海のシンバル

海のシンバル

小説・文芸
1,672円 (税込)

8pt

“僕は、君にちゃんと傷付けられて、幸せだった”

下関のラブホテルで働く青年×毎週水曜に売春する女子高生
気送管を使った秘密の文通でふたりは、一生分の恋をした。

「小説家になろう」第1位(※)
「書籍化クラウドファンディング」431%達成

話題のウェブ発恋愛小説ついに書籍化!

(※)2025年12月 文芸(純文学)ランキング

”触れない。見れない。だからこそ、愛した。”

下関の海岸沿いに立つ“ファッションホテル”ピシナムで働く磯辺逢深は、そこで売春する少女・Rと、客室と受付を繋ぐ気送管を使って短い手紙のやり取りを始める。互いに惹かれる二人だったが、ある冬の日、Rは突然姿を消したーー。4年後、磯辺の元に「ピシナムの取材がしたい」とウェブライター・秋山千鶴が訪ねてくる。彼女との対話から、Rの失踪に秘められた残酷な真実が、ゆっくりと紐解かれていく。
(ファッションホテル:受付にホテルマンが24時間待機しているラブホテルの呼称)

不器用で痛々しい二人の恋に、きっとあなたも涙する。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎単行本
  • タイトル
    :
    海のシンバル
  • タイトルID
    :
    2175393
  • 電子版発売日
    :
    2026年02月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

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海のシンバル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ファッションホテルの受付と客という立場の2人。姿は見せずメモに綴る言葉だけで距離を縮めるが、相手を知れば知るほど遠くに行ってしまう感覚が切なくて...目頭が熱くなる。
    単純に恋と表現はしたくないな、2つの命が交差したかけがえのない時間だったと思いたい。

    著者の久々原様より献本いただきました!ありがとうございました。

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    ラブホテルの客と受付という関係の中で、お互い名前も知らずホテル内の気送管の文通のやり取りだけで心を繋げていく物語。客である女子高生の主人公は、釜石で3.11を経験しており吹奏楽の先輩の死が確実となったことにより自ら死を選んでしまう。
    作者のデビュー作ということもあり、所々に無駄や納得し難い部分ががありますが、切なさに心動かされました。

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    SNSで話題になり、クラウドファンディングで431%達成し書籍化。王様のブランチでも紹介されていたので、気になり手に取った。

    下関の海岸沿いに立つファッションホテル『ピシナム』。そこで働く磯辺逢深(いそべあいみ)は、毎週違う男と201号室を利用する少女Rと、客室と受付を繋ぐ気送管を使って短い手紙のやり取りを始める。互いに惹かれる2人だったが、ある冬の日、Rは突然姿を消してしまった…

    磯部とRとの少し変わった交換日記のようなやり取りで、物語は恋愛小説のていで展開していく。けれども、Rの抱える深い心の傷が明らかになったとき、装いが一転し一気に引き込まれた。

    当事者と第三者。受けた傷の大きさや感じ方の違いは計り知れない。磯部に感情移入しながら読み進め、分かりたいけど分かるなんておこがましいような、何もできない無力感に胸が痛んだ。

    心に沁みたフレーズ。
    「その人との別れ目までに、何を想い、どんな言葉を伝えるのか。それを考える時間そのものが、優しさなんだと思っています」

    伝えた言葉ではなく、どれだけその人を想い考えたのか、その時間こそが大切なんだと思わせてくれる優しい言葉に、どこか救われた気がする。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ


     静謐な序章、金魚の赤・気送管ポストでの魂の交歓、先輩のシンバル・轟音の津波、3.11の映像、そして白い封筒と消えない気送管ポストの音でラストへ。
    磯部とRの儚く切ないが確かな愛の証を繊細に描いた傑作!ご献本に感謝!

    0
    2026年05月25日

    Posted by ブクログ

    とにかく冒頭入りの一文がとても好き
    冒頭一文に感度したのは重力ピエロ以来久しぶり

    カバーの画がとても綺麗で帯引き込まれてジャケ買い
    あまりこの手の本は読まないですがとても面白かった
    (まさか震災関連の本だとは思ってなかった)

