小説の検索結果

非表示の作品があります

  • 新古事記
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,045円 (税込)
    第二次世界大戦下のアメリカ・ロスアラモス。オッペンハイマー、フェルミら科学者たちが集められ、原爆開発が進められていた。日系三世のアデラは、夫の仕事を知らされないまま犬の世話をし、出産を手伝う。日ごとに増す爆発音を聞きながら。芥川賞作家が描く、もうひとつの原爆の記憶。<解説:小林エリカ>
  • 偽装婚約、謹んでお受けいたします 不器用な御曹司と紡ぐ恋は倫敦で花開く
    小説・文芸
    5.0
    1巻1,067円 (税込)
     1900年代初頭、倫敦。日本の没落令嬢・爽子は、偽の婚約者と共に遠い異国の地に降り立った。  家族を支えるため、何でも屋を営む爽子の元に舞い込んだ「英国での偽装婚約」の依頼。英国貴族の御曹司・セドリックを望まぬ婚約から助けるため、偽の婚約者として海を渡った爽子だが、待っていたのは言葉も文化も違う異国の厳しい洗礼だった。  しかし、持ち前の明るさで困難すらも楽しむ爽子は、閉鎖的な英国上流社会に新風を吹き込み、セドリックと家族の確執をも解いていく。そんな姿に、最初こそ期間限定の関係と思っていたセドリックも次第に惹かれていき――。  英国貴族の御曹司と運命を変える、国境を越えたシンデレラロマンス開幕! ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 花村爽子(はなむら・さわこ) 没落した家を支えるために何でも屋を営む没落令嬢。とある目的のために渡英を画策していたところ、偽装婚約の依頼を受けた。明るく前向きな性格で、どんな壁も笑顔で乗り越える。 セドリック・エヴァンズ 英国貴族の御曹司。家族との確執から日本に逃げてきていたが、勝手に決められた婚約を破棄するために爽子とともに帰国することに。性格はやや捻くれているが、愛するものには一途。
  • なれのはて
    小説・文芸
    4.5
    1巻1,210円 (税込)
    第170回直木賞候補作! 絵画が秘める謎に導かれ、 幾重もの時代と交差する人生を辿る 壮大なクロニクルミステリー。 報道局からイベント事業部に異動したテレビ局員・守谷京斗(もりや・きょうと)は同僚に一枚の絵画の展覧会企画を相談される。画家の正体を探り秋田の未解決事件に行き着くが、それはある一族の秘密に繋がっていた。 法の権威、報道の使命、凄惨な戦争、家族のかたち――百年の歳月を巡り明かされる真実とは。 著者の新章を告げる傑作。
  • ハウスメイド
    全米を恐怖と驚きで包み込んだ衝撃の一冊がついに邦訳! ミリーが手にしたハウスメイドの仕事。だが、この家は何かがおかしい。妻の奇妙な言動。牢屋のような部屋。恐怖と驚きの結末とは
  • 時計じかけのオレンジ〔完全版〕
    近未来の高度管理社会。15歳の少年アレックスは、平凡で機械的な毎日にうんざりしていた。そこで彼が見つけた唯一の気晴らしは超暴力。仲間とともに夜の街をさまよい、盗み、破壊、暴行、殺人をけたたましく笑いながら繰りかえす。だがやがて、国家の手が少年に迫る!
  • チリケン
    小説・文芸
    5.0
    1巻1,485円 (税込)
    「地図が好き」から始まる高校生たちの物語! 無類の地図好きの小桜佳純は、高校一年生ながらも地理学研究会、通称「チリケン」の新会長に任命された。 廃部寸前のチリケン、個性こってり濃いめのメンバー、新任顧問もなんだか頼りにならないし・・・・・・。 でも、千里の道も一歩から。 身近な世界の地理、歴史、地学にまつわる、魅惑のフィールドワークが始まる。 【著者プロフィール】 神戸遥真(こうべ・はるま) 作家。千葉県生まれ。明治大学文学部史学地理学科地理学専攻卒業。 『恋とポテトと夏休み』などの「恋ポテ」シリーズ(講談社)で第45回日本児童文芸協会賞受賞、『笹森くんのスカート』(講談社)で令和5年度児童福祉文化賞受賞。また、第21回千葉市芸術文化新人賞奨励賞受賞。主な著書に「見た目で好きになるってダメですか?」(講談社)、「ぼくのまつり縫い」シリーズ(偕成社)などがある。
  • 祈りも涙も忘れていた
    小説・文芸
    -
    1巻1,650円 (税込)
    刑事たちの正義と罪――『密告はうたう』の著者が放つ、警察小説の最高傑作! 新人キャリア警察官・甲斐は、ノンキャリアの反発のなか放火事件の指揮を執るが、そこに連続殺人が発生、警察組織の闇に踏み込む
  • 反ミーム部門は存在しない
    小説・文芸
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    梨さん推薦! 「SCP財団」発ホラーSF 反ミーム、それは相手の記憶・記録から自らを消し去る不可解な存在。人類を守るため密かにこの脅威と対峙し続ける秘密組織を描く
  • 穂束栞は夜を視る
    小説・文芸
    4.1
    1~3巻1,870円 (税込)
    小学4年生の穂束栞(ほづかしおり)は、車で移動していたところを怪異に襲われ、唯一の肉親だった祖父・千畝(ちうね)を亡くした。傷心中の栞を訪ねてきたのは、祖父の弟子を名乗る道士・白銀(しろがね)と獰猛な大男・窮奇(きゅうき)。二人は、怪異を惹き寄せる特異体質を持つ栞を守るためにやってきたのだという。霊能力者だった祖父の死をきっかけに、結界が解かれ、さまざまな妖魔が栞に襲い掛かる。この世ならざるモノから目を背けてきた栞だったが、白銀・窮奇と出会い、怪異に立ち向かうことを決意する。 『夜行堂奇譚』嗣人が放つ、スペクタクル・ホラーシリーズ開幕!
  • グレンデル寄宿学校のふたり 十九世紀倫敦奇譚
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    【峰守ひろかずが贈る、英国怪奇ミステリー譚!】 19世紀のイギリス・ロンドン郊外にある全寮制のグレンデル寄宿学校。名門貴族の子息のノエルは、気の弱い性格から暴力的な寮長に金をせびられていた。いつものように払おうとしたところ、新たなルームメイト・サモンに助けられる。しかし寮長の不興を買ってしまい、校内を騒がしている“悪魔の足跡”の正体を確かめてこいと言われ――!?
  • 少女は殺人の夢を見る
    小説・文芸
    4.2
    1巻2,090円 (税込)
    サークル〈月夜のお茶の会〉の読書会に参加した俺・獏田格は課題本のミステリー小説に酷似した「事件」に巻き込まれる。そこは二年生の先輩・夢見灯が作り出した「夢の世界」で、謎を解かなければ俺は現実に戻れない!? カー、クリスティー、クイーン、そして……。本格ミステリー界の若き旗手が先人たちを徹底オマージュ。
  • わたしを忘れないで アンネが日記を書く前の物語
    小説・文芸
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    没後80年を経たいま、アンネ・フランクの生を静かに見つめ直す 没後80年を経てもなお世界中の人々の心に生き続けるアンネ・フランク。本書は、10歳のアンネが13歳で隠れ家に入り、日記を書き始めるまでの年月に光をあて、その内面と日常を丹念に描き出す。物語は史実に基づくパートと創作パートが交差しながら進み、アンネの成長と揺れる心を立体的に浮かび上がらせる。 舞台は第二次世界大戦下の1940年代、オランダ・アムステルダム。ナチスの迫害を逃れてドイツのフランクフルトから移り住んだフランク一家は、新天地での生活を始めるが、戦火は次第に彼らの身近にも迫り、日常は静かに、しかし確実に奪われていく。やがて一家は隠れ家へと身を寄せる決断を迫られ、その後アンネは日記と出合うことになる。 綿密な取材と研究を重ねて描かれた本書は、これまで『アンネの日記』からしか知ることのできなかったアンネの姿や思いを描き上げる。そこにいるのは歴史の象徴ではなく、夢をもちながら明るく生きようとしたひとりの生身の少女である。 21世紀にあってなお戦争が続くいま、自分に引き寄せて読みたい一冊。 【内容】 第一部 妹  第二部 オオカミ   第三部 言葉にされないもの 第四部 世界と地下世界  第五部 闇の時間と光の時間
