄よりも確実な幸福を、町の住民に自分が役立つ誇りを、彼らは心から望んでいるように見えた。ー 駒沢敏器の名著、待望の復刊! 【目次】 はじめに スモールタウンへようこそ 第一章 夕闇のドライヴイン・シアター|サウスダコタ州ウイナー 第二章 神に見離された場所|サウスダコタ州ウォール 第三章 幽霊の棲む館|ニューヨーク州スプリングヴィル 第四章 温もりの夜の中へ|ウィスコンシン州ダーリントン 第五章 芝生の暴力|イリノイ州ディクソン 第六章 警察に届いた電話|ミネソタ州ウェセカ 第七章 最も素晴らしいスモールタウン|インディアナ州モーガンタウン 第八章 青いトマトのフライ|ミシシッピ州ベルゾーニ 第九章 谷あいの寂しい音|アーカンソー州 マウンテン・ビュー 第十章 ホテル・ブルックリン|アイオワ州ブルックリン 第十一章 赤い荒野のロディオ|テキサス州アンソン 第十二章 夕陽に輝くネオン|ニューメキシコ州ギャラップ 第十三章 さようなら、スモールタウン|アリゾナ州セリグマン↓カリフォルニア州パームスプリングス おわりに 語るに足る、ささやかな人生 解説 【著者】 駒沢敏器 1961年東京都生まれ。雑誌『SWITCH』の編集者を経て、作家・翻訳家に。主な著書は、小説に『人生は彼女の腹筋』(小学館)、『夜はもう明けている』(角川書店)、ノンフィクションに『地球を抱いて眠る』(NHK出版/小学館文庫)、『地球を抱いて眠る』(小学館文庫)、『アメリカのパイを買って帰ろう』(日本経済新聞出版)、翻訳に『空から光が降りてくる』(著:ジェイ・マキナニー/講談社)、『魔空の森 ヘックスウッド』(著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/小学館)など。2012年逝去。
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直木賞作家・小川哲が贈る、言葉の深淵に触れる一冊! 『言語化するための小説思考』をさらに深めたい読者にとって、まさに待望の内容になっています。 私たちは日々、言葉にできない「モヤモヤ」を抱えて生きています。 悲しいけれど、単純な「悲しい」とはどこか違う…… そんな正体不明の感情を、なぜ作家は鮮やかに言い当て、一つの感動的な物語へとつなげることができるのでしょうか。 その秘密は、決して魔法のようなセンスや才能だけではありません 。 本書の著者である小川哲は、それが「頭の中の組み立て方」にあると説きます。 小川哲が、14人のトッププロたちからその「手の内」を徹底的に聞き出し、私たちが日常生活やビジネスの場で今日から活用できる技術として体系化しました。 一般的な文章術の本が「正しい日本語」や「きれいな文章の書き方」を教えるのに対し、本書の焦点は「書く前の頭の動かし方」にあります。 ・「あの感情」の正体を知る:名もなき感情に言葉を与えるプロセスを公開。 ・日常を設計する:バラバラな出来事を「意味のある物語」へと変える設計図の書き方を伝授。 ・多様な方法論:14通りの異なるアプローチから、自分に合った方法が見つかる。 超豪華な対談ラインナップ PART1 何を書きたいのかは、こう見つける 中村文則、万城目学、飛浩隆、大森望 PART2 だれの目で見るかで、物語は変わる 高瀬隼子、尾崎世界観 PART3 バラバラの出来事を、物語に変える 葉真中顕、京極夏彦、呉勝浩、今村昌弘、佐藤究 PART4 伝わる文章は、こう書く 町屋良平、魚豊 この本を特におすすめしたい方 ・自分の気持ちを言語化したい方:心の中のもどかしさを言葉に変えたいビジネスマンや学生。 ・発信に悩むクリエイター:SNSやnoteで、ネタがまとまらずに悩んでいる方。 ・物語の裏側に興味がある方:プロがどう世界を観察し、設計しているのかを知りたい方。 500ページ超えという圧倒的なボリュームで語られるプロの知恵。
