【感想・ネタバレ】レヴェナント 蘇えりし者のレビュー

あらすじ

【レオナルド・ディカプリオ主演/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督 映画化作品2016年4月22日・日本公開予定】1820年代、アメリカ。瀕死の重傷を負ったまま荒野に置き去りにされた男は、奇跡的に生き延びて、怒りをみずからのエネルギーにし、彼を裏切った仲間への復讐を誓う。実話を基にした壮絶なドラマ。

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Posted by ブクログ

 日本でいえば江戸時代末期くらい、アメリカの奥地で熊に襲われて仲間にも見捨てられた冒険家が、一人で未開の地で生き延びようとする、まさにサバイバルゲーム。モデルとなった人物や事件はあるものの、ノンフィクションというわけではないとのこと。ただその描写の迫力はすごい。過酷な環境で大けがをして、周りには敵がたくさんという極限状況での厳しい感じが伝わってくる。裏切った仲間に対する復讐劇ということで、巌窟王のような物語かと思ったが、そのような描写はあまり多くはなくて、厳しい環境を生き抜こうというアクション小説だった。読みごたえがあってよい小説だった。映画化もされているようだが、ただ映像で見るとあまりに痛々しそうで見るのには勇気がいる。

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2025年03月12日

Posted by ブクログ

Twitterで映画の予告編してましたね。1820年初頭のアメリカがいかに未開拓の地で原住民と動物の国だったかがよくわかる。スペイン人、フランス人、イギリス人などヨ-ロッパからあらゆる国から入植してきたんだね。開拓の歴史から見ると銃とかナイフとかが必需品なわけで現在につながっていて、肉食人の感覚は日本人の感覚じゃ解らないところがある。殺るか殺られるかのところで生きていたわけだ。これぐらいWildなことはない。肉を食べて蘇るところが圧巻だった。河の上流がどうなっているのか地図さえない大陸だったんだね。命がいくらあっても足らない感じで自分だったら生きてゆけない世界。

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2018年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画を先に観てから、原作を読んだ。
映画と小説では復讐の動機が異なり、主人公のヒュー・グラスのインディアンとの関わり方も少し違うように思った。結末も違う。

作中で一体何人死んだんだろう。
当時の毛皮取引におけるインディアンとの関係性や自然の脅威を厳しく描いている。
全編に流れる緊迫感は、主人公の感情や行動を追体験させてくれる。が、さすがに不死身すぎるとは思った。

最後の銃のエピソードで、私自身がかなり怒りを抱いたまま、物語の結末を迎えてしまった。
あの穏やかな最後にあまり納得できないまま読み終わってしまったのは残念。

本編とは別に作者あとがきで登場人物の史実としてのその後が書いてあるが、そこまで読んで、やっと幕が下りた感があった。

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2017年07月27日

Posted by ブクログ

史実に触発されて小説が書かれ、小説に触発されて映画が作られたようです。

それぞれに独自の面白さがありますが、どちらにも迫真性があります。
読んで良し、観ても良し。ぜひ!

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2016年09月22日

Posted by ブクログ

最初のワンシーンワンカットはすげえ。基本的にはシーンを愛でる映画だねえ。超クローズアップで、湯気で曇るのとかいいよね。で、くまは、あれは、なんか、どうだろうね。

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2016年05月04日

Posted by ブクログ

同名映画の原案となったサバイバル冒険小説。実話をモデルに創作された作品らしい。

舞台は1820年代のアメリカ。罠猟遠征隊のメンバーの一人、主人公のヒュー・グラスはグリズリーに襲われ、瀕死の重傷を負う。二人の仲間に荒野に置き去りにされたグラスは復讐を誓い、命を懸けたサバイバルを行う…

この物語の山場は中盤までで、グラスが瀕死の状態から復活するところのように思う。後は付け足したような創作で、せっかくの物語を台無しにしているように思う。

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2016年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グラスはフィッツジェラルドに復讐を果たせないまま神に祈る。運命、のような何か大きな力に逆らえない人間の無力さを感じた。映画とは異なる結末だがこれが真実。

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2016年06月08日

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