  • シャドーゲーム
    小説・文芸
    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    ロッキード事件を背景に日米の闇を描く 「俺たちは、切り捨てられたんだ。」 1976年、前総理逮捕。その裏側に日米関係の“陰”を追う者、隠そうとする者の熾烈な闘いがあった――。あの大疑獄事件に取材した、迫真の陰謀スパイ小説。 1974年、アメリカのヒクソン大統領がスキャンダルで辞任した。ヒクソン政権で国益のためには汚い手段も辞さなかった特別補佐官カール・サンドラーは、苛立っていた。政権の海外での非合法活動を追及する動きが止まないからだ。サンドラーは子飼いのCIA秘密工作員トム・ブロックを呼び、事態の収拾を命じる。一方、日本では「今太閤」と呼ばれた山本源太総理が金権政治家と批判を浴び、次第に追い詰められていた。そこにアメリカでの不正追及の余波が及び、CIAの日本人エージェント中井一郎は対処を迫られるが――。 1976年7月27日、田中角栄前総理逮捕から50年。ノンフィクション大作『ロッキード』の著者が、大疑獄事件に材をとった巨編。
  • 丹心/まごころ
    小説・文芸
    3.0
    1巻2,200円 (税込)
    美術館設計は建築家の夢。師の願いを叶えるべく、助手のレンは住民の立ち退きに奔走する。資本家令嬢Qと未完成の建物を買った人民の欲望は交差し、ドラマは思わぬ方向へ転がる。矛盾だらけの中国大陸に「まごころ」はあるか? 奄美のリゾート開発計画を巡る悲喜劇を描く新潮新人賞受賞作「さびしさは一個の廃墟」併録。
  • 土地と権力 経済を支配する「世界最古の資産」
    小説・文芸
    -
    1巻3,960円 (税込)
    資本主義の真の主役は、株でもITでもなく“土地”だった! 世界の実物資産の35%を占める「土地」。植民地時代のアメリカの土地収奪から始まり、日本のバブル崩壊、そして中国の不動産危機まで。「土地」が、その国の経済に及ぼす多大な影響を明らかにし、格差の拡大や金融危機を招く存在であることを警告する一冊
  • 夢の中の家
    小説・文芸
    -
    1巻275円 (税込)
    毎夜のごとく悪夢に悩まされる男の記憶が徐々にほどかれていく、そのプロセスを追ったホラータッチの短編。語り手の菊池幸男(59)は若い頃からもう何十年も、ある家の夢にうなされ続けてきた。舞台は昭和20年代から30年代に建てられたであろう、粗末な木造の一軒家で、主役は少年といっていい歳ごろの自分。人気のない屋内を進むと、廊下の突き当りに便所がある。汲み取り式で、夢の中でも酷く臭う。その便所で毎回、惨劇が起き、目を覚ます。既に間取りは勿論、細部や畳の感触まで正確に思い出せるほどなじんだ家は、気味が悪いほど現実味を帯びていた。にもかかわらず、自分には夢の中と同じ家に住んだ記憶はない。それ以上に、中学校はじめ頃までの記憶が完全に欠落していた。自分を育ててくれた祖父母からは、父親は死に、母親は家出をしたと聞かされたが、それと何か関係があるのか? あの家は実在するのか? 読む者さえ悪夢に引き摺り込む逸品。
  • 選択
    小説・文芸
    4.5
    1巻275円 (税込)
    警察庁のバリバリのキャリアで硬骨漢の竜崎伸也を主人公にしたベスト&ロングセラー「隠蔽捜査」シリーズのスピンオフ短編。今回は竜崎の娘で、広告代理店に勤務する美紀が主役を張る。竜崎が警視庁大森署署長在任時の挿話だ。朝の通勤時、乗り換えのために美紀が新橋駅のホームへ降りた際、事件は起きた。若い女性が声をあげ、背広姿の中年男の腕をつかんでいる。痴漢か? 逃げ出した男を美紀はつかまえ、駅員に引き渡したが、警察が来るまで待てという。この日の午前中、重要なプレゼンが控えている美紀は焦った……。
  • 半身半疑
    小説・文芸
    -
    1~6巻275円 (税込)
    なんでもないはずの日常に潜む闇をえぐり出す、練達の作家によるホラー短編コレクションの第1話。さいたま市内の調剤薬局に勤務する真砂子は、医療関係者が集まると聞かされた合コンで寛之と出会った。設計事務所に勤める寛之は、新規開業するクリニックの設計を手がけた縁で、その場にいた。三年間の交際を経て、二人は結婚。夫婦共働きの新婚生活は快適そのもの。夫になった寛之は思いやりがあり、家事の分担もすすんでやってくれる。そんな夫に対して、唯一つと言っていい気がかりを真砂子は感じていた。寛之の六歳上の姉・治美の存在だ。治美は高崎市の実家で両親と暮らしていて、未婚だった。寛之は治美にどうにも頭が上がらない。母親が病弱だったため、治美は若くして家事全般を担ってきた。いや、それ以上に姉弟の間には強い絆が存在した。やがて三十歳を過ぎ、真砂子は待望の妊娠を果たしたが……。女性の深層心理に肉薄して、背筋が粟立つほど怖い。
  • 根腐れ
    小説・文芸
    -
    1巻275円 (税込)
    ベストセラー「姫川玲子」シリーズのオリジナル短編。今回は、ヒロインの姫川警部補が率いる警視庁捜査一課殺人犯捜査第十一係に属する“バタヤン”こと小幡浩一巡査部長を語り手に立て、芸能人の薬物犯罪事件を描く。売れっ子のモデル兼女優・小谷麻莉子(26)が港区内の交番に出頭し、覚せい剤を持っているので逮捕してほしい、と申し出た。所持品に覚せい剤が見つかり、小谷は所持容疑で逮捕された。小谷は1月16日、半グレの男・笛田から、使用目的で覚せい剤を買ったと供述したが、尿検査、毛髪検査はともに陰性。警視庁もマークしていた笛田には、当日、確かなアリバイがあった。薬物の出所は本当に笛田なのか? 事件を担当する麻布警察署組織犯罪対策課のベテラン刑事・下井から依頼を受け、姫川と小幡は、小谷が勾留されている湾岸署に取調べに出向く。小幡を含め、男性捜査員が軒並み小谷の美に無力化される中、姫川に白羽の矢が立ったのだが……。
  • 六法全書
    小説・文芸
    5.0
    1巻275円 (税込)
    ストロベリーナイト」でおなじみのベストセラー警察小説「姫川玲子」シリーズのオリジナル短編。姫川警部補が所属する警視庁捜査一課殺人犯十一係、通称「姫川班」の中では、いぶし銀のような位置を占める中松信哉巡査部長に視点を置いた趣向が読みどころ。五日市署管内で死体遺棄事件が発生し、姫川班の五人が同署の特別捜査本部に出張る。近隣住民の通報により、古民家の住人で所有者でもある唐川由紀夫(42)が首を吊って自殺したとみられる死体がまず見つかり、さらなる腐臭を辿った結果、台所の床下で、女性の腐乱死体が発見された。女性は推定で50~70代、死亡時期は数週間前と推定された。唐川は6年前に結婚してこの地に住みはじめたが、2年半前に離婚、農作業もしていなかったらしい。唐川は自殺か他殺か? 床下の遺体は誰なのか? 不可解ではあるが、小さい事件だけに、中松はごく間近で、「姫川マジック」を目の当たりにする……。
  • 令和の雑駁なマルスの歌
    小説・文芸
    -
    1巻275円 (税込)
    小説を書きあぐねている作家「私」の住むアパートに、旧知の室谷信夫が駆け込んでくる。室谷は私に抱き着くや、泣きじゃくるばかり。「いい加減にしろや」と突き飛ばすと、目を剥いて痙攣し、眠ってしまった。いったい何があったのか? 目を覚ました室谷が言うには――同じ会社に勤める半井寂美と交際し、将来を言い交わしていたが、4週間ほど前から様子がおかしくなった。連絡はつかず、会社で会っても目をそらす。社内の噂では、やはり同僚の男・新田と結婚が間近いという。奸智に長けた新田は仕事上でも、室谷を軽んじるばかりか罠に陥れて栄進し、室谷は無能呼ばわりされるに至った。憤懣やるかたない室谷は、新田を「滅ぼす」、それが「正義」だと言い張る。日中戦争のさなか、発禁処分を受けた石川淳の短編「マルスの歌」へのオマージュだろう。ウイルスが猛威を振るう令和二年、やがて踊り出す群衆を町田は幻視している。「優しさ」ってなんだ?