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ラジオ放送の初期から視覚の聴覚化にいち早く取り組み、新聞漫画家と油絵画家の二刀流で活躍した画家の貴重な作品集、全22篇。 池部鈞は、油絵の洋画家と新聞漫画家の二刀流で活躍したが、まとまった画集や作品集はなく、伝説の画家となっている。画家としては昭和三年の第九回帝展で「少女球戯図」が特選に選ばれて注目を集め、新聞漫画家としては、「国民新聞」、「東京日日新聞」などで活躍し、 東京漫画会結成にも参加するなど、日本漫画界の礎を築くのにも貢献した。 本巻には、「閣下のユウモア」、「ノミキン論文作成の事」、「自伝漫談 小判から漫画家が生まれる迄」、「漫画落語 職工代議士」、「ラヂオ風景」など、政治家の似顔絵付きで人柄を語るエッセイ、自伝、ドタバタの落語風物語、ラジオの放送台本まで、貴重でユニークな22作品が並ぶ。 彼が当時の漫画家たちと最も異なる点は、視覚の聴覚化にも早くから取り組んだことにある。テレビさえなかった時代に、漫画的作品をラジオ放送化して聴覚に訴える、本作「凸凹放送局」に取り組んだ功績は、今後きちんと顕彰すべきだろう。 発刊当時の旧字体総ルビに加えて、より読みやすくした新字体バージョンも新たに追加収録している。解説文は日本のユーモア文学研究の第一人者・浦 和男。付録には、外箱や表紙や裏表紙など、当時の貴重な資料も収録する。 (電子版 2026年5月29日配信開始)
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一般誌に連載された「樹の声 海の声」と「我等のなかの渇いた河」を中心に、関連エッセイ等5篇を収録。 一般誌に連載された「樹の声 海の声」と「我等のなかの渇いた河」を中心に、関連エッセイ等5篇(うち2篇は「樹の声 海の声」の「間奏曲」1、2)を収録。 『樹の声 海の声』は、三部構成の長篇小説で、1978年11月から1981年12月にかけて、文芸誌ではなく一般誌「朝日ジャーナル」に連載された大作で、1982年には朝日新聞社より上中下巻の単行本として出版された。 辻の作品としては珍しく、作品の主人公・逗子咲耶には学習院大学仏文科での辻の同僚で、フランス語会話を担当していたホエツカ夫人という現実のモデルがいる。彼女の定年退職にあたって回顧録を作成する際に、その半生に意を得た辻から、夫人の生涯を素材にした小説を描きたいとの申し出があり、執筆されることになった。 内容は明治後期に生まれ、大正を経て昭和を生きている一人の女性のビルドゥングスロマン(成長小説)であるが、辻の狙いは「女の一生」を書くことに留まらない。彼の日記には、「『樹の声 海の声』は日本の壮大な年代記なのだ」と記されており、日本自体の成長小説も意図されていたのであった。さらに経済誌「エコノミスト」(1972年4月4日号~12月26日号)に連載された小説「我等のなかの渇いた河」(未単行本)と、『樹の声 海の声』関連のエッセイ5篇も収録。 解説は、西洋美術史研究者で学習院大学名誉教授・高橋裕子氏が担当。付録として『樹の声 海の声』創作メモ等を収録する。 ※この作品はカラーが含まれます。
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日本思想研究者による 芭蕉研究の集大成 1996年に発見された芭蕉自筆の『おくのほそ道』から、 作品に籠めた芭蕉の真意、そして「軽み」の展開を解明する。 === 【目次】 はじめに 第一章 芭蕉自筆『おくのほそ道』発見の衝撃 1 芭蕉自筆本、二百五十年ぶりの発見 2 芭蕉自筆本の執筆時期──元禄六年の盆 3 『おくのほそ道』完成までの過程──芭蕉自筆本・曾良本・素龍清書本 4 生前弟子に見せなかった理由と臨終に去来に譲る遺言 5 『おくのほそ道』の出版──元禄版から明和版・寛政版へ 6 芭蕉自筆本に基づく『おくのほそ道』のテキスト 第二章 芭蕉の俳諧の展開──出発点から奥羽行脚まで 1 伊賀時代──貞門俳諧からの出発と北村季吟との関係 2 江戸へ移住──談林調の流行を追求 3 深川隠栖──「不易」の文藝を目指して・漢詩調の俳諧 4 『野ざらし紀行』の旅と『冬の日』──蕉風形成、紀行文の成立 5 『笈の小文』の旅と『更科紀行』 第三章 奥羽行脚──元禄二年の旅で見出したもの 1 奥羽行脚の企画──「菰かぶるべき思い」 2 奥羽行脚の実際──『おくのほそ道』に書かれていないこと 3 奥羽行脚の中での悟り──「天地流行の俳諧」90 4 「軽み」の萌芽──俳諧指導の実際「翁直しの一巻」 5 旅中における芭蕉の変容 第四章 「不易流行」──『猿蓑』から『おくのほそ道』執筆までの過程 1 「不易流行」が言い出された背景 2 「軽み」の俳諧──「木のもとに」歌仙から『ひさご』へ 3 「幻住庵記」──「不易」の文藝への執念 4 「市中は」歌仙──新発見の芭蕉の修正稿から『猿蓑』へ 5 人生回顧と風雅論──「造化にしたがひ、造化にかへれ」 6 