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夜がまだ明けない
クールでビターな本格探偵ミステリ。 日本のハードボイルドの新たな夜明けはいつ来るのか? 効率化とフェイクの時代に「ほんとうの探偵物語」を模索する主人公から目が離せない。 ――法月綸太郎氏 パズルだけでは味気ない。感傷ばかりじゃ満たされない。 私立探偵小説でしか味わえないミステリの美しさが、ここにはある。 ――櫻田智也氏 「何者か」になりたい若者たちの熱量が心に刺さる。 不器用で愛おしい美学に心が震える、そんな素敵な“ストーリー”でした。 ――ヨビノリたくみ氏 「古着ってのはストーリーだから、あのデニムには価値が出たわけ」。私立探偵の苗場は古着屋の店主から、希少なヴィンテージデニムを持って失踪したアルバイトの捜索依頼を受ける。やがて苗場が到達した意外な真相は――(「ヴィンテージ」) 開業資金を持ち逃げした自称実業家の男。苗場は被害者から依頼を受け、男の隠れ家のビルを突き止める。しかし男は、乗り込んだはずのエレベーターから忽然と消失してしまい――(「溶けるように」) 若き私立探偵が遭遇した5つの事件。 クールでビターな、令和の本格探偵ミステリ。 -
夜と跳ぶ
切り撮れ、その一瞬を。スケートボードの《消えた金メダリスト》×崖っぷち中年カメラマン――熱き二人が魅せる新感覚スポーツ青春小説、第一弾! ◇あらすじ不祥事を起こし謹慎中の中年スポーツカメラマン与野は、ある夜渋谷で、東京五輪金メダリストの大和エイジと偶然出会う。金メダリストでありながら、次のパリオリンピックに出ようともせず、自由気ままに滑るだけのエイジに反感を覚えつつ、その圧倒的な力に魅了され、与野はエイジの専属カメラマン、通称「フィルマー」として、彼の日常の滑りを撮影することに。ともに最高のトリック(ジャンプ、空中動作、回転などの技)を追い求める二人だが、次第に連続窃盗事件や通り魔事件など、深夜の渋谷を取り巻く奇妙なトラブルに巻き込まれていく……。 2024年冬、第二巻発売決定! -
夜と昼
土曜日は凄惨な事件で始まった。踊り子が劇場で刺殺されたのだ。分署には女が幽霊話を持ち込み、爆弾騒ぎの通報までとび込んできた。夜が明けても忙しさは変らない。押し込み強盗、失踪、ひったくり……さまざまな事件に明け暮れる87分署の二十四時間を、キャレラ以下オールキャストで描く。 -
夜と昼と
静子は過去に一度結婚したが、夫に女ができると自ら身を引いて別れるような、内気なやさしい性質であった。姉の愛子の家に、妹の珠子とともに身を寄せているが、姉たち夫妻のいまだに新婚気分の漂う幸福そうな様子、バレエに打ち込む珠子に較べ、女としての自分の幸福を夢みることもあった。静子は姉の夫の弟の和夫に親しみを感じていたが、和夫の方も共かせぎを続ける妻のさばさばした性格とは違って、いつも「女」を意識させる静子にひかれてゆき、やがて二人は周囲の人々の目を忍ぶ暗い情熱に結ばれてしまう。現代社会における愛のあり方を追求した力作。 -
夜なのに夜みたい
頭に描いたものと、目で見たもの。記憶しているものと、今ここにあるもの。それらの間にはきっと時間的、空間的、詩的な差分が存在している。「差分」がはらむエモーションを、移ろいゆく一瞬の光景と感情を、短歌と散文、ふたつの言葉で集めてみたい。歳月・音源・景観・速度・手動・Magic・往来・真偽・Floor・温度・通信・余白・Transit・反射・輪郭 15の窓から切り取った鮮やかなスケッチ。大人気歌人による、待望の短歌×散文集! 【著者略歴】岡野大嗣(おかの・だいじ)1980年大阪生まれ。2014年に第1歌集『サイレンと犀』、19年に第2歌集『たやすみなさい』(ともに書肆侃侃房)、21年に第3歌集『音楽』(ナナロク社)、23年に第4歌集『うれしい近況』(太田出版)、24年に『うたたねの地図』(実業之日本社)、25年に佐内正史との共著『あなたに犬がそばにいた夏』(ナナロク社)を刊行。その他、著書多数。NHK短歌の選者や講師としても幅広く活躍する。 -
