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慣れない山道に迷い無人駅での一泊を余儀なくされた大学生の佐倉と高瀬。だが深夜、高瀬は一軒の理髪店に明かりがともっていることに気がつく。好奇心に駆られた高瀬が、佐倉の制止も聞かず店の扉を開けると……。第4回ミステリーズ!新人賞受賞作「夜の床屋」をはじめ、子供たちを引率して廃工場を探索する佐倉が巻き込まれる、ある夏の日の陰謀劇「ドッペルゲンガーを捜しにいこう」など全7編。奇妙な事件に予想外の結末が待ち受ける、新鋭による不可思議でチャーミングな連作ミステリ。(単行本版タイトル『インディアン・サマー騒動記』改題・文庫化したものを電子書籍化しました)
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Posted by ブクログ
何と言えばよいのでしょう。3時間、私を没頭させて、異世界へ連れて行ってくれました。後味も悪くないです。
もともとミステリーは一種のファンタジーだと思っている口です。読者が大喜びするようなトリックとか謎って、非現実的な気がするからです。その点、この短編集は、ファンタジーに寄せることで、違和感を少なくしているというか・・・
この主人公が経験する数々の不思議な小事件は、今ひとつ掘り下げ方が足りない感があるのですが、主人公自身の情報も、ほとんど無くて、語り手について読者は大学生で、海辺の街から大学に通うために東京に出てきて、下宿していることくらいしかわかりません。それは、ミステリーにはよくあるのかもしれないけれど、短編集を繋げて一冊の本通しての物語を引っ張るには、少々弱いような気がしました。というか、その主人公自身を後半で掘り下げるために、敢えて前半は隠しているのかと思ったら、最後まで狂言回し的役割でした。最後もなんかこじつけっぽいかな~
雰囲気は好きなので、今後に期待です。
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