海と毒薬(新潮文庫)

海と毒薬(新潮文庫)

407円 (税込)

2pt

戦争末期の恐るべき出来事――九州の大学付属病院における米軍捕虜の生体解剖事件を小説化し、著者の念頭から絶えて離れることのない問い「日本人とはいかなる人間か」を追究する。解剖に参加した者は単なる異常者だったのか? いかなる精神的倫理的な真空がこのような残虐行為に駆りたてたのか? 神なき日本人の“罪の意識”の不在の無気味さを描く新潮社文学賞受賞の問題作。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

海と毒薬(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦中実際に起きた事件をベースに書かれたもの。
    当時の空気感、病院という閉鎖空間の空気感の中で、運命に流されるがままに実験に参加することになった主人公たちの罪の意識・倫理観を通して、日本人の罪や罰の捉え方とはいかなるものかを作者は問いかけてきてるのではないかと考えさせられる一冊。
    登場人物のバックボー

    0
    2026年05月03日

    Posted by ブクログ

    人体実験ってショッキングな事件やけど、それを行ってた人達の心理が、僕とそう変わらんのが辛かった。最近小説書いてみたいなって思ってちょっと書き出してたから、文体にも目が行った。目的語がないとか、文法が緩い感じなのに頭にスルッと入ってくるのが面白かった。この独特の文章が、心情パートと描写パートを溶かして

    0
    2026年03月17日

    Posted by ブクログ

    いい本だった。


    持病持ちのサラリーマンが引っ越してきた町で、
    主治医と出会うとこから始まる。
    医師には人に知られたくない過去があった。
    場面は医師の若かりし頃に変わる。


    読みやすくて、情景もよく浮かんだ。
    いろんな人の気持ちになれた。
    豊かな時間、過ごせた。
    今まで読んでなかったの申し訳なく

    0
    2026年02月22日

    Posted by ブクログ

    難しそうで敬遠してたけど読みやすかった!勝呂は立ち止まって考えれば実験参加を断れた筈なのに、戦争と患者の死によって無力感が募り、自暴自棄になり、思考停止してしまったから断れなかった。考えることをやめないようにしようと思った。おかしい、という違和感を無視しないようにしよう。 戸田の、大人へ媚を売るとこ

    0
    2026年02月11日

    Posted by ブクログ

    とても強烈な事件。

    だけど、人物それぞれの内情をのぞくと自分との親近感を覚える。

    「日本人とは如何なる人間か」という問いに対する要素を沸々と感じる。

    0
    2026年01月11日

    Posted by ブクログ

    毎年8月になると終戦○年という特集が組まれる。今回はその流れでこちらの本を手に取った。

    太平洋戦争中に実際にあった米軍捕虜解剖事件をもとに執筆された本作は、戦争という非常事態が人間の倫理観に与える影響を教えてくれる。

    医療の発展という一見正しそうな理由をつけて米軍捕虜の解剖を正当化する登場人物た

    0
    2026年04月23日

    Posted by ブクログ

    モデルとなった事件は数年前にWikipediaで読んでおり、その際は流し読みする感覚で「こんな事があったんだ〜」くらいの軽い気持ちでした。
    本書を読み終わり、改めて事件の概要を読んでやるせない気持ちで胸がぐっと締め付けられました。
    クリスチャンである遠藤周作さんが書かれたためか、登場人物のヒルダの言

    0
    2026年04月13日

    Posted by ブクログ

    今年から感想残そうと思う!

    年明け早々、読むものではなかった...
    プロローグがあったのは、戦争では人を殺すことだということが強調したかったのかしら。
    全員の解剖に至るまでの背景に迫っていて、誰にも共感は出来なかったけど、日本人特有の「みんなしているから」、「今更断れないから」などの同調圧力がずっ

    0
    2026年01月02日

    Posted by ブクログ

    遠藤周作 2冊目。
    信仰をもつもの、もたざるもの。
    戦争が次々に人間の命を奪い、倫理観は麻痺していく。
    医学の発展を免罪符にした人ならぬ行為。
    「やがて罰せられる日が来ても、彼等の恐怖は世間や社会の罰にたいしてだけだ。自分の良心にたいしてではないのだ」
    思想・信条をもつことで良心の呵責から逃れる、と

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    神が運命をさだめるのではなく、運命から自由にしてくれるのが神だという考え、神は無力であれ、可能性さえ示してくれればそれで良いのだと感じた。

    人間は善悪の外には立てない。
    人によって罰と感じるものは違う。
    ならば正義もみな形が違うのも当然で、
    その混沌のなか、正しい倫理観を求められる。
    私達はかなり

    0
    2025年10月27日

海と毒薬(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

海と毒薬(新潮文庫) のシリーズ、関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

遠藤周作 のこれもおすすめ

海と毒薬(新潮文庫) に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す