  • 真夏の海の間違った行き方
    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    不条理で、ナンセンスで、エモい!『レモネードに彗星』で読書界を魅了した新星・灰谷魚が描く百合SF。「真夏の海」が消えた世界で、南イズミは大きな罪を抱えた友人ネムと共に逃避行を決意。存在するかどうかもわからない憧れの場所に二人は辿りつけるのか。幻惑的な独白と奇妙な世界のひび割れが、二人の行き先と関係の揺らぎを静かに照らす、眩しくて少し壊れたロードノベル。
  • 祖父の恋
    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    おじいちゃんに恋人が!? 80歳という年齢からもそんなことが現実に起こっているなんて半信半疑の若菜は、祖父・茂がカラオケでデュエットしていたという目撃談を耳にした母・晴子から真相追究の勅命を受ける。パタンナーの仕事が充実している若菜は渋々、連休に実家に戻ると、身なりも小綺麗になっている茂に問いかけた――「恋人でもできたんじゃない?」。果たして噂は本当なのか? お相手は? 老年の恋愛模様と、それを見つめる娘と孫を描く、ほんわか短編小説。
  • 宇宙の家
    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    これから話すお話は、私が小学生だった頃に体験した実話である。今はもう、とある田舎町のUFO公園と呼ばれている場所に昔は民家が建っていて、そこへ私が行った、もとい連れていかれたときの話だ。ただし、先に言っておきたい。この話は表に出ている情報とは異なっているし、なにより、これを読んでもそこへ行くべきではない。
  • 単語帳
    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    東京・神楽坂の居酒屋で僕が出会ったのは、同じ母語で、さらに同じ方言を話すマルコムだった。大学教員の僕と傷心旅行中だという翻訳者のマルコムはしかし、彼の要望から日本語で会話する。現在は仕事もプライベートもほとんど英語の僕と、モフモフの翻訳につまずいたことをきっかけに言語と自分の関係に違和を覚えるようになったマルコム。分厚い単語帳を持ち歩き、旅行する目的とは? 第二言語の習得と個をめぐる短編小説。
  • 死ぬならば、死にたいときに
    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    素敵な旅立ちの日をあなたに――。安楽死が法律で認められた204X年、和之は妻の陽子とともに同意書にサインをする。これで愛する家族を煩わせることなく、自分で自分の人生の幕を下ろせるとほっと安心し、さあこれからリタイア後の人生を満喫しよう、と心が弾んでいたのだが…。大藪春彦賞を受賞し今注目のミステリー作家が、濃密で息もつかせぬ筆致で描いたブラック短編。この物語はユートピアかディストピアか、それは読んだあなた次第。
  • バイバイ、フィクション
    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    秘めた想いを持ってホストクラブに入った冴(さえ)は思いがけず、亡くなった“ある人”に似ているホストの幻夜(げんや)に出会う。そして冴は、かつての自分がその人の死に際して、「小説みたい」と興奮に似た軽薄な感情を抱いたことを思い起こし、いま自分が抱えている問題と向き合っていく…。恋愛小説の傑作『求めよ、さらば』の奥田亜希子が、近くはない存在の死をテーマに、すれちがう人間の姿と心理を偽りなくとらえた佳作。
  • 話がしたいよ
    小説・文芸
    -
    1巻499円 (税込)
    中学二年生の僕は、「大人みたい」と友達に評され、口惜しいが、自分でもそう思っている。だから、幼馴染のケンケンが坂本にいじめられていたって、器用にクラスの空気を読み、「なんでもない」とやりすごす。やがて、文化祭のシーズンがやってきて、半強制的に主役にされたケンケンは、ある行動に打って出る――。閉塞感と退屈が支配する生活、大人になる手前にいる登場人物たちをリアルに描きだした、新時代の青春小説。
  • 今日、終わりの部屋から
    小説・文芸
    -
    1巻599円 (税込)
    取り壊し寸前のアパート・トネリコ荘。名前の由来でもある、庭に立つトネリコの木が怪しく光りはじめる。その日から、住人たちの生活が変わっていく。独居老人、日の目を見ないYouTuber、シングルマザー、毒親との関係に悩む女性、小説家志望の契約社員、やる気のないフリーター、日本人女性と同居するベトナム人女性、それぞれの抱える屈託が緩やかに解れていく――。話題作『ババヤガの夜』の作家・王谷晶が贈る、読後温かい気持ちになる微ホラー中編。
  • 団地のふたり
    小説・文芸
    4.0
    1巻629円 (税込)
    五十歳を迎え、生家である団地に戻った幼馴染の二人、なっちゃん(桜井奈津子)とノエチ(太田野枝)。売れないイラストレーターのなっちゃんは今やフリマアプリでの売り上げが生計のメインで、ノエチは非常勤講師の仕事のストレスを日々友に吐き出す。保育園からの付き合いの二人がゆるく、のんびり毎日を過ごす。 友情をユーモアと温かさたっぷりに描いた傑作。
  • また団地のふたり
    小説・文芸
    3.9
    1巻669円 (税込)
    生家の団地に暮らす、なっちゃん(桜井奈津子)とノエチ(太田野枝)。 イラストレーターのなっちゃんはフリマアプリで「不用品」を売買し、大学非常勤講師のノエチとおしゃべりをしては、近所のおばちゃんたちを手助けし、ちょっとした贅沢を楽しむ。共同菜園でイチゴを摘んだり、フリマイベントに出店したり、健康診断の結果を気にしつつも台湾料理をつまみに台湾映画を楽しんだり…。 50代(前半)、独身、幼なじみ、変わらない二人の生活。 幸せのひとつの形を描く、理想的な「二拠点生活」物語。
  • でも、ほしい
    小説・文芸
    4.2
    1巻699円 (税込)
    ほしくて、ほしくて、たまらなくほしくて、いったいどうしてほしいのかも、本当にほしいのかももはやわからないーー。 寿退社から3年、優しい夫との生活に欠けているのは子供だけなのだが、ほしがっていることを誰にも悟られたくない中原多恵は、ひそかにネットから条件に合致した優良な男の精子を購入し、“普通”のレールに戻ろうと励んでいる。 多恵の大学時代の同級生、守山みつきは新卒から勤める出版社で現在はファッション雑誌の編集職に就いている。恋愛よりも仕事に精を出してきていたのだが、33歳となった今では若かった頃のような本能のままの恋愛はできず、頭でっかちに、自分にしか判別つかない理想を基準にマッチングアプリで出会う男を探求している。 20歳の安西桃の生きるモチベは推しのケイくんで、推し活のためには身体を売ることも厭わず、数少ない友人の彼氏とも寝ている。 一方、そんな向こう見ずな姪がかわいくて仕方のない田崎侑美は、食生活にも気をつかうなど妊活に力を注ぎ、夫を愛しているがゆえに夫の分身がほしいと強く望んでいる。 恋愛、結婚、出産について動機も熱量も異なる女性4人のドラマ。 欲望と葛藤の先、思いもよらない衝撃のラストへ――
  • 作文
    小説・文芸
    4.1
    1巻699円 (税込)
    「ぼくのおじいちゃんは戦争で兵隊になって南方に行きました。」 家族に戦争体験を聞きまとめる宿題を夏休みに課された、1983年生まれ、小学6年生の千本慶輔は祖父の経験を提出した。慶輔が大学4年の時にその祖父も亡くなり、家族の間であの作文のことが話題に上がる。曰く、祖父は終生大事にしていて、祖父から直接聞いた記憶のない家族は「よくぞ書き残してくれた」と感極まっているのだが、書いた本人には落ち着かない背景があった。 一方、慶輔の同級生、夏目苑子は祖母の体験をまとめ、平和への祈念で締めた作文は先生やクラスから高く評価されたのだが、慶輔に「ウソなろうが」と糾弾される。 時は移り2024年。前年秋にイスラエルのガザ侵攻が起こり、苑子は元夫の妹のSNSと同僚の活動からパレスチナ問題に興味を持っていくのだが…。
  • マザーアウトロウ
    小説・文芸
    4.1
    1巻699円 (税込)
    「俺らマブになろうぜ」 40歳の波那の目の前に現れたのは、上下金色でかためたアッパーな53歳の義母・張子だった。 出会ったその足で飲みからカラオケにはしご、昼休憩に美容整形、勢いで韓国へ弾丸旅行、とエネルギッシュな張子に付き合っていく。 そのうち、嫁姑を超え、同じ女性として、人間として、改名、結婚式の有無、子供を持つことから始まり、お互い夫にも息子にも話したことのない過去や心に残るわだかまりと後悔、人生の選択について語り合うようになる。
  • 冷ややかな悪魔
    小説・文芸
    3.9
    1巻699円 (税込)
    一年中海外を飛び回っている商社勤務の有田ユカリ。 ある日、本社に呼び出されると、出張禁止を告げられた。 理由は、体脂肪率が高いために、万が一があると困るから。 思いがけず日本での暮らしを強いられたユカリは、既婚か未婚かを問われる村社会っぷりにげんなりし、今すぐにでも海外にエクソダスしたい。 そのためにも体脂肪率を下げるべくジムに熱心に通い、狙い通り数字も改善されてきた矢先、あるものを拾い......。
  • 逃亡するガール
    小説・文芸
    3.7
    1巻699円 (税込)
    スタバで勉強中の優等生・山岸美羽に飛んできたペーパーナプキン。そこには、隠し撮りされていることが記されていた。窮地を救ってくれた浜野比奈と、塾に行くまでの時間を過ごすようになるが、次から次へと思いがけぬ形で追い出される。家に居場所がないと感じている美羽、パパ活のようなことをしている比奈、それぞれの実情が明らかになり……。 不条理に居場所を追われた高校生2人が、街を、テリトリーを拡張していく。
  • ポップ・ラッキー・ポトラッチ
    小説・文芸
    3.8
    1巻699円 (税込)
    相田愛奈は、正しいことがなにより強いと信じている。無職の彼女の銀行口座には、幸運に得た約2億円があるにもかかわらず、節制した生活を続けている。その一方で、福祉団体等には多額の寄付をしていた。 そんな愛奈のもとに、無職かつ浪費家の従姉妹・忍が転がり込んできた。さらに、Amazonの<ほしい物リスト>で約3万円分の品を贈った相手から、お礼らしいお礼がないことに愛奈は気づく。 なぜ? どうして? 数々の出来事が正しさセンサーに引っ掛かり、悶々とする愛奈の日々が始まった。
  • め生える
    小説・文芸
    3.5
    1巻699円 (税込)
    突然起こった原因不明の感染症は、いつしか中高生以下を除く全ての人がはげる平等な世界に変えた。 元々薄毛を気にしていた真智加は開放感を抱いていたのだが、ある日、思いがけない新たな悩みに直面し、そのことが長年友情を培ってきたテラとの関係にも影響が及ぼしそうで…。 同じく、予想外の悩みは、幼少期に髪を切られる被害にあった高校生の琢磨にもある。それは恋人の希春と行った占い師のお告げがきっかけだった…。
  • コンビニエンス・ラブ
    小説・文芸
    3.6
    1巻699円 (税込)
    「アーティストであって、アイドルじゃない」 5人組ダンスグループGAME BREAKERSに所属する成瀬愛生(通称:アッキー)はそんなプライドを持っている。 しかしファンから聞こえてくる声は、イケメンであるとか、メンバー同士のカップリングを楽しむものとか。 ある日、メンバーの灰人が噂レベルのゴシップで炎上すると、より一層、推されることの現実と理想のちがいに悩むことに。 そんな折、自宅近くのコンビニに勤める青木マユと知り合い、素のまま付き合える彼女に徐々に惹かれていき…。
  • ドライブイン・真夜中
    小説・文芸
    3.2
    1巻699円 (税込)
    移民は二通りの生き方を選択させられる。セイカツシャかヒョウゲンシャか。ある日、セイカツシャである主人公は、勤めるドライブイン・レストランにやってきた刑事から「テロの予告があった」と知らされる。予告日は、ヒョウゲンシャの互助組織であるトモダチのパーティが開かれる日でもあった。突然世話することになったノラ犬、騒擾の予告、深夜の乱痴気騒ぎ、それぞれが絡み合い行きつく結末は?
