【感想・ネタバレ】夜の爪痕のレビュー

あらすじ

〔二〇二〇年パリ警視庁賞受賞作〕パリ市内で全裸の女性の惨殺死体が発見された。犯罪調査部の新任課長ヴァルミ警視は、その死体を見て愕然とする。彼の元情報提供者のエスコートガールだったからだ。だが、犯人の手がかりは何ひとつなく、捜査は難航するが……パリ警視庁の現役警察官が描いた迫真の警察小説!

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Posted by ブクログ

パリの刑事フィリップ。50代でキャバレー課から犯罪捜査部へ異動。残虐な事件が起こり新任ながら課長として指揮をとる。キャバレー課にいたということで夜のパリを知り尽くしていてそのことが捜査を前に進めていく。警察小説として面白く展開されていくのだけれど犯人がまだ判明していない時点でこの人が犯人だなと思ってしまうほど不自然というか大袈裟に書かれているような箇所がありそこがすこし残念だった。それでもラストにある犯人との一瞬の対峙の場面は迫力や緊張感があってよかった。続編も書かれているということでぜひ読みたい。シリーズが途切れず発売されることを願ってます。

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2021年08月28日

Posted by ブクログ

パリの警察もの。事件が日にちを追って書かれていて、プロローグがうまく生きている。地道な捜査の様子やパリの街の道路の狭さや渋滞もリアル。ヨーロッパの作品にしてはドロドロした所がなくあっさり目。

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2021年08月24日

Posted by ブクログ

アレクサンドル・ガリアン『夜の爪痕』ハヤカワ文庫。

元パリ警視庁の警察官だった著者によるパリ警視庁賞受賞作のフレンチ・警察ミステリー。

家庭を省みずに情報収集と捜査に没頭する刑事が主人公にストーリーは展開する。謎のエスコートガール連続殺人事件という興味深いテーマではあるが、ストーリーに起伏が乏しく、犯人像も在り来たりなような感じがした。また、余りにも悲劇的な結末までの展開も淡々とし過ぎていて物足りなさを感じた。

主人公のフィリップ・ヴァルミはパリ警視庁売春斡旋業取締部キャバレー課に勤務する警視で20年間、パリの夜の世界の動向を探るため夜な夜なナイトクラブやストリップ劇場をまわり、情報提供者に会うなどしてパリの夜の街を駆け巡ってきた。しかし、仕事にかまけて蔑ろにしてきた妻との結婚生活をやり直そうと夜の世界を離れ、犯罪捜査部に異動する。

犯罪捜査部に異動したばかりのフィリップを待ち受けていたのは、全裸女性の惨殺死体の発見だった。しかも惨殺された女性はフィリップの情報提供者の大学院生でエスコートガールのシンシアだった。

捜査が難航する中、第2のエスコートガール惨殺事件が発生する。

本体価格1,080円
★★★★

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2021年07月05日

Posted by ブクログ

初めて読ん だ作家。パリが舞台。展開は早い。既視感があるストーリーだが どんでん返しもあり楽しい作品

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2021年08月10日

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