小説作品一覧
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-さまざまな背景を持つ人物が「国家」を語る。 陸軍幼年学校をドロップアウトした経験を持つ画商の梨田と、その友人でスーパーマーケットの経営者でありながら台湾民主共和国(台湾独立を目指す団体)の大統領・洪、洪の部下ながらアナーキストを自認する林ら、置かれた立場や政治的信条が異なる男女が、国旗や国歌、民主主義について、ときには酒を酌み交わしながら、ときには寝物語として縦横無尽に語り合う。 ――日本の陸軍は非合理主義にどつぷり漬かつてゐる団体で、この団体の信条とするところはナポレオンのものの考へ方とまつたく対立するものではないか。あの小さなコルシカ人ならば、歩兵操典に書いてあらうが、軍人勅諭にあらうが、そんなものは旧套にすぎず死んだ文字にすぎないとして、平気で投げ捨て、すばやく現実の必要に対応するだらう。―― 独特の歴史的仮名遣いでつづられた、渾身の長編の前編。
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-現実と隣り合わせで危険がいっぱいの「裏世界」に迷い込んだ紙越空魚と仁科鳥子。「くねくね」や「八尺様」といったネットで噂のおそろしい怪異が目の前に!? 小学4年生以上で習う漢字にルビをつけ、アニメのビジュアルを挿絵とカラー口絵に使用した児童書版
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-人生の台本を書き換えられるとしたら、誰の人生を“サンプル”にしますか? 台北・西門町にある浮木(フームー)という居酒屋には、闇の組織「ワラビ」のメンバーが潜伏している。屋根裏の小部屋「ワラビの部屋」に「新しい人生の台本」を抱えて入れば、人生を変えることができる。ただし、それには条件があった……。 台湾発のSFファンタジー <あらすじ> 恋人と母を自動車事故で失った何景城(ホージンチョン)は、物語のなかで彼女たちを生かしたいと、二人が登場する小説をインターネットで発表していた。ある日、謎の組織「ワラビ」から声がかかり、人生の台本を書く「脚本家」として組織に加わることになる。 病気のため車椅子になった林雨琦は、順風満帆な羅夫人の人生をサンプルとし新しい人生を生きようとするが、彼女が亡くなったと聞き……「トラックを駆ける女」。事故死した恋人の劇団仲間、劉筱漁が事故のあと劇団を去り、借金のためナイトクラブで働いていると知った何景城は「ワラビの部屋」の話を持ち掛けるのだが……「マクベス夫人」など。 手に入れた人生は正しかったのか。恋人の死は偶然ではなかったのか。ワラビの部屋とは……。依頼者たちの人生が交錯していくミステリー仕立てのファンタジー小説。 【目次】 第1章 トラックを駆ける女 第2章 暗闇に覆われた英語教師 第3章 マクベス夫人 エピローグ 番外編 巨人の悩み 訳者あとがき 【著者】 林庭毅 1986年、台中生まれ。作家。主な著作に長編小説『災難預言事務所』(台北・奇幻基地出版、2023年)、『冤伸倶楽部』(台北・奇幻基地出版、2022年)、短編小説集『夜夜夜談 BBS marvel板詭異誌』(台北・城邦原創出版、2013年)など。 明田川聡士 1981年、千葉県生まれ。獨協大学国際教養学部准教授。早稲田大学第一文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門分野は華語文学・華語映画。近年の主な著書に『戦後台湾の文学と歴史・社会』(単著、関西学院大学出版会、2022年)、『中国語現代文学案内』(共著、ひつじ書房、2024年)、『越境する中国文学』(共著、東方書店、2018年)など。近年の主な翻訳に劉梓潔『愛しいあなた』(書肆侃侃房、2022年)、黄崇凱『冥王星より遠いところ』(書肆侃侃房、2021年)など。