  • うどん陣営の受難
    小説・文芸
    3.9
    1巻699円 (税込)
    四年ごとに開かれる会社の代表選挙。一回目の投票は票が散らばったため、上位二名による決選投票が行われることになった。現体制は手堅い保守層から支持を集め、二番手につく候補は吸収合併した会社のプロパー社員のリストラ等過激なスローガンを掲げる。接戦が予想される中、両陣営共に動向を窺うのは、一回目で三位につけた候補の支持者たちであった。運動員の送り込み、ハラスメント手前の圧力、上司からの探り…。社内政治の面倒臭さをリアルにコミカルに描く。
  • 観音様の環
    小説・文芸
    3.6
    1巻699円 (税込)
    芥川賞作家・李琴峰が「家族」について問い直す傑作中編。 田舎の狭い人間関係、排他的な空気、暴力的な父親、そして母親からの過度な期待と支配から逃れるように、瀬戸内の島から憧れの東京に出たマヤは、二丁目で出会った恋人・ジェシカとの結婚を機に、彼女の故郷であり、母の故郷でもある台湾へ渡る。旧暦の大晦日、ジェシカの親族が集まる年夜飯に誘われたマヤは、思いがけず母の生まれ育った町を訪れることになり、自分自身で封印していた記憶がどんどん蘇ってくる…。
  • 息子のボーイフレンド
    小説・文芸
    3.7
    1巻748円 (税込)
    息子に〝彼氏〟ができた!? 専業主婦の杉山莉緒は、高校二年の一人息子からカミングアウトされ、衝撃を受ける。交際相手の大学生を昼食に招いたところ、礼儀正しいイケメンだった。若い二人のひと夏の恋の行方は?
  • 喪を明ける
    小説・文芸
    -
    1巻749円 (税込)
    妻に先立たれた父・卓弥と、その息子で、妻子と別れ実家に戻ってきた優斗の八年ぶりの同居が始まる。靴職人でぶっきらぼうの父と、今は定職に就かず様々なアルバイトで暮らす息子の共同生活は、ぎこちなく、気まずい。新たな出会いと、それぞれが抱える喪失感。「わからないまま生きていく」――。大地震、疫病、変災を経て、AIや移民の問題を抱える近未来の日本を舞台に、理不尽と向き合あおうと模索する人間を描いた物語。
  • 窮屈で自由な私の容れもの
    小説・文芸
    3.4
    1巻779円 (税込)
    仕事、私生活、加齢、体調不良… 否応なく襲ってくる体の変化とままならなさ。女性の心と体、その選択と決定をめぐる 私たちの物語
  • 犬小屋アットホーム!
    小説・文芸
    4.3
    1巻799円 (税込)
    「必ずパートナーをつくること」唯一それだけが入居の条件である、一風変わった老人ホーム・ニーシャシャン。 マダムと呼ばれる女性と横須賀という名の支配人が運営するそこには、元ヤクザや余命わずかの男、詐欺を働いてきた女など曲者ばかりが集まり、それぞれとペアになる犬たちも保健所から救われた犬や盲導犬になれなかった子など経緯は様々。 居場所を求める犬と人が支え合い暮らす様に、読んで幸せな気持ちになるストーリー。
  • 団地のさんにん
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,199円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 NHKテレビドラマ化で話題のベストセラー小説『団地のふたり』から生まれた絵本。 団地の仲良しなっちゃん、ノエチと、もうひとりの親友そらちゃんの小さい頃のお話を、原作著者・藤野千夜と人気絵本作家・北澤平祐が描く。
  • そういえば最近
    小説・文芸
    3.3
    1巻1,199円 (税込)
    商店街の一角にぽつんとある、元・文学スナック、現・惣菜屋「真実一路」。 町内でいま話題をさらっているのは、その店のママ・愛里須とその夫で売れない小説家・治の行方。 ある人によれば、円満離婚したらしい。 別の人によれば、妻が甲斐性なしの夫に三行半をつきつけた、という。 また他の人いわく、夫が恐妻から逃げ出した、と。 邪気のない噂が邪気混じりの噂を巻き起こしていくーー急な閉店と夫婦の蒸発についての真相とは?
  • 路地裏のウォンビン
    小説・文芸
    -
    1巻1,199円 (税込)
    スラムで育ち、幼いころからスリで身を立てていたルゥとウォンビン。いつかこの生活から抜け出すことを願いつつも、生き延びるために汚れ仕事を避けることはできない。そんな二人を引き裂く出来事が起こる。養父母に引き取られ文化的な生活を手に入れたルゥにとって気がかりなのは、願ってもない別れ方をしたウォンビンのことだった。そして、偶然の邂逅からまたしても二人の運命が大きく動き始める。非力な二人がもがいた先に幸せはあるのか--。
  • レイアウトは期日までに
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,299円 (税込)
    ひょんなことから天才装丁家・桐生青の元で働くことになった駆け出しのブックデザイナー・赤池めぐみ。10代の頃からセンスあふれる装丁を手掛け、業界でも注目されていた青のことを、めぐみはずっと憧れていた。青の元で働ける、と張り切って出社しためぐみは、1日目から夢破れる。職場にはパソコンも机もない。与えられた仕事は電話番。編集者からの催促をうまく受け流す事だった。ほんとに自分はここでやっていけるのだろうか、と不安に思うめぐみは、やがて自分が雇われた本当の理由を知るのだが……。育ってきた環境も性格も異なる二人は果たしてうまくいくのか? デザイン事務所の先行きは?
  • キリング・イヴ 1
    小説・文芸
    5.0
    1~3巻1,299円 (税込)
    MI5の捜査官イヴ・ポラストリは、ある殺人事件の目撃者の証言から容疑者が女性だと知り、さらにここ最近起こった未解決の殺人事件がいずれも同じ犯人によるものなのではと疑っている。一方、暗殺者ヴィラネルはトゥエルヴと呼ばれる組織から次の任務を命じられる。ターゲットはロシア人の極右論者、場所はロンドン。追う者と追われる者の対決の行方は? ヴィラネルが暗殺者になるまでの過去も描かれるシリーズ第1作目。
  • みんな知ってる、みんな知らない
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    1995年6月4日、奇しくも同じ日に起こった“事件”により、49日間、一人きりでの軟禁を余儀なくされた9歳の二人の少女の痛ましい過去と、その二十年後を描く。小学校の同級生だった二人がたどった数奇な運命が、さながらDNAの二重らせんのように交錯する。ヒロインの一人、チョン・ヨヌは9歳のとき、何者かに誘拐・監禁され、49日目に無事、保護されたが、犯人は見つからないまま時効になった。誘拐犯がヨヌの声や写真など、一挙手一投足をメディアに送り付けていたため、ほぼ全国民が事件の細部まで知っているのに、当人は記憶を失い、ただ底知れぬ恐怖だけを体が覚えているという奇妙な状況が生じた。もう一人のヒロイン、ユシンの事件は自身が記憶を封印したせいで、その真相は誰も知らないまま。失われた記憶を取り戻すという核心部が徐々に明らかになっていくが——。韓国人女性作家の新星が放つサイコサスペンス中編。
  • #ある朝殺人犯になっていた
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    浮気淳弥(うきじゅんや)(28)は、佐藤昌紀(まさき)(25)と漫才コンビ「スレンダーズ」を組んで3年の売れない芸人。ある朝、目覚めた浮気は、SNS上に自分がひき逃げ犯だという噂が広がっていると知る。6歳の女の子がひき逃げされた悲惨な事件が時効を迎えようとしており、ネット民は怒り狂っていた——。「俺は関係ない」と否定すればするほど、過去が暴かれ、プライバシーが晒されてゆく。人生を取り戻すなら犯人を見つけるしかない! 炎上や個人攻撃のメカニズムを赤裸々に暴き出す、迫真のジェットコースター・エクスペリエンス!!