『猿蓑』の編集──「俳諧の古今集」を目指して 7 「几右日記」と『嵯峨日記』に見られる歌仙の構成 8 『笈の小文』──紀行文の書き方とその構成 9 江戸の俳諧事情と元禄六年盆の『おくのほそ道』の執筆 第五章 『おくのほそ道』の構成──序と五部構成の内容 1 序章と最後との呼応──基底となる宇宙観・人生観 2 叙述内容から見た構成──国別による区分 3 叙述内容から見た構成──月別による区分 4 自筆本当初の句数から見た構成 5 五部構成から見る『おくのほそ道』 第六章 『おくのほそ道』の文学的世界 1 『おくのほそ道』の特別な構成の背景 2 虚名と文学的な創作(フィクション) 3 古典の表現の引用──『源氏物語』から西行まで 4 五部構成の妙──対照する事柄のダイナミックな関係 5 俳諧の紀行文の完成 6 『おくのほそ道』の章段──章題と全句の構成 第七章 『おくのほそ道』完成から芭蕉の終焉まで──「軽み」の展開と清書本に籠めた思い 1 『おくのほそ道』における「軽み」の展開──句の制作時期に着目して 2 元禄六年十月──「軽み」の俳諧の摸索 3 「万世に俳風の一道を建立する」という自覚──芭蕉の俳論 4 『おくのほそ道』完成──素龍清書本 5 「軽み」の唱導──『炭俵』の世界 6 元禄七年五月、最後の帰郷 7 『続猿蓑』の編集──大改訂に籠められた思い 8 最後の大坂への旅 9 最後の一句──〈清滝や波に散り込む青松葉〉 10 『おくのほそ道』清書本を去来に譲る遺言 11 芭蕉の終焉 終章 『おくのほそ道』、不易の古典へ──広がりと研究、そして世界へ 1 蕉門の活動と『おくのほそ道』の刊行──遺作収集と俳論の記録、蕉風の伝播 2 芭蕉の復興運動──『おくのほそ道』再刊からの展開 3 近代の俳句と芭蕉の研究 4 現代の芭蕉研究の概観 5 Haikuの世界的な展開と『おくのほそ道』の外国語訳 あとがき 松尾芭蕉 略年譜 没後の芭蕉作品の扱い 松尾芭蕉関係文献
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1961(昭和36)年4月から1962(昭和37)年8月までの1年4ヵ月のあいだに刊行された水上勉の単行本10冊から、長篇8作、短篇14作、計22作を収録(単行本としてのタイトルは『蜘蛛の村にて』『黒壁』『棺の花』『野の墓標』『虚名の鎖』『若狭湾の惨劇』『死の流域』『死の挿話』『花の墓標』『蟲の宴』)。 生前に刊行された『水上勉全集』全26巻(中央公論社/1976年6月~1978年11月)および『新編水上勉全集』全16巻(中央公論社/1995年10月~1997年1月)に収録されているのは、『死の流域』『棺の花』の2長篇と短篇「蜘蛛飼い」のみで、残る19作はいずれも全集として初収録となる。 ※この作品はカラーが含まれます。
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山奥の廃村を舞台にした低予算ホラー映画「ファウンド・フッテージ」を観た映画ブロガーのMOJIは、画面の隅に説明のつかない“何か”を見つける。やがて“それ”は他の映画にも現れ、関係者が次々と不可解な死を遂げていく。「観たら死ぬ」という噂に怯えた仲間を追って、MOJIは映画のロケ地となった“消えた村”へ向かう。誰もいないはずの村で、待っていたものとは――。 皆様、どうか本作は自己責任にてお読みいただきますようお願いいたします。
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数十年に一度の日食が起きた日、名門大学の学生寮で女子学生が亡くなった。密室状態の現場から自殺と考えられたが、小説家としても活躍し、自信と才気に溢れた彼女がはたして死を選ぶだろうか? 三年間をともに過ごしながら、孤高の存在だった彼女の内心を何も知らないまま二度と会えなくなったことに思い至った四人の寮生たちは、独自に事件を調べ始める。第十九回ミステリーズ!新人賞受賞作「ルナティック・レトリーバー」を含む全五編を収録。大胆なトリックと繊細な心理描写で注目を集め、新人賞二冠を達成した新鋭による、鮮烈な作品集。/【目次】街頭インタビュー/カエル殺し/追想の家/速水士郎を追いかけて/ルナティック・レトリーバー/解説=法月綸太郎
