アレクサンドルガリアンの作品一覧
「アレクサンドルガリアン」の「夜の爪痕」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アレクサンドルガリアン」の「夜の爪痕」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
パリの刑事フィリップ。50代でキャバレー課から犯罪捜査部へ異動。残虐な事件が起こり新任ながら課長として指揮をとる。キャバレー課にいたということで夜のパリを知り尽くしていてそのことが捜査を前に進めていく。警察小説として面白く展開されていくのだけれど犯人がまだ判明していない時点でこの人が犯人だなと思ってしまうほど不自然というか大袈裟に書かれているような箇所がありそこがすこし残念だった。それでもラストにある犯人との一瞬の対峙の場面は迫力や緊張感があってよかった。続編も書かれているということでぜひ読みたい。シリーズが途切れず発売されることを願ってます。
Posted by ブクログ
アレクサンドル・ガリアン『夜の爪痕』ハヤカワ文庫。
元パリ警視庁の警察官だった著者によるパリ警視庁賞受賞作のフレンチ・警察ミステリー。
家庭を省みずに情報収集と捜査に没頭する刑事が主人公にストーリーは展開する。謎のエスコートガール連続殺人事件という興味深いテーマではあるが、ストーリーに起伏が乏しく、犯人像も在り来たりなような感じがした。また、余りにも悲劇的な結末までの展開も淡々とし過ぎていて物足りなさを感じた。
主人公のフィリップ・ヴァルミはパリ警視庁売春斡旋業取締部キャバレー課に勤務する警視で20年間、パリの夜の世界の動向を探るため夜な夜なナイトクラブやストリップ劇場をまわり、情報提供