  • 隣の畑は青々と
    小説・文芸
    3.8
    1巻1,499円 (税込)
    家族で農家を営む修司は、気候変動や後継者不在の将来に漠然とした不安を抱いている。 一方、隣家の入り婿・一樹は、義父との不和に悩みながらも、理想の農業を目指そうと画策中。 また、修司の妻・亮子や母・由美子も、閉鎖的な土地での役割や過去の澱を抱えながらも、小さな希望を見出そうとしている。 そんな中、地元で一番の成功頭であるメガファームで、従業員が立てこもるセンセーショナルな事件が発生する。 修司の一人娘である千沙や、メガファームの社長夫人、移住してきたカフェ店主など、誰もが屈託を抱えながらも「隣の畑」を過度に羨むのではなく、自らの土を耕し、静かに明日へ踏み出そうとする姿が瑞々しく描かれる。 『ともぐい』で直木賞を受賞、人間の愚直な生きざまを描き続ける、元酪農家の著者・河﨑秋子さんによる地元・十勝を舞台にした【農業×家族×生き方】小説。
  • 私たちが轢かなかった鹿
    小説・文芸
    3.6
    1巻1,499円 (税込)
    彼女は私の親友で、私の男の母親……「私たちが轢かなかった鹿」 身ごもりたい女と、身ごもることを許されなかった女……「不幸の****」 不治の病を宣告された夫の心配と妻の気遣いの掛け違い……「犬の名前」 頭かペニスか――家出した娘と愛人との間で揺れる男の天秤……「つまらない掛け時計」 大雪の日、老作家と元担当兼愛人が住む古民家へ迷い人が……「小説みたいなことは起こらない」
  • 棺桶も花もいらない
    小説・文芸
    3.6
    1巻1,499円 (税込)
    日雇い派遣、早期退職、天涯孤独、シングルマザー… 幸せかどうか分からないけど、生まれてきたから生きている 明日への諦念と今日への執念を抱える人々の生きざま
  • 臨床のスピカ
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,499円 (税込)
    動物介在療法に携わるDI犬のスピカと、そのハンドラーの凪川遥が、横紋筋肉腫を患った5歳児、強迫性障害を抱える中学生、産後うつの患者や家族たちと向き合う。それは、凪川自身の内面にも変化を起こし、やがて大きな決断をすることに。 動物介在療法を知るきっかけとなった同期との出会いとその後、育児放棄をした母とのこれから。 犬と人との関係を通じ、人と人との心地よい距離と自分自身のありようを見つめ直していく。命の現場を舞台に、現役看護師の著者が描く希望の物語
  • ジミー・ハワードのジッポー
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    2019年7月、小説家の桑島洋介はベトナム戦争を題材に新作を書こうと思い立ち、取材のため彼の国を訪れた。ベトナム人女性で、旧知の新聞記者ホアン・タオにホーチミン市内を案内してもらった折に、戦時中に米兵が所有していたらしいひとつのジッポーを、桑島は手に入れた。約50年前、激戦地で任務に就いていた兵士の名は「JIMMY HOWARD」と刻まれている。俄然、興味が湧いた桑島が調査に乗り出すと、次々に意外な事実が明らかになり、やがてアメリカで殺人事件が発生する。いまだ癒えぬ戦争の影と米軍の闇を暴く正統派ノンストップ・サスペンス!!
  • 文藝 2026年秋季号
    小説・文芸
    -
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【創作】 大前粟生「いつか、僕のしたことをきみに話せるだろうか」 作家仲間たちと公園で落ち合う深山。Iさんが最近は戦争のことばかり考えてしまうと言う。そして深山にもついに「その日」が訪れ――時代の生傷を照射する圧巻の日記文学。 金子薫「〇(まる)」 未解決事件の新展開を機に、自身の創作にひそむ妄想に取り憑かれた人形作家・宍戸。万物の球化を幻想し、生みだす手と殺める手が重なりかけた先で彼が出会う世界とは――。 日比野コレコ「ALL IS HONEY TO ALL」 建築学科生のしゅづきは、友だちの恋人で身長が3mの「六」と出会う。彼は金属製の竹馬のような装置を履き、まるで尖塔のようで――。奇想と日常が溶け合う青春短篇。 【特集1 失踪・家出・エスケープ】 ◎短篇 石田夏穂「私を某国に連れてって」 奥野紗世子「惑星と大銀杏」 木村友祐「握った手を放すかも」 相川英輔「丸洗い」 ◎短歌 穂村弘 選 “失踪”短歌10首 ◎ブックガイド 佐藤究・松永K三蔵・江南亜美子・駒田隼也・豊永浩平・杉江松恋・倉本さおり 作家・書評家7人による人生を揺さぶる「失踪」文学3選 ◎エッセイ・論考 島本理生「銀河鉄道には乗らない」 大森時生「thin たぬき」 いがらしみきお「リセット三題」 金川晋吾「いなくなって、戻ってくる父」 星野概念「星野狂セリ、みたいな」 森あらた「繰り返す、ニューノーマル」 村上靖彦「刑務所で出会ったAさんの逃走から教わる」 【特集2 AIは中原昌也を拡張できるか】 高橋源一郎「中原昌也と声帯AI中原昌也とオレ、エトセトラ」 高橋源一郎×中原昌也×宇川直宏「声帯AI中原昌也と未来の文学」 【紀行】 西加奈子「北米滞在記」 【第9回 日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール 受賞者決定!】 ◎審査評 星野智幸、オ・ヨンア、古川綾子 ◎受賞の言葉 中井優子 ◎課題作 キム・メラ 著、中井優子 訳「エコール」  【特別寄稿 戦争がふたたび日常になったこの時代に】 皆川博子「声」 辻真先「戦争が日常だった時代のぼく」 【連載】 師田史子・柳谷あゆみ・須藤輝彦「世界の路上から」vol.2 アフマド・サアダーウィー 著、柳谷あゆみ 訳「ムタナッビー通りから世界へ バグダード──痛みと語りの街」 北村薫「日もすがら、夢みつつ……」【第2回】 星野智幸×シン・ミナ 往復書簡「地球から半歩」【第3回】キム・ソキ、清水知佐子 訳 円城塔「ホモ・ネクロ」【第5回】 いとうせいこう「難民移民モノローグ」【モノローグ6】 岸政彦「犬は人生」【第6回】 岸本佐知子「尻 on fire 日記」【第6回】 文芸季評 水上文「たったひとり、私だけの部屋で 立場性と文学」2026年4月~6月 山本貴光「文芸的事象クロニクル」2026年3月~5月 第64回文藝賞応募規定 【書評】 皆川博子『ジンタルスRED AMBER』【評】石井千湖 町屋良平『IDOL』【評】笠井康平 八木詠美『アンチ・グッドモーニング』【評】土門蘭 遠野遥『吸血鬼』【評】河野真太郎 土門蘭『戦争と五人の女』【評】植本一子 松田いりの『ハッピー山』【評】原宿 荻世いをら『彼女のカロート』【評】山本莉会 J.D.サリンジャー 著、柴田元幸 訳『サリンジャー初期短篇全集』【評】佐藤友哉 著者一覧 次号予告・編集後記
  • 死が三人を分かつまで
    小説・文芸
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    2017年7月、売れない犯罪実話ライターのキャシーはひとつの記事に目をとめた。テキサス州南部の地方紙が、1986年8月に起きたアルゼンチン人男性銃殺事件の背景を探っていた。二人の男と重婚した女性ローレ、彼女の夫によるもう一人の夫の殺人。全ての原因となったローレは取材を拒否していた。もし彼女の視点で事件を書けたら? キャシーはローレに接近し、事件当時のことは話さない条件で取材権を得た。共に秘密を抱えた二人の女性の対決はやがて・・・・・・。フーダニットを巡って手に汗握る実録系サスペンスの怪作!
  • エマ
    小説・文芸
    3.5
    1巻2,499円 (税込)
    『レオン』『ニキータ』等 世界的名優ジャン・レノ 衝撃のデビュー小説 異国情緒溢れる中東を舞台に、サスペンス、ロマンス、アクションが織りなす ハリウッド映画さながらのエンターテインメント超大作 地元フランス・ブルターニュで療法士として働くエマ・モルヴァンは、会社からの要請に応じオマーンで新たに建てられる豪華リラクゼーション施設のインストラクターとして当地に滞在することになった。故郷と親友、また愛猫と離れることに寂しさと不安はあったが、想像を超える好待遇と、母親が目の前で喪った傷と決別する覚悟、オマーンで会うことになる男を想う気持ちからの決断であった。男は施設のオーナーであり、絶大な権力を持つ副首相の子息でもある。互いにひかれあうが、ある日、男を探れとフランス情報機関に命令される。いわく国際問題に発展しかねない大事が起こる可能性があり、そのカギである男を動かせるのはエマしかいないと。思いがけず巻き込まれたエマだったが、大胆な度胸と能力で道を切り拓いていく。
  • The Living Dead 上
    その日。サンディエゴの検視官補と助手は、目の前の遺体が動き出すのを目撃し、国勢調査局の統計学者のもとには、身元不明遺体に関する異状なデータが届き始める。ミズーリ州のトレーラーハウスに住む女子高校生は、外からの悲鳴で目覚め、アトランタのテレビ局では、互いに襲い合う人々の映像にプロデューサーが息を呑む。そして、洋上の空母オリンピアでも、ただならぬ事態が発生──。なぜ人はこれほどゾンビに心奪われるのか。答えはこの小説にある!
  • 後宮の調達人
    小説・文芸
    3.5
    1~2巻770~814円 (税込)
    「ご依頼承りました。あなた様の望むものを調達して参ります」――愛憎渦巻く後宮で、外に出ることができない妃たちのために望む品を届ける調達人、紅姑娘(ホンクウニャン)。善き調達人とは、善く聴く耳を持ち、善く観る目を持ち、善く沈黙する口を持つ。時に人の望みを叶え、時に人の闇に触れ、調達人はあらゆるものを調達する。それがたとえ毒でも、奇跡でも――。相棒は、素顔を隠した不思議な大男。依頼に隠された謎を解きつつ、どんな無茶ぶりにも応えていく調達人・紅姑娘による後宮ミステリー、ここに開幕!
  • 後宮の料理妃 霊獣の巫女と神龍の皇帝
    小説・文芸
    -
    1~2巻814円 (税込)
    霊獣である饕餮へ料理を捧げる役目を担う巫女・雪蓉は、ある日瀕死の男を助けた。手厚い看病の後、去っていた男だったが、しばらくして再び雪蓉の前に姿を現す。なんと彼は皇帝・劉赫だったのだ! 「後宮の妃になれ」という彼の命令を拒否したものの、無理やり後宮に連れて行かれてしまった雪蓉。その後、味覚障害を持つ劉赫が雪蓉の料理には味を感じたらしいと知り、『巫女の力が宿る料理で劉赫の味覚を元に戻すことができたら、家に帰してもらう』という約束を取り付けるが……?
