ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
笑っている者には毒があった、至る所に罠があった。――江戸初期、持ち前の才覚と力量とで出世の野望を遂げようとした山田長政は、陰険な術策と謀略の渦巻くシャム(タイ)のアユタヤ王宮の傭兵隊長となった。一方、切支丹の冒険家ペドロ岐部は魂の救いを求め、アユタヤに着いた。「地上の王国」を築こうとする者と、「天上の王国」をめざす者とを通して日本人とは何かを探る長編小説。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
【本書の特徴】 ・1600年辺りの日本と世界の描写 ・戦と冒険活劇 ・政治と権謀術数 ・少しだけ、位の低い者と高い者の恋愛描写 ・ノンフィクションである、ということ ・現世に生きる人間と宗教のために死ぬ人間 ・下手にハッピーエンドにしない ・集落や組織にとって少数派の生き方/処世術 遠藤周作氏の...続きを読む作品を初めて読んだが、こんなに読みやすいとは、意外であった。
山田長政については、アユタヤの日本人町で活躍した人、程度の理解。ペドロ岐部は初めて知った。 長政の最期を知っているとハッピーエンドにはなり得ないのだが、そこへ向けての長政の戦いがなんともいえない。史実だと子供がいたようだが、ここでは常に孤独で1人決断を求められているようなのがなんとも。そこでも宗教に...続きを読む流れなかったのが強さか。 よく分かっていない部分が多いらしいが(Wikipediaも項目によって濃度がバラバラ)、ペドロ岐部についても含め、色々と知れて収穫大。
遠藤周作さん、久々に読みました。 10代の愛読書には、遠藤周作さんの本が沢山あります。 今回、タイ旅行の事前勉強に、と思って読んだのですが、タイのお話というより、よくできた物語に、久々降りる駅を乗り過ごしそうになる経験をしました。
めちゃおもしろかった。地上の王国と天上の王国、2人の対比が実にオモシロい。沈黙やディープリバーももちろんオモシロかったんだけど、あちらは宗教色、神とは、みたいなのが強いのにたいし、王国への道ではあくまでメインでないあたりが読みやすい。 過去、世界的にみても優れた兵士だった日本の侍。外国で戦った山田長...続きを読む政はすごかった。
山田長政ってこんな人だったのか! ちょっとサスペンスチックというか、 読んでて手に汗握る部分あり、 人生のはかなさみたいなものを感じさせる場面あり。 なかなか面白かったです。
戦国の世に、日本を飛び出してシャムの国(タイ)に渡り、活躍した山田長政の物語。 駿河の出身とは知っていたがどのような生涯だったのかは不明の人物。 彼の生涯と同時期を生きたキリシタンペドロ岐部と交差する人生がテンポ良く描かれてます。 個人的には、長政の生涯をもっと深堀したものが読みたい。
山田長政とヨゼフ岐部の物語。 タイのアユタヤ朝に渦巻く凄まじい陰謀の中で出世を目指す山田長政の生き様と、信仰に生きるヨゼフ岐部の生き様の対比を描く。
タイ旅行のお供に持っていった一冊。山田長政については名前くらいしか知らなかったが、今から400年も前にタイ(シャム)のアユタヤ王宮で権謀術数をめぐらせていた人物だったことに驚いた(むろん虚構は入っているだろうが)。わずかばかりのチャンスをつかみ取りながらのし上がっていく彼の生に、ただ日本にキリスト教...続きを読むを布教するという信念のみを持ってローマまで辿り着くペドロ岐部の生が、相対する方向から交差する。「ただこの2人はたがいに気がつかなかったが一点においてよく似ていた。それは狭い日本にあくせくと生きず、おのれの生き方のために海をこえて新しい世界に突入したことだった」(p.285)。「おのれの生き方のために」生きる力が湧いてくる一冊。
江戸時代にこんな人がいたとは知らなかった。単身、タイ・アユタヤに乗り込み、藩主まで登り詰めるなんて、本当にガッツがある。ペドロ岐部が、地上の王国を目指す山田長政と対照的に描かれてるけど、信念を持って生き抜くところが、やっぱり、ガッツがあって、2人は似ているなぁと思った。これはあくまで小説、実際はどう...続きを読むだったのか、かなり興味をそそられる。
江戸初期に、日本人町があったタイ・アユタヤで傭兵隊長に出世した山田長政と、切支丹弾圧から逃れ不屈の精神でローマで神学をおさめたペドロ岐部。日本を飛び出し未知の国に新天地を求めた二人の日本人の生き方。 あくまで小説ではあるが、アユタヤが栄えていた頃の様子がよくわかる。アユタヤ王朝のドロドロした権力闘争...続きを読むの中を巧みに生き抜く長政。手に汗握る展開で、おもしろくて一気に読めた。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
王国への道―山田長政―
新刊情報をお知らせします。
遠藤周作
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「歴史・時代」無料一覧へ
「歴史・時代」ランキングの一覧へ
王妃マリー・アントワネット(上下)合本版(新潮文庫)
哀歌
愛情セミナー
愛と人生をめぐる断想
試し読み
愛の砂漠
青い小さな葡萄
秋のカテドラル 遠藤周作初期短篇集
明日という日があるじゃないか
「遠藤周作」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲王国への道―山田長政― ページトップヘ