夜に心を奪われて
<ロマンスの女王>ノーラ・ロバーツ最新作 NYタイムズベストセラー初登場 第1位! 泥棒稼業に恋は禁物。 それでも想いは募り── 貧しい家に育ったハリー・ブースは病と闘う母の生活を支えるため、9歳から盗みをはじめた。母が亡くなってからは、ニューオーリンズで外国語やハッキングの技術を学ぶかたわら、金持ちだけを標的に盗みの仕事を続けていた。 とある大富豪からの依頼をこなしたのち、ノースカロライナに移住し大学へ入学したブースはあるとき、夜の仕事にその知識を活かすべく参加した教授主宰の演劇クラブで、見事な赤毛と明晰な頭脳をもつミランダに一目惚れしてしまう。泥棒稼業に本気の恋は禁物と考えながらも、理性とは裏腹に想いはつのる一方で……。 -
夜になりました~人狼ヲ探セ~【分冊版】
突然始まった人狼ゲーム…。それはデスゲームの始まりだった!? 校外学習で宿泊所に向かっていたユイル高校の生徒たち。しかし実際に到着したのは2年3組の生徒たちだけで、担任の教師は彼らを残したまま他のクラスを捜しに出て行ってしまう。 そんな中、生徒たちの携帯に突然、謎のアプリ“人狼ゲーム”がダウンロードされ、生徒たちは強制的にゲームに参加させられることに。単なるお遊びだと思って投票を始めるが、多数決で「人狼」とされた生徒が実際に処刑されてしまったことで、楽しいはずの校外学習は生死をかけたデスゲームの舞台へと一変。 ルール違反した者や「人狼」だと疑われた者が次々と命を落とす中、彼らは誰を疑い、誰を信じ、誰に自らの生死を委ねるのか。 彼らの日常を一瞬にして恐怖のどん底へと突き落とした、この残酷なデスゲームに隠された衝撃の真実とは…? -
夜の歌
人生に苦難はつきものです。 苦難のない人生など、存在しないのではないでしょうか。 しかしながら、苦難があるからこそ、人生といえるのかもしれません。 しかるに、苦難と向き合うことに意味があり、そこにあるいは、活路があるのではないでしょうか。 本書は著者が苦難と向き合う過程で詠んだ俳句・川柳などを収めた小品集です。 作品と解説がセットになっております。 タイトル「夜の歌」は、敬愛する作曲家グスタフ・マーラーの交響曲から拝借しました。 「夜」を苦難の比喩として、また「歌」をそこに差す光明の比喩として用いています。 夜を越えるのは骨が折れますが、かすかでもせめて歌が聞こえれば、気の持ち方はかなり違ってくるでしょう。 本書が夜に立ち向かう方にとり、何かの一助となれば、これほどの喜びはございません。 -
夜の歌
サンデー毎日に連載された「夜の歌」の単行本化。まとめるにあたり大幅な加筆修正を行う。 本作品は、著者の咽頭がんが再発し、がんの穿孔による大量出血の危機が迫るなかで書き始められ、自らの人生と表現を集大成する「白鳥の歌」の重みを持つとなっている。 3つの時制からなる。病の進行におびえる現在と、著者が歌謡曲の作詩家として栄華を誇った70年代の芸能界と、著者の原体験とも言える満州での戦争と引き揚げの体験と。著者は『赤い月』などでは触れなかった、満州での人倫に背く自らの体験――自分が生き抜くために、他の日本人を犠牲にしたことなど――をも徹底して暴きながら、愛と官能に溢れた歌謡曲の名曲たちが、悪夢のような満州体験から生まれたものであることを初めて明らかにしていく。 70年代の芸能界における著者と安井かずみとの秘められた恋愛もこれまで語られたことがなく、本書のわかりやすい話題性になるだろう。 物語は、著者がレコード大賞二冠受賞の快挙をなしとげたまさにその時に、戦争の落とし子とでも言うべき極端な逸脱者である兄が、莫大な借金を著者に負わせるところで終幕を迎える。著者の戦後の華麗な日々にも、満州の不気味な闇が延々と続いていたのである。 -
