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ほしいものをずっとあきらめてきたあたしが、生まれて初めて、どうしても手に入れたいと思ったのが彼――。甘言、裏切り、追跡、妄想……愛と憎しみの狭間に生まれるおぞましい世界。女と男の心の闇を名手が描く9つの愛、9つの恐れ…。切ない、いとしい、うらめしい…恋愛ホラーの決定版!
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Posted by ブクログ
ブログ友さんに、怖いよ〜! と薦められて読んだ作品。
いや別に、怖い作品が好きだということでは、ない。
どちらかと言えば、嫌いなほうかもしれない。
だから普段は
ホラー小説は友人に薦められた場合しか、手にはしません(苦笑)。
本書は、9つの短編集。
単なるホラーではなかった。
男女の恋愛をベースに9つの愛が9つの恐怖に。
内容も、ミステリィに、ホラーに、不思議系に、いろいろだ。
ジャンルがバラバラなので、好きとイマイチの振れ幅が、大きい短編集でもあるかも。
私は、柴田よしき氏の、サービス精神を感じました。
「フェアリーリング」
「ウォーターヒヤシンス」
「つぶつぶ」
「語りかける愛に」
「夕焼け小焼け」
「顔」
「毒殺」
「願い」 の9編。
9つを繋ぐ語り手が、登場します。
先生、トヨさん、ひげ三、サトーさん。そして今夜は「彼女」というゲスト。
夜ごと集う、謎めいた人々を語り部にして、9編が繋げられているのです。
これは、イイ。
作品全体を、神秘的なのに恐怖も感じる雰囲気に導いていますね。
スプラッタではない、不思議な物語の世界に浸りたい方、オススメです。
読後は、なかなかさっぱりでした。
個人的には「夕焼け小焼け」のリアル感が好きだ。
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