作品一覧

  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8
    4.1
    1巻1,100円 (税込)
    神父は、その谷にただ一人で住んでいた。若者たちを皮切りに、古くからの住人たちは次々と谷を出ていき、村はすっかり寂れてしまった。今や住民と呼べるのは彼だけなのだ。それでも神父は、毎朝鐘を鳴らし、教会を守っている。そこへ…過疎の村で起こった奇妙な事件を描く「静かに鐘の鳴る谷」をはじめ、極北の荒野で、夜中の港町で、異郷の小さな町で、次々起こる20の事件。
  • モノグラム殺人事件
    3.3
    1巻1,166円 (税込)
    名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間の休息。そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。どうやら誰かに追われているようだ。ポアロが事情を尋ねると、女の口からは意外な言葉が。彼女は「殺される予定」だというのだ。しかも、その女ジェニーは、それは当然の報いであり、殺されたとしても決して捜査はしないでと懇願し、夜の街へと姿を消した。同じ頃、ロンドンの一流ホテルで三人の人間が殺害された。すべての死体は口にモノグラム(イニシャルの図案)付きのカフスボタンが入れられていた。ジェニーは被害者ではなかったが、関連を嗅ぎ取ったポアロは、友人の刑事キャッチプールとともに捜査に乗り出すのだった

ユーザーレビュー

  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

    Posted by ブクログ

    ニック・ヴェルヴェットやサム・ホーソーンのシリーズは読んでいたのですが、これはノン・シリーズのホック短編集です。でも期待に違わず面白かったです。短くても内容の濃い物語や、ラストの落とし方のうまさなど、堪能しました。

    0
    2010年04月13日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

    Posted by ブクログ

    「フレミング警部最後の事件」が良かった。完成度の高い短編。
    初出が1960~1980年頃なのでかなり古いミステリーの短編集。完成度は高いがあとに残るものはない。

    0
    2024年12月26日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

    Posted by ブクログ

    完成度の非常に高い上質なミステリ短編集。
    存じ上げなかったのですが、
    これを機に他の作品も読んでみたく。

    お気に入りは「夜の映画祭」(渋い!!カッコいい!!)
    「くされ縁」「二度目のチャンス」。
    「大物中の大物」はちょっと星新一ぽくてなお好き。

    0
    2016年03月01日
  • モノグラム殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポワロ最新作。
    とてもおもしろかった。

    ドラマ再放送中のため、それを観た後に読む。
    俳優さんも声優さんもお亡くなりになってしまったが、
    私の中で彼らは永遠にポワロだ。
    だいすきだ~~。

    「カーテン」でショッキングなラストをむかえたポワロシリーズ。アガサクリスティは自分の死後、勝手に名探偵の話を続けられるのはイヤだったとのこと。
    そーゆーものなのかなあ。

    設定としては、原作の空白部分を利用しているらしい。
    新しい相棒?助手?に若手の警部。
    どこか彼を育て導こうとする感のあるポワロ。
    事件はポワロのお気に入りの店で始まる。
    そして3人の死体。
    最後までどうなるどうなる、と一気に読み切れた。

    0
    2015年11月09日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

    Posted by ブクログ

    「エドワード・D・ホックは2008年1月17日にニューヨーク州ロチェスターの自宅で心臓発作のために亡くなるまで、950篇以上の短編小説を発表した。ミステリ業界において短編小説の執筆だけで生計を立てていたのは、ホックだけだった。ホックが亡くなった今では、誰もいない」(ミステリ研究家・木村仁良、巻末解説より引用)。

    アンリ・ジャイエが丹精した極上の「エシェゾー」の如き味わいのミステリー。必読のアンソロジーである。

    0
    2011年11月22日

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