夜の海に瞑れ
癌に冒された老ヤクザを故郷の淡路島まで運べ。舞いこんだ依頼はたやすいはずだった。だが、謎の追手の襲撃によって、老人と親友が拉致される。しかも、その老人は、五十年以上前にシベリアの捕虜収容所で、凍土に葬られたはずの男だった。組織を裏切った老ヤクザの本当の狙いは何か。殺し屋、ロシアンマフィア、そして日本の闇権力の陰謀と裏切りが交錯しあう中で、探偵碇田が執念の追跡の果てに見たものは……? 過去の傷痕に引きずられ、闇に蠢く男たちの吐息。信義なき世界でぎりぎりの誇りを全うする孤独な闘いを、壮大なスケールで描き切る、冒険小説! -
夜の海をゆく人よ
最愛の人は〝善き人″ではなかったのか? 利他とは。善とは。勇敢さとは。 ほろ苦くも優しい、再生の物語。 むつみの婚約者だった春臣は、通り魔から妊婦をかばい、〈英雄〉として死んだ。その死を引きずる彼女のもとに、春臣の弟・真央が転がり込んでくる。「エディ・ウッド・ゴー」を信条に善い生き方を心掛けていた春臣をなぞるように、二人は日常の中で「善いこと」を実践し、報告し合っていた。駅で真央を待ち続ける「募金ちゃん」、ノンデリな職場の同僚・松下、高校の同窓会で再会した春臣の死を知らない同級生……。彼らとの関わりの中でむつみと真央は、春臣の死を、自らのもとへ取り戻してゆく――。 -
夜の恩寵
夢のなかで生まれたものは、夢のなかに還っていく。 「カリスマ」をテーマに描き出される五つの物語。 故郷の父親からの電話で三年ぶりに帰った俺を待っていたのは、相変わらず若々しい継母の姿だったが――(「神馬に乗る女」)。他、夢見の力(予知夢)がある祖母をもつ未千が、二十一歳の誕生日に高熱に浮かされて以降、それまで見ることのなかった夢を見るようになる「胡蝶」や、「夢見る家族」「金の糸」「夢の子ども」の全五篇が奏でる、夢をめぐる妖しくも美しい不思議な物語。 その問いに答えてはいけない。決して。 夢か、うつつか、それとも――。 【著者略歴】 三浦しをん(みうら・しをん)1976年東京都生まれ。2000年に『格闘する者に○』でデビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、12年『舟を編む』で本屋大賞受賞。『あの家に暮らす四人の女』(織田作之助賞)、『ののはな通信』(島清恋愛文学賞・河合隼雄物語賞)、『愛なき世界』(日本植物学会賞特別賞)、『墨のゆらめき』『ゆびさきに魔法』等著書多数。『のっけから失礼します』『マナーはいらない 小説の書きかた講座』『しんがりで寝ています』等エッセイも多い。 -
夜の彼方でこの愛を
2016年ロマンティック・タイムズ誌ベスト・ロマンティック・サスペンス大賞受賞! とても洗練されていて、ホットで、テンポが速い。 ダイモンの小説の虜よ!/ローリ・フォスター(ベストセラー作家) 行方不明になったいとこを捜しつづけるエメリーは、あるとき、レンという男が関係しているらしいと知る。探りを入れ始めたとたん、知らない男に脅されるが、それがレンその人だった。つねにダークスーツに身を包み高級車を乗り回す長身のハンサムで、表沙汰にできないトラブルを解決する『調停者(フィクサー)』を職業とする謎めいた男。エメリーは欲望の赴くまま逢瀬を重ねるようになるが、実はレンは……。ホットでセクシーな男性とのとろけるような恋を描く新シリーズ第一弾! 原題:The Fixer -
夜の喜劇 東川篤哉短編集
