夜果つるところ
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夜果つるところ

小説・文芸
836円 (税込)

4pt

4.0

執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、文庫化。「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実・・・・・・! 遊郭「墜月荘」で暮らす「私」には、3人の母がいる。日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。無表情で帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで・・・・・・。謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。『鈍色幻視行』の登場人物たちの心を捉えて離さない、美しくも惨烈な幻想譚。

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夜果つるところ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    『鈍色幻視行』に登場した小説『夜果つるところ』。作中に登場した本を、まるまる1冊新しい物語として書いてしまう大胆さに脱帽。ブックカバーの仕掛けも素敵。

    この作品はすらすらと読みやすく、読後感もすっきり。耽美で残酷、ホラー要素も入った世界観、好きだなぁ。『鈍色幻視行』の中では映像化しようとすると事故

    0
    2026年08月28日

    Posted by ブクログ

    恩田陸「鈍色幻視行」の作中に出てくる架空の物語を書籍化した、いわゆる作中作
    ゴシックで耽美な世界観は恩田陸さんの十八番
    ホラー、ミステリーもあり、これを鈍色幻視行の完成までの間で仕上げたとは思えないクオリティ
    後半の怒涛の展開で一気読み必至 
    これは良い作品でした。
    個人的には、表紙がリバーシブルな

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ



    遊郭「墜月荘」に暮らす「私」には、名前も、生年月日も、そして自分が男なのか女なのかさえ分からない。

    三人の「母」に囲まれながら、「交流部」や「料理部」など、館の中で繰り広げられる異様でおぞましい出来事を目にし、経験していく「私」。その無垢ともいえる視線を通して描かれる人間の欲望や狂気、そして少

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    「戦争というのは、歴史の本の中の出来事であり、過去の出来事だと思っていた。本の中に書かれていることはもう終わってしまったことなので、これから先も戦争というものが起きる、ということが信じられなかったのだ。」p192

    過去読んだことのある恩田さんとは趣向が異なり、少し面食らった。でも、読んでいるうちに

    0
    2026年08月05日

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