あらすじ
長い夏休みを終えた青崎架月は、老人ホームでの現場実習に参加した。その後2学期最大のイベントである学園祭の準備が進む中、架月のもとには同級生からも先輩からも、様々な謎がもちこまれる──。まずは、部活の先輩が学園祭で展示するために描いた漫画に対する不可解なダメ出し。続いて、3年生の「警察」と言われる先輩も出動することになった新聞消失事件。さらに、同級生が学園祭のボイコットをはじめた理由探しなど、僕たちの「特別な青春」はまだまだ続く。『僕たちの青春はちょっとだけ特別』に連なる待望のシリーズ第2弾。
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Posted by ブクログ
高等支援学校の生徒たちが日常の謎に挑む!第2弾です
初めて知ったけど「療育」ってものがあって、治療と教育をガッチンコした言葉らしい
またしてもAIに聞く
「療育(発達支援)とは、障害やその疑いがある子どもに対し、医療と教育の両面から身体的・精神的な発達を促し、日常生活や社会参加をスムーズに行えるよう支援する「治療的教育」」
「「療育=特別なこと」ではなく、遊びや日常の動作を通じて、個人の特性に合わせて着実に成長をサポートするものです。 」とのこと
ふ〜ん
いや、言葉がある時点で特別なことやろって思うのだが…
難しいね
もう必死に「特別なことじゃありません!」って言われると、なんか偽善の臭いを感じちゃうんよ
前作のタイトル通りでいんじゃね?って思うのよ
「ちょっと特別」
実際そうだもん
そしてこのちょっと特別視されていること(子どもたちはちゃんとわかってると思う)を、高等支援学校に通う子どもたちはどう受け止めているんだろう
答えは至極当たり前
「人それぞれ」
だから結局みんな人それぞれなのよ
ちょっと特別なことも人それぞれの中に含まれてる
全員が人それぞれの中のひとりなのよ
架月がいつもと違うことが起きるとちょっぴりフリーズしちゃうのも
わいが奥さんに怒られるとがっつりフリーズしちゃうのも
人それぞれなのよ
そうなのよ
それぞれにちょっと特別でいいじゃないの
Posted by ブクログ
「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作『僕たちの青春はちょっとだけ特別』の続編。
舞台は宮城県仙台市の明星高等支援学校。1年生の青崎架月は長い夏休み後、老人ホームでの現場実習に参加した。その後、2学期最大のイベントである学園祭の準備が進む中、架月のもとには同級生からも先輩からも、様々な謎がもちこまれる。
前作を読んで1年くらいしか経ってなかったので、架月たち登場人物はすぐに思い出せた。今回も学校内でちょっとした事件が起き、架月はその謎を解説しようと試みるが、前回よりも相手の気持ちを読み取ろうと努力し、行動する前に一歩踏みとどまり、考えてから行動している。もちろん、それを言っては相手を傷つけるよ、と言った言動もあるけど…。
2日間だけ来る教育実習生のこととか、実習先のこととか、世間一般(という言い方が良いのかわからないけど)の人たちが自分たちをどういう風に見てるのかとかを気にする架月が何ともやるせない。
彼らが社会に巣立って行くまでを見守りたいなぁ。続編を期待してます。
Posted by ブクログ
ここ十数年こんなに読みたかった本の続編はなかったです。待ちに待った!読めてほんとに嬉しい〜
当たり前だけどめっちゃ面白い!
いつものメンバーたちからもっと広がって先輩に大人にって登場人物が増えて楽しさもマシマシ。
探偵からの警察まで出てくるのは笑いました、先生たちが見守りながら調査が進んでくのが微笑ましい
「じゃああれ、自然発生した探偵なの?」ってセリフは最高。
他にも「架月がそんな厄介な探偵になったら嫌だなぁ」とか
「一学期に覚えた「人に話しかけるときの台詞」で仕切り直す。」
案外冷静な架月の心情に吹き出すポイントも前作同様多くて楽しい。
今作でも由芽先輩は可愛いかった。彼女メインの話から架月がどんどん成長していって、2話目の終わり方は泣けてしかたなかった。
助けようとしていた存在が全て分かっていて逆に……って展開は好きですわぁ、由芽先輩はやっぱり先輩だなと改めて再確認。
掌編には架月の家での生活描写があって、
前から家でどんな風に過ごしてんのかなって気になってたから読めてうれしい〜
土日をどんな風に過ごしてるのとかも
また読めたらうれしいなぁ
優花と深谷の2人から外の世界からどう見られているかって架月が考える話があるのが良かったな。そして最後には次作にきっと出てくるであろう後輩の姿まで!モテモテやん架月!
3作目が読めるならまだまだ生きていけそう。
Posted by ブクログ
「僕たちの青春はちょっとだけ特別」の続編。
支援学校に通う青崎架月の周りで、ちょっとした謎が起こる。
それを解決するのは架月であるが、彼だけではなく周りの人との言動から感じる気づきは、見逃してしまいそうな僅かなものである。
彼らの素直さや繊細さに救われる気持ちになる。
隠された水族館〜同じ水族館でも見たときに感じたことを絵に描けば誰も同じではないのがわかる。
水中のガラス片〜見せたくなかったのは、新聞記事に書いたあったことで傷ついたから。
優しい先生〜教育実習じゃなく、介護等体験だったとは。
誰もが傷つきながら心が折れそうになりながらも踏ん張って成長していく姿は眩しい。
Posted by ブクログ
続編!
また、ちょっとだけ特別な彼等の、日常と少しの謎、交流と成長を覗けて嬉しかった。
前作よりも実習やなんかで、多学年や外部との交流が増えて、少しヒリヒリするような感情も湧きつつ、暖かな成長がたくさん見られた。
個性豊かな生徒たちが葛藤しながら頑張る姿と、優しく正確に導いていく大人が多い事、今作も度々涙腺が震えた。
出会いがあった分、別れも来るのは理解しているけれど、春以降の架月が変化をどう乗り越えていくのか、出来れば引き続き見守らせて欲しい。
Posted by ブクログ
「僕たちの青春はちょっとだけ特別」の続編。
高等特別支援学校が舞台。
今回の謎は、ちょっと複雑な気持ちになることが多かった。
(この子たちのように障害を持ってて特別支援学校に通っている子どもがいるので)
先輩が実習先でうまくできている、振る舞えていることに対して「療育が良かった」と言われたこと。
「療育が良かった」んじゃなくて、その子が頑張ったから、よくできたんだよね…。つい、支援者、保護者はそのように言ってしまうことがありそうで、その子本人をみなければと思いました。(療育も良かったのかもしれないけど、それだと支援者を褒めてる感じになりますもんね。)
新聞記事を読んで、これは本人にとって得て良い情報なのか、傷つけることになるのではないかと心配する主人公にほろり。
確かに、きちんと告知してないのに、いきなり療育だの、障害名だのを言われて、自分で調べて知ってしまったら、動揺するよね。
障害があるから、相手の気持なんてわからないと思われることもあるけど、その子その子で理解力も様々だよね。主人公は「こういうことはここでは言ってはいけない」「こういうときはこのように言う」を地道に先生や先輩や友達から教わりながら生きてきたんだなとわかる描写。
外から見たらどう見られるかを気にする子もいるのが、高等特別支援学校の子なのだな…。
(就労、独り立ちを目指す子たちなので、重度の子たちは通ってない)
憐れまれるような目線で見るのは失礼、一人一人尊重すべき、というのがほんのりベースに漂っていました。
深谷くんの実習先の担当の方、めっちゃいい人だな…実習先もステキ。羨ましい。