うっかり恋人を殺してしまった青年がみずからも被害者を演じるべく始める深夜の会話劇――「鳥越さんは立派な被害者」。容疑者は四人、あなたは真相を(完全に)見抜けるか? 著者初の正統派犯人当て小説――「アリバイのある容疑者たち」。密室、アリバイ崩し、倒叙、犯人当て――ミステリの醍醐味が堪能できる粒揃いの五編。脱力を誘うユーモアに騙されるうちに、意外なトリックと明解なロジックが冴え渡る、本屋大賞作家初のオリジナル短編集。/【目次】「鳥越さんは立派な被害者」うっかり恋人を殺してしまった青年が被害者を演じる、夜の会話劇/「アリバイのある容疑者たち」容疑者は四人、あなたは真相を見抜けるか? 正統派犯人当て(フーダニット)小説/「どうか僕を占ってください」冴えない青年の恋愛が、占い師の予言で思いがけぬ展開を辿る異色短編/「暮林紅子の誤算」雪積もる屋敷で計画された殺人、そのために密室をつくらなければ/「陽奇館(仮)の密室」天才奇術師の死を巡って、幾度も覆される推理の果てに待つ仕掛け/あとがき(仮) -
夜の果物、金の菓子
誠実な仕事ぶりを買われ総合商社・クロスレックスの取締役に就任した紺野昭次郎は、創業百周年パーティで、日本を代表するIT企業・エッジプラニングを率いる若き実業家・高階伸一から祝福を受けた。その会場で、高階に連れられてきた岸川結花と出会う。その夜を契機に、紺野と結花は、次第に深く愛し合うようになっていく。やがて結花は銀座の老舗クラブ“ノアール”に勤め始め、瞬く間にNo.1ホステスに上り詰める。二人を見守り続ける高階も、大きく事業を拡大させていった。密かに結花を愛し、彼女を立てた独立を誓う“ノアール”の黒服の長野浩一……。順風満帆に思われた四人の人生は、だが、企業に食い込む裏社会の存在に紺野が立ち向かおうとした時、大きくうねり始めていく――。 <ストーリーに盛り込まれた様々な情報の質と量は驚異的で、ベンチャースピリットに溢れるまったく新しい経済小説だ。そのうえ、胸を打つ感動的な恋愛小説でもあった! ──藤田 晋(サイバーエージェント代表取締役社長)> -
夜の国のクーパー
「ちょっと待ってほしいのだが」私はトムという名の猫に話しかけた。猫に喋りかけていること自体、眩暈を覚える思いだったが致し方ない。前には猫がおり、自分は身動きが取れず、しかもその猫が私に理解できる言葉を発しているのは事実なのだ。目を覚ましたら見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。仰向けの胸には灰色の猫が座っていて、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と声を出すから、驚きが頭を突き抜けた。「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きた。戦争が終わったんだ」――伊坂幸太郎、十冊目の書き下ろし長編は、世界の秘密についてのおはなし。野心的傑作。/解説=松浦正人 -
深夜(よる)の声 ヨコハマDJ殺人事件
28歳のアナウンサー韮崎千尋は、深夜ラジオ番組の人気パーソナリティ。番組は好調だが、変質的で執拗な愛の告白を寄せる正体不明のリスナーに付きまとわれ、恐怖さえ覚えていた。そんなある日、番組アシスタントの女性がマンションの駐車場で何者かに襲われる。もしかして千尋と誤認しての犯行か。仕事場だけでなく私生活にまでも姿を見せ始めた謎の男の影におびえ、憔悴してゆく千尋……。ジワジワと追いつめられてゆく女の極限の恐怖を描く。長篇ミステリ。 ●斎藤澪(さいとう・みお) 1944年、東京生まれ。国学院大学文学部国文科卒業。雑誌編集部、広告代理店勤務を経て作家活動に入る。1981年『この子の七つのお祝いに』で第1回横溝正史賞を受賞して小説家デビュー。『赤いランドセル』『冬かもめ心中』『花のもとにて』など著書多数。 -
夜のこと