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イングランド北東部、ノーサンバーランド州。ある夏の夜、楽しい外出から帰宅したジュリーが見つけたのは、死体となった息子ルークだった。絞殺された彼の亡骸は浴槽の中に沈められ、水面には野の花々が浮かべられていた。友人を水難事故で喪って心を病み、数週間前に退院したばかりの少年がなぜ? 頑固で偏屈だが有能な地元署の名物警部ヴェラ・スタンホープが捜査を進めるうち、海辺で新たな他殺死体が発見される――大人気ドラマ「ヴェラ~信念の女警部~」原作にして、著者クリーヴスの名を一躍高めた傑作ミステリ・シリーズ、ついに邦訳。/解説=三橋曉
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婚約者となったレドヴァースを父に紹介するために故郷のボストンに戻ったジェーン。だが父ヴンダリー教授は、自宅を担保に銀行から大金を借りて姿を消していた。置き手紙から教授の行き先を知ったジェーンたちは、再び船に乗りイスタンブールへ。どうやら教授は〈スルタンの心臓〉という遺物を追っているらしい。ところがイスタンブールで肝心の教授はみつからないばかりか、何者かに尾行されたり、手がかりを握る人物が殺されたりと、どんどんきな臭さは増すばかり。旅情漂うコージーミステリ。アガサ賞最優秀デビュー長編賞受賞シリーズ第4弾。
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不動産バイヤーのラナは癌を宣告され、16年前に家を出ていった娘のベス、15歳の孫娘ジャックと海辺の町で暮らし始めることに。ジャックは環境保護区の湿地帯でカヤックツアーのガイドのアルバイトをしているが、仕事中に他殺死体を発見してしまう。刑事たちに犯人のように厳しく問い詰められたジャックのため、ラナは真相を見つけようと決意する。薬の副作用でままならない体に上質のスーツをまとい、ウィッグとハイヒールで武装して調査を始めるが……。エネルギッシュな祖母、堅実な娘、しっかり者の孫。個性豊かな家族を描く謎解きミステリ!
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シチリアの架空都市ヴィガータ市を舞台に、警察署長であるサルヴォ・モンタルバーノ警視の活躍と彼の身の回りで起こった奇妙な事件などを描いた短編集で未邦訳の作品。収録された30のそれぞれが1つの事件簿として、殺人だけでなく、裏切り、嫉妬、記憶、偶然といった人間の弱さと滑稽さが巧みに織り込まれている。モンタルバーノが鋭い洞察とユーモアで真相を探っていく姿は読むほどに味わい深い。
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もし、また、会うことができたら――。 少し先の未来。 息子を亡くした夫婦が迎え入れたのは、 亡き息子と同じ姿、同じ声を持つ ヒューマノイド――。 『そして父になる』(2013)でカンヌ国際映画祭審査員賞、『万引き家族』(2018)でパルムドール、『怪物』(2023)でクィア・パルム賞受賞と、世界的に高い評価を受けてきた是枝裕和監督。そんな是枝監督が、監督・脚本・編集を手がけた最新作『箱の中の羊』(2026年5月29日公開)、保存版の珠玉のシナリオブックが登場! 日本映画では『万引き家族』以来、8年ぶりとなるオリジナル脚本を完全収録した一冊です。この本でしか読めない設定資料や、巻頭カラー16Pで心に響く場面写真も収録、さらに特別収録で是枝裕和の画コンテも掲載! 是枝裕和監督が描く新たな代表作を、シナリオブックというかたちでお届けします。 <あらすじ> 少し先の未来。 息子を亡くした夫婦、甲本音々と健介は、亡き息子・翔と同じ姿、同じ声を持つヒューマノイドを迎え入れる。 その存在によって、止まっていた家族の時間は、ふたたびゆっくりと動き始める。 だが、それは失った日々を取り戻すことではない。 思い出と現実のあいだで揺れながら、二人はあらためて家族であることの意味に向き合っていく。 やがて一家を待ち受ける、想像を超えた未来とは――。 喪失と記憶、愛と違和感、再生と祈り。 静かなまなざしで家族と人間のその先を問いかける、是枝裕和監督の新たな到達点。 映画『箱の中の羊』 2026年5月29日(金)全国ロードショー 監督・脚本・編集:是枝裕和 出演:綾瀬はるか、大悟(千鳥)etc 配給:東宝・ギャガ (c)2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.
