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長い夏休みを終えた青崎架月は、老人ホームでの現場実習に参加した。その後2学期最大のイベントである学園祭の準備が進む中、架月のもとには同級生からも先輩からも、様々な謎がもちこまれる──。まずは、部活の先輩が学園祭で展示するために描いた漫画に対する不可解なダメ出し。続いて、3年生の「警察」と言われる先輩も出動することになった新聞消失事件。さらに、同級生が学園祭のボイコットをはじめた理由探しなど、僕たちの「特別な青春」はまだまだ続く。『僕たちの青春はちょっとだけ特別』に連なる待望のシリーズ第2弾。
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Posted by ブクログ
『僕たちの青春はちょっとだけ特別』の続編。 前作を読んだのは一年くらい前なので、細かい部分はほぼ忘れてしまっていたけれど、すぐに話に惹き込まれて、段々前作の雰囲気も思い出してきた。 …みんな、成長したなぁ。 というのが全編通した一番の感想。 架月は『他人の気持ちを推し量るのが苦手』ながら、常に相手...続きを読むを怒らせず喜ばせたい。悲しませたくない。という気持ちからついに自主的に探偵業務をし出して、ちょっとズレてる部分もあるけど、思いやりの気持ちが溢れていて本当に良い子。 莉音ちゃんも、前作のように突然激しく怒り出したりせず、うまく周りと付き合っている。 優花先輩がまた凄くて、しっかりしていて気も使えるし、コミュニケーション能力も高くて頭の回転も早い。 生徒たちと、それを見守る先生たちの温かさに目頭も熱くなった。 ただ、今作では生徒たちが外の人と触れたことで、自分たちは普通に生活しているつもりなのに、周囲から特別な目で見られることに関しての違和感を感じている描写がここかしこにあり、複雑な気持ちになった。 自分も、支援学校の生徒さんとあちこちで遭遇することがあるけれど、無意識のうちに(親切にしよう)と思ってしまう。 健常者の子に対して同じ対応をするか?と考えると…気づかぬうちに彼らを傷つけ複雑な気持ちにさせているのではと反省した。 では、どういう対応をするのが正解なのかはまだ分からないけれど…。 支援学校で思春期を過ごす若者のリアルを知れて、なおかつ面白いこの小説。 続編をまた楽しみに待ってます。
待ってましたシリーズ第二弾! 夏休みの間にぐ〜んと成長した彼らに会えました! 今回は二学期最大のイベント、学園祭にまつわるエピソードがメイン♪ 学園祭の準備に追われる生徒たちの、繊細で複雑な心が、丁寧に描かれているなと感じました。 『実習先との反省会で担当の人が言ってたの。 「りょういくが...続きを読むよかったんですね」って。 せっかく褒められてるのに、何が褒められたのか分からなくってモヤモヤするなーって思って』 〝療育〟とは、障害のある子供のための支援のようなことを示すそう。 優花は身に覚えのないことを褒められて複雑な気持ちになる。 由芽はバスの中で年配の夫妻に席を譲られる。 「大丈夫!」と断ると、「可愛いね」とささやき合う夫妻。 なぜ、高校生の由芽に席を譲ろうとするのか? なぜ、小さな子供でもないのに「可愛い」のか? こうした言葉の一つひとつをどう受け止め、どう感じるのかは、一人ひとり違うのだろう。 学校生活には色んな事が起きる。 たけど彼らは怒ったり悲しんだりしながら、それらを笑顔に変えていく! ほ〜んとに逞しくて、青春だなぁ。.:*・゚✽ って、胸がきゅっとなる。 また、続きが読みたいな(*´˘`*)
「僕たちの青春はちょっとだけ特別」の続編で、特別支援学校を舞台した謎解きストーリー 清々しい読後感で良かったです。 謎解きはもちろん、前作から続く子どもたちの成長や、普通科ではあまり見かけないちょっとした会話のやり取りもこのシリーズのみどころ。 パッとすぐには分からなくても、周りから眺めているだけ...続きを読むでは理解出来ない行動にも、当事者なりの理由があることがわかる。 彼らの朴訥さ、素直さ、生真面目さがいとおしい。 そのマイペースっぷりや温和な空気感が良さだという言葉が作中にありましたが、わかるなぁ。 架月くんがとても成長していて嬉しくなりました。 「決めつけ」や先入観が人を傷つけたり、相手に違和感を感じさせる、形を持たないモヤモヤとして心に残り続けるしんどさが描かれていました。 褒めてるつもりが、実は侮りになっていないか? 自己満足や無意識のマウントになっていないか? 自分に問いたい。 「正しいこと」と「悪いこと」 世の中はそんなにハッキリ線引きできることばかりじゃないけど、考えて、経験して、「いや、待てよ」とまた考えて……その繰り返し。 友だちの小さな一歩を信じ、自分なりに考えて応援してあげられる架月くん。当たり前に優しくて、その真っすぐさに何だか泣きそうになる。 周りからうかがい知れないだけで、こんなふうに子どもたちは大勢の生徒や大人の中で揉まれ、悩みながら成長しているんだなーと感じられました。 彼らの日常と成長をこれからも見守りたい。 ずっと追いかけたいシリーズです! 『感覚は目に見えません。誰かにとって好ましい光や音も、また別の誰かにとっては苦痛であることがあります。世界をどう感じるかは、人それぞれなのです。』
主人公が、時々周囲の人を傷つけてしまうことを言ってしまって、私の身近にもそういう人がいるから似ているな、と思いながら読んでいました。どうしてそんなことを言ったのか、が明確に描かれている場面があり、本人からすると相手を思いやっての態度だったと気づかされ、考え方の違いに目からウロコが落ちました。ミステリ...続きを読むも、特別支援学校が舞台でなければあり得ないもので、とても面白かったです。