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-私立探偵・桂木二郎。彼のもとにとんでもない依頼が持ち込まれた。二年前、新宿の路上で殺されたエリート研究者が実は生きているという。しかも、この情報をいち早く掴んだ知り合いの刑事の足どりが消えた。さっそく事件を洗い出す桂木は、関連の弁護士が殺されたことを知る。一方、研究者の残された妻の熟れた肉体が執拗に桂木を追いかけ始めた。裏の奥底で蠢めく悪の恐るべき陰謀の渦に、相棒と共に立ち向かう! 警察手帳も手錠もないが、殺人許可証を持って過激な捜査を展開する、裏刑事(デカ)・宮島達男。彼の誕生前夜を描いた“エピソード・ゼロ”とも言うべき物語。ハードボイルド・バイオレンス小説の名作「裏刑事捜査帳」シリーズ第1弾。 ●広山義慶(ひろやま・よしのり) 1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
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3.6渋谷のおんぼろビルにある「霊感占い所」には、今日も怪異な現象に頭を悩ますお客さんがやって来る。身の回りの物が消え失せてゆくサラリーマン、ポルターガイスト現象に苛立つキャリアウーマン、写真を撮ったら背後に霊が写った学生、そしてドッペルゲンガーに悩む主婦。そんな彼らの相談に応えて占い師が口にするのは、三度狐や水溶霊など、奇天烈な霊や妖怪の名前ばかり。それらは全部インチキだが、しかし彼の「ご託宣」はいつも見事に怪異の裏に隠された真実を突く。始終寝ている占い師・辰寅叔父と、巫女役をつとめる美衣子の心優しき推理の日々を描いた安楽椅子探偵連作集。/解説=青井夏海
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-神仏やパワースポット、願掛け、怨念、占い師としての経験や霊的体験を生かした小説6作品を掲載した合本版。 『青い怨念』~事故で母を失った渉。占い師として開業し三番目に訪れた客は母親と同性同名の女社長だった。 『蒼い刻印』~津川飛龍は自身の占い教室に通う生徒のしおりにボディーピアスを施し自分好みのM女に変えてゆく。 『霊感グラビアアイドル☆サヤカ、霊媒女が三人寄れば』~3人で東京の寺や神社を巡った夜、夢の中に顔の無い僧侶や狐が。 『霊感グラビアアイドル☆サヤカの復縁神社』~ロケで復縁神社を訪ねた夜一緒にまわった先輩グラドルから復縁成功のメールが。 『霊感グラビアアイドル☆サヤカのちょっと怖いお泊まり会』~『怖い話』をするお泊まり女子会。宇宙人、幽霊、占い師、家と引越。 『霊感グラビアアイドル☆サヤカ』~撮影の為に南の島に向かうサヤカ。
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3.8易者にして隠密同心、双つの顔を持つ江戸の新ヒーロー登場! 市中を騒がす悪事も色恋も、筮竹(ぜいちく)と名推理で一刀両断! 「悩み解決します」の看板を掲げ、芝金杉橋を中心に座る易者・鬼堂民斎(きどう・みんさい)。二枚目なのに女房には逃げられ、同じ長屋に住む艶(あで)な元深川芸者・亀吉姐さんにも相手にされない34歳。だが、その正体は南町奉行所の隠密同心であった。二本差しを筮竹に持ち替え、市井を賑わす恋の悩みや悪巧みをバッサリ大解決!を目指すのだが……情味豊かなユーモア満載の人気シリーズ全5巻一挙電子化、鮮烈の第1弾!