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丁寧に手入れされた美しい庭で、高校生の航大(こうだい)と大学生の拓海(たくみ)はいつものように、植物にまつわる些細な違和感について言葉を交わす。存在しない鉢植えを求める老婦人、 コスモスが咲く道で起こった人間消失、 葉っぱと数字でできた暗号の解読──。植物が絡むささやかな謎はやがて周囲の人の記憶や感情へと繋がっていく。読み終えたあなたの心のなかで温かな思いが芽吹く。 デビュー作にして入試問題に多数採用され注目を集めた『勿忘草(わすれなぐさ)をさがして』に続く、 優しさに満ちた連作短編集。/【目次】赤い葉/透明少女/失敗作の暗号/風吹けば謎/半永久の花束
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1187年。平家一門の生き残り・平保盛は、前年鎌倉から帰ってきた静御前の乗った牛車と、都で行き逢う。愛する源義経が兄・頼朝との確執から行方をくらまし、彼との子を失った現状を冷静に語る彼女の姿は、保盛に深い印象を残した。一方、後白河院の命を受け、藤原俊成が編纂している勅撰和歌集の完成がいよいよ迫っており、新進気鋭の歌人・定家も父の手伝いに駆り出されていた。ある日保盛は俊成邸にいる定家を訪れるが、門前で若者の屍を発見してしまう。屍には、なぜか清少納言の和歌が書かれた卒塔婆が刺さっていた。和歌が汚されたと激昂した定家は、下手人を探すべく探索に乗り出すが……。/【目次】一「よにあふさかの せきはゆるさじ」なぜ屍には、清少納言の和歌が書かれた卒塔婆が刺さっていたのか?/二「わがみよにふる ながめせしまに」空から降ってきたとしか思えない、小野小町の和歌が留められた屍はどこから来たのか?/三「わがころもでに ゆきはふりつつ」定家の父・俊成の邸の庭に、大量の人の手がばらまかれた理由とは?/四「わがたつそまに すみぞめのそで」高僧でもある歌人・慈円の秘密の隠れ家を突き止め、荒らしたのは誰か?/五「やまのおくにも しかぞなくなる」定家と俊成の周りで起きた怪事件。その裏に隠された秘密とは?/あとがき/参考文献・史料
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『君たちはどう生きるか』の主人公にちなんで「コペル」と呼ばれる14歳の僕.連休初日の朝,染織家の叔父ノボちゃんに頼まれて,学校に来なくなった親友ユージンに会いに行くことに.そこから始まるかけがえのない一日の物語.戦争の足音,大人たちの責任,同調圧力…….誰かとともに生きることの意味を,コペルは考え続けてゆく.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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解像度の高い人物たちと情景描写に惹き込まれ、 どんなに遠くてもなお鮮やかな恋の記憶が立ち上る。 ――松任谷由実(シンガーソングライター) こんなに泣いたら、きっと人生が変わってしまう。そんな恐怖とともに読み終えました。 ――金原ひとみ(作家) 『国宝』の著者、待望の最新作にして、 作家デビュー30周年記念作品! 眩しい夏の初恋と、二十年後の再会―― あの日、二人は何を守り、何を手放したのか? 純粋なものに向き合ってみたいと思った。 眩しいくらい純粋なものに向き合った時、自分の心がまだちゃんと動くのか確かめてみたかった。 『タイム・アフター・タイム』は私なりの純粋なものをたくさん詰め込んだ小説です。 ――吉田修一 「取り返しのつかない間違いをした。 でも、大切な人のそばからは離れなかった」 建設会社に勤める尾崎颯は、土砂降りの雨のなか、高校の同級生だった久遠愛と再会する。二人は同じプロジェクトの担当者として再び言葉を交わすようになるが、建築家のデザイン盗用疑惑によって計画は暗転。さらに尾崎の家庭にはスキャンダルが迫り、久遠もまた、癒えない心の傷を抱えていた。 揺れ始める心はやがて、二十年数前の夏へと引き戻されていく。 青く輝く海と空に歓喜したあの頃と、眩しさを見つめ返せない今――東京と長崎、現在と過去を往還しながら、痛みも後悔も優しさも、すべてを抱きしめてあたためる長編大作。