    文体もとても綺麗でスラスラ読める
    夜の描写と海辺の描写がすごく印象残ってる

    ジャケと帯に騙されてけど純文学?なのかな
    ちょっと村上春樹感じました

    0
    2026年04月26日

    Posted by ブクログ

    文学フリマで出会った作家さんの初商業作品です。
    生きることに不器用で真面目な磯辺さん、やっぱり好きだなぁ。
    言葉を大事にしすぎてるけれど。

    0
    2026年03月24日

    Posted by ブクログ

    文章がきれいで
    丁寧で
    だから磯辺君をよけいに痛々しくさせている。

    磯辺 逢深(あいみ)、
    名前の付け方とか美しくて残酷
    ピシナムで
    見守ってくれる大人に出会えて良かった。

    0
    2026年03月24日

    Posted by ブクログ

    自然と涙が溢れた。

    私にはもう会えない人がいる。傷付けてしまってなかったか、私の言葉で生きる時間が長くなることは彼にいいことだったか。今も悩む。

    そんな私には救いのような小説だったのかもしれない。

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

    ファッションホテルを舞台に男女恋愛を描く青春小説、透明度の高さに吸い込まれちゃう… #海のシンバル

    ■あらすじ
    青年磯部は下関のファッションホテル「ピシナム」で働いていた。彼は人とコミュニケーションをとるのが苦手で、ホテルの仕事は身の丈に合っていたのだ。

    ある日ホテルで売春をしているらしき女子高生から、客室と受付を繋ぐ気送管を使って手紙が送られてきた。それから二人は定期的な手紙のやり取りをするのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    人間には呼吸ができる環境ってのがある。

    何の不便もなく幸せに暮らせているときには「呼吸ができる環境」ってのに全く気付かない。しかし仕事や人間関係が辛いときなど、上手く回っていない時は、どこで・どうやって呼吸をしたらいのかわからなくなってしまう。

    私も若い頃は何もかもが思い通りにならなくて、ずっーと足掻いてことを思い出しちゃいましたね。

    さて本作はファッションホテルを舞台に男女を描く恋愛&青春小説。どっちかというと悩める青春要素が強い。

    まず思ったのは、とんでもない「力作」だということ。作者の思い入れ、力の入れ具合がビシバシ伝わってきました。主人公、悩める青年磯部が良く書けてるんです、もはや目の前に彼がいるみたい。

    本作の中で彼は「読書や映画が好き」というクダリがありのですが、マジ共感できるわー。私もそうなんですが、読書や映画って、人と直接関わるとう面倒ことをしなくても、人の気持ちに触れられるんだよね。そのまま居心地のいい場所に居座ってしまう気持ちもわかる。

    ちなみにキャラクターで個人的イチ推しはマリーさんですね。男ってこういうお姉さんキャラに憧れちゃうよねー、誰しも一度くらいは若かりし頃に出会ったりする。でも彼女の優しさに素直に甘えられないってのも男の悲しさ、小さなプライドでもある。

    そして本作では、我が国日本にとって大変重要なテーマが描かれています。それは物語の端々で描かれ、細かなディティールもあれば、かなり勇気が必要な直接的な描写もありました。でもそのテーマを書きたい、心にとめておかなければいけない、という作者の情熱がしっかりと伝わってきましたね。

    読めば読むほど本の中に吸い込まれてしまうような透明度の高い青春小説、胸にくる切ないお話でした。なお装画も素敵です、裏表紙の男性が気送管を持ってるのも見逃せませんね。

    ■ぜっさん推しポイント
    気送管を使って短い手紙をやり取りするという、なんともアナログで不器用な二人。誰しもすぐに結果が欲しい現代で、やたら幸せに対して遠回りをしているようにみえます。でもその徒労の多いやり取り中に、二人だけがわずかに呼吸できる環境があるんだと思いました。

    皆さんはちゃんと呼吸ができてますか?

    もし辛いことが多いなら、これまでの過去に執着せず前向きに生きてほしい。悩みや不安を乗り越えるためには、それより大きな喜びや楽しみを得るしかないのですから。

    0
    2026年02月27日

    Posted by ブクログ

    震災自体もそうだが、その後も影響し続ける精神的な辛さは、想像を絶するもの。差し迫る描写の気迫を感じた。
    ただ、出会いと関係を深めるやりとりのシーンがどうにも…彼女のしている事は、そのままでいいのか。逃避の一種だろうけれど…。彼とのやりとりの中で感情的になるのは、やはり震災の話題に触れた時。過剰反応になるのは当然だが…。恋愛、というよりは、依存に近い印象がした。紹介文の「一生分の恋」には少し違和感。

    0
    2026年09月13日

海のシンバル の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎単行本
  • タイトル
    :
    海のシンバル
  • タイトルID
    :
    2175393
  • 電子版発売日
    :
    2026年02月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
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