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-主人公の高瀬俊は、歌がうまいこと以外何のとりえもない男子高校生。世の中は顔だと思い、自分は何の努力もせずイケメン男子にひがんでばかりいた。しかし、ある日、ひょんなことから自分がイケメンに見える世界での生活が始まる。学校に行くと、下駄箱いっぱいのラブレターが入っていたり、歩いただけで黄色い歓声が響き、お昼にはお弁当やお菓子の差し入れがくるという人気ぶり。最後に俊が選ぶ自分が生きたい世界は、イケメンに見える世界なのか?それとも……? ■著者コメント■ さえない男子高校生高瀬俊が、ひょんなことから自分がイケメンに見える世界へ行き、生活することになる。イケメンになれば、バラ色の人生が送れるのか?モテない男子諸君に是非読んで欲しい1冊。
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3.0悩みがあるのは人間だけじゃない! 占い師・利人と元OL・優凪があやかしも訪れる占いの館を舞台に 人間や妖怪の悩みに寄り添い解決する人情ファンタジー 職場でのパワハラが原因で思い悩んでいた優凪。 夜の街をふらふらと歩いていると占いの館の広告を見つける。 なにかアドバイスを貰えるのではと思い広告にある占いの館へ行くことに。しかし、そこは人間だけではなく妖怪もやってくる占いの館だった!? 占いの館を舞台に人間や妖怪の悩みを解決する人情ファンタジー ■著者 さとみ桜(さとみ・さくら) 2016年に第23回電撃小説大賞“銀賞”を受賞。翌年、受賞作『明治あやかし新聞怠惰な記者の裏稼業』でメディアワークス文庫よりデビューし、シリーズ3作を刊行。 著書に『妖怪お宿稲荷荘』(中央公論新社)、『文具店シエルひみつのレターセット』(KADOKAWA)などがある。 ■イラストレーター 漣ミサ
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-ズルッ。ニチャ。 産気づく女の腹から出た足が畳の上をくねる。 蛸だ。蛸の足だ。 「ほれ、おまえの父親が生まれる」 ――「漁師町の黒い家」より 信じがたきモノを見た人々から聞き集めた戦慄の怪事記! 算命学はじめ様々な占術を操る占い師・幽木武彦が占断を通して遭遇した怪事件、 体験者から聞き及んだ不気味な話の数々を収めた異談集。 ・父親の臨終間際に息子が見た奇妙な夢。見知らぬ幼女に導かれて行った古民家で産気づいた女が産み落としたものは…「漁師町の黒い家」 ・話を聞いた人のところへ必ず出るという伝染性の幽霊譚。著者の脳内にも入り込んだ白いワンピースの女とは…「飛ぶ怪談」 ・こっくりさんの途中で指を離してしまった少女に伝えられたメッセージとその後、学校のトイレで起きた怪…「こっくりさん」 ・コロナ禍の最中、亡くなった母。袋に包まれた遺体は娘の呼び掛けに応えて目を開けて…「Mother」 ・沖縄本島最南端の岬に深夜ドライブに行った4人組。突如ひとりの視界に現れた黒い丸は徐々に数を増やしていき…「喜屋武岬」 ・ご近所トラブルから三峯神社に頼ることにした一家。翌日のご祈祷を控えて宿坊に泊まっていると狼の足音が…「御眷属拝借」 ・母娘の散歩コースでいつも出会う老犬をつれた老人。だが、老人はずいぶん前に亡くなっていることが判明して…「犬と老人」 ・千歳川沿いの借家に住んでから襲われる異様な怪現象と体の不調。引っ越しても憑いてくる化け物とアイヌに纏わる土地の因果とは…「悪霊」三部作 他、この世の理を超えた全29話収録!
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4.0長野の中学校時代のサクラは、大人しくて自分のカラに閉じこもって暗い生活を送っていた。そんな自分と訣別すべく、東京の高校を受験する。そして、めでたく合格! 女子寮に入り、楽しい都会の生活が待っていたはずだが、ある男からストーカーの被害に遭って……。そんな時、あのウラナリは……? 累計2000万部のラブコメ漫画「BOYS BE…」のゴールデン・コンビが描く、青春小説第3弾!
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-一口に「恋」と言っても同じ「恋」はこの世にふたつと存在しないモノ。オンリーワンの「恋」を手にしてキラキラと輝くヒロインたち。さてさて、あなたはどの「恋」がお好みですか? 7つの恋を集めた作品集。宇良ひなたファーストコレクション☆ (収録作品) 1『マニアック☆ラバーズ』 突然、苦手な上司に告白された! ぽっちゃり体型のおデブさん・桃花。どうしよう!! 2『僕が教えてあげようか?』 恋愛初心者・モモ。男だと意識してなかった乙女な性格の雪緒《ゆきお》とのHなラブレッスンが始まった☆ 3『こういうの好き☆』 リカと晴花。十代を謳歌する彼女達のジェットコースターのようなスピードで通り過ぎる小さな恋の物語! 4『男★友ダチ』 手を出してこない男友達のヨウヘイ。彼がどんな風に女子に触れるのか、気になる私。 5『クリスマスイブ』 幼なじみ…近いようですごく遠い存在。お互いを大切に想いながらも、すれ違ってしまう慎と蘭のセンチメンタルラブ。 6『恋の媚薬』 薄暗い理科準備室で二人きり、今しかチャンスはない! 冴木 杏《あん》18歳、「恋の媚薬」を使って先生を誘惑します。 7『年下の男子☆いただきまーす!』 クールな年下男、汐崎くんに振り回される三十路女の加賀美さん。この恋の駆け引き。最後に勝つのはいったいどっち!?
