漆原敦子の作品一覧
「漆原敦子」の「暗号名ナイトへロン」「エドガルド・モルターラ誘拐事件 少年の数奇な運命とイタリア統一」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「漆原敦子」の「暗号名ナイトへロン」「エドガルド・モルターラ誘拐事件 少年の数奇な運命とイタリア統一」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
【移行と衝突、その狭間で】イタリア統一に向けた流れが加速化する19世紀末のボローニャ。ある夜、その都市に住むユダヤ人の少年、エドガルド・モルターラが警察により誘拐されるという事態が発生する。息子の身を案じて即座にその居場所を確かめようとした父親のモモロだったが、彼に舞い込んで来たのは、エドガルドがローマ教皇の元に連れて行かれたという一報であった......。著者は、イタリア学の専門家であるデヴィッド・I・カーツァー。訳者は、本書を一読してその余韻にしばらく浸ったという漆原敦子。原題は、『The Kindnapping of Edgardo Mortara』。
ミステリー的な側面が面白いことは
Posted by ブクログ
日本でいえば江戸時代末期くらい、アメリカの奥地で熊に襲われて仲間にも見捨てられた冒険家が、一人で未開の地で生き延びようとする、まさにサバイバルゲーム。モデルとなった人物や事件はあるものの、ノンフィクションというわけではないとのこと。ただその描写の迫力はすごい。過酷な環境で大けがをして、周りには敵がたくさんという極限状況での厳しい感じが伝わってくる。裏切った仲間に対する復讐劇ということで、巌窟王のような物語かと思ったが、そのような描写はあまり多くはなくて、厳しい環境を生き抜こうというアクション小説だった。読みごたえがあってよい小説だった。映画化もされているようだが、ただ映像で見るとあまりに痛々