  • レオン、ザ・ゴラッソ~スラム街編
    小説・文芸
    -
    1巻1,540円 (税込)
    ワールド・カップ優勝の夢を抱き、東南アジアにあるカヤオ国のスラム街ドリーム・ヒルズから、世界へと飛び立つサッカー少年、レオン・メンドーサの挫折と希望の物語。サッカーに夢を託した少年、レオン・メンドーサの物語の第一章「スラム街編」です。東南アジアのある国の、トタン板に囲まれたスラム街ドリーム・ヒルズに生まれ育った少年レオン・メンドーサ。未来のない貧困に囲まれながらも、ある日サッカーに出会い日本のジュニア・チームとの試合で蒲田平介コーチの目にとまります。スラム街の男の子レオンが自分のそしてスラム街の人たちの夢をサッカーに託し、小さな身体でたくましく歩み成長する、友情と挫折と希望の長編物語。東南アジアから日本、日本から欧州へと、サッカーの真なる「野生」の強さ、清々しさを纏る、レオンがたどるサッカーの旅路を皆さんと楽しめればと願っています。本作は「スラム街編」です。
  • キヅカナイ
    完結
    小説・文芸
    -
    全1巻650円 (税込)
    名門高校で学力が常にトップクラスの明石圭太は、1年生の時、五十嵐マナと同じクラスになり次第に仲良くなっていく。 マナは毎日のように学校を遅刻し、授業中は居眠り、嫌な授業はバックれるような学力が学年でも最下位の落ちこぼれの生徒だった。 また、中学時代から圭太と一緒だったゆずきもマナと親しくなっていく。 そんな落ちこぼれのバカ女のマナが妊娠、不倫と次々に問題を起こしていく。 そして圭太は色んな災難に巻き込まれていく事に…… ※本作は卯月青澄の個人誌作品の電子書籍版となります。【145ページ】
  • 本日初日 歌舞伎楽屋裏ばなし
    小説・文芸
    3.0
    1~2巻891~913円 (税込)
    【歌舞伎奮闘記シリーズ、第一弾!】 「この憂き世に夢を作り出すの」 当代一の女形・岩井半四郎の付き人になった希和が命じられたのは――? 〈あらすじ〉 今をときめく女形役者・五代目岩井半四郎の付き人として働く希和。 河原崎座の座元から、失踪した若手役者・藤助を千穐楽までに連れ戻すよう命じられる。 しかし、藤助の行方を尋ねる希和に河原崎座の人間は誰も口を開かない。 行き詰まったとき、大道具方の勘兵衛が教えてくれたのは、 藤助と同じ無名の役者だった亡き父の過去だった。 華やかな舞台の裏で働く少女の奮闘記が今、幕を開ける! 〈目次〉 第一章 幕ノ内 第二章 トチリ蕎麦 第三章 大入り 第四章 千穐楽
  • 警視庁外事一課リエゾン班 亡命者
    小説・文芸
    3.0
    1巻968円 (税込)
    大使館との連絡役・リエゾン班に赴任した捜査官・佐倉サク。毒ガス兵器で女性が襲撃される事件が起き、ロシア、CIA、公安、捜査一課の四つ巴のバトルに発展して……。一気読み必至の長編警察小説!
  • カミングアウト〈新装版〉
    小説・文芸
    -
    1巻1,045円 (税込)
    第1回エキナカ書店大賞を 受賞した超名作! だれだって腹の底に秘密を抱えてるけど…。 読んであなたも、ストレスフリー! 『トッカン』『上流階級』『グランドシャ トー』の気鋭が贈る、すっきりエンタメ。  心の中に抱えた秘密。言ってしまったら取り 返しのつかなくなるような言葉。いまなら、言 える――。コインロッカーに衣装を預けて複数 人格で男に会う、17歳のJKさちみ。ロリィタ 服趣味をひた隠しにしつつそろそろ結婚もした い、29歳OLリョウコ。“それ”をカミングアウ トしたとき、自分は、周囲は、どう変わる?  第1回エキナカ書店大賞受賞、ストレスフリー のすっきりエンタメ!  ――おもな登場人物―― ●さちみ…17歳の女子高校生。自力で稼いだ お金ではやく一人暮らしをしたい。 ●仁科リョウコ…29歳のOL。ロリィタ服趣 味を職場ではひた隠しにしている。 ●史緒…38歳の人妻。子育てが終わり、セッ クスレスに悩んでいる。 ●井原臣司…46歳の男性。独身のまま老いる ことに寂しさを覚えつつある。 ●初恵…63歳の主婦。横暴な夫に復讐を誓っ て日々を過ごしている。
  • おさご幻奇譚 仏原騒動異聞
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,045円 (税込)
    肥後細川藩で起きた謎多き一揆「仏原騒動」。首謀者一族の娘・おさごの前に突如現れた「もののけ」の正体とは……約三五〇年の時を跳び「不思議なチカラ」に導かれて出逢った二人の運命は!?
  • 予幻
    小説・文芸
    -
    1巻1,210円 (税込)
    _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  ノンストップ・ハードボイルド 〈ボディガード・キリ〉シリーズ第三弾! _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 世界を騙せ。彼女を護り抜け。 世界の未来を予測する禁断の文書を巡り 拉致、諜報戦、裏切り―― 欲望と謀略が火花を散らす! 本名・年齢不詳。古武術の遣い手、ボディガード・キリに、 以前の案件で知り合った大物フィクサー・睦月から警護の依頼が。 対象は岡崎紅火、東亜文化大学の大学院生。 病死した香港シンクタンク『白果』の主宰者・白中峰の娘だ。 白は生前「ホワイトペーパー」と呼ばれる会員向けの文書で、 近未来の国際情勢を驚くべき的中率で予測しており、 『白果』には多くの機密書類と未発表の「ホワイトペーパー」が 保管されていた。 母・静代は中国公安部の家宅捜索前にそれを紅火に託し、 日本に持ち出させたが、その後連絡が途絶えた。 睦月の依頼は紅火の護衛と機密書類の保護。 だが紅火を匿った新宿の民泊施設から紅火が拉致された! キリは紅火の手がかりを追う――。
  • おむこさんは殺人鬼
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,800円 (税込)
    この謎は、私を強くする。 『此の世の果ての殺人』で江戸川乱歩賞を最年少受賞しデビュー、 第2作『ちぎれた鎖と光の切れ端』で吉川英治文学新人賞候補、 “Z世代のアガサ・クリスティ”の異名を持つミステリー界の新鋭・荒木あかねの待望の単著第3作は、 “人生の謎”に同志と共に立ち向かう、痛快なミステリー作品集! ◆収録作(全5編) ・同好のSHE 憎いあいつを殺すために乗り込んだ夜行バスで財布盗難が発生。疑われた私を嬉々として庇う女性の正体は? ・震える箱 「隣の女の貧乏ゆすりに腹を立てた」映画館で起きた傷害事件の真相に、“妙な被疑者”専門の取調官が挑む。 ・置き去りイヤリング 東海道新幹線のパーサーが見つけた片方だけのイヤリング。不可解な落とし物はある犯罪に繋がっていて…… ・答え合わせ 雪の上で血を流していた継父。彼の最後の言葉は、僕へのメッセージなのか、犯人を示すヒントなのか。 ・おむこさんは殺人鬼 婚約者は連続殺人鬼? ただの浮気者?「困ってるなら話を聞くよ」元探偵のおばあさんとの隠密調査の結末は。
  • 県警の番人
    小説・文芸
    3.9
    1巻2,112円 (税込)
    伏線完全回収の連作×警察組織ミステリー! ・ Q県警の誰もが逃れられない、首席監察官・鏡真人とは何者だ? ・ 【推薦コメント】 繋がってからが真の闇。これが《連鎖式》警察ミステリの新定番だ! ──法月綸太郎氏 ・ 見たいもの、信じたいこと、守るべきなにか。それぞれの正義が事実を少しずつ歪め、事件を解くべき者たちが、次々と事件に搦めとられてゆく。すべては首席監察官・鏡真人の描いたシナリオなのか──? 高密度の謎解きに、一筋縄ではいかない警察組織の論理と倫理が絡み、連作ミステリーとしての読み応えは抜群だ。短編ひとつひとつが高い完成度を誇っているうえ、新たな視点で各エピソードをみつめなおした最終話は圧巻。なにより、読み進めるほど虚像のように思えてくる鏡真人という人物の実体を知りたくて、本を閉じることができなかった ──櫻田智也氏 ・ 【内容紹介】 Q県警内の不祥事を容赦なく暴き出し、市民からの信頼を劇的に回復させた異能の監察官・鏡真人。 〈県警の番人〉の異名を持つ彼に狙われた者は、絶対に逃れられない……。 定年前のハコ番巡査部長、所轄の生活安全課捜査員、刑事課の女性警部補、県警本部監察官警視、鏡の直属部下──五人の警察官視点で浮上する、〈県警の番人〉の正体とは。 ・ *本作は伏線上の意図により、必ず第一話から順にお読みください。 ・ [目次] ●第一話 組織の論理 定年目前の交番巡査部長の元へ、十年前に同僚が発砲した事件を想起させる手紙が送られてきた。 ・ ●第二話 正義の味方 鏡の命で、週刊誌の取材を受けさせられた生活安全課捜査官。彼に思い当たるのは、一本の通報だった。 ・ ●第三話 虚像の選択 鬱病で休職中の刑事課女性警部補が、痴漢容疑をかけられた同期警部補について再捜査を行う決意を。 ・ ●第四話 人事の波紋 女性がストーカーに襲われたらしき事件。監察官警視が、所轄の事前対応状況を鏡に報告すると思わぬ答えが──。 ・ ●第五話 番人の番人 鏡の直属部下である女性巡査部長は、彼の失脚を狙う。〈あの事件〉の真実を隠蔽させないために。 ・ 眼前の“真実”は、必ず第五話でくつがえる。
