作品一覧

  • 焔に手をかざして 新版
    5.0
    1巻968円 (税込)
    一人暮しという “ぜいたく” 大正生まれの昭和育ち。 14歳から定年まで単身勤め上げた詩人が灯す小さな焔たち―― 生活をめぐるエッセイ集。 解説 田尻久子(橙書店店主) カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン) カバー画 Donchi 「あと五、六年もすれば会社をやめなければならない、という年の暮れ。そこに建つはずのアパートの絵図をたよりに、夕暮れの建築現場を見に行った」──大正に生まれ、戦争を越えて大人になった。定年前になんとか求めた1DK、開いた窓から眺めた世界、綴った言葉、薫った記憶、自分のための自分の部屋に一人で暮す詩人の“ぜいたく”。生活を照らす傑作エッセイ、復刊。
  • 詩の中の風景 くらしの中によみがえる
    5.0
    1巻946円 (税込)
    いつでも訪れることができる、不思議にひろい場所。ときどき深呼吸をしたくなる原っぱ。かたくなな心に手をさしのべてくれ、暮らしの中で鏡のように光るもの。――詩は自分にとって実用のことばという著者が、みずみずしい感性で五三人の詩篇を選び、エッセイを添える。読者ひとりひとりに手渡される詩の世界への招待状。〈解説〉渡邊十絲子
  • 朝のあかり 石垣りんエッセイ集
    4.5
    1巻990円 (税込)
    自分の住むところには自分で表札を出すにかぎる――。銀行の事務員として働き、生家の家計を支えながら続けた詩作。五十歳のとき手に入れた川辺の1DKとひとりの時間。「表札」「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」などの作品で知られる詩人の凜とした生き方が浮かび上がる、文庫オリジナルエッセイ集。〈解説〉梯久美子 【目次】 Ⅰ はたらく 宿借り/けちん坊/朝のあかり/雨と言葉/目下工事中/よい顔と幸福/日記/晴着/事務服/事務員として働きつづけて/おそば/領分のない人たち/食扶持のこと/着る人・つくる人/巣立った日の装い/試験管に入れて/夜の海/こしかた・ゆくすえ Ⅱ ひとりで暮らす 呑川のほとり/シジミ/春の日に/電車の音/器量/花嫁/通じない/女の手仕事/つき合いの芽/彼岸/コイン・ランドリー/ぜいたくの重み/水はもどらないから/愛車/庭/籠の鳥/貼紙/山姥/梅が咲きました/雪谷/私のテレビ利用法/かたち Ⅲ 詩を書く/立場のある詩/花よ、空を突け/持続と詩/生活の中の詩/仕事/お酒かかえて/福田正夫/銀行員の詩集/詩を書くことと、生きること Ⅳ 齢を重ねる 終着駅/四月の合計/二月のおみくじ/椅子/私はなぜ結婚しないか/せつなさ/インスタントラーメン/火を止めるまで/しつけ糸/鳥/おばあさん/ 空港で/八月/港区で/花の店/隣人/風景/思い出が着ている/悲しみと同量の喜び/ウリコの目 ムツの目/乙女たち/夜の太鼓
  • ユーモアの鎖国
    4.0
    1巻726円 (税込)
    戦争中には、戦死にまつわる多くの「美談」がつくられた。ある日、焼跡で死んだ男の話を耳にした。その死に「いのちがけのこっけいさ」を感じた時、数々の「美談」に影がさすのを覚えた。そして自分の内の「ユーモアの鎖国」が解け始めたのだ。戦中から今日までに出会った大小の出来事の意味を読みとり、時代と人間のかかわりを骨太にとらえた、エピソードでつづる自分史。
  • 永遠の詩01 金子みすゞ
    4.4
    1~8巻880~1,485円 (税込)
    幻の天才童謡詩人による奇跡の詩。 彗星のように現れて消えていった、天才童謡詩人、金子みすゞ。わたしたちのこころに永遠に生きつづけるその童謡詩を金子みすゞ記念館館長・矢崎節夫による鑑賞解説付き、現代仮名遣いで収録。 永遠の詩シリーズは、今日的に意義のある詩人をとりあげ、代表作を厳選しました。わかりやすい解説で、詩があなたにもっと近くなります。

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ユーザーレビュー

  • 焔に手をかざして 新版

    Posted by ブクログ

    勤めていた銀行を定年退職された、
    1975年前後に綴られたエッセイを集めた1冊。

    今ではもう当たり前になってしまって、
    疑いを持つことすらもなくなってしまった、
    習慣、言葉、生活、日常。

    それらが始まっていくとき、
    どのような感覚で迎え入れられて、
    あるいは反発を生んでいたのか。

    少しの罪悪感を調味料にインスタントラーメンに舌鼓を打ち、
    終戦の年の初夏、伊豆の町で空襲に遭う。

    まごうかたなき、暮らしの記録。

    0
    2026年03月26日
  • 詩の中の風景 くらしの中によみがえる

    Posted by ブクログ

    良かった。取り上げた詩について石垣りんさんが一つ一つ触れてくれているので、自分だけで読むよりその詩も身近になり、深く知れる。多くの詩人を1篇ずつ取り上げているので、自分に合う詩、気になる詩人も必ず見つかると思う。
    吉原幸子「夜明けに」、大木実「猿蟹合戦」、山本沖子「朝のいのり」の3篇が特に印象に残った。

    0
    2026年03月20日
  • 詩の中の風景 くらしの中によみがえる

    Posted by ブクログ

    詩一つ一つとの接点を暮らした思い出から紡いでいく言葉がとても良かった。なんでもないやりとりでも詩を起点にこうして語れるのはとても素敵だと思う。1つ読むたびに驚きであったり思いがけない連想であったり時に面白く時に考えさせられる。

    0
    2026年03月08日
  • 朝のあかり 石垣りんエッセイ集

    Posted by ブクログ

    言葉ひとつひとつに息づかいと矜持が宿っていて、ぐっと心の深い部分でその言葉たちを受け止める気持ちになる。時代を感じさせない美しく強い輝きを放つ文章たち。石垣りんという詩人は私の道標。

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    2026年02月28日
  • 詩の中の風景 くらしの中によみがえる

    Posted by ブクログ

    とある国語の先生が、この本を読んで詩が好きになったと言っていたので、気になっていた。中学二年生の教科書で石垣りん「挨拶−原爆の写真によせて」を扱うので、これを機会に読もうと買った。一周目は、文字が目を滑って何も頭に入らなかった。二周目で、ようやく紹介されている詩と、エッセイとが、内容のつながりを持ちつつ頭に入ってくるようになった。
    ひとまず、二周は読んでみることをおすすめする。

    あとがきを読んで、「ああ、そういう風に読めばいいのか」と思ったことが、二周目をすごく読みやすくした。

    (前略)解説をする力はないので、その詩が折にふれ私とどうかかわり、どう働きかけたか、書くとすれば自分のことばかり

    0
    2025年07月21日

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