石川達三の作品一覧

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作品一覧

2023/07/13更新

ユーザーレビュー

  • 青春の蹉跌
    とても好きな作品。
    立身出世のために選んだ道、それは全てを狂わせてしまった。
    「愛」などという不確かな物を信じない主人公、最後はその「愛」によって、足元をすくわれたのかもしれない。
  • 青春の蹉跌
    終盤にかけて非常に衝撃を受けた。
    主人公江藤は法律学生であり、専攻のもの以外については無知に近いほどの変わった人間である。
    それ故に教え子の女の妊娠の月が合わないことに対しても気づいても、それ以上は追求しなかったが為に、不必要な殺人を犯してしまった。
    この作品を読んで、エゴイズムと女性の恐ろしさを感...続きを読む
  • 青春の蹉跌
    高校生の時、読書感想文を書くために読んだ。

    それから30年後、実家にあった文庫本を見つけもう一度読んでみた。
    とても衝撃を受けた記憶はあったが、内容は忘れていた。

    高校時代の自分は頭脳明晰な江藤に憧れ、エリートに憧れたと思う。
    そして「女は怖い」「女で失敗してはいけない」と思った。
    高校・大学時...続きを読む
  • 青春の蹉跌
    めっちゃ面白かったー!!一気読み。
    しかも沢山メモとりながら読んだ。
    なんなら結末はあらすじから容易に想像できるのだけど、それに至るまでの主人公の考え方や過程に読み応えがあった。


    最低な男というのが一般的な感想だと思うけど、男とか女とか超越した視点で楽しめた。

    「誘惑とは結局、相手にあるのでは...続きを読む
  • 夜の鶴
    鶴は霜などが降る寒い夜、我が子を羽で温める、と言われているらしい。そこから、親の子を思う心が夜の鶴に喩えられるようになったと。

    そんな『夜の鶴』だが、これは娘の結婚を前に、その伴侶に向けて父が送った書簡、という形式になっている。そこからは父の娘に対する限りない愛情が伺える。

    読んでいると、これは...続きを読む

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