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Posted by ブクログ
この方のジャンル、そしてこの本の内容は
まちがいなく「恋愛小説」だと思うのだけれど、
解説を読むと、どうもご自分ではそんなつもりはないらしい。
「ただお酒を飲むような話が好きなんだけど、
いつの間にか登場人物の間で恋愛が始まってしまう」
のだそうだ。
ということは「恋愛小説」という型は
話が進んでいくうえでの舞台設定、もっというと
フォーマットのようなものなんだろうか。
たしかに、殺人事件とか警官小説とかAI未来小説ではなく、
川上さんが選ぶフォーマットは一貫して「恋愛」である気がする。
今回のお話も、男女4人の恋愛をベースに、
でもちょっと怖い結末も待っている。
※中公文庫238ページ
Posted by ブクログ
不倫関係のつながり
① 妻
② 夫
③ 妻の親友(独身)/ 夫の不倫相手
④ 妻の不倫相手 / ⑤の弟
④ 夫の友人(独身)/ ③の男友達
⑤ ③の男友達(独身)/ ④の兄
⑥ ③の男友達(独身)
最終的に皆自分たちの居場所を見つけ出し始めて、これらのつながりは解消されていくところで物語は終了。
登場人物の気持ちのうつろいや感情の揺れ動きを、作者はゆったりとした文体で丁寧に描写しているところが良かったです。
物語はスリリングな展開はなく、波が打ち寄せてはかえるといった情景が浮かんでくるような、穏やかで平和な流れで構成されていました。
文章の細やかな描写に惹かれ二度読みましたが、一度読んだだけでは登場人物たちの相関を理解できなかったのも事実です。
Posted by ブクログ
面白かったです。
川上弘美さんは、不思議でおかしなうそばなしも好きなのですが、恋愛小説も悲しいおかしみがあって好きです。
川上弘美さんの恋愛小説は、寄る辺ない、という気持ちになります。
ちょっと人寂しくなる感じ。
この小説は、他の作家さんが書かれるともしかしたらすごくドロドロしたものになりそうなのですが、川上弘美さんはどこまでも静かでした。
終盤の幸夫の、「瞬間なのだ。憎しみも、愛着も、よろこびも、哀しみも。離れてしまえば薄い。薄くなる。」というのはすごくすとんと心に落ちました。
物語の中で、登場人物たちが「どうしてここにいるんだろう」と思うのが何度も出てくるのですが、わたしもわからないな、と思いました。
キラキラしてみずみずしい恋愛もあると思いますが、わたしの恋愛も多分こちらの世界に近い気がします。
どちらが幸せかなんて計れないです。どちらもあっていいです。
Posted by ブクログ
いとけない人、という表現がでてくる。知らないことば。ぐぐってみたら、汚れをしらない、あどけなさ、幼いはただ、歳が少ないに対して、純真さを持っている場合につかいますってでてきた。知らない言葉がまだまだあるものだ。いとけない
とても好きな小説だった。みんながぐるぐるしてて、どうしていいかわからなくなってて、なのに冷静で。きっと現実ってこんなかんじ。いま、信じられないほど大好きな人との関係だっていつかは冷めてしまうかもしれない。とすると、やっぱり結婚てなんなんだろう。人は一人ひとり自由なのに、縛るなんて無意味すぎる。こどものためなのかな?うーん
白骨温泉で読む
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