「小説を書きたい」とつぶやくあの子に近づきたくて僕はいま“夜のこと”を書いている――。 作家のpha(ファ)が自らの恋愛遍歴をベースに小説を書き始めたのは、“あの子”と文章を見せ合うためだった。 手をつないだだけで気持ちいい女性、部屋のいたるところにカッターナイフが置いてある女性、上下に揺れながら彼氏ができたことを報告してくる女性。 これまでに出会ってきたさまざまな女性たちのことを思い浮かべながら小説を書いては送る。 “あの子”には早々に告白して振られてしまうが、それでも関係性を保とうと書き続けた。 本書は同人誌即売会・文学フリマ東京で発表され話題を呼んだ『夜のこと』(全二巻)を大幅に加筆修正し、書き下ろし作品を加えて一冊にまとめた恋愛短編集。 phaにとってこれが初の小説となる。 <本文より> 今年の終わりに僕は四十歳になる。人生で一番恋愛沙汰が多かった三十代が終わろうとしている。 歳をとるにつれて、少しずつ恋愛感情や性的衝動が減退してきているのを感じていた。ならば、記憶と性欲が薄れてしまう前に、体験したことを書き残しておきたい、と思ったのだ。 シェアハウスで真上の部屋に住んでいた女性の話。ネットで知り合っていきなりセックスをした女性の話。カッターナイフをいつも手にしていた女性の話。夫と彼氏が両方いた女性の話。 そんな話を次から次へと書いては、僕は彼女に送り続けた。恋バナが好きな彼女は、送るたびに「面白い」と言ってくれた。 -
夜の静寂を編む10の物語 眠れない大人のための、五感で味わうショートストーリー
高ぶった脳の熱を冷まし、心地よい眠りの世界へ。 画面を閉じ、インクの匂いと文字の温度に身を委ねる、贅沢な夜を過ごしませんか? 本書は、デジタルデバイスによる疲れや日常のストレスで眠れない大人のために書かれた、睡眠導入のための短編小説集です。劇的な展開や刺激をあえて排除し、雨音や焼きたてパンの香り、毛糸の柔らかな手触りなど、五感に訴えかけるASMR的な情景描写に徹した10の物語を収録しています。 一話約10分で読み終えられる心地よい「平坦さ」が、あなたの心拍数を穏やかに下げ、深い微睡みへと誘います。物語の途中でまぶたが重くなったら、そのまま本を閉じることが本書の「最高の終わり方」です。 こんな方におすすめ ・スマホやPCの使用で脳が疲れ気味の方 ・静かな夜の時間に深くリラックスしたい方 ・心地よい情景描写を楽しみながら眠りにつきたい方 今夜は、この本と一緒に、穏やかで優しい眠りの旅に出かけましょう。 -
夜の写生会
大勢の前で下着を破かれて昂ぶり、次々と男を受け入れる貞淑な妻。芋虫のような男の手で下腹部を執拗に揉まれ、眠りながら下着を濡らす少女…。“先生”は今日も雑誌の取材で女性を写生する。美人編集者・美雪は両腿を擦り合わせ興奮を隠すが、取材後「開いて見せてごらん」と言われると、そこは既に溢れ、「先生」と何度も叫んで達するのだ。 -
夜の署長
夜間犯罪発生率日本一の歌舞伎町を抱える新宿署には、 “夜の署長”と呼ばれる伝説の刑事がいた――。 「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞し、 同作を含むシリーズで警察小説の旗手となった著者が、 新宿署を舞台にさらに“熱い”刑事たちを描く。 多くの通行人が行きかう中、歌舞伎町の路上で女性がホスト風の男たちに拉致された。 緊急配備がかけられほどなく犯人は逮捕、女性も保護される。 実はその女性はホストにはまり、それが夫にばれて家出をし、 さらに店にツケをためていたためホストに追い込みをかけられていたのだ。 事件の構図は単純なものと思われたが、 “夜の署長”の異名を持つ刑事課強行犯第五係統括係長の下妻警部補はなぜか、 3か月前に起きた歌舞伎町のラブホテルでのデリヘル嬢殺人事件の現場と資料をあたっていた。 東大法学部卒でキャリアの新米警部補・野上は、 拉致未遂事件を早々に終わらせようとする上層部に反し、 下妻とともに3ヶ月前の事件との関連を洗いなおす。 するとデリヘル嬢殺しと拉致未遂事件に思わぬ接点が……(「未練」)。 ほか4編収録。 警視庁捜査一課の刑事だった下妻が、なぜ忘れ去られたように異動することなく新宿署に居続けるのか。 彼の過去には何があったのか。 新米刑事の野上は、いくつかの事件を通じ、下妻の凄みを知ることになる――。 解説・村上貴史 -