  • 平行と垂直
    小説・文芸
    4.3
    1巻689円 (税込)
    自閉スペクトラム症の兄・大貴と幼い頃から彼を支えてきた妹の希。母を早くに亡くし、父が再婚したため、ずっとふたりで生きてきた。几帳面でこだわりの強い大貴は、全てを平行と垂直に並べたい。週一度の希との食事の時間は19時ぴったりで、1分でも過ぎると落ち着かない。このふたりの生活がずっと続くと思っていたが、希に結婚話がもちあがり……。 本作は、同名映画の脚本家自らが書き下ろした小説。
  • 花と流れ星 [新装版]
    小説・文芸
    3.0
    1巻752円 (税込)
    傷ついた人が辿り着く、霊現象探求所。亡き妻を追い続ける真備、助手の凜、彼女に想いを寄せるホラー作家・道尾。三人のもとへ誰にも言えない秘密を抱えて生きる人たちが訪れる。友人の両親の命を奪った者を探す少年、拾った仔猫を殺してしまった少女、自分のせいで孫を亡くしたと悔やむ老人……。人生の陰影を鮮烈に描く、切なくも心揺さぶる五編。
  • バニラな旅立ち
    小説・文芸
    3.5
    1巻752円 (税込)
    洋菓子店「パティスリー・ブランシュ」を閉店し、フランスへ旅立つことにした白井葵。だが、出発直前にマダム佐渡谷が旅先で遭難したと連絡が入り……。心も体も温まるブレッドプディング、自由で可愛いプティフール、大切な人への祈りを込めたシュトレン……。あなたの旅立ちを祝福するお菓子、あります。大人気「バニラ」シリーズ、第三弾。
  • ぼくたちの家族
    小説・文芸
    4.3
    1巻815円 (税込)
    バラバラだった若菜家をひとつに繫ぎとめていた母・玲子に脳腫瘍が見つかった。父と二人の息子は母のために動き始めるが、同時に、父の巨額の借金が発覚。兄は妻の出産で忙しく、弟は母の転院先探しに奔走。兄弟は積年の不満が噴き出し ――。母への愛と家族の不和に揺れる一家の再生を描く傑作家族小説。短編「それからの家族」を収録した新装版。
  • 夜しか泳げなかった
    小説・文芸
    4.7
    1巻877円 (税込)
    「余命一年の私が、この世界に八つ当たりするのに付き合ってよ」。話題の恋愛小説『君と、青宙遊泳』、それは高校教師・卯之原がかつて封印した物語に酷似していた。今は亡き高校の同級生・日邑と過ごした7年前の夏、あれは僕たちだけの物語だったはずなのに……。覆面作家ルリツグミの正体を探る卯之原の前に、当の本人が転校生として現れる。
  • P+D BOOKS 睡蓮の午後
    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    辻邦生がコクトーなどの小品をパロディ化。 ――私が文章という形式を〈水面〉のように光らせようと考えたのも、小説を、現実の重みから解放し、自由な想像力に従わせたいと思ったからでした。小説はそのほうがはるかに面白くなりうるからです。 この十二篇は、いわばその最初の意識化された試みです。その作品の模作の仕方は一つ一つ異っています。また作品の基本のムードも多様であるように努めました。(あとがきより)―― ピカソがヴェラスケスの絵画をもとにユニークな一作を残したように、トーマス・マン、ジャン・コクトー、シュトルム、ブシォールなどの小品12篇を、辻邦生が自由な発想で書き換えた実験的作品。 元になった作品が邦訳されていないものもあり、作者のオリジナル短篇集として楽しめる佳作。
  • アガサ・レーズンとイケメン牧師
    小説・文芸
    4.0
    13~25巻924~1,650円 (税込)
    修道院から元夫が行方をくらましたことが判明した。もしかしたらアガサと離婚した理由すら嘘だったのかも? すっかり男性というものに失望したアガサは、村に若い副牧師が赴任してきたというのに珍しく無関心でいた。いっぽう天使のようなイケメンの副牧師とあって、村の女性たちが放っておくわけがなく、日曜の教会は超満員に。そんな副牧師からじきじきにディナーへ招かれたアガサはすっかり自尊心をくすぐられ、いつもの調子を取り戻した。しかしお酒が進むにつれて、聖職者らしからぬ彼の腹黒さが見え隠れするように。そして翌朝、牧師館の書斎で彼が遺体となって発見され……!?
  • カラ売り屋シリーズ 金融工学の狼
    小説・文芸
    4.0
    1巻940円 (税込)
    ハイリスクの仕組み商品で高収益を上げるあかつき銀行。液晶ディスプレイ用のバックライトの成功でのし上がった城西ホールディングス。両社の怪しげな錬金術を見抜いたウォール街のカラ売り専業ファンドが株価下落を目論む告発レポートで宣戦布告。金融ジャングルの息詰まる攻防の勝者は果たして……?「地銀の狼」「ミスター液晶」の二編収録。
  • かさなりあう人へ
    小説・文芸
    -
    1巻946円 (税込)
    あの日、光がふたりを包み込む―― 愛を失くした女と、過去の傷が癒えぬ男。 いくつもの出会いを経てめぐりあったふたりに、 夕暮れの空の一瞬のきらめきが、奇跡を起こす。 「あなた」に贈る、愛の物語 会計前の商品を手にスーパーの外に出た野々宮志乃は、警備員に声をかけられ、駐輪場にいた男に思わず「あなた」と呼びかけた。 彼の機転で夫婦を装い難を逃れた一週間後、夕暮れに染まる橋の上でふたりは再会する。 夫を亡くした志乃と、妻と別れた箱根勇。ともに見た不思議な光に深い絆を感じるが、過去の癒えぬ傷はふたりを臆病にさせ……。 折り重なる出会いの神秘を描いた恋愛小説。
  • ヴァンプドッグは叫ばない
    小説・文芸
    4.1
    1巻1,300円 (税込)
    U国MD州で現金輸送車襲撃事件が発生。襲撃犯一味のワゴン車が乗り捨てられていたのは、遠く離れたA州だった。応援要請を受け、マリアと漣は州都フェニックス市へ向かう。警察と軍の検問や空からの監視が行われるが、真の理由は研究所から脱走した、20年以上前に連続殺人を犯した男『ヴァンプドッグ』を捕らえるためだった。だが、彼の過去の手口と同様の殺人が次々と起きてしまう。一方、フェニックス市内の隠れ家に潜伏中の襲撃犯五人は、厳重な警戒態勢のため留まっていたが、一人が殺され……。/解説=若林踏
  • 余命一週間の探偵として
    ハロウィーンの晩。27歳のジェットは、何者かに殴打されて意識不明となってしまう。緊急手術を行い2日後に目覚めたものの、医師によると、彼女の脳内には確実に動脈瘤が形成されると考えられ、いずれ破裂して死に至るという。手術はほぼ不可能。余命1週間を宣告されたジェットは死ぬまでに自分を襲った犯人を見つけると誓い、幼なじみのビリーと調査を始める。だが、容疑者は身近な人物ばかりで……。究極のタイムリミットに挑む探偵役が、必死で謎を解き明かしていく。『自由研究には向かない殺人』の著者が放つ、圧巻の犯人当てミステリ!/解説=上條ひろみ
  • 荒寥地にて
    小説・文芸
    -
    1巻1,650円 (税込)
    人間の魂の内なる神とサタンの闘いの果てに現出する、荒寥たる大地。神の祈りの先にあるものは何かを苛烈に問う、現代の黙示録。(富岡幸一郎) コロンビアでの凄惨壮絶な一夜を契機として、主人公は自己の崩壊と再生の淵へと歩み入る。極限の快楽は精神を解体しつつ、なお贖罪への微かな道をも照らし出す。聖と俗、生と死、信仰と堕落が深く交錯するなか、地下鉄サリン事件の残響、阿佐ヶ谷で覚えた日常からの乖離、さらに旧友・因幡との思想的対峙が、現実と幻惑の境界を静かに揺るがしてゆく。魂の暗夜をくぐり抜け、救済の可能性を問いかける、重厚な問題作。 神の声が聞こえないところへ行ってはならない。 【目次】 第一章 境界の地へ ―コロンビアの夜― 第二章 変貌した日常 ―阿佐ヶ谷の流離い─ 第三章 キリストの手を拒むもの ―因幡― 第四章 ディオニソスの宴 ―狂える者たち― 第五章 荒寥の地平 ―もはや戻る道はなく― 第六章 サンパウロのホテル ―ピント― 参考文献 【著者】 朔良 魁良 朔良 魁良(さくら かいら) 1959年、秋田県大館市生まれ。現在、横浜市在住。 東北大学卒業後、企業に勤め、中南米地域長、関西支店長、参与、関連会社社長などを経験。 海外在住歴10年、訪れた国は80か国以上にのぼる。 本書が初の著作となる。
  • アンティークショップ探偵 4枚のクイーン事件
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,826円 (税込)
    トランプの4枚のクイーンと共に教授が遺した謎の言葉―― 容疑者は4人の女? 宣伝チラシ片手に聞き込み開始! 素人探偵コンビの名推理 英国コージーミステリ 〈あらすじ〉 イギリスの小さな町でアンティークショップを開いたベラは、知人の邸宅に泊めてもらった翌朝、屋敷に隣接した遺跡で、大学教授の死体を発見する。警察は事故として処理しようとしていたが、刑事の娘でもあるベラは殺人事件ではと考え、副店長のジョンと調査を開始。トランプのクイーン4枚と共に教授が残した謎を追う。“愛しすぎる者、恐れをなす者、不滅を追い求める者。そしてわたしを惑わせる者―― ” 過去も秘密も見逃さない、アンティークショップ探偵ベラの事件簿、開幕!