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-サスペンスの巨匠アイリッシュの短編集。ヒチコック監督の映画化で知られる「裏窓」、恐怖ショート・ショートの「だれかが電話をかけている」、傑作ファタジー「いつかきた道」ほか、「死体をかつぐ若者」「踊り子探偵」「毒食わば皿」「窓の明り」と、粒揃いの名品7編を収めた。
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-あなたもきっと見てしまう……。 止まらない恐怖、54の戦慄実話! 天井から鮮血が雨のように降り注ぎ…「こんな顔を見ないで」。 そのときおまえは死ぬんだよ…「絵のなかの七人が振り返ると」。 赤いマニキュアの爪、そして大量の髪の毛…「弁当に腐った人を入れてしまって」。 何気ない日常にこそ恐怖は潜み、いつも出番を待っている――。 かつてナムコ・ナンジャタウン(現ナンジャタウン)に寄せられた膨大な数の霊体験実話から、恐怖が止まらない54話を厳選収録!
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3.0「そうやってズレたまま生きていくの?」 たった一秒が、あなたを変える。未来へ踏み出す一歩となる。 奇跡の花と不思議な青年をめぐる再生の物語。 生きていくうちに心も世界も少しずつズレていく。 この物語は、あなたのズレを優しく整えてくれる。 ――凪良ゆうさん 心の霧を晴らしてくれる、人生のヒントが詰まった物語です。 ――けんごさん 綿来千晶は、息子に手を上げた夫と離婚したばかりで鬱々とした日々を過ごしていた。彼女は、偶然入った霊園事務所で日置凪という青年に出会う。 親しみやすく価値観の合う凪に、ぽつぽつと悩みを打ち明けると、「ひとつだけ、おとぎ話をさせてください。」と「うるうの朝顔」という不思議な朝顔の種を取り出した。 なんでもその花を咲かせると、現実とはほんの少しだけ変わった過去をもう一度体験でき、その瞬間から始まっていた心の「ズレ」が直るという。 その夜、千晶には、姉が父に殴られた日の記憶がよみがえり……。 第17回小説現代長編新人賞受賞作!
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-元テスト・パイロットで実業家の山村陽之介は、ふとしたことから、あるグループと知り合った。それはビート族と呼ばれる10代のグループで、啓子、桃子、サチ子、国江、男の子・ジローたちだ。彼らは、教室でも平気でペッティングを試みたり、疾走する車に全裸で乗り、スピードに興奮するなど、その行動は奔放だが、意外な明るさがあり、青春がある。だが山村は、このグループに、自分の娘・尚子が近づいていることを知り、驚く。尚子は、陽之介に向い、父さんが母さん以外の女性と交渉を持っても別に不潔じゃないという……。おそるべき10代の生態を描いた長編力作小説。
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3.6・誕生50周年! 名作誕生の軌跡を追う、初の本格的ドキュメンタリー ・綿密な取材と緻密な考察で定説を覆す画期的な一冊! 「WOO」はなぜ実現しなかったのか? 映画界とテレビ界の当時の状況は? なぜ「怪獣路線」に変わったのか? 企画室長・金城哲夫の苦闘と成果とは?「特撮」に留まらぬ視点から圧倒的筆力で描く決定版!! ……ちょうど50年前、1966年1月2日、第1話「ゴメスを倒せ! 」の放送から始まった『ウルトラQ』は、テレビ史を変える画期的なシリーズだった。だが、名作誕生までの道のりは決して平坦でなかった。 スタッフは前代未聞の番組を作るため、文字通り暗中模索であった。 そして、番組成立の背景には、テレビの隆盛と映画の衰退という二つの歴史的潮流があった…。 テレビ草創期を活写した2冊(『円谷一 ウルトラQと“テレビ映画"の時代』『飯島敏宏 「ウルトラマン」から「金曜日の妻たちへ」』)の著者が、「特撮」に留まらぬ広い視点から描く画期的ドキュメンタリー。かつてない徹底取材で歴史的事実に限界まで迫る。 いま「伝説」は「歴史」になる!
