葉山嘉樹の一覧
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作品一覧
2015/04/16更新
ユーザーレビュー
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表題作初見は高校の教科書だった。当時何度も読み返した思い出がある。とても短い作品だからか、読みやすかったということもあっただろう。
手紙の形式で劇的な場面が淡々とつづられ、それを読んだ夫婦の何気もない会話には、日々の生活―圧倒的な運命の重圧が潜んでいる。このコントラストのまぶしさを、未熟ながら感じ...続きを読むPosted by ブクログ -
表題作をはじめ、どの短編もせちがらく、泣いてしまいました。哀しいだけで終わらない、暗い救いを見出させてくれるのがこの本の素晴らしいところです。Posted by ブクログ
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小林多喜二と並ぶプロレタリアート文学の旗手、ということで読んでみた。
小林多喜二よりも、モダンな感じがする。
同じ福岡県出身ということもあって、夢野久作っぽいところもあるが、気のせいかもしれない(夢野は福岡市、葉山は京都郡)。
短篇が8編収められているが、最後の「氷雨」が秀逸。
小林にしても葉山...続きを読むPosted by ブクログ -
近代という時代を築き上げてきた人々の過酷な労働条件、生活を見ることができる。
女工の恋人に対する思いが手紙に溢れていて、切なくなる。また、それを読んだ与三の気持ちも想像してみると、やるせない気持ちになってくる。短いが、プロレタリア文学を代表する素晴らしい作品だ。Posted by ブクログ -
表題作は道徳の教科書で読んだけどすごかった…。
重く、苦しく、極限。衝撃のプロレタリア文学です。
ホラーな「死屍を食う男」はまた別の魅力です。Posted by ブクログ