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★電子書籍特典ショートストーリー付★ ●発売決定告知後、即Xでトレンド1位で話題沸騰中! ●アニメ化、漫画化され150万部超えのベストセラー『NO.6』が 14年ぶりの新シリーズ『NO.6再会』シリーズとしてスタート! ●世間知らずな超エリートの紫苑とテロリストのネズミは運命的に出会い、 偽りの理想都市「NO.6」を崩壊させた。 「再会を必ず、紫苑」と告げて、ネズミが「NO.6」を去ってから2年後、 『NO.6再会』が幕をあけるーーー。 ●紫苑は「NO.6」再建委員長に就き、不安定な政情に悩み、得体のしれない無差別暗殺者に狙われていて、ネズミの存在を渇望していた。そんなとき、ネズミの気配を近くに感じて……。 二人は、再び、誰もが虐げられない世界をつくることができるのかーー? 罠だらけの現実に二人は「希望」を見つけることができるのかーー? 紫苑とネズミ、二人の少年のかけがえのない結びつきと「戦い」を見届けてください! ●「NO.6」シリーズ読者からの感想 「たくさん本は読んできたけれど、これ以上面白い本に出合ったことがない」 「呼吸を楽にしてくれた本」 「死にたくなったらネズミの言葉を思い出します。逃げずに前へ進め!現実を見ろ! どんなに現実が辛くても光を見いだせる人になりたいと思います」 「泣きたくなった夜に読みます。おまえはどうありたいんだ? いつでも自分にできることを問いかけ、動きづつけたいと思います」 ●あさのあつこさんからのメッセージ 声を聞きました。ネズミの声です。 「生きる場所も死ぬ場所も自分で決める。あんたじゃなくおれが決める。余計なお節介は止めてもらおうか」と。 そうか、彼らは既に出逢い、運命を紡ぎ始めているのか。 だとしたら、わたしも、もう一度だけ、本当にもう一度だけ、彼らに手を伸ばそう。この手で彼らの生に触れてみよう。 『NO.6』の作者として戦ってみよう。あれほど恋焦がれた少年たちに挑んでみよう。 今はただ、それだけを考えています。 14年の時を経て、あなたに再び『NO.6』を届けます。
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ベストセラー『さよなら、田中さん』の著者が 瑞々しい文体で描き切る 涙と笑いの家族小説 嘘も、後悔も、失望も、孤独さえも、 持ち帰れる場所はきっとある――。 両親を亡くして一人で生きてきた紅美(27)。道端で財布を拾ったのを機に持ち主の藤子(58)との交流が始まる。8年前、藤子は奇しくも紅美と同い年の娘を病気で亡くしていた。紅美は次第に彼女を実の母親のように慕うが……(「帰る家」)。クリーニング店の娘・琴美に恋した小4の健太。だが両親が営む雑貨店が大手クリーニング会社の取次店になって関係が悪くなる。琴美の店は段々と客が減って商売をやめ、一家は引っ越し。15年後、二人は同窓会で再会する(「江崎クリーニング店の娘」)。何気ない一日が輝き始める、かすかな救いの全7話。
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雛は小学校に勤める新米教師。ところが、高性能AI「カミュ」により日常から絆が消えていく。 そんな思い悩むある日、推しの初ライブの帰り道に思わぬ大事故に遭ってしまった。 その直後から始まる記憶の旅。家族の愛と苦悩、大切な幼馴染、合唱部の仲間、そして将来の夢。 これは、死ぬ前に見る“走馬燈”か? すべてのカギは「あの日の約束」。 半生にわたる真実が明らかになったとき、感動のラストが待っている! 多様な感動の物語で注目を集める小説家 × 唯一無二の歌声を持つバーチャルシンガー・花譜 音楽×小説が奏でる新プロジェクト!