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4.3放送開始50年! かくてヒーローは去った。新事実多数の決定的ドキュメンタリー。圧倒的分析力で「そのとき何があったのか」を再構築する迫真のドキュメント。新発見の資料を総合することから見えてくる“歴史的事実”…。著者にしか書けない驚異の一冊。「ウルトラマン」から半年を経た1967年10月1日、待望の「ウルトラセブン」がテレビに姿を現した。子供達は大喝采で迎え、金城哲夫をはじめとする若きスタッフも自信満々であった。しかし、ある人物が作品の先行きに危惧を抱いていた…。前作2冊でファンの度肝を抜いた著者が、ついにシリーズ最高の人気作に挑む第3弾。豊富な一次資料を駆使し、あくまで同時代の視点で、制作過程を再構築する。かくて「ウルトラセブン」は朝焼けの空へ飛び去った……!
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4.0『帰ってきたウルトラマン』が高視聴率を獲得し、円谷プロの熱望した続編の制作が始まった。『ウルトラマンA』には、市川森一発案による男女合体変身という野心的なアイディアと、〝超獣〟という新たなコンセプト、それに小学館の学習雑誌で展開された〝ウルトラ兄弟〟の設定が正式に取り込まれることとなった。そして1972年4月7日に放送された第1話『輝け!ウルトラ五兄弟』は見事28.8%の高視聴率を獲得した。しかし、自信を付けた制作陣の前に、思わぬ障害が待ち受けていた…。ファン待望のドキュメンタリー第6弾! 過去5冊のシリーズで圧倒的評価を得た著者が、今回も現存する資料を精緻に分析。スタッフの多くが共通する宣弘社作品『シルバー仮面』にもスポットを当て、『ウルトラマンA』企画の成立から内容の変遷までを丹念に描く!
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4.0祝・放送開始50年。スタッフとキャストの奮闘を描く、新事実満載のドキュメンタリー第7弾! 1973年、円谷プロは創立10周年を迎えた。代表・円谷一の急逝という悲劇を乗り越え、熊谷健、田口成光をはじめとするスタッフは新たなヒーローの創造に邁進した。4月6日にスタートした『ウルトラマンタロウ』は、小学館の学年誌と連携したファミリー路線をさらに推し進め、低年齢層を対象とする娯楽路線を徹底した。そしてフレッシュな青春スター・篠田三郎を主役に迎えることで、シリーズの集大成とも言える番組に成長していく。底抜けに明るい名作はいかにして生まれたのか。揺るぎない評価を得た著者による決定的ドキュメンタリー!
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4.0●放送開始50年! 今こそ歴史的事実に迫る。 ●驚きをもたらす決定的ドキュメンタリー。 ●かつてない綿密な考証で定説に挑む!! 「こういうことだったのか…!!」証言と各種資料を丁寧に照合し、ヒーロー誕生の軌跡を再現する。 戦後日本最大のヒーロー「ウルトラマン」は、ちょうど50年前、 1966年7月17日放送の第1話「ウルトラ作戦第一号」でブラウン管にその姿を現した。 銀色に輝く巨大宇宙人という前代未聞のアイディアにたどり着くまで、 金城哲夫をはじめスタッフは文字通り産みの苦しみを味わった。 そして誕生したヒーローの物語は、才能溢れる若者達の情熱によって、驚くべき発展を遂げていく。 各メディアで絶賛された『「ウルトラQ」の誕生』の著者が、 いよいよ本丸「ウルトラマン」誕生の軌跡を追うドキュメンタリー第2弾。 証言と史料をつきあわせ、かつてなく丁寧に、限界まで歴史的事実に迫る。 こうしてウルトラマンは飛び立った。 【伝説から歴史へ。】 ・TBS版「WoO」とは何か? ・第1話誕生までの遠い道のり ・作家・金城哲夫の目覚め ・39話で終了したのはなぜか?