夜のセレブリティ
富裕層や芸能人が夜な夜な集う、西麻布の会 員制バー〈X〉。そこで働く紬季は、謎の人 脈をもつ港区女子・亜里砂、陰のある俳優・ 鏑木らと出会い、セレブたちの夜の世界に引 き摺り込まれていく。「セックスを見せあう のは、信頼関係を築くのに実に有効な手段な んだよ」。色と欲にまみれた上流階級の獣た ち。今夜も酒池肉林の狂宴が幕を開ける――。 -
夜の専務
夜の専務、といわれる彼の仕事は世の裏面に直結することが多い。たとえば愛人譲渡式の立会人。大臣の羽沢が愛人の貝塚ラクを財界人の九段に譲渡した。羽沢が九段に向って、「今夜より貝塚ラクとは縁を切り、貴殿に進呈します。よろしくな」というそのかたわらに、彼は重々しく正座しているわけである。こうして貝塚ラクは九段の所有物となったが、どうしたわけか、九段は1週間ののちにポックリと死んでしまう。いわゆる腹上死とよばれる死に方であった――。表題作他6編を収録した短編集。 -
夜の葬送
藤江三郎はしがない私立探偵だ。ある日彼の許に仕事を依頼してきたのは可憐な女子高生。彼女の姉が突如失踪したというのだ。だが相手は未成年。金にならない仕事だった。一度は断わった藤江だが、直後、公安関係者と名乗る男からの依頼を妨害する電話と、尾行の影が……。事件の裏に何か隠されている。藤江は調査を開始するが、それが悲惨な事件の幕開けだった。長篇ハードボイルド小説。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。 -
夜の総務探偵
“闇の刺客”と異名をとり大手ゼネコン総務課のやり手として恐れられた三崎一郎は、バブル崩壊のあおりをうけてリストラ対象となって退社する。屈辱の日々を送る彼のもとへ、大手鉄鋼会社の機密書類を盗み出してほしいという依頼が持ち込まれた。三崎は二千万円の報酬につられ、裏世界の人脈を駆使して仕事を成功させる。一匹狼のコンサルタントとなり、政財界のスキャンダルを多額の金に換えていく三崎の次の標的は……。連作短篇サスペンス。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。 -
夜の爪痕
〔二〇二〇年パリ警視庁賞受賞作〕パリ市内で全裸の女性の惨殺死体が発見された。犯罪調査部の新任課長ヴァルミ警視は、その死体を見て愕然とする。彼の元情報提供者のエスコートガールだったからだ。だが、犯人の手がかりは何ひとつなく、捜査は難航するが……パリ警視庁の現役警察官が描いた迫真の警察小説! -
夜の床屋
慣れない山道に迷い無人駅での一泊を余儀なくされた大学生の佐倉と高瀬。だが深夜、高瀬は一軒の理髪店に明かりがともっていることに気がつく。好奇心に駆られた高瀬が、佐倉の制止も聞かず店の扉を開けると……。第4回ミステリーズ!新人賞受賞作「夜の床屋」をはじめ、子供たちを引率して廃工場を探索する佐倉が巻き込まれる、ある夏の日の陰謀劇「ドッペルゲンガーを捜しにいこう」など全7編。奇妙な事件に予想外の結末が待ち受ける、新鋭による不可思議でチャーミングな連作ミステリ。(単行本版タイトル『インディアン・サマー騒動記』改題・文庫化したものを電子書籍化しました) -
夜の人魚
シベリア抑留から生還した、頑固一徹の元・師団長がたどる、変わってしまった日本の世相。清純な長女といわゆるアプレゲールの次女が、社長の息子で漁色家に翻弄され、ついには騒動に巻き込まれるが、その先に幸せをつかんでいく……。