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戦争は、いつか終わる。 でも、はてしなく何かを奪い続ける。 あなたの隣で生きていたかもしれない彼女たちの 声なき声が聞こえますか? 都会に暮らす「わたし」の日常を大きく変えた、横浜空襲・大阪空襲を描く二篇 『世界の果てのこどもたち』『伝言』の著者による新たな挑戦! 「穴の中の戦争」 森さんちの裏に掘られた防空壕 恋もやっかみも悲しみも愚かさも、小さな社会がそこにあった 「愛子さん」 失われてしまった人生、きらきらしとったはずの人生―― 真夏のある日、七十九歳の愛子さんは渋谷に向かう いまと地続きの「戦争」を描く感動の二篇
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桃尻娘シリーズ 全6冊合本版 『桃尻娘』『その後の仁義なき桃尻娘』『帰ってきた桃尻娘』『無花果少年と瓜売小僧』『無花果少年と桃尻娘』『雨の温州蜜柑姫』収録。 あたし、榊原玲奈でェす。花の高一。クラスの男の子はモモジリムスメなんていうけど、お勉強か、売春か、なんてオリジナリティのない青春はたえらンない! 不逞な抵抗精神がのぞく異色青春小説。 あたし、榊原玲奈でェす。花の高一。クラスの男の子はモモジリムスメなんていうけど、お勉強か、売春か、なんてオリジナリティのない青春はたえらンない! 不逞な抵抗精神がのぞく異色青春小説。
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一緒に生きる。わかりあえないあなたと。 一番近くにいる他人-こいびと-。どうして結婚はこんなに難しくなってしまったのだろう。 『流浪の月』『汝、星のごとく』で二度の本屋大賞を受賞した著者が描く、今そこにある愛のかたち。 セクシュアリティ/ジェンダー、金銭感覚、世代間格差、成育環境…… あらゆる価値観の対立の中で現代を生きるわたしたちの祈りと叫び。 【凪良ゆう コメント】 「文芸書としては『星を編む』から2年半、ようやく新刊をお届けできます。 今作は結婚について。 婚姻譚と銘打ちながらも、婚姻への道のりがはてしなく遠い!! これは果たして婚姻譚と言えるのか、と担当さん達と首をかしげる場面もありました。 読んでくださった方たちと”現代の結婚”について語り合ってみたいです。」 【収録作 紹介】 「Thank you for your understanding」 家族の期待に応え、ついに恋人と帰省する決意を固めた華。 「Beautiful Dreamer」 結婚したい。ありふれた夢のはずなのに、東京ではこんなにも遠い。 「小鳥たち」 離婚して、実家の書店を継いだ一葉。そこに偶然、初恋の人がやって来て--。 「Position Talk」 入籍を目前にした男女。性差を越え、個としてわかり合える日は来るのか。 「C'est la vie」 仕事も恋も、魂を分けあった二人。だが、夢のような時間にはいつか終わりが来る。
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★★★いま読むべきミステリー No.1!★★★ 「もっといい時代に生まれていたら」 社会の理不尽に苦しんだことのある、すべての人へ。 大手広告代理店の就職面接。コネ入社を確約された大物議員や財閥の子息女らが毒殺された。同時刻、電力会社にも男が侵入。ビル全体を人質にとり、立てこもり事件を起こした。要求は、「おれたちに、人生を返せ」。刑事の名森は、捜査を進めるうちに匿名掲示板の書き込みに辿り着く。浮かび上がったのは、時代にすべてを奪われてきた者たちの悲しい半生だった。 共感、衝撃、憤り!感情わしづかみの徹夜ミステリー! 櫛木作品の到達点! この“犯人”に共鳴せずにはいられない。 ――宇田川拓也(ときわ書房 本店) 理不尽な社会を見事に描いたこの物語は時代を映す鏡である。問答無用、いま真っ先に読むべき一冊だ!! ――内田剛(ブックジャーナリスト) 世代あるあるをこんなにもスリリングな極上ミステリにする発想に脱帽! ――川俣めぐみ(紀伊國屋書店 横浜店) 彼らの共犯者になってしまいそうだ。そんな思いを、必死に抑えながら読んだ。 ――高頭佐和子(氷河期世代書店員)