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-その鋭い眼光から銀狼刑事と渾名される捜査一課の警部・本郷が、犯人を執拗に追いかける! 池袋の墓地霊園で発見された焼死体、それは目黒北署・平井巡査部長の無惨な姿だった。彼は三年前、不動産会社社長の拉致事件で犯人の一人を逮捕した刑事だった。一方、その社長が再び何者かに一億円を要求されるという脅迫事件が発生。捜査にあたる警視庁捜査一課の警部・本郷義久は相次いで起きた二つの事件に注目。過去の事件との関連と背後に潜む謀略に迫るが…。 ●龍一京(りゅう・いっきょう) 1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。
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-「歌って踊れるミュージカルスターをめざす」。幼少のころからそう固く決めていた有紀子。 芸能界のトップに上り詰めていく過程で、彼女の肉体を多くの男が通り過ぎていく。 初体験は、地元にできた音楽専門学院に通っていた中学二年生の時。同じ学院に通う、大学生だった。 その後、所属したプロダクション社長、歌手仲間、カメラマン、映画監督などと深い関係を結ぶことで、のしあがっていく。 いつしか有紀子は、自分の体が売り物になり、芸能人として武器になることを自覚する。 魅惑の肉体を使い、男を篭絡し夢中にさせ、ステップアップの道具にしていった。 そしてスターとなった後は、最後の男と決めた年下のダンサーと激しい情事にふけり、そして結婚する……。 スキャンダルにまみれたスターの、愛と性の激しい生き方をエロチックに生き生きと描ききった力作!
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3.7ただ、江戸を守りたい。非力であろうと、臆病であろうと——。 二百六十年以上にわたる長き泰平の世で、江戸が初めて戦場になった日。 彰義隊は強大なる新政府軍に挑み、儚く散った。 名もなき彼らの葛藤と非業の運命を描く、号泣必至の傑作! 慶応四年。鳥羽伏見の戦いで幕府軍を破った新政府軍が江戸に迫る。多くの町人も交えて結成された彰義隊は上野寛永寺に立て篭もるが、わずか半日で最新兵器を駆使する官軍に敗北——。なぜ、名もなき彼らは、無謀な戦いの場に身を投じたのか。臆病者の旗本次男・小山勝美ら、若き彰義隊隊士の葛藤と非業の運命を情感豊かな筆致で描き出す、号泣必至の傑作!
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3.6その一言が、謎を呼ぶ――。 自由律俳句の伝道師といわれる俳人・虚池空白と、編集者の古戸馬は、本の企画のため、世の中の落書きや看板などに落ちている言葉を、詠み人知らずの名句〈野良句〉として集めている。 そんな彼らが手にした〈野良句〉の裏には、喜怒哀楽に満ちた、それぞれの秘密が隠されていた――。 行きつけのバーの紙ナプキンに書かれた「柱に当たって月消し帰る」、急逝した作家が一筆箋に残した「金拾お我より見つけろ白は黒」、夜の動物園のキリンの写真と共にSNSに投稿された「おりのなかキリンしかしらないこわい」、消息を絶った自由律俳句の天才が箸袋に残した「あかい雨降らばいつかの帰路」など、言葉の裏に潜む人間の愛憎や秘密、時にはある犯罪を二人が解き明かしていく。 極上の俳句ミステリー誕生! 【著者略歴】 森 晶麿(もり・あきまろ) 1979年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。2011年、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞受賞。〈黒猫シリーズ〉のほか『探偵は絵にならない』『切断島の殺戮理論』『名探偵の顔が良い 天草茅夢のジャンクな事件簿』『あの日、タワマンで君と』など著書多数。
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