ふつうとか普通じゃないとか、空気を読むとか当たり前とか。 できないことが多いことがわるいことではないけれど、将来の選択肢が狭くなり、辛いと感じることも多くなる。 高校卒業時に、将来の詳細をある程度見据えているこの子達は、私の大学卒業より、ずっと自立している。
高等支援学校の生徒たちが日常の謎に挑む!第2弾です 初めて知ったけど「療育」ってものがあって、治療と教育をガッチンコした言葉らしい またしてもAIに聞く 「療育(発達支援)とは、障害やその疑いがある子どもに対し、医療と教育の両面から身体的・精神的な発達を促し、日常生活や社会参加をスムーズに行える...続きを読むよう支援する「治療的教育」」 「「療育=特別なこと」ではなく、遊びや日常の動作を通じて、個人の特性に合わせて着実に成長をサポートするものです。 」とのこと ふ〜ん いや、言葉がある時点で特別なことやろって思うのだが… 難しいね もう必死に「特別なことじゃありません!」って言われると、なんか偽善の臭いを感じちゃうんよ 前作のタイトル通りでいんじゃね?って思うのよ 「ちょっと特別」 実際そうだもん そしてこのちょっと特別視されていること(子どもたちはちゃんとわかってると思う)を、高等支援学校に通う子どもたちはどう受け止めているんだろう 答えは至極当たり前 「人それぞれ」 だから結局みんな人それぞれなのよ ちょっと特別なことも人それぞれの中に含まれてる 全員が人それぞれの中のひとりなのよ 架月がいつもと違うことが起きるとちょっぴりフリーズしちゃうのも わいが奥さんに怒られるとがっつりフリーズしちゃうのも 人それぞれなのよ そうなのよ それぞれにちょっと特別でいいじゃないの
「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作『僕たちの青春はちょっとだけ特別』の続編。 舞台は宮城県仙台市の明星高等支援学校。1年生の青崎架月は長い夏休み後、老人ホームでの現場実習に参加した。その後、2学期最大のイベントである学園祭の準備が進む中、架月のもとには同級生からも先輩からも、様々...続きを読むな謎がもちこまれる。 前作を読んで1年くらいしか経ってなかったので、架月たち登場人物はすぐに思い出せた。今回も学校内でちょっとした事件が起き、架月はその謎を解説しようと試みるが、前回よりも相手の気持ちを読み取ろうと努力し、行動する前に一歩踏みとどまり、考えてから行動している。もちろん、それを言っては相手を傷つけるよ、と言った言動もあるけど…。 2日間だけ来る教育実習生のこととか、実習先のこととか、世間一般(という言い方が良いのかわからないけど)の人たちが自分たちをどういう風に見てるのかとかを気にする架月が何ともやるせない。 彼らが社会に巣立って行くまでを見守りたいなぁ。続編を期待してます。
特別支援学校のことを知らない人が読んで、こんなことをするんだと思ってもらえたらいい。現場実習や寮生活、給食などほんと参考になると思う。 そして私は、支援学校の子たちや障がいを持っている人、自分の息子のことも、どこかで型にはめて、しかもできるだけいい形の型にはめようとしていることがわかってしまい、そん...続きを読むな自分に驚いたし猛省した。 障がいのあるなしでなくその人にはその人らしさがあってありのままを見ようと思った。
「僕たちの青春はちょっとだけ特別」の続編。 前作では高等支援学校に入学したばかりの架月が慣れない新生活の中で、様々な謎を解いていくお話でしたが、今作では学校生活にもだいぶ慣れてきて、ものすごく成長した姿の架月を見ることができました。 架月は人の気持ちを読むことが苦手で、思ったこともすぐに口に出してし...続きを読むまう特性を持っていて、自分でも自覚しています。 けれど今作では友だちを助けたい、笑顔にしたい、という気持ちが芽生えていて、すごいなと思いました。 そして今作では、自分達が世間からどのように見られているかに気付いて傷付く生徒達が複数出てきます。 小さな子どものように扱われたり、お世話をされる存在だと思われたりすることに傷付くのです。 作者の雨井湖音さんが、高等支援学校の現役の職員だからこそ書ける、彼等の本当の姿なのだろうな、と思います。 まだ一年生の二学期なので、この先もどんどん続編が出てくれそうな予感。架月を始め、みんなの成長をこれからも楽しみにしています。
「僕たちの青春はちょっとだけ特別」の続編。今回は二学期の物語ということなので、時系列としてそれほど進んだわけではないのですが。架月めっちゃ成長してませんか? と驚き。時々やっちゃうところはあるけれど、まあそれが彼のいいところでもあるしなあ。新キャラも魅力的。自然発生した探偵架月と葉山警察のコンビ、め...続きを読むちゃ良いぞ。 今回も日常の謎なのだけれど、当事者にとっては些細ではないけっこう深刻な謎が多いです。そして謎を解くことができたからといって事態が解決するわけでもなく、そこがしんどい。誰かに悪意があるわけではないけれど、自分たちが「普通」じゃないことを受け入れるのが苦痛だという彼らの気持ちも理解できるし。差別するつもりはなくても傷つけてしまうこともあるのだな、という気づきは、読む者の胸にも痛い部分があります。 どうすれば友達を救うことができるのか、という観点で探偵を務める架月がどんどんカッコよくなってるんだよなあ。そういえば容貌についての描写はなかったと思うんだけど、もしや架月ってかなりイケメンっていうか可愛いのでは? 年上も年下も虜にしちゃってる気が。
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僕たちの青春と君だけが見た謎
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