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”ねむれない”にそっと寄り添う、すこし不思議で、やさしい物語、待望の続編。 イベント企画会社で働く守里は後輩の指導に追われ、ねむれない日々を過ごしていた。 そんな忙しい毎日を癒すのは『ぐっすりカフェ』のマスター楓と過ごす時間だった。 楓が作る料理をたべながら、かつてカフェに来たお客様の話を聞く時間。そんな大切な時間の中で守里は少しずつ楓への思いに気付き始める。 大切な思いに気付けるほっこりストーリー、待望の続編。 ●目次 プロローグ 「おやすみ」の時間 一話 春とぬいぐるみと 二話 夜更かしの秘密 三話 雨降る夜の 四話 繋がる縁 エピローグ 「おはよう」の時間 ●著者 石川県在住。なんでも興味のある雑食系。主に小説投稿サイト『小説家になろう』で活動中。『第2回お仕事小説コン』で本作が特別賞を受賞し、『花屋「ゆめゆめ」で不思議な花束を』で商業出版デビューし、シリーズ3作品を発行。著書に『金沢あまやどり茶房』(アルファポリス)、『鬼の若様と偽り政略結婚』全3巻(スターツ出版)、『世界で一番『可愛い』雨宮さん、二番目は俺。』1~2巻(マイクロマガジン社)などがある。
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フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展、開催記念! 画家フェルメールに淡い思いを寄せ、名画のモデルになった少女フリートの運命は? 17世紀オランダ・デルフトを舞台に、神秘に包まれた巨匠の光と影に迫る。
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政治と宗教の癒着に対する復讐として、総理を銃撃した狙撃犯。その真実は、社会の底辺で生きる非正規雇用の警備員・三上自身にも力があるという啓示であり、人生を変える契機となった。犯人である松原の思想を理解しようと動き出す三上は、同じく松原に心酔する宗教二世の沼井と出会い、思想の分析と継承を目的とした研究会を起ち上げる。しかし、松原の模倣犯が現れ三上は激しく動揺し、松原の名誉を傷つける「冒涜」ゆえ、危機感を胸に思想の純粋性を守るため、同志を募り、深い理解と実践を目指していくが――。現代日本の苦しみと欺瞞を炙り出す、著者の新機軸。 【著者略歴】 月村了衛(つきむら・りょうえ) 1963年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』で第三十四回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会長編および連作短編集部門、2019年に『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。他の著書に『悪の五輪』『対決』『十三夜の焔』『半暮刻』『虚の伽藍』『普通の底』『地上の楽園』ほか。
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家族を捨てた「集落育ち」×家族に憧れる「工場育ち」 常識も愛し方も全く違う。それでも、そばにいたい。 2226年、人間は工場生産され、人口を完璧に管理できるようになった日本。 愛玩赤ちゃんPB生産工場で働く美奈子は、家族育ちという出生の秘密を抱えていた。母親から生まれ、手作りの料理を食べ、集落で育った美奈子は、世間からは「自然派」と忌避される存在だった。「お母さんはどうして私を産んだの。私、生まれたくなんかなかったのに」そんな美奈子の職場に、新たに後輩がやってくる。彼女は言った。「私、妊娠してるんです」その出会いが、美奈子の人生を一変させる! もしも工場で子どもが生産されたなら、もしも成長しないペットベイビーが存在したなら、出産という行為は他社からどう見られるのだろう?そんなふとした疑問から書き始めた小説です。(著者)
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映画化決定!!! 映画「来る」 監督:中島哲也 出演:岡田准一 黒木華 小松菜奈/松たか子/妻夫木聡 幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん"の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだ空前絶後のノンストップ・ホラー!! 最終選考委員のみならず、予備選考委員もふくむすべての選考員が賞賛した第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。
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