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気づいたら、泣いていた。『全てが咲きましたよ! 』(天然ドジな花屋探偵)『……水かかってます』(ネ暗なバイト)花と大切な想い。胸がキュンとするミステリー! 【あらすじ】その花屋は海の見える街角に佇んでいる。店員の瑠璃さんは、人の名前さえ忘れるほどの天然ドジな女性だ。でも、花々の知識と愛情なら誰にも負けない。そんな彼女は花にまつわる事件は見過ごせず、花屋探偵さながらに謎を解き明かしていく。バイトの僕は少しずつ彼女に惹かれていくけれど、瑠璃さんには『人を好きになってはいけない過去』があって……。一輪の花に秘められた想いに、胸がキュンとするお仕事ミステリー!
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Posted by ブクログ
ビブリア古書堂? それとも珈琲店タレーラン? を花屋に舞台をかえた設定の物語です。ライトな推理(とまではいかないかも)ものとして、それなりに楽しめました。
主人公のまわりで起こる事件としてはさほど謎が深いものはなく、この手の作品を読みなれている方なら、ご自身でも事件の真相を紐解きながら読みすすめることができるかもしれません。一方でライトノベルでいいんだけど推理レベルとしては難解なものが読みたい向きにはもの足りなさが残るのではないか、と。
主人公の瑠璃は(それ相応の)推理力の持ち主で花のことになると生き生きとするという設定はビブリア~の栞子に通じるものがあります。が、栞子のそれは自らのなかに”明と暗”を抱えていたのに対して、瑠璃の場合は普段も明るいキャラで描かれているため”明と明”になってしまっており対比の妙がありません。物語の後半で明らかになる暗い過去を抱えている点が”暗”の役割になるのでしょうけれども、これも一応の解決らしき方向が見えた終わり方でしたので、次巻では”暗”の部分もなくなり、ただの花好きの明るい人になってしまうのでは、人物としての魅力はちょっと半減するかも、と気になっています。やはり主人公はちょっとした欠落があるほうが特異な部分が一層映えますし、物語の黄金律としても理に適っています。とはいえ、それなりに楽しめましたので次巻も読んでみようと思います。
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