  • ツィゴイネルワイゼン
    小説・文芸
    -
    1巻1,881円 (税込)
    映画『ツィゴイネルワイゼン』の原作「サラサーテの盤」をはじめ、小説・随筆23作品を精選。「文豪怪異シリーズ」第15弾!
  • 犬と逃げる
    小説・文芸
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    一緒にいたい。もう一日だけ―― 犬と人の絆を描く感動ミステリー! 長崎県島原市。小学校の校庭に一匹の犬が迷い込み保護された。 一方、東京の多摩川河川敷で身元不明の遺体が発見されるが、捜査線上に浮かんだ容疑者は行方不明で――。 男はなぜ逃げるのか、どこへ向かうのか。自身も愛犬家の著者が愛をこめて放つ、傑作ミステリ―! 【作家デビュー15周年記念作品】
  • 愛する男
    小説・文芸
    3.7
    1巻2,090円 (税込)
    いつしか孤独を抱きしめていた―― 誰にも知られず、思い出されることもない。 真に孤独なそのひとは、けれども愛を知っていた。 「俺が好きになった人は、みんな死ぬんじゃないか」 数奇な運命を背負った青年が絶望の果てに見出した、究極の「愛」とは。 魂をゆさぶる衝撃作! そのひとの孤独を、誰も知らない。 愛らしい顔立ちの赤ん坊は、生まれてすぐに母を喪った。立て続けに祖父母を亡くし、父も死んだ。養護施設で育ったその少年・中川宙希は、聡明な友人や心優しい大人たちに囲まれ、愛情を注がれ、大きくなる。だがひとたび宙希が好意を抱くと、彼らは死んでしまうのだった。 やがて愛することを恐れるようになる宙希。それでも数々の出会いが宙希に訪れ、その愛はただならぬ気配を帯びていく――。
  • 京都寺町三条のホームズ : 1
    小説・文芸
    4.1
    1~27巻539~770円 (税込)
    京都の寺町三条商店街に、ポツリとたたずむ骨董品店『蔵』。女子高生の真城葵は、ひょんなことから、そこの店主の息子の家頭清貴と知り合い、アルバイトを始めることになる。清貴は物腰や柔らかいが恐ろしく感が鋭く、『寺町のホームズ』と呼ばれていた。葵は清貴とともに、様々な客から持ち込まれる奇妙な依頼を受けるが――エブリスタ発、人気No.1キャラミス!
  • ツミデミック
    小説・文芸
    4.0
    1巻924円 (税込)
    大学を中退し客引きのバイトをしている優斗。そこへ中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗る女が現れ……「違う羽の鳥」。元調理師の恭一は、小一の息子・隼が「近所の老人からもらった」と旧一万円札を持って帰ってきたため、得意の澄まし汁を作って老人を訪ねるが――「特別縁故者」。コロナ禍を生きる人びとの、刹那の“罪”を切り取った短編集。第171回直木賞を受賞した著者の最高傑作!
  • 奥様姫様捕物綴り : 1 甘いものには棘がある
    小説・文芸
    3.7
    1~5巻770~825円 (税込)
    美濃御丈藩藩主の正室・彩智は美貌のうえ、剣の腕も天下一品。おまけに好奇心も人一倍旺盛で、娘の佳奈を巻き込んで、いろんなことに首を突っ込むのが得意だ。そんな折、御丈藩出入りの菓子舗・満月堂の羊羹を食べて体調が悪くなる者が続出する。懇意にしている常陸谷原藩の側室・初音までも、満月堂の菓子を食べて具合が悪くなったと聞いた彩智は、佳奈とともに持ち前の好奇心で事件の真相を調べ始める。奥方様と姫様が手を組んで難事件を解決していく痛快時代小説新シリーズ開幕!
  • 漫研ども集まれ!
    小説・文芸
    -
    1巻803円 (税込)
    昭和50年代前半、中高一貫男子校の漫画研究部に所属する15歳の「わたし」。山中のバンガローで行われる、一週間の漫研夏合宿に参加する。「D菩薩峠の合宿で、ぜったい一緒に寝ようね。おにいさまより」というメモをわたしの荷物に入れたのは、だれ? 35年の時を経て回想されるひと夏の出来事。性への戸惑いと、思春期の可笑しくも切ない愛をつぶさに描いた、芥川賞作家の自伝的青春小説。巻末には川上弘美による寄稿を収録(文庫化にあたり『D菩薩峠漫研夏合宿』を改題)。
  • レッツゴー!まいぜんシスターズ 巨大トイレでガチャかくれんぼ
    小説・文芸
    -
    1~9巻803~825円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 YouTubeから生まれた小学生に大人気のキャラクター「まいぜんシスターズ」が小説になった!うさぎのぜんいちとかめのマイッキーが、巨大トイレでガチャをひいて、特殊能力を身につけながらかくれんぼしたり、メデューサから村を守るセキュリティを作ったり、チキンハンターから逃走したり……短いお話が3本も入ってるよ! 漢字にはふりがなつきで低学年から読めるよ。さあ、レッツゴーまいぜんシスターズ!
  • 六惑星のパレード
    小説・文芸
    -
    1巻814円 (税込)
    交通事故を起こした「加害者の兄」と事故で亡くなった「被害者の妹」二人の10年。高1でサッカー部のスタメン入りするなど注目を集める瀬尾斗也は弟が起こした事故によって人生が暗転する。がらりと変わる世間の目。暴力やいたずら電話、高校卒業後も続くネットリンチ。一方、才色兼備で学校のアイドルだった姉が死んだことで、姉の代わりを期待されることになった吉川藍も苦悩を抱える。そもそも優等生の姉はなぜ不良のバイクに乗ったのか──。運命に翻弄された特別な二人が通わせた心の絆を描いた感動物語。
  • 首狩り魔女の結婚
    小説・文芸
    4.0
    1巻814円 (税込)
    悪女と噂される辺境の領主ローザは、王命により元軍人の王弟ルトガーとの婚姻が定められる。しかし結婚したはずのルトガーからは「俺は人殺しの魔女を愛するつもりはない」と拒絶されてしまう。ワケありの二人の政略結婚から始まった、じれったいすれ違いロマンス。
  • 新装版 ナースコール! 今日もリハビリテーション病院で
    小説・文芸
    4.0
    1~2巻814円 (税込)
    埼玉県のリハビリテーション病院で働く玲子はやる気に欠ける看護師2年目。新しく赴任してきた若い医師・小塚に「リハビリってどんな意味?」と問いかけられても答えられない。さまざまな患者と接する中で玲子は、病気が治ったあと、患者の体と心を回復させるために必要なものが何かを探していく。現役医師が、リハビリで患者が新たな力を取り戻す過程に寄り添う医療従事者たちを温かな視点で描く、感動の医療小説!
  • ひねくれ給仕は愛を観ない
    小説・文芸
    4.8
    1~2巻814~836円 (税込)
    人の過去を覗く千里眼の能力を隠して銀座のカフェーで働く少女・叶恵は、ある日訪れた眉目秀麗な御曹司・玲司に怪奇事件「狐憑き」の調査を依頼される。多額のチップを提示され、叶恵は異能を隠しながら慎重に調査を進めることになったが、異常に鋭い機転と洞察力を持った玲司にはついにその秘密がバレてしまう。玲司に対し警戒を強めた叶恵だったが、それ以来、玲司は叶恵を求めてカフェーに入り浸るようになってしまい――?
  • 京都 美食カメラマンの事件簿 あの日、鴨川で。
    小説・文芸
    -
    1巻825円 (税込)
    次期総理大臣への呼び声高い人気代議士の取材をすることになったカメラマンの星井裕。取材が順調に進む中、代議士の親友が鴨川に架かる「陶化橋」のたもとで死体となって発見された。被害者のもとには絵手紙が届いていたが、その絵は一見して何を意味しているのか不明だった……。  ※本作品は2009年2月に刊行された双葉文庫『名探偵・星井裕の事件簿 京都鴨川 哀愁の殺人歌』(柏木圭一郎著)に加筆・修正し、書名と著者名を改めたものです。
  • 大谷吉継の終わらない関ケ原
    小説・文芸
    4.4
    1巻850円 (税込)
    慶長五年(一六〇〇)九月十五日、関ケ原の戦い――。東軍へ寝返った小早川秀秋の大軍を、大谷吉継は幾度も押し返したが力及ばず、無念のうちに切腹した。しかし、まばゆい光の中で目を覚ますと、目の前にはデウスの姿があった。「大谷刑部少輔吉継、この戦をやり直してみるか」三年前に戻った吉継は、再び関ケ原を戦うことに――。果たして、吉継は小早川の裏切りを防ぎ、盟友・石田三成を勝たせることができるのか!? 失敗しては繰り返し時を遡ることで、見えてきた真実とは! 『実は、拙者は。』で2024年啓文堂書店時代小説大賞、『一遍踊って死んでみな』でSNS推し本大賞2025発掘賞部門を受賞した著者による、タイムループ×歴史小説。文庫書き下ろし。

最